Vergil in Over lord   作:Crimson Wizard

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大変お待たせしておいて内容が雑ですがお許しを!……特にギャグパートが雑です。
あと改行する所変えてみました。
最近暇な時にはチェンソーマンを読んでいて、デビルハンターというワードを聞くとダンテが頭に過ぎります。


第44話

 

さて、相手は十数秒の時間さえ稼げば無生物すら殺す事が可能なスキルを持っている訳だ。

そのスキルは使用者の即死系統の魔法を強化し、相手のパッシブスキルや即死耐性等を無効化する効果を付与する。

 

対抗策としてはその厨二スキル、The goal of all life is death(あらゆる生ある者の目指すところは死である)をそもそも発動させないか、

発動後、この効果が付与された即死魔法が使用されてから発動するまでの間に蘇生魔法や蘇生アイテムを使用する事でこのスキルを無効化する事が出来る。

 

俺は蘇生アイテムや蘇生魔法の類を有していない。

となると必然的に取れる選択肢はひとつ。

 

十数秒もある発動の隙を与えなければいいだけの話だ。

 

「フンっ!」

 

「アハハハッ!」

 

今は軽く様子見に徹しているが、まあレベル差的な理由もあるのかそこそこ余裕を持って相手することが出来ている。

クソォ!本当は蘇生アイテムとか使ってから「効かん…。」みたいな強者ムーブしたかったのになぁ……。

 

そんな事を考えていると先程までは楽しそうだった番外席次はムッとした顔をして問いを投げてきた。

 

「ねぇ……なんでまともに相手をしないの?」

 

あ……かなり余裕あるのバレたな。

 

「……貴様が弱いからだ。」

 

「ッ!私は弱くない!」

 

俺がそういうと番外席次は表情を歪めて声を荒げ、恐らく六大神由来であろう武器を感情のままに振るう。

……何か地雷でも踏んだのか?だが何にせよ、戦闘中に感情を制御出来ないのは甘いな。

 

怒りでパワーが増すのはジャ〇プ系主人公だけだ!

 

「動きが散漫になっているが?」

 

そういうと番外席次は更に歯を食いしばって睨み付けてくる。

 

なるほど……。

長い間軟禁状態だったが故に人との交流が少なく精神が未成熟であり簡単に相手の挑発に乗ってしまう。

 

それに格上との戦闘経験が全くと言っていい程無いからか動きも甘い箇所が多々ある。

これは番外席次を表に出す事を極端に恐れた法国のせいだな。

 

「……いいわ、少し本気を出してあげる。」

 

アレか、またしても厨二心を擽る名前をしているアレなのか。

 

死せる勇者の魂(エインヘルヤル)!」

 

番外席次がそう叫ぶと番外席次と全く同じ武装状態の分身体のようなものが現れた。

 

「ふふ……流石の貴方も私を二人同時に相手するのは厳しいんじゃないかしら?」

 

いや、多分いけると思うけども……

と内心ツッコミながらも俺はドッペルゲンガーを顕現させる。

 

「なっ!?」

 

シャルティアの二番煎じだけど、こっちのが格好良いし……

よし、行くぞオラァ!

 

Clean cut(斬る)!」

 

俺は今まであまり使用してこなかったものの、一応は新武装であるミラージュエッジを使用した攻撃を仕掛ける。

 

「うっ、このっ!」

 

番外席次は攻撃を捌くのに必死であり、死せる勇者の魂(エインヘルヤル)の分身体は俺のドッペルゲンガーで相手をしている。

そして攻め続けている俺は相手に余裕が無いのをいいことに番外席次を練習台に見立てて技の練習をしている。

 

我ながら控えめに言ってもクズである。

 

「…!」

 

そして時折、俺の不意をついて見た事のない攻撃が飛んでくる事がある。

恐らく番外席次のタレントかスキルの何れかによる攻撃だが、残念だが俺の動体視力の前では簡単に避け切れてしまう程度のものでしかない。

 

It's over(終わりだ)!」

 

そして今、ドッペルゲンガーにより死せる勇者の魂(エインヘルヤル)は消滅した。俺は番外席次が体勢を崩した一瞬の隙を付いて彼女を閻魔刃の鞘で昏倒させる。

 

特に理由もなく始まった戦闘は、終始番外席次を圧倒した俺の完全勝利で終了した。

 

 

 

「……殺したのか?」

 

怯えたような表情のイビルアイがそう聞いてくる。

 

……確かにかなりの勢いで殴ったけども、殺しちゃいないぞ。

 

わざわざ鞘に持ち替えて殺す意味無いだろ?

何より怯えたようなその表情かなり傷付くのでやめてもらっていいですか?

 

「この女は俺にこそ勝てなかったが、何かまだ奥の手を隠し持っているようだしな……生かしてある。」

 

「……こういうのがお前の趣味なのか?」

 

ん?何が?

 

「……どういう事だ。」

 

「見た目がタイプだから生かしたのか?」

 

……Why?

 

「……貴様は少し休め。」

 

イビルアイちゃん。アナタ少し疲れてるのよ。

 

「なんか心配された!?」

 

いや、だって……まだコイツは使えるぜ。的な悪役っぽい台詞のつもりだったのにさ、どうやったらそんな風に解釈出来るんだよ。

 

「あー、イビルアイ?その……うん。お前、少し休んだ方がいいかもな。」

 

「ガガーランまで!?」

 

まあ……そりゃあ、俺以外にはそこそこ緊張感ある戦いだったろうにその緊張感を一瞬で消し去るのはある意味凄いよな。

 

「だっていつも無愛想な顔で人を斬り刻んでそうなコイツが見た目のいい女を生かしたんだぞ!?」

 

クソ程失礼だな、おい。

 

お前達が見てない所で頭がおかしい女(クレマンティーヌ)とかにも襲撃された事あるけどちゃんと生かしてるぞ。

全く……人を感情の無い殺人鬼みたいに言わないでもらいたい。

 

「イビルアイの方こそ、いつも仮面の下でそんなバカな事考えてたの?」

 

と、忍者姉妹の片割れが口を開く。

 

……すまん、どっちがどっちか思い出せん。

 

その言葉がトドメになったのか、イビルアイはしゃがんで黙り込むと動かなくなってしまった。

 

「……うちのちびさんがすまねぇな、連戦が続いて多分コイツも疲れてるんだ。」

 

とガガーラン。

 

なるほどね、理由はどうあれイビルアイはいつの間にかアホの子枠になってたらしい。

 

 

と、そんな馬鹿な会話をしながらも冒険者達は無事に生き残った事を実感し、自らの幸運を噛み締めた。

そして王都の冒険者組合は壊滅してしまった為、伝言(メッセージ)でのやり取りを経て他の都市から冒険者組合の人間がやってくるのを待つ事となった。

 

そしてその間、アインズ・ウール・ゴウンなる人物の事と、モモンガさんとラキュース達の行方が話題に上がる事となった。

……俺はボロを出さない為に可能な限り口を開かなかった。




いつもよりかなり雑ですがお許しを!
……いつも雑か。

バージルのヒロインは誰?(ナザリック勢は無理がある)

  • ラキュース
  • イビルアイ
  • ティア、ティナ
  • レイナース
  • アルシェ
  • 番外ちゃん(作者の推し)
  • クレマンティーヌ
  • カルカ
  • レメディオス
  • ケラルト
  • ネイア
  • んなもんは要らねぇ!
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