チートな幌筵泊地が異世界に転移した結果……   作:提督兼指揮官兼トレーナー

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「一連の攻撃はパーパルディア皇国にとって甚大な被害をもたらす結果となった。だが、我々がさらに驚くべきことだったのは、これらがロデニウス連邦共和国単体の力によってもたらされたものであるということだ」


(戦後に出版されたカイオスの半自伝書籍<我、亡国の国に思う>の一節より抜粋)








第25話 エストシラント大海戦③

 

 

 

 

 

突然だが、皆さんは対艦ミサイルがどのように飛翔するのかご存知だろうか?

 

 

 

 

 

無論、恐らくこの作品を読む多くの読者が知っているかもしれない

 

 

 

 

それは、迎撃を避けるために超低空を這うようにして敵艦隊懐深くまで向かう。

 

 

 

 

その後、撃墜を避けるためポップアップし、突入することが一般的な対艦ミサイルの命中までの一般的な流れとなる。

 

 

 

 

 

もちろん、幌筵泊地が保有する全ての対艦ミサイルは基本的にその軌道を取る。

 

 

 

 

だが、今回放たれた数千発ともとれる対艦ミサイルは全て高度を上げて飛翔していた。

 

 

 

 

今回、ロデニウス連邦共和国は、敵への恐怖を煽るため、示威行為のためにあえて低空飛行をしなかったのだ。

 

 

 

 

 

想像して見てほしい。

 

 

 

空に無数に存在する対艦ミサイルを、

 

 

 

 

それが自らの元に降ってくると考えた時、

 

 

 

 

何が我々の中に芽生えるだろうか………

 

 

 

 

 

 

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「なっ、なんだあれは!」

 

 

 

突然空を見ていた見張り員が絶叫した。

 

 

 

 

「おい、こっちに向かってくるぞ!」

 

 

 

 

見えずらいが、黒い点のようなものがいくつも降ってくる。

 

 

 

 

「か、回避だ!」

 

 

 

操舵手は大急ぎで舵を回すが、間に合わない。

 

 

 

 

 

 

木造船なら1発でも致命傷の対艦ミサイル。

 

 

 

 

今回は贅沢にも、数発同時着弾となった。

 

 

 

 

 

パーパルディア皇国皇都防衛艦隊のいた場所は太陽のように明るくなった後、何も残らなかった。

 

 

 

 

「敵艦隊の全滅を確認!」

 

「榛名、睦月、如月、弥生、卯月は前進!、敵海軍司令部を叩いてください!」

 

「核融合炉、出力上昇!」

 

「榛名、全力で参ります!」

 

 

 

 

核融合炉から生み出された豊富な電力が、榛名の推進部に伝達され、加速する。

 

 

 

 

35ノット以上の快速を誇る榛名は、瞬く間に睦月達前衛艦隊に追いつくと、そのまま海軍本部を目指す。

 

 

 

 

 

 

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パーパルディア皇国海軍本部にて

 

 

 

「ろ、ロデニウス連邦共和国軍を迎撃していた艦隊との通信途絶。恐らく撃沈されたものと思われます」

 

「そ、そんな!」

 

「パーパルディア皇国の海上戦力を総結集させた部隊がか!?」

 

「それも、健闘しているとか、善戦しているとの報告すらなく沈んだのか!?」

 

「待て、まだ沈んだとは……」

 

「だが、こんな近くで通信が届かないということもあるまい、やはり全滅したのか………」

 

 

 

 

 

 

 

幕僚達は状況の把握と整理に務めていた。

 

 

 

 

だが、それが後に悲劇を生むことになる。

 

 

 

 

 

 

 

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海軍本部近くの港にて

 

 

 

 

臨時職員として雇われていたシルガイアは、港で掃除をしていた。

 

 

 

 

「おい、おまえ!!その地面にゴミが落ちてるじゃないか!!掃除という、簡単な単純作業が仕事なんだから、掃除くらいきちんとしろ!!」

 

「すいません。」

 

 

 

シルガイアは、海軍の下っ端兵から罵声を浴びながら掃除をする。

 

 

 

 

情けない。今の自分があまりにも情けない。

 

 

 

 

彼は、パーパルディア皇国海軍本部を見上げる。

 

「奴は……出世したな。」

 

 

 

 

彼は、目に涙を浮かべ、先日の同窓会を思い出す、その同窓会には、皇国海軍の将、バルスが出席していた。

 

 

 

学生時代、バルスとはライバルだった。

 

 

 

成績、運動能力、ほとんど変わらなかったが、少しだけ自分が劣っていた。その学生時代のほんの僅かな差、この差の積み重ねが、今の圧倒的な差となって現われていた。

 

 

 

月とスッポン、天と地、神と虫けら、それほどの差があるように、彼には感じられた。

 

 

 

同窓会で戦死の話が出た時の海将バルスの言葉が思い出される。

 

 

 

 

「はっはっは!!前線に出る事の無い列強国の海将が戦死する事などありえぬよ。もしも、私が暗殺以外で戦死し、断末魔をあげるような事があれば、その断末魔は列強パーパルディア皇国の滅びの呪文となろう。」

 

「すべてを手に入れた者と、何も手に入らなかった者か……。」

 

 

 

 

彼は、人生の不条理に、嘆きたくなる。

 

 

 

 

シルガイアは、ふと違和感に襲われ、海を見る。彼は目が良い。

 

 

 

 

 

「な、なんなんだあれは!」

 

 

 

 

一角獣のようなマストを持つ船と、一際大きな巨体を持つ船が、突如としてパーパルディア皇国の海岸に現れたのだ。

 

 

 

 

「ま、まずい、逃げないと!」

 

 

 

見ると、先程シルガイアを怒鳴りつけていた水兵も、恐怖で足がすくんで動けていない。

 

 

 

「急げ!、敵の砲撃が来るかもしれない。早く逃げるんだ!」

 

 

 

そうは言ってもなかなか動けない水兵に肩を貸しつつ、シルガイアは丘を登っていった。

 

 

 

 

 

 

 

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戦艦「榛名」艦内

 

 

 

「海軍本部、艦首陽電子衝撃砲の軸線に乗った。陽電子衝撃砲、エネルギー充填開始!」

 

 

 

 

途端に、榛名の前部甲板の一部が開き、中からコードに繋がれた大砲のようなものが取り出される。

 

 

 

 

「艦首陽電子衝撃砲エネルギー充填率60%、80、90、100……、エネルギー充填120%!」

 

「目標、パーパルディア皇国海軍本部、誤差修正良し、照準固定!」

 

 

 

 

<<睦月より入電!、敵沿岸砲が出現!>>

 

「近寄らせないでください、睦月さんお願いします」

 

「了解です!、砲撃用意!」

 

 

 

 

ドンッ!ドンッ!ドンッ!ドンッ!ドンッ!

 

 

沿岸砲の動きを察知した睦月と弥生が主砲を放ち、沿岸砲を瞬く間に沈黙させる。

 

 

 

 

「発射用意良し!」

 

「ショックカノン、発射!!」

 

 

 

青白い光が、スルスルと伸びていき、海軍本部に命中する。

 

 

 

別世界で、太陽系に侵攻してきた異星人の宇宙船を撃沈せしめたショックカノン。

 

 

 

見た目こそ違えど、異世界転移以降、コツコツと改良された「ソレ」は、オリジナルと寸分違わぬ性能を持つに至った。

 

 

 

 

幌筵泊地所属、戦艦「榛名」と睦月型4隻は、海軍本部並びに周辺施設への砲撃を敢行。

 

 

 

海軍本部は壊滅し、海将バルスは戦死した。

 

 

 

 

 

 

 

 

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発射とほぼ同時刻、エストシラントの丘陵地帯にて

 

 

 

 

 

「何をする気なんだ………」

 

 

一際大きい軍艦の艦首が青白く、発光し、海軍本部に向けられる。

 

 

 

シルガイアは本能的に、それが皇国へ向けられた攻撃であると理解する。

 

 

 

「何をしてるんだ!、バルス、早く逃げろ!」

 

 

 

海将バルスは、シルガイアにとって、ライバルではあったが、良き友だったであり、バルスはシルガイアの誇りでもあった。

 

 

 

 

沿岸砲が向けられるが、護衛らしき周りの船に撃たれ沈黙する。

 

 

 

「まさか、出られない……、出る気がないって訳じゃないよな……」

 

 

 

そのまさかである。海軍本部にはそれなりの防御が施されており、下手に外に出ると危険と判断したバルス以下の海軍将校は、立てこもることにした。

 

 

 

 

だが、シルガイアは本能的にアレは不味いと思った。

 

 

 

 

「バルス!!!」

 

 

 

彼は、海軍本部に向けて発射されたショックカノンを見て、海将の、親友の身を案じ、本能的に叫んでいた。

 

 

 

海軍本部に突き刺さり、猛烈な閃光と、爆発音がした。

 

 

 

 

「そんな……、海軍本部が………」

 

 

 

横にいた海兵の言葉が全てだった。

 

 

 

 

 

幌筵泊地とロデニウス連邦共和国は、バルス以下パーパルディア皇国海軍本部にいた全ての将校を全滅させ、パーパルディア皇国の海軍指揮系統の完全破壊に成功したのだ。

 

 

 

 

「もうダメだ……、何とかしてまずは助かる道を探さないと……」

 

 

 

悲嘆に昏れる海兵を叱咤激励しつつも、シルガイアは生き残る道を探し始めた………。

 

 

 

 

 

 

 

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もう1箇所でショックカノンを見ていた者がいた。

 

 

 

 

 

「は、榛名のやつ、まさかショックカノンを撃つ気か!?」

 

「それは一体何だね?」

 

 

 

 

庭に出ていたカイオスと腰堀である。

 

 

 

「ショックカノンは……、原理は説明出来ませんが、とにかく強力な兵器です。我々もいくつかの決戦でこれを使いました。」

 

 

 

 

そう言っている間に、榛名がショックカノンを撃つ。

 

 

 

 

「なっ……、アレはミリシリアルの魔光砲!?」

 

「えっ!?」

 

「腰堀くん!、君たちはミリシリアルとも繋がっているのかね!?」

 

「違います!、アレは純粋な科学文明の兵器です!」

 

「でもあの色はミリシリアルの軍艦の砲撃にそっくりだ!」

 

 

 

 

カイオスは実家が貿易を生業にしていて、カイオスも何度かミリシリアルに行ったことがある。そこでミリシリアルの軍艦の砲撃を見たことがあるのだ。

 

 

 

 

「確かにミリシリアルの軍艦の砲撃もあの色をしていますが、根本的に構造が違います。そもそもミリシリアルとは国交すらありません」

 

「なっ………、すまない取り乱した」

 

 

 

 

 

 

すると、榛名が取り舵を取って全門を港に向ける。

 

 

 

 

「殺る気か!?」

 

 

 

腰堀が言うが早いか、毎分15発のレートを誇る48cm連装砲の砲撃が行われ、港を含めた地域を更地にしていく。

 

 

 

「ちょっと待て!、まだ各国へ退避勧告を出てないだろ!、巻き込んだらどうする気だ!」

 

「いや、この海戦を前に、ムー国が自国の大使館職員を含めた、全在パ外国人への退避勧告と、陸上移動を伴った在パ外国人の退避を行っている」

 

「えっ!?」

 

 

 

 

腰堀は、匿われている身故に、周りの情報に疎かった。

 

 

 

 

幌筵泊地とロデニウス連邦共和国の協議の元、ムー国大使館を通じてムー国本国からパーパルディア皇国にいる全ての外国人を退避させる活動を行ったのだ。

 

 

まだ爆撃の及んでいないデュロを中心に、攻撃前のエストシラントからも多数避難させたため、残っているのはパーパルディア皇国で諜報目的に入り込んでいるやつくらいしか居ないのだ。

 

 

 

 

 

「じゃ、じゃあ……、ロデニウス連邦共和国と幌筵泊地は……」

 

「ああ、心置きなくあちこちを破壊して回れる、我々も行動を急ごう」

 

 

 

 

 

そう言うと急いで2人は部屋に戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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L作戦参加中のE-767早期警戒管制機

 

 

 

 

「ん?、なんだコイツら……」

 

 

 

一足先に帰投しようとしていた矢先、レーダーの端に何かが映った。

 

 

 

 

「艦艇か?、商船か……?、ここからじゃ見分けがつかんな………」

 

 

 

 

 

とりあえず報告した。

 

 

 

 

<<了解した、偵察機を向かわせる>>

 

<<なんとなく嫌な予感がします>>

 

 

 

 

 

「平河くん、航空隊に偵察機としてTu22Mを出すように伝えるように」

 

「はっ!」

 

 

 

 

腰堀が生きているかもしれないとなったことで、少し黒さが薄くなった多元だが、依然としてその心は暗い。

 

 

建御名方は、無事の可能性について触れられると、へたりこんでしまい、休養中となっている。

 

 

 

 

 

 

「偵察機から報告!、旗を隠していますが、主砲の特徴などからパーパルディア皇国の本土攻撃部隊と確認されます!」

 

「なんだって!?」

 

 

平河が驚く。

 

 

 

「平河くん、焦ることは無い。要は奴らが死にたがってるだけだ。望み通りにしてやろう。近くで演習中の部隊は?」

 

「と、特設航空団が、間もなく着陸する見込みです……」

 

「大佐も出番が無くて暇だろう。兵装変更を済ませ次第、直ちに攻撃開始、護衛には第1航空団を当てろ。アイオワを旗艦とした臨時部隊を編成する。アイオワ、千歳、サミュエル・B・ロバーツ、Z1、神通、川内だ。恐らく夜戦になる」

 

「了解!」

 

「念の為、哨戒艦などを主軸とした警戒艦隊を出すようロデニウス側にも報告してくれ」

 

「了解」

 

 

 

 

 

さて、一報を受け取ったロデニウス連邦共和国では……

 

 

 

「パーパルディア皇国の本土攻撃部隊だって!?」

 

「本土を犠牲にしてでもこっちへの攻撃を優先するなんて正気じゃない!」

 

「下手したら絶滅戦争になるのでは?」

 

「いや、それは無い。そもそも、パーパルディア皇国の属国に、色々仕込み済みだ、それに外国人に軒並み引き上げられては面子云々以前に立ち行かないだろう」

 

「とにかく警戒部隊を出すんだ!、自走砲も沿岸部に進出させろ!」

 

 

 

哨戒艦や、P-3対潜哨戒機が出撃し、すり抜けに対処すると共に、活動中の潜水艦にも戦闘配置が伝えられた。

 

 

 

また、これに並行して、沿岸部にM39メルニウスや、自走砲であるM203 170mm自走カノン砲が配備された。

 

 

 

 

尚、170ミリ自走カノン砲は次のようなものである。

 

 

 

M203 170mm自走カノン砲

全長 15m

最大幅 3.5m

車高 3.6m

重量 50t

主兵装 66口径170mmカノン砲

副武装 12.7mm重機関銃、M61バルカン

射撃速度 毎分5~6発

最高速度 60km/h

最大射程 通常弾45km、RAP弾使用時75km

見た目 K9とM-1989を組み合わせたような感じ

その他 渡河能力有り

防御性能 15mmまでの機銃を防ぎきる。

 

 

 

 

 

K9とコクサン自走砲の良いとこ取りという感じである

 

 

 

 

 

これを現在30両程保有するロデニウス連邦共和国は、上陸阻止のために沿岸部に緊急配備した。

 

 

 

 

 

 

「平河くん」

 

「なんですか?」

 

「松輪と占守は出せるかい?」

 

「出撃可能ですが………」

 

「近海にて訓練中の伊19が正体不明の潜水艦2隻を捕捉したらしい。機関停止中の探知で、相手は2次大戦か、それ以下の潜水艦と、冷戦期の原潜らしき潜水艦のそれぞれ2隻だ。既にP-1が向かっているが、水上艦による迎撃も行いたい。アレも出す」

 

「アレですか!、しかし過剰では?」

 

「冷戦期並の技術レベルなら、警戒対象だ。対潜装備、及び特殊部隊を搭載する」

 

「了解、1時間で出撃準備させます」

 

 

 

 

 

 

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パーパルディア皇国ロデニウス連邦共和国本土攻撃部隊

 

 

 

 

「報告!、エストシラントが敵の攻撃を受けたとのこと!」

 

 

 

 

「なんだって!」「ロデニウス連邦共和国め……」

 

 

 

幕僚達が口々に声を漏らす。

 

 

 

 

「静かにしたまえ、ロデニウス連邦共和国は総力を結集して我が国を叩こうとした。文明圏外国らしい、捨て身の戦法だ。だが、奴らは皇国の恐ろしさを知らない。我が国には工業都市デュロの造船技術によって多数の船が生み出せる。」

 

 

 

本土攻撃部隊の指揮官が語る。

 

 

 

 

それに納得し黙った幕僚達だが、当然こんな話は見当違いもいい所である。

 

 

 

 

まず、エストシラントへの攻撃は、ロデニウス連邦共和国の総力ではなく、創設予定の10個艦隊のうちの1個艦隊、それもたった1個空母打撃群と駆逐艦隊に、幌筵泊地から増援を加えただけである。

 

 

 

創設予定とあるように、その戦力は未だ発展途上だが、それでも2番艦の「クワ・トイネ」、3番艦「クイラ」、4番艦「ロウリア」が訓練中であり、5番艦「ホロムシロ」、6番艦「リョンネー」、7番艦「シャントー」が進水済み、8番艦「フォッケン」、9番艦「クワァントー」、10番艦「テンシェー」が建造中であり、たとえここで本土をそれなりに叩いても確実に反撃される。

 

 

 

また、そもそも幌筵泊地が10隻以上の空母機動部隊を、ロデニウス連邦共和国にも軽空母を軸にした数個の機動部隊の運用が可能であるため全く勝ち目は無い。

 

 

 

さらに言えば、本土防衛戦となるため、空軍からの支援としてF-16Cや、退役間近のF-1、幌筵泊地の基地航空隊なども参戦するため、航空戦力は絶望的である。

 

 

 

海上戦力に至っては金剛型を除いてほぼ戦艦が幌筵泊地に残っているため勝ち目が全くない

 

 

 

そして、極めつけには工業都市デュロだが、そもそもロデニウス連邦共和国がムー国に依頼して在パ外国人の退避を行っているのがデュロなので、攻撃しないだけである。よって収容完了後は直ちに「皇帝」によって攻撃されることになっている。

 

 

 

 

 

というわけではなから間違いだらけなのだ。

 

 

 

 

 

 

そんな中で行われる本土攻撃。

 

 

 

 

 

その最初の刺客は空からやってきた。

 

 

 

 

 

 

パーパルディア皇国ロデニウス連邦共和国本土攻撃部隊前方40km地点、上空8000m付近

 

 

 

 

 

<<久しぶりの出撃は艦艇への攻撃か……、それにしてもロケット弾の比率が多いな>>

 

<<まぁ、大佐好みの爆撃が出来ないのは仕方ありませんね、相手は木造船なんで、急降下爆撃なんかしたら過貫通しかねませんし………>>

 

<<まぁいい、どんな相手、どんな装備であれ、出撃を命じられたらその場に赴くのが私の仕事だ。一応確認だが、火吹きトカゲことワイバーンについては大丈夫か?>>

 

<<レーダーにそれらしきものは確認できませんな、正直、トカゲだろうとレシプロ機だろうと、ジェット機だろうと、空母に載せて運用するならそれなりに費用がかかりますし、さすがにそろそろ払底したんでしょうな>>

 

<<まあいい、たとえ奴らが飛んできても私がきっちり空戦で叩き落としてやる>>

 

 

 

 

(ルーデル以下特設航空団はロデニウス連邦共和国に残っていたワイバーンとの空戦にて、圧倒的差で勝利しており、ルーデル達がワイバーン相手に圧倒できることについては各方面で確認済みである)

 

 

 

 

<<それをされると私らの存在意義が無くなってしまうので…………、ですが万が一の際はお願いします>>

 

 

 

 

一応、護衛として付いてきている第1航空団のF-15J改の隊長機が苦笑を漏らす。

 

 

 

 

<<そろそろ見えてきましたな、我々は上空で待機します。ご武運を>>

 

<<承知した、護衛感謝する>>

 

 

 

そう言うと、護衛のF-15J改は、翼を軽く振ってさらに上空に向けて上昇する。

 

 

 

<<特設航空団全機、用意は良いかね?>>

 

<<もちろんです大佐、奴らに我々の恐ろしさを骨の髄まで叩き込んでもらいましょう>>

 

<<その意気だ諸君、では突っ込むぞ!>>

 

 

 

 

 

言うが早いか、ルーデルの機体が速度をあげて突っ込んでいく。

 

 

 

 

<<もうちょい……、もうちょい……、撃てぇ!>>

 

 

 

 

バシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュ!

 

 

 

 

機体のあちこちに取り付けられたロケット弾ポッドから大量のロケット弾が一斉に放たれ、本土攻撃部隊に火柱を上げさせる。

 

 

 

 

「ロケット弾ポッドはまだある、今度は旋回して仲間の攻撃が及んでいない所へ………、撃てぇ!」

 

 

 

 

バシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュ!

 

 

 

 

また数隻が一気に火柱を上げ沈んでいく。

 

 

 

 

「素晴らしい!、陸に比べれば鈍重でバカでかい代物だが、大きい獲物ほど心躍る!、もっとだ、もっと戦果を……!!」

 

 

 

 

 

完全にゾーンに入ったルーデル。

 

 

 

 

 

さて、突然の攻撃を浴びたパーパルディア皇国ロデニウス連邦共和国本土攻撃部隊はこの攻撃をどう受け止めていたのか………

 

 

 

 

 

次回に続く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 







少々締りが悪いですが、次に進みます。

(恐らく)襲いかかって来るであろう愚帝本土攻撃艦隊をどうやって調理しましょうか?

  • 単艦無双(ヤ○トかな?<すっとぼけ>)
  • 特生自衛隊(特殊兵器多数)出動
  • 航空殲滅(ソ連を超えた!?)
  • 普通に艦隊決戦(まだ常識の範囲)
  • 全部♡‪(愚帝君号泣不可避)
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