チートな幌筵泊地が異世界に転移した結果……   作:提督兼指揮官兼トレーナー

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「Su-27Kは良い機体だが、魔王には火力不足だった。」

(ルーデルに戦果を譲ることになってしまったミハイの言葉)


というわけで、原作における魔王討伐をドキュメンタリー風に仕立ててみました。


第10話 実録!、魔王討伐作戦

 

 

 

 

 

1639年 11月

 

 

 

かねてよりDVD化が期待されていた、ロデニウス連邦共和国によるドーパ王国への魔王討伐作戦への部隊派遣をまとめたDVDがついに発売された。

 

 

 

以下はそれの内容である

 

 

(部隊編成と、太字はDVD内の字幕、それ以外は地の文)

 

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

♬︎♬︎♬︎♬︎♬︎♬︎~

 

 

ゴ○ラが出てきそうな音楽とともにビデオが始まる。

 

 

 

北方の国、ドーパ王国

 

 

 

ある日、突如として大量の魔物が群れを成して世界の扉を超え、ドーパ王国に攻め入ってきた。

 

 

警備番の生き残りから聞き取った情報を元にCG画像が流れる。

 

 

ドーパ王国からの要請を受けたロデニウス連邦共和国は直ちに部隊を編成し、対応することとなる。

 

 

画面に出撃する艦隊が映る。

 

 

そして、陣容が流れる

 

 

陸上部隊

 

10式戦車×10両

89式装甲戦闘車×15両

73式装甲車×10両

ジャベリン、84mm無反動砲、携帯型地対空ミサイルをそれぞれ100発ずつ

カミカゼドローン

 

 

海上部隊(具体的な装備は後ほど解説予定)

 

飛龍

蒼龍

鳥海

由良

比叡

高波

 

輸送艦8隻と護衛艦12隻(訓練のために派遣されたマイハーク級フリゲート)

 

 

航空部隊

 

 

A-10シュトゥーカII×32機(A-10魔改造機)

Su27K×5機

F/A18Eスーパーホーネット30機

AH-1S×20機

その他支援機多数

 

 

 

圧倒的な戦力を持ちながら、陸上部隊は最前線となり、何時魔王がやってきてもおかしくないトルメスに到着した。

 

 

ここからは現地部隊の撮影した記録映像が主体となる。

 

 

 

「ロデニウス連邦共和国軍ドーパ王国派遣部隊陸上部隊司令官です。」

 

「ドーパ王国騎士団団長のアジズです。司令官殿、来て急にで申し訳ないが、もうすぐそこまで魔王が迫ってきている。奴らの進軍速度では明日にでもミナイサ地区が襲われるだろう。」

 

 

既に状況は逼迫していた、その時………

 

 

 

「マラストラスが出たぞー!!」

 

 

突如としてトルメス上空に現れたのは魔王軍のマラストラス。マラトラスと言えば、魔王の側近。変温動物であるワイバーンのいないドーパ王国にとって、この空飛ぶ魔物がどれだけ脅威であったのかは計り知れないレベルだった。

 

 

 

だが、こいつは直後、幌筵泊地所属のエースパイロット、ミハイ・ドゥミトル・マルガレータ・コルネリウ・レオポルド・ブランカ・カロル・イオン・イグナチウス・ラファエル・マリア・ニケタス・ア・シラージによって即座に撃墜された。

 

 

 

 

 

ガンカメラによって撮影された戦闘映像が流れる。

 

 

 

 

<<仕事が早いですねミハイ>>と僚機に言われたのに対して<<人々を危険に晒す訳にはいかないからな>>と答えたという

 

 

 

側近をあっさりと倒してしまうロデニウス連邦共和国軍の実力を見たドーパ王国は作戦遂行の一切をロデニウス連邦共和国軍側に委ねることにしたという。

 

 

 

そして、ついに、ドーパ王国、ミナイサ地区において、陸海空部隊の統合運用によるドーパ王国国内にて発生した魔王復活事案に対する討伐作戦案並びに各種軍事作戦、通称「ヤ○オリ作戦」が指導したのだった。

 

 

 

 

トルメス某所とテロップが流れ、映像が切り替わる。

 

 

 

 

 

 

「戦車並びに装甲戦闘車配置完了。」

 

「艦載機、所定の位置で待機中。」

 

「スピーカー、コンポ、セット完了、ヤ○オリ作戦用のCDもバッチリ入っています。」

 

「飛龍より入電、<そちらのタイミングで始めてよろしい>との事。」

 

 

 

「司令官、こちらはいつでもいけます。」

 

「しかし、ミナイサ地区の避難完了との報告がまだです。」

 

「いや、この期は逃せない、決行する。トーパ王国騎士団に対して作戦開始の合図を。」

 

「わかりました。トーパ王国騎士団並びにトルメス各所の詰所に対して連絡。以降24時間の外出自粛と屋内待機を要請。」

 

「了解、部隊コード<シンバシ>より入電、カミカゼドローン、全機発進完了、指定座標<ゼロポイント>通過。」

 

「では、ヤ○オリ作戦を開始する。

 

 

 

第1段階、陽動始め!」

 

 

 

 

(テロップ) 自爆突入型無人航空機「ウォーメイト」

 

 

 

 

 

 

冒頭のラッパに合わせて急降下しながら2体のオーガに向けて突っ込む様子が映像として流れる。

 

 

 

見事に命中し、爆発する。

 

 

 

 

「攻撃成功!、自爆突入型無人航空機、効果ありッ!」

 

「作戦第2段階、航空部隊攻撃開始!」

 

「了解、航空隊に連絡」

 

 

<<Hello This is BRAVO1.Target insight in engine.>>

 

<<Copy.>>

 

 

 

蒼龍攻撃隊F/A18Eスーパーホーネット

 

 

無誘導爆弾を大量に取り付けたスーパーホーネットが爆撃を開始する。

 

 

 

ドゴォォォォォォォォン!

 

 

 

爆弾の雨が降り注ぎ、魔物達が消し飛ぶ。

 

 

 

空襲は、第6派まで続けられ、魔物は吹き飛ばされつつも次の段階に向けて1箇所に固められた。

 

 

 

 

「目標の分断に成功!」

 

「キルポイント1へ誘導完了」

 

 

「作戦第3段階、海上部隊、攻撃開始!」

 

 

 

 

 

 

 

~戦艦比叡、重巡洋艦鳥海〜

 

 

「気合い、入れて、いきます!」

 

「撃てぇ!」

 

 

ドォーン!

 

バシューン!

 

 

比叡から41cm砲弾が、鳥海からは艦載型のMLRSから大量のクラスターロケット弾が放たれる。

 

 

 

 

固まっている魔物たちは動くことすらままならない。

 

 

 

 

ズドォーーーーーーーーーーーーーン!

 

 

 

画像からもわかる程、大地がひっくり返ったかのように、砲弾が落着し、土や石とともに魔物達が打ち上げられ、バラバラにされる。

 

 

 

面制圧を目的としたクラスターロケット弾と、Z弾の攻撃からは何者も逃れられない。

 

 

 

しかも、恐ろしいことに、比叡の41cm砲は毎分10発。

 

 

6秒に8発降ってくる計算。

 

 

こんなものの下に居たら、間違いなく死ぬ。

 

 

 

事実、砲撃された土地は見事に耕されていた。

 

 

 

「目標殲滅!」

 

「魔王及びその周辺、完全に孤立しました。」

 

「作戦第4段階、トマホーク、攻撃始め!」

 

 

 

そして、作戦はさらなる段階へと移る。

 

 

 

由良CICと、テロップが出たところで、由良のCICが映る。

 

 

「よーく狙って……、撃てぇ!」

 

 

CICにいる由良の掛け声とともに、画像が切り替わり、由良の前甲板から6発の高威力トマホークが発射される。

 

 

 

目標は魔王が乗る赤竜。

 

 

 

精密誘導が付近の森の中に潜んでいるロデニウス連邦共和国軍派遣部隊の偵察部隊の手によって行われているのも映る。

 

 

 

そして、トマホークが着弾する。

 

 

 

ドゴォォォォォォォォン!

 

 

場面が切り替わり、作戦本部が映る。

 

 

「殺ったか?」

 

 

この司令官の発言はフラグだと言われた。

 

 

当時の隊員が語る。

 

「トマホークの威力ってのは凄まじいもので直接的なエネルギーなら大和の主砲の100倍近くある高威力のトマホーク(エネルギー換算200万kJ)を6発撃ち込んでいるんだから周辺被害だけでも相当なレベルになるとまで言われていました。だからこそ、司令もああいった発言が出たのでしょう。」

 

 

ですが……、と隊員は続ける。

 

 

「我々は提督よりこう教えられていました。<効かぬなら 効くまで撃とう 弾はある>と………。効かないのなら効くようになるまで撃ち続ける方針でした。」

 

 

弾着観測班の連絡で、着弾の勢いで魔王は吹っ飛んだようだが、どうやら生きている。そして、赤竜もしぶといながら生きていたと報告を受けた。

 

 

ならば効くまで撃つ

 

 

 

再び由良からトマホークが6発、追加で鳥海からは8発放たれた。(後、比叡からも追加で4発発射)

 

 

さすがに今度は効いたようで、後にはクレーター以外、何も残らなかった。

 

 

 

 

ここで、魔王を観察していた部隊のカメラに切り替わる。

 

 

「大いなる大地の王よ、その絶大なる力を解放し、我が配下となりし古の魔人を呼び覚ませ。

 

 

エンシェントカイザーゴーレム!!!!」

 

 

 

グゴゴゴゴ・・・・

 

 

 

大地が盛り上がり、岩の塊が現れる。

 

岩は人の形をなし、動き始める。しかし・・・・大きい。

 

 

同行していたドーパ王国騎士団のモアの説明によれば、通常亜人最強の魔力を有すると言われるエルフ中で、最高クラスの魔導士が使役するゴーレムは高さ2mくらいであるが、このゴーレムは17mくらいの高さがある。

 

 

この映像はロデニウス連邦共和国軍陸上部隊の突撃部隊。10式戦車と89式装甲戦闘車によって構成された部隊は、残った魔王含めた勢力撃破のために森に隠れていた。

 

 

 

 

 

「下種な人間風情がァ、よくもオーガ達を……、我の手で直接葬り去ってくれるわ!」

 

 

この世のものとは思えない声で魔王は更に魔法を使用しようとする。

 

 

その様子は司令部からも見えていた。

 

 

「突撃部隊から入電!、突如として、巨大不明生物が出現した模様!」

 

「魔王らしき人影が接近中!」

 

「携帯式地対空ミサイルもってこい!」

 

「早くしないと殺られるぞ!」

 

 

映像にも入る司令部の慌てぶり、突如として現れた大型生物と、魔王自らが本陣に向けてやってくるという事態に大慌てする彼らだったが、結果的にこれは杞憂となった。

 

 

 

何故なら………

 

 

 

「魔界の王の名において命ず。魔界の獄炎の王、鳳凰、我の命により我に逆らいし愚かな敵を焼きt………」

 

 

魔法の詠唱らしき文言を唱えていた魔王がいきなり爆発を起こし吹き飛ばされたのだ。

 

 

 

しかし、奴の生命力はゴキブリのごとく強く、吹き飛ばされたとはいえ健在だった。

 

 

 

<<やはり1発では死なないか、だがまぐれで死んでもらってはつまらん>>

 

 

 

ミサイルを命中させ、追撃を加えていたのは上空を警戒していたミハイ。

 

 

ミサイルを当て続け、魔王を地上に追い落とす。

 

 

 

<<魔王は我々で地上へ落とす、予定通りの行動に移ってくれ>>

 

「わかりました、作戦最終段階、突撃部隊、行動開始!」

 

 

すぐさま地上部隊に連絡し、突撃部隊が行動する。

 

 

「了解、全軍突撃!」

 

 

森の中にいた突撃部隊がエンジンをふかしていっせいに突撃する。

 

 

 

音楽がエース○○バット6の「天○とダンス」に切り替わり、絶妙なタイミングでミハイが味方を鼓舞する。

 

 

 

 

<<行こうか、諸君>>

 

<<天使とダンスだ>>

 

 

 

再度飛び立とうとする魔王にすぐさまミサイルを当ててゆくミハイとその部下たち。

 

 

 

そして、突撃部隊が魔物たちに向けて攻撃を開始する

 

 

「ヒトマル、各車、射撃開始!」

 

「距離よし、撃てぇ!」

 

 

陸と空の緊密な連携の元、魔王と魔物達は追い詰められていく。

 

 

 

「あ・・・あれは・・・ま・・・まさか!!!」

 

「た・・た・・た・・・太陽神の使いの鉄龍!!!!」

 

「おのれ・・・人間どもめ!!!どおりでレッドオーガ、ブルーオーガ、赤竜や魔物たちがやられた訳だ!!!まさか太陽神の使いを・・・そんな大それたものを召喚していたとは!!!」

 

 

 

ここで、突然ロデニウス連邦共和国軍派遣部隊のことを太陽神の使者と呼ぶ魔王、詳細は不明だが、ギムで救出した1部のエルフ達も同じことを言っていた。

 

 

 

「チッ!!!!エンシェントカイザーゴーレムよ!!!眼前の敵を踏み潰せ!!!」

 

 

魔王の指示でゴーレムが動き出す。

 

 

 

「巨大不明生物、突撃部隊へ向け進軍中!」

 

「モアさん、あいつの弱点は?」

 

「胸にあるコアです。それを狙ってください!」

 

 

アドバイスを受けた隊長はすぐさま指示を出す

 

 

「ヒトマル各車に告ぐ、全車巨大不明生物の胸部に向け射撃用意!」

 

 

隊長の指示で10式戦車の主砲がエンシャントカイザーゴーレムの胸部を捉える。

 

 

「Fire」

 

「待ってました!」

 

 

正確な射撃によってゴーレムは倒され、トルメス周辺にとてつもなく大きな爆発音が鳴り響く。

 

 

 

残されたのは魔王のみ

 

 

「この期を逃すな、A-10、10式戦車、Su27K、89式装甲戦闘車、全部隊突撃せよ」

 

 

司令官は直ぐに指示を出す。

 

 

 

突撃部隊とともに上空にやってきたのはA-10サンダーボルトを幌筵泊地の爆撃のエース、ハンス・ウルリッヒ・ルーデル仕様に改装した特注品で、機体には2.5トン高性能爆弾が取り付けられていた。

 

 

 

本来は4000フィートから投下すべきものをエアブレーキ無し、垂直急降下を行い、投下地点は驚きの1300フィートを記録。

 

 

 

幸い、近くにいた突撃部隊は大慌てで退避したため、損害は出なかったが、危ないものである。

 

 

そして、爆弾が正確に命中し、大地を揺さぶらんばかりの爆発と振動、閃光を起こした。

 

 

後には巨大なクレーターが空き、もちろん魔王は跡形もなく消滅した。

 

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なお、このDVDは絶賛され、第3文明圏外国におけるロデニウス連邦共和国の友好国にも輸出され、各地で話題を呼んだという。

 

 

 

 

ちなみに、ムー国にも輸出され、今後のロデニウス連邦共和国との外交方針に大きく影響したとかしないとか……

 

 

 

 

 

 

 

 








はい、というわけで、ドキュメンタリー風、魔王討伐作戦でした。


原作でも、自衛隊の記録班がこういう感じでまとめたDVDを発売していたらと考えると夢がありますね。



(恐らく)襲いかかって来るであろう愚帝本土攻撃艦隊をどうやって調理しましょうか?

  • 単艦無双(ヤ○トかな?<すっとぼけ>)
  • 特生自衛隊(特殊兵器多数)出動
  • 航空殲滅(ソ連を超えた!?)
  • 普通に艦隊決戦(まだ常識の範囲)
  • 全部♡‪(愚帝君号泣不可避)
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