チートな幌筵泊地が異世界に転移した結果…… 作:提督兼指揮官兼トレーナー
「全てが終わった時、浜辺に流れ着いていたのは栄光ある皇国の艦隊の破片だった。」
(沿岸部に住む住人の言葉)
対艦ミサイル飽和攻撃。皆さん1度は聞いたことがあるでしょう。
今回はそんなミサイル飽和攻撃のロデニウス連邦共和国版です。
「主力艦隊の全力出撃は歴史上初めてだな。」
船上でそうつぶやくアルカオン
「報告!、皇都の陸軍基地等が攻撃を受けた模様!」
「来たか!、ロデニウス連邦共和国軍!」
「しかし……まさか皇都が攻撃を受けるとは!!」
艦橋にいる幹部の面々は、驚嘆の言葉を発する。
「ロデニウス連邦共和国軍の艦隊の侵攻も、極めて可能性の高い状態となった。索敵のワイバーンの数を3倍にしろ!!」
「ははっ!!!」
透き通るような青空に向かい、第3艦隊の竜母数隻から次々と飛び立つワイバーンロード。彼らは風を掴み、空に羽ばたく。
その姿は、誇り高く、力強い。
提督アルカオンは来るであろうロデニウス連邦共和国軍に対し、敵意を燃やすのであった。
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パーパルディア皇国 海軍主力 第3艦隊所属 竜母艦隊南方約50km空域
ワイバーンロードに騎乗する竜騎士ラカミは哨戒飛行中、海に何らかの違和感を感じ、全神経を集中して海上を見る。
と、その時!!
「いったい何だ!?あれは!」
彼は低空を超高速で飛行する矢のようなものを、多数発見した。
「索敵隊より艦隊司令!我、海上を竜母艦隊方向へ向かう超高速未確認飛行物体を発見!総数100以上。うち数発は恐ろしく速すぎる!、注意されたし!繰り返す……。」
たまたまRV-1が対艦ミサイルを追い抜く所を見つけられたラカミは、そう報告する。
『了解、迎撃は可能か?』
「無理だ!既に通過した。遅い方も恐ろしく速すぎて追尾不能!」
『了解』
魔信を終了する。
竜騎士ラカミは敵の発見のため南へ向かうのだったが、その後、艦載機によって叩き落とされることになる。
一方、竜母艦隊では…………
ウゥゥゥゥーーー!!!!
竜母艦隊に最大級の警戒音が鳴り響く。
「上がれる竜は上がれ!!!」
「急げ!、時間はないぞ!!」
それぞれの竜母あっちこっちで怒号が飛び交う。
各竜母からは、皇国の航空戦力、ワイバーンロードや、オーバーロードが続々と飛び立ち、上空で編隊を組む。
竜母100隻からは、各12騎づつ、計1200騎がすでに上空に舞い上がり、さらに竜を排出し続ける。
離陸した竜騎士は、魔信で報告のあった方向に向かい、導力火炎弾の発射準備を行い、おそらくはロデニウス連邦共和国軍の攻撃と思われる超高速未確認飛行物体の迎撃に備える。
「これほどの竜が、正体不明の物体の迎撃に上がるのは、歴史上初めてだな。」
竜母艦隊司令バーンは、飛び立つ竜騎士を見て側近につぶやく。
「そうですね、敵のお手並み拝見といきましょう。」
竜母艦隊の軍師アモルは、自信のある態度をもって、司令のつぶやきに答える。
「ん?始まりましたな。」
アモルがそう語った次の瞬間!!
「ぱ、パルキマイラ級が、全て沈みました!」
「なんだって!?、まだ飛翔体は到達してないのでは!?」
「恐ろしく速い飛翔体がいくつかあり、これがパルキマイラ級を全て沈めてしまいました!!」
パルキマイラ級とは、ワイバーンオーバーロードの運用を行うために作られた最新の竜母で、皇国と言えどわずか数隻しか存在しない新鋭艦。
それが沈められた…………
「な、何としても他を落とすんだ!」
遠くの方で、導力火炎弾の発射光が微かに見え、魔信からは次々と「発射!」の報告が入る。
2400騎を超える精鋭竜騎士団の導力火炎弾の放出、遠くに見える炎の輝きは次々と連続して光り輝き、幻想的にさえ見える。
軍師アモルは両手を広げ、少し大げさに話し始める。
「しかしながら、バーン様、ご覧下さい。あの光の量、凄まじいまでの火力の放出を!!!、もはやこれはすでに人の領域の戦いを超えています。これこそが……まさに、神々の領域の戦いだ!!!これほどの火炎弾を受ければ、正体不明の飛行物体も、もう存在しないでしょう。」
なおも火炎弾の放出は続くが、その報告は虚しいものばかりだ
「報告!!!!」
突然通信士が絶叫し、竜母に乗艦する幹部の誰もが彼を見る。
「比較的低速の方の飛翔体に至っても、我が方の竜騎士団の火炎弾は命中弾なし!!、繰り返します、1発も命中していません!!!、飛行物体は無傷で艦隊に向け、なおも進攻中!!!総数………、90以上!」
「何!?」
と、その時、90発以上の対艦ミサイルが一斉にポップアップして、竜母に目掛けて突っ込む。
「化け物め…………」
そう呟いたのが、アモルの最期だった。
パーパルディア皇国軍皇都防衛竜母艦隊は、幌筵泊地所属の睦月、如月、弥生、卯月、から放たれた対艦ミサイルと、ロデニウス連邦共和国海軍所属第一艦隊旗艦空母「ロデニウス」から放たれた極超音速対艦ミサイル「RV-1」の飽和攻撃を一斉に受け、全滅。
残されたワイバーンオーバーロードや、ワイバーンロードはそのままパーパルディア皇国の戦列艦隊の上空直掩に向かう。
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竜母艦隊全滅直後、パーパルディア皇国主力海軍第3艦隊 旗艦ディオスにて
旗艦ディオスの艦橋で、第3艦隊提督アルカオンは、前方の海を睨んでいた。
「奴らは来る」
確信的予感。
しかし、衝撃的な報告が彼を襲う。
「報告します。」
通信士が声をあげる。
「何だ?」
「我が方の竜母艦隊が、正体不明の攻撃を受け、全滅しました!!、すでに上空にあった竜騎士2400騎は、南方方向に向かい、敵艦隊の捜索及び発見と、攻撃を行う予定との事です。」
「な……なんと!!」
「そんなバカな!竜母艦隊は主力戦列艦よりもはるかに後方ぞ!!攻撃が届くはずが無い。」
予想だにもしない報告にその場がざわつき、艦橋にいた幹部はそれぞれ驚愕の声をあげる。
そこで、提督アルカオンが手をあげると、場が静まる。彼はゆっくりと話し始める。
「敵には、長射程かつ正確に攻撃できる兵器があるのだろう。しかし、一気に全ての戦列艦を叩かず、海戦において最も重要なコアである竜母艦隊のみを狙った……敵の長射程攻撃の数に余裕が無い証拠だ。
うろたえるな。」
悲壮感に溢れていた艦橋は、提督アルカオンの冷静な分析により、我を取り戻す。
「まずは、敵を発見してもそのまま攻撃することはなく、位置を知らせろ。ロデニウス連邦共和国には恐ろしく命中精度の高い大砲があるという。だが、門数は少ない。空と海から一斉に襲いかかれば、必ず隙が生じる。そこを逃すな。」
「はっ!」
ロデニウス連邦共和国への対応に追われるパーパルディア皇国。
しかし、幌筵泊地とロデニウス連邦共和国は攻撃の手を緩めない。
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竜母艦隊の全滅を確認したロデニウス連邦共和国軍
「竜母艦隊の全滅を確認した。赤城、加賀、ロデニウスの各艦載機はワイバーンを撃滅、制空権を確保せよ!」
全艦載機がワイバーンロードやオーバーロードに向けて食らいつこうと、空を進む。
「ターゲット補足!」
「ミサイル発射用意よし!」
「全機発射!!」
パイロンから、ウェンポンベイから、空対空ミサイルが次々と切り離され、落下し、ロケットモーターに点火して飛翔する。
「誘導を早期警戒管制機に引き継いだ!」
「第二斉射!」
ロデニウス連邦共和国も幌筵泊地も、クラウドシューティングや、共同交戦能力を当たり前のように保有している。
よって、ロックオンなどの手間がほとんどかからず、パイロットは次の目標を攻撃可能だ。
そして、今回赤城、加賀、ロデニウスは、戦闘機全てに空対空ミサイルをフル装備であげているため、パーパルディア皇国のワイバーンは単純計算でも半分が落とされる。
そして……
「全機突入!」
「誤射、衝突に注意!」
「殺れ」
ミサイルを撃ち終えた機体が続々と、パーパルディア皇国の上方から襲いかかり、機関砲で仕留めていく。
赤城と加賀はご存知のように第一航空戦隊として、もとよりその練度や実力は知られている。転生者が魔改造した順番の都合上、ジェット転換が遅かったが、それでもレシプロ時代からの積み重ねは大きく、その練度たるや、鳳翔航空隊が、F35BではなくF-3への機種転換を求めたほどだ。
そして、空母「ロデニウス」艦載機乗り達も、赤城や加賀。鳳翔などのエースパイロットから手ほどきを受けた熟練搭乗員であり、その実力は機関砲だけでオーバーロード4体を落とせる程。
結果、ワイバーンオーバーロード並びにワイバーンロードは、この航空隊による空戦だけで8割近くを損失。
残された者たちは一旦退避を試みるも、ロデニウス連邦共和国軍と幌筵泊地はそれを許さない。
「SM-6、攻撃始め!」
ロデニウス連邦共和国海軍第一艦隊、第1空母打撃群所属バックウィング級巡洋艦1番艦「バックウィング」
「攻撃開始!、サルボォー!」
ウィーン
ズッ、バシューン!!、バシューン………!!
ズッ、バシューン!!、バシューン………!!
ズッ、バシューン!!、バシューン………!!
ズッ、バシューン!!、バシューン………!!
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同第1駆逐戦隊ミドル級駆逐艦1番艦「ミドル」
「攻撃開始!」
ウィーン
ズッ、バシューン!!、バシューン………!!
ズッ、バシューン!!、バシューン………!!
ズッ、バシューン!!、バシューン………!!
ズッ、バシューン!!、バシューン………!!
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幌筵泊地艦隊、L作戦参加艦、防空担当「摩耶」
「いくぜ、VLS、一斉射!」
ウィーン
ズッ、バシューン!!、バシューン………!!
ズッ、バシューン!!、バシューン………!!
ズッ、バシューン!!、バシューン………!!
ズッ、バシューン!!、バシューン………!!
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イージスシステムを搭載した全艦艇から対空、対弾道ミサイル、対艦用に開発されたSM-6が一斉に放たれる。
その数、およそ500発。
発射後、超音速まで加速して、ワイバーンオーバーロードやワイバーンロードに向けて襲いかかろうとしていた。
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「頼むから来るなよ………」
オーバーロードに乗り、味方が次々と正体不明の攻撃に食われるのを見て、大急ぎで逃げていた竜騎士達。
最早誇りとか、竜騎士としてのプライドとかは関係ない。
とにかくその場から逃げたかった。
だが、幌筵泊地もロデニウス連邦共和国も逃がさない。
逃がすはずがない
射程370km、超音速で飛来するRIM-174スタンダードERAMことSM-6から空飛ぶ火吹きトカゲもどきが逃れるはずが無いのだ。
「ぐわぁあぁぁあああぁあぁぁあぁぁあぁあぁぁ」
「ぎゃああああ」
「き、来た!、く、来るなぁ!」
仲間が断末魔を上げる様子で、絶望が迫ることを知る。
「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!、嫌だ、死にたくない!、俺にはまだ……、ア゙ア゙!!」
最期に残った男にも死は平等に訪れる。
摩耶から放たれたSM-6が最後まで残ったワイバーンロードに命中。近接信管を作動させ、弾頭から飛び出た破片によってワイバーンロード、竜騎士共々粉々にした。
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「敵ワイバーンの全滅を確認。」
「やりましたね、加賀さん。」
「ええ、でも慢心してはダメですよ赤城さん。」
「その通りです。お二人とも、既にロデニウスには艦載機を着艦させ、補給と整備を終わらせ次第、2次攻撃の構えを取ります。」
「私達も攻撃隊の準備を、空母以外の艦艇は、対艦ミサイル飽和攻撃へ切り替えます。」
対艦ミサイル飽和攻撃
かつて米空母機動部隊に対して、空母の保有数や海軍力で劣るソビエト連邦が、圧倒的力を持つ空母機動部隊に対抗するために編み出した対艦ミサイルによる物量作戦。
その力は凄まじく、アメリカの武器開発に多大な影響を与えたのだ。
幌筵泊地では、深海棲艦との数的不利を覆すために、この戦術が注目され、運用のため、元海上自衛隊幹部学校あがりの多元を中心に、中国などの資料も参考にして幌筵泊地に合わせて多種多様な発射装置、発射母機を開発しつつ、最適な戦術を組み上げていた。
そしてそれは、幌筵泊地に所属することになった他の艦娘達や、ロデニウス連邦共和国側にも伝えられ、魔帝などを想定したものへと変化を遂げつつあった。
だが、今回は幌筵泊地の最も得意とする亜音速対艦ミサイル飽和攻撃を行う。
まだVLSから発射可能な極超音速対艦ミサイルは開発できていないのだ。
「対艦ミサイル飽和攻撃用意!」
対艦ミサイルに転用可能なSM-6、巡洋艦以下が保有する対艦ミサイル、艦載機にも対艦ミサイルを満載して攻撃態勢を整える。
「アルバトロス全機、発艦」
「オールラウンダー、同じく全機発艦!」
「F-31、発艦を確認!」
「F-3C、発艦完了!」
対艦ミサイルの総数は軽く4桁にまで届くが、これでも全力には程遠い。
だが、パーパルディア皇国はこの数も絶望にしかならないのだった…………
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一方、ワイバーン全滅の報告が入ったパーパルディア皇国皇都防衛艦隊では………
「な、なんだって!、ほ、本当なのか!?」
「間違いありません、先程、竜騎士団との通信が途絶、故障や通信不調も考えられましたが、一斉に発生してしまった以上、それでは確実に矛盾が出てしまいます。現時点をもって、我々は制空権を、それも皇都にまで渡る広範囲の制空権を 完 全 に失いました。」
「そ、それでは我々は空から完全に丸裸ではないか!!」
「うろたえるのでは無い。奴らが対空用の長射程兵器を持っていた、ただそれだけの事、我が艦隊に攻撃の手が及んでおらぬということは、敵は恐らく水上での決戦における決め手を欠いているということだ。敵は未だどこにいるかはっきりしないが、先に見つければこちらが圧倒的な物量で捻り潰すことが出来る。」
「おお………」
アルカオンの理路整然としているものの、結果的には全然合っていないが、その場の解釈としては最良の内容に感心する幕僚達。
「小型艦を中心に艦隊の外周より少し遠目に配置し、敵を見つけ次第一気に襲いかかる。奴らがムー国から兵器を輸入しようと、数は少ないはず。如何にムー国の兵器と言えど、最終的に操るのは我々より数段劣る文明圏外国。数で襲いかかれば、隙も生まれよう。そこを突くのだ。」
「はっ!」
アルカオンの分析は、その場に与えられた情報の中では恐らく最良の回答だったのかもしれない。
しかし、幌筵泊地とロデニウス連邦共和国はその予想を全て覆せるだけの力を持っていたのだ。
攻撃が及ばなかったのは、艦載機換装作業のためであり、弾切れでは無い。
そもそも、ミサイルの洋上補給も想定した改装を施された幌筵泊地、ロデニウス連邦共和国の艦艇達をサポートするため、海戦前に幌筵泊地とロデニウス連邦共和国から補給艦18隻と、駆逐艦8隻、軽巡4隻を主体とした支援艦隊が向かっており、たとえ弾切れでも速やかなサポートが受けられる。
また、よしんば接近しても、ロデニウス連邦共和国には砲撃戦の得意なバックウィング級。幌筵泊地なら巡洋艦や、海の王者である戦艦などが控えており、まず勝ち目は無い。と言うより、駆逐艦どころか哨戒艦ですらアウトレンジが決められる相手が懐に飛び込むには相当な何かがなければ不可能だ。
「我がパーパルディア皇国の海軍力を結集した攻撃、ロデニウス連邦共和国よ、お前にこれが耐え切れるか?」
水平線の彼方を見つめ、そう呟いたアルカオンだった。
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一方、艦載機の発艦が終わったロデニウス連邦共和国、幌筵泊地による連合艦隊
「対艦ミサイル飽和攻撃用意!」
各艦艇のVLSなどの蓋が一斉に開き、攻撃開始を待つ。
この最も一般的な飽和攻撃では、飽和攻撃を担当する艦艇ないし機体(今回は次弾装填を行ったロデニウス)が全体の発射権限を握ることで、同時攻撃にありがちな時間差を合わせることが出来る。
(尚、迎撃能力を飽和させるためにあえて別タイミングで行うこともある)
今回は、亜音速の対艦ミサイル、超音速のSM-6、極超音速のRV-1という順番で発射することで、弾着を同時に行わせるのだ。
「全艦攻撃開始!」
ロデニウスの砲雷長がボタンを押すと、リンク済みの巡洋艦と駆逐艦、上空で待機していた航空部隊から一斉に亜音速の対艦ミサイルが放たれる。
その数だけで4桁に及び、空を埋め尽くさんばかりの膨大な対艦ミサイルが飛翔する。
だが、それだけでは終わらない。
「対艦ミサイル第1波、発射完了、続けて戦艦よりSM-6発射」
金剛型のVLSから対艦ミサイルとしてSM-6が放たれる。
対艦ミサイルとしても転用可能なSM-6が、戦艦より500発程放たれる。
「RV-1第二斉射開始!」
最後に残ったロデニウスから放たれた極超音速対艦ミサイルは、旗艦と推定される全ての艦船をロックオンして、発射された。
800隻にはオーバーキルすぎる対艦ミサイル飽和攻撃がパーパルディア皇国を襲うのだった………
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「まだ見つからんのか!?」
「はい、外周部の見張り員は限界まで増やしているはずなのに、一向に見当たりません。」
「やはりワイバーンロード、オーバーロードを失ったのは痛いな………」
アルカオンと部下達のやり取りに幕僚達は仮説を出すことにした。
「アルカオン様、もしかして敵は我らに恐れおののいて逃げたのでは?」
「いや、それはありえない。竜母艦隊を蹴散らし、ワイバーンロード、オーバーロード達を蹴散らした奴らがそのまま逃げることはありえない………
ま、まさか!?」
ひとつの可能性に思い至ったアルカオン。
「奴らはあの長射程兵器を補給しているのでは!?」
「ま、まさかそんなことが……」
「しかし、これなら先程から攻撃が無いのにも、まっさきに竜母艦隊を狙ったのにも説明がつく。補給中を狙われないためにも、空の脅威を先に片付けておきたいからだ。」
「で、では………」
「こうしちゃおれん、一刻も早く探さなければ竜母艦隊を葬ったのと同じ攻撃が我らにもやってくるぞ!」
その言葉を聞いて、大急ぎで動き回る幕僚達。
だが、全てが後手だった。
もうロデニウス連邦共和国艦隊は、攻撃を終えていたのだ。
次回はエストシラント海戦の終結と、本土へ向かった攻撃部隊の末路を書きます。
(恐らく)襲いかかって来るであろう愚帝本土攻撃艦隊をどうやって調理しましょうか?
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単艦無双(ヤ○トかな?<すっとぼけ>)
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特生自衛隊(特殊兵器多数)出動
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航空殲滅(ソ連を超えた!?)
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普通に艦隊決戦(まだ常識の範囲)
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全部♡(愚帝君号泣不可避)