Vergil in Over lord   作:Crimson Wizard

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唐突なシリアス!
……関係ないんですけど失恋してからカラオケでHYとか失恋ソングを原キーで歌いまくってたら、
ずっと出来なかったベルティング発声という高等テクニックを一時的とはいえ習得できてしまいました。
というか、バージル(オリ主)のヒロインもアンケート取りたい!
でもまだ無理だぁ!


第30話

 

「フン、残滓程度の意識とはいえ力を求めるとは俺らしい。」

 

男は先程までのただ近寄り難いような雰囲気ではなく、明確に自分と他を区別している。

不用意に近づけば即座に斬り刻まれそうだ……

 

「だが、本体の存在は感じとれる。この世界では無いようだが……

別世界とはいえ、自身の身体を程度の知れん奴にいい様に使われるのも不愉快だ…。」

 

どの道、男に時間は残されていなかった。

この意識は何かの間違いで起きた別世界の自分の残滓であり、

時が経てば意識は自然と先程の所有者に移り変わるだろう。

 

「…よって、試練を与えてやる、

勝てば力を取り戻せる。勝てなければ……死ぬだけだ。」

 

男は残滓である筈の自身の存在、その力の全てを敵である筈の魔樹へと注ぎ込んだ。

当然、既にイレギュラーによりレベル90を超えていたザイトルクワエにそのようなことをすれば、

結果は目に見えている。

 

ザイトルクワエは歪められた世界の法則すら突き破って100レベルを超えた。

もはや、ワールドエネミークラスだ。

 

……残滓とはいえ、自身の力。それも魔の部分の話になるが、

それは異世界では最強クラスの悪魔である魔帝ムンドゥスや、大悪魔のアビゲイル。

そして覇王アルゴサクスといった者達をも凌ぐ力を持った魔王ユリゼンの力でもある。

 

本来ユリゼンは敗れ、その力は異世界の本体へと還元された筈だった。

……いや、還元はされている。

 

だが何故か力の戻った己と同じ存在が別世界に存在している。

中身は、別世界である以上仮に思考が似通っていようと俺ではない。

 

……俺は人を助けたりはしない。

弱者は、自分の足で歩けるようになればいいだけだ。

力が無くば、ただ蹂躙されるのみ。

 

ダンテとの因縁は消えたが、その考えを改めるつもりはない。

そもそも、アイツ(ダンテ)に力が無ければ和解すらも有り得なかった。

 

フン、異世界の自分か。その力と覚悟を見せてみろ……!

 

そこで男の意識は掻き消えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まるでフラッシュバックの様に、男の脳裏に数々の記憶が飛び交う。

 

家族4人がテーブルについて幸せそうに食事をしている。

実に微笑ましい光景だ。

 

(あれ、俺は……兄弟なんていたっけ?何で座ってるんだ。

横で笑ってるのは……)

 

何だ……この記憶は。

 

(剣の稽古か?俺と喧嘩してる相手は誰だろうか……)

 

誰だ、この人達は……。俺の、家族?

 

(何だ、急に化け物が、襲ってきた…!)

 

俺は…………、

 

(あぁ、母さんが!……母さん?)

 

俺は……………………。

 

(なんでさっきまで仲良くテーブルに着いていた相手と殺しあっているんだ…?)

 

 

…ッ!そうだ!俺は確か!モモンガさんが攻撃を喰らったのを見て、

 

……それで、どうしたんだ?

若干、記憶が混濁している。それにここは……

 

これは……俺?いや、違う。バージル()の記憶だ。

 

 

 

その後も俺は、感覚的には観ている男が生きた年数そのものかと感じるくらいには、

悪魔として生きた一人の男の人生を追体験し続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい、ダンテ?」

 

あれ?どこ行った…………ッ、じゃない。

待て、違う。あれは(バージル)であっても俺じゃない筈だ。

 

そもそも、俺はいつからバージルだったっけ……

訳が分からなくなって来た。

 

あれが幻覚な訳はない。

長くダンテとすれ違い、奴と戦い、時には非情に徹して生きてきた記憶もある。

 

……でも、それは俺じゃない。バージルなんだ。

俺はそれをリアルタイムのように追体験したに過ぎない……。

 

現実を見なくちゃ……モモンガさんが心配してる筈だ。

……俺は俺。バージルはバージル。

 

我ながらめちゃくちゃだ。

 

俺はバージルだが、彼とは別の人格。

そう考えるのが一番合理的だ。

 

少し、長く追体験し過ぎたせいで感性がバージル寄りな自覚はある。

……だが、短くともモモンガさんと共に生きた日々は忘れてない。

 

俺はエヴァとスパーダの息子で、ダンテの兄弟のバージルじゃない。

もちろん対外的にはそう説明するしかない。

 

……本当の自分は、もう覚えてすらいないからな。

俺は言うなれば赤ん坊だ。

 

俺は本来、カルネ村付近の草原で生まれたんだ。

そして、そこから全てが始まったんだ。

 

モモンガさんと出会ったのはエヴァとスパーダの息子ではなく、ダンテの兄弟でもない、カルネ村で生まれたバージル()

向こうで生きたのはエヴァとスパーダの息子でダンテを兄弟に持ち、

幼少期の出来事から力への執着を捨てられず、悪魔として生きる道を選んだバージル。

 

どちらも別人だ。

 

 

時間を掛けながらも、かつての自分を取り戻し、

自我を強く認識した瞬間、俺は意識を失うきっかけとなった場所に立っていた。

 

 

……なんだか酷く懐かしく感じるな。

多分実際の時間はそんなに経っていないと思うけどな!

 

それに、よく考えたらモモンガさんも回復使えるし、

そもそもレベル100なんだからあれくらいで死ぬ事は有り得ない。

 

最悪、アンデッドの状態になれば状態異常は無効だ。

気が動転しすぎて、周りが見えていなかった。

 

「……フム。」

 

あと、何故かめちゃくちゃ力が減っているように感じるんですが……

ナンデ?

 

それと、何故か攻撃してこないけど、ザイトルクワエめちゃくちゃ強くなってないか?

念の為にもう一度観察してみる。

 

……見間違いじゃないっぽいな。

 

 

いや、この身体(弱体化済)でどうしろと?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「クソっ!」

 

モモンガは苛立っていた。

 

「申し訳ありませんッ!モモンガ様!」

 

「…いや、すまないな。お前に言っている訳では無い。

お前が反応出来なかったのはレベル差的に仕方がないのだ……」

 

ルプスレギナが地に頭を擦り付けて謝る中、モモンガは迂闊な行動をした自分への怒りを抱いていた。

……正直、アンデッドになって抑制されたい気分だが、副作用があるらしいしな。

 

「にしても、初めて喰らった状態異常だったな。ペストーニャでも解呪出来ないとは……」

 

「申し訳御座いません、モモンガ様!」

 

またしても、いや今度は犬は犬でも別人(犬?)だが、土下座しそうな勢いで頭を下げられて困惑するモモンガ。

 

「いや、私は驚いているだけなのだ、お前はレベルの割に高レベルの解呪を使えるだろう?」

 

「はい。その様に創造して頂きました。あ、ワン。」

 

ペストーニャは、そこだけ何故か得意げだ。

創造主が誇らしいのだろう、多分。

 

「というか、バージルさんは大丈夫だろうか?」

 

自身は使い捨てのアイテムを使って解呪出来たが、

あれを喰らうと唐突に意識が朦朧とし出したし、

 

喰らえばバージルさんも危ないかもしれない……

 

「え、あ……。そういえばそうでしたね!」

 

ルプスレギナェ……

 

「一応、急に強くなったとはいえレベル90くらいだったからバージルさんが遅れをとることはない筈だが……」

 

「部外者でありながら、モモンガ様の身の安全を優先されるとは、

その心意気、素晴らしいです。あ、ワン。」

 

いや、そうじゃなくて……

見当違いな事を言い出すペストーニャに内心突っ込みを入れるモモンガだが、

 

「……そうだな、少し待て。」

 

そういって遠隔視の鏡を取り出すモモンガ。

無いとは思うが、バージルさんに何かあった時の為に魔力は温存しておきたいからな。

 

「それは……魔法の鏡でございますか?」

 

「そうだな、ユグドラシルでは容易に対策された為、さほど有用なアイテムでは無かったが……」

 

喋りながら魔法の鏡を上手く操作し、バージルとザイトルクワエの辺りを写すモモンガだが……

 

「おい……待て!どういう事だ!?」

 

いきなり大声を張り上げたモモンガに驚くとペストーニャとルプスレギナ。

 

「っ如何なされましたか?」

 

「どうしましたッ!?」

 

驚き過ぎてルプスレギナに至ってはメイド時以外の口調が出ている。

 

「……すまないが、お前たちに説明するのは後になる。緊急事態だ……!」

 

モモンガは即座に遠隔視の鏡を仕舞い、リング・オブ・アインズ・ウール・ゴウンを使用して、

ニグレドのいる第五階層・氷結牢獄内へと転移した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「すまない、急用だ!ニグレドよ。口上は不要だ!

今すぐトブの大森林付近のバージル、特徴は青黒い服を着た銀髪の剣士だ、それと暴れ回る魔樹が居るはずだ。

特にバージルの状態を教えて欲しい。…………ん?何故ここにアルベドが、……まぁいい。」

 

コキュートスの居るエリアを素通りしてきてしまったが、緊急事態だ。

落ち込むかもしれないから後でフォローしなきゃだな……

 

「ええ、勿論構いません。既に妹の、

守護者統括アルベドが、如何なる理由かは存じ上げませんがその映像を眺めております。」

 

「モモンガ様、挨拶すら出来ない無礼をお許しください。

お急ぎの用件ですし、事情の説明は後ほどで宜しいですか?」

 

たった今、アルベドから挨拶はあった。

だが、何故か知らないがいつもより自分(モモンガ)への対応が温い気がする。

 

……何故だ?いつもなら飛び付いてくる勢いなのに。

 

するとアルベドが喋り出した。

 

「モモンガ様の仰りたい事は存じ上げております。

バージル様の状態ですね?」

 

っ、そうだ。

何故アルベドがここにいて、その事実を知っているのか。

 

……気にはなるがそんなのは後でいい。

 

「……その通りだ、よく分かったな。」

 

「ええ、お慕いしている殿方の心くらい読んでみせますわ!

……それより、一つ確認を宜しいでしょうか?」

 

何それ怖い。

それと、こっちは急いでるんだが…!

 

心を読めるなら分かるだろう。

なんて理不尽な考えが頭に浮かぶ。

 

「すまないが、かなり急いでいる、質問は一つまでだ。」

 

「寛大な御心に感謝致します、モモンガ様。何処かお身体に問題は御座いませんか?

モモンガ様に何かあれば私共は…!」

 

……そうか。自分のことばかりで、周りが見えていなかった。

俺がバージルさんを心配しているように、NPC達も俺を心配してるんだった。

 

「……すまない、アルベドよ。急いでいて気が回らなかった。

身体は見ての通り問題ない。それで、彼の状態はどうだ?」

 

モモンガがそういうとニグレドが情報系魔法を使用し、

その場の全員に見えるように映像が映し出される。

 

「……コイツらは、」

 

どこか、見覚えのある仮面を被った少女と、長髪で顔の整った青年。

彼らを説得しているバージルさんが写っている。

 

男の方は覚えているが、あの少女はなんだったか……

 

「モモンガ様、この男はスレイン法国の特殊部隊の」

 

「ああ、そっちは理解している。だが、この少女に見覚えがあってな……」

 

ニグレドが口を開く。

 

「それは恐らく、彼女が例の魔樹との戦闘中にバージル様へと詰め寄っていたからです。

彼がモモンガ様に魔樹を押し付けているように見えて、その抗議に来たようですし、

戦闘中に目に入っていてもおかしくは無いかと。」

 

あ、俺の迂闊な行動のせいでバージルさんが鬼畜野郎だと思われてたのか……

後で謝っとこう。

 

 

「にしても、この者たちも言うことを聞きませんね、

大人しく言うことを聞かないならさっさと殺してしまえばいいものを……」

 

……アルベドが怖い。

 

「あ、ようやく指示に従って逃げたようですね。」

 

「…恐らく脅しでもしたのでしょう。全く、あの男は甘い…!」

 

だから怖いって!

 

「……おい、なんか、バージルさんの様子がおかしくないか?」

 

「そうでしょうか?私には分かりかねますが……」

 

なんだ、いや、脱力した後、明らかに身体の動きや雰囲気なんかが変わった。

ああいった何気ない癖や仕草は、急に変わる事はない…!

 

本当に……、ああっ!考え得る限り最悪の展開だ……!

 

つまり、

 

「クソっ!バージルさんの身体が何者かに乗っ取られた!」

 

「え?……ワールドアイテムでも使われたのでしょうか?」

 

ニグレドはそう言う。

……その可能性はある。

 

だが、視認すら出来ない距離から相手を洗脳するワールドアイテムは記憶していない。

 

「私にも分からん、この世界特有のアイテムかも知れん。

ワールドアイテムの可能性も視野に入れておこう。」

 

俺の新たな仲間を奪っていった奴は何処のどいつだ…!

嬲り殺しにした後、豚の餌にでもしてやろうか。

 

……それすら生温い。

 

「腸が煮えくり返りそうだ…!」

 

カルマ値がプラスの状態でこれだ。

アンデッドだったら恐らく、精神の抑制を重ねすぎて発狂したかも知れない。

 

「ニグレドは引き続き監視を続けてくれ。……アルベドは私に着いてきてくれ。

来たくないのなら、別に構わないが。」

 

我ながら酷いやつだと思う。

……アルベドが着いてこない訳ないのに。

 

「全く、酷い御方ですこと。愛する殿方を死ぬかもしれない場所に放り出す女がいますか……?」

 

全く、その通りだ。

 

「すまないな、アルベドよ。私は、そう。……非常に我儘なんだ。」

 

怒りも度を過ぎると冷静になるとはよく言ったものだ。

確かに、一周回って周りが良く見える。

 

「……私たちは囮だ。私が転移門(ゲート)を開く。アルベドは入る前から防御系のスキルを重ねがけしておけ。

私のレベルアップの為に貯めていた経験値だが、支配を解除する為だ、仕方が無い。

それでも、ダメだった場合。考えたくはないが、その時は……私が、私が彼を殺す。」

 

モモンガは、震えていた。

 

 

 

アルベドも、そしてニグレドも、かつてのモモンガの話を聞いたから知っている。

 

仲間を失うのが、怖かった。悲しかった。寂しかった。

……それが何より辛かった。

 

モモンガ様に、そのような汚れ役をさせたくはない。

……だがいくら自分が進言した所で、モモンガ様を納得させることは出来ないだろう。

 

私が一番、よく分かっている。

モモンガ様をずっと見てきた私だから。

 

だからこそ、悔しくて仕方がない…!

もし、その目を向けられるのが私だったら……

 

もし、私がその心に空いた穴を埋めてあげられたら……

何度考えたことだろうか。何度無力を味わっただろうか。

 

あの男、余裕な顔をして出て行っておいてモモンガ様に迷惑を掛けるなんて…!

……帰ってきたら数発は殴るわ。

 

「お覚悟は伝わりました。スキルも準備し、真なる無(ギンヌンガガプ)も装備しています。

……では行きましょう。」

 

 

 

 

 

 

 

普通のNPCなら、全力で俺を止めるだろう。

ここで止めないということは。

 

アルベドは、本当の意味で自分を理解してくれているんだ。

本当に、貴方の娘は誇らしいよ。タブラさん…!

 

 

「そうだな、お前には後に褒美を取らせよう。さて、転移門(ゲート)

 

……何?

 

「……ニグレドよ、どうなっている?」

 

転移門(ゲート)が繋がらないだと!?

 

この魔法は失敗率0%なんだぞ!……本当に次から次へとイレギュラーが…!

 

「申し訳ありません、私には分かりかねますが、魔樹とバージル様の周辺に

霧の壁ような物が出来ており中を覗く事だけなら可能なのですが、私の魔法でも干渉は出来ませんでした……。」

 

ああッ!……なんで!!

やっとクソッタレな現代(リアル)から抜け出せたと思ったのに…!

 

かつての仲間たちに向ける執着からも抜け出せて、

新たな仲間が出来たと思ったらこれだ…。

 

俺は、前世で何か神に嫌われる事でもやったのだろうか……

 

 

「モ、モモンガ様っ……」

 

「すまないな……、やはりお前たちの望む理想の支配者など、存在しないのだ。」

 

自分なりに、やれることは精一杯やってきたつもりだ。

俺が、なんでこんな仕打ちを受けなきゃならない……

 

「お前たちの、ナザリック地下大墳墓の支配者は、

……このような情けない顔はしないだろう…?」

 

まさか涙まで出てくるとは……

我ながら情けない。

 

「私が……このように泣いたり、笑ったりできるのは、全てバージルさんのお陰なんだ。

彼が居なかったら……まぁ、ここまで精神的に脆くは無かったかもしれないがな。」

 

笑おうと思ったが、ダメだった。

 

……所詮、何を言おうと慰めにもならない。

本当に、こうも大きく感情を揺さぶられるのは何時ぶりだろうか。

 

……母親が死んだ時以来か。

あの後は、泣く余裕すらなかった。

 

全て、バージルさんが取り戻してくれた。

 

NPCとの信頼関係も、俺だけだったらいつまで経っても

理想の支配者の仮面を被って、彼らに失望されないように怯えることしか出来なかったはずだ。

 

「……とりあえず、まだだ、まだ可能性はある。バージルさんは強い人だ。

精神支配を自力で跳ね除ける可能性も残っている。」

 

「……」

 

ニグレドは痛ましそうな顔をするだけで、口を挟もうとしない。

 

「モモンガ様……失礼ながら、そのような事は不可能かと。」

 

空気を読んで何も言わなかったニグレドが、

口を挟んだ(アルベド)を睨んでいる。

 

「…私だって、本当は分かっているさ。

可能性は、限りなくゼロに近い。大丈夫、大丈夫だ……。」

 

モモンガには、もはや虚勢を張る程の力すらも残っていなかった。

バージルに、依存しすぎていたのだ。

 

仲間たちへの執着から分かるが、彼は対等な友人、仲間、家族。

そういったものに飢えていたのだ。

 

そこへ現れ、自分を助けてくれる、理想の存在。

今やそれは、初期の頃から抱いていた、たっち・みーへの憧憬より大きくなってしまっていた。

 

「バージルさん……」

 

思わず名を呟いたモモンガ

 

「ッ!モモンガ様!バージル様の身体を乗っ取った者に動きが有りました!」

 

「何だと!?」

 

すぐに魔法で映し出された映像へと目を向けるモモンガ。

 

「何をッ!?……している?」

 

「あれは……レベル?いや、力?」

 

彼は自身の胸にバージルの愛刀、閻魔刃を突き刺すと自身の胸に手を突っ込んで何かを取り出した。

 

「……何をしてるんだ、奴は…!

ッ!おい、ニグレドよ!魔樹とバージルさんのレベルを確認するのだ!」

 

短く返事をすると即座に魔法で相手のステータスを映し出すニグレド。

 

「モ、モンガ様……バージル様の、以前のレベルは?」

 

「……確か計測不可能だった筈だ。シャルティアとの試合を観ても分かる通り、

間違いなく100以上はあるだろうな。ど、どうした、何があったのだ……?」

 

ニグレドは震えながら魔樹とバージルのステータスをモモンガへと見せる。

 

「な…!?」

 

そこには信じられない事に、レベル100以上はあったであろうバージルのレベルは80にまで下がっており

反対に魔樹、つまりザイトルクワエのレベルが実質100以上の、計測不可能となっていた。

 




7000文字……だと!?

バージルのヒロインは誰?(ナザリック勢は無理がある)

  • ラキュース
  • イビルアイ
  • ティア、ティナ
  • レイナース
  • アルシェ
  • 番外ちゃん(作者の推し)
  • クレマンティーヌ
  • カルカ
  • レメディオス
  • ケラルト
  • ネイア
  • んなもんは要らねぇ!
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