Vergil in Over lord   作:Crimson Wizard

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すみません。リアルで色々ありまして書く時間どころか娯楽に使う時間もなくて、
これからも頻度は落ちるかもしれませんが頑張って投稿しますのでよろしくお願いします。
理由は活動報告に乗せておきます。


第38話

 

あの後、俺はすぐにナザリックに戻ったがそこにモモンガさんはいなかった。

 

「……」

 

そうだった!あの人原作では英雄モモンとして王都に……

あれ?そしたら冒険者仲間である俺たちを呼ぶはずでは?

 

んー、分からん!

こういう時は伝言(メッセージ)の魔法が羨ましくなるな。

 

(バージルさん!聞こえますか?)

 

お、モモンガさんか。これはどういう事なのか説明してくれるのよな?

 

(返事は大丈夫ですからとりあえず聞いてください。

すみません、ちょっとデミウルゴスが暴走して王都から物資を強奪する作戦とか立ててたみたいで、

よく分からないまま頷いてたら私たちを英雄に仕立て上げるとか何とかで訳が分からなくて……)

 

……アンタがよく分からないまんま頷くからだよ。

 

(それで……何とか一般人には可能な限り被害を出さない事と、国が回らなくなるレベルの強奪はやめるように約束させたんですけど

その作戦にはバージルさんも必要だと言う事らしいので一応伝言(メッセージ)で連絡しました。

これから迎えに行きますからそこで詳細を話しましょう。)

 

勝手に決めんなよ……俺もそろそろ休みたいんだって。

 

てか可能な限り被害を出さないとかいう事は絶対少数は出るって事じゃん。

まあでもどの道、この状況で蒼の薔薇の作戦を続行する事は出来ないだろうな……

 

 

 

 

 

 

 

暫く待っていると転移門(ゲート)の魔法で俺の居る部屋までモモンガさんとまだ若干落ち込んでいるルプスレギナがやって来た。

 

「ふぅ、突然すいません。それで詳細なんですけど……」

 

そこから詳しく話を聞くと、大まかな作戦は原作通りでそこに俺とルプスレギナが加わる感じらしい。

そして一般人に被害を与えるのは最小限にしたらしく、殺したり大怪我を負わせる事はしないみたいだ。

 

演出の為に建物を吹き飛ばしたりする予定なので誤って誰かが怪我をしたらそこはルプスレギナの役目という事らしい。

名声も広がり一石二鳥とのことらしいが、

 

……全く酷いマッチポンプだ。

 

それに普通の人間は瓦礫が飛んできたら下手すると死ぬから。

即死だと回復出来ないだろ。

 

「ああ、それは大丈夫です。一般人は演出を入れる前に悪魔に囚われたという事にして……」

 

軽く話しているモモンガさんを見て思う。

被害が出ないかもしれないではない、当事者たちに言わせてみれば家や生活に必要な物も失うのだ。

この人は今話している事の為に、ナザリックの利益の為に他人を殺す覚悟があるのか。

 

それとも単純にゲーム感覚が抜けきらないだけか。

後者の場合は、俺がお灸を据える必要がある。

 

別に変な正義を気取っている訳ではなく、結局のところ俺からすれば王国民など所詮他人事だ。

だが俺の前世とでも言うべきか。

 

詳細な情報は覚えていないが、ニュースか何かで人が死んだというのを見れば、

他人事ながら心を痛めるくらいの人間だったと思う。

 

要は俺のエゴだ。

 

俺もモモンガさんやルプスレギナなどと出会い、単に娯楽小説の登場人物ではなく彼らの友人として、

知らない誰かとモモンガさん達を取れと言われれば俺は知らない誰かに死んでもらってでも彼らを取るだろう。

 

そして敵対した人間を殺す事もあるかも知れない。

 

だが、この作戦はモモンガさんが作戦を立案したデミウルゴスに詳細を詳しく聞かないまま頷いたから起きるわけだ。

そこに確たる理由もなく他人を害して回るのは、果たしてゲームと何が違うのだろうか。

 

ここは現実だ。

 

モモンガさんがNPC達を憎からず思っているのは知っているが、

その我儘を叶える為だけに罪の無い人間を害するのなら話は別だ。

 

「……モモンガ。ゲームと違うのは理解しているのか?」

 

俺がそういうとモモンガさんは即座に頷いた。

NPC相手によくやる知ったかぶりでは無さそうだが……

 

「ええ、バージルさんの仰りたい事は分かっています。

ですが、私はナザリックの為に全てを敵に回す覚悟がある。」

 

……そこだけは何があっても変わらないのか。

 

それなら、いい。

 

俺が心配していたのは、王国民の命というよりモモンガさんの人間性が失われる事だ。

王国民には同情する。が、単なる同情で口を挟んだ俺が確たる覚悟を持つモモンガさんにこれ以上何かを言うことはない。

 

「……そうか。ならいい。」

 

「ありがとうございます、バージルさん。私の事を心配してくれてたんですよね?」

 

ち、違わい!

 

「フン、遊び感覚でこれ以上面倒事を起こされると厄介だと思っただけだ。」

 

「またまたそんな‪事言って〜」

 

すると話を聞きながらずっと黙っていたルプスレギナが口を開く。

 

「あのー、デミウルゴス様が仰っていた約束の時間はもうすぐでは?」

 

「……あ!そ、そうだったな。では行くとしようか。」

 

でも原作よりポン骨化してるのは否めないな……

 

その後、俺は場所を指定して蒼の薔薇のもとに転移門(ゲート)を開いて貰うと、

全員でその場へと向かった。

 




短くてすいません。

バージルのヒロインは誰?(ナザリック勢は無理がある)

  • ラキュース
  • イビルアイ
  • ティア、ティナ
  • レイナース
  • アルシェ
  • 番外ちゃん(作者の推し)
  • クレマンティーヌ
  • カルカ
  • レメディオス
  • ケラルト
  • ネイア
  • んなもんは要らねぇ!
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