チートな幌筵泊地が異世界に転移した結果……   作:提督兼指揮官兼トレーナー

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というわけで、夏休み企画ということで、私の作品「最強の艦娘と唯一の艦息」と「トレセン学園で数学教師をしていたらいつの間にかサトノのトレーナーになっていた件」から3人(?)を呼んできました。


夏休み企画は本編とのリンクはありませんので、最近のキツイ展開を見ていた方はどうぞ肩の力を抜いてご覧下さい。







夏休み企画
夏休み企画 夏休みだよ!、全員集合!(その1)


 

 

ロデニウス連邦共和国沖、南西300km

 

 

「んっ………、ふあああ、あれ?ここはどこだ?」

 

「おはようございます。艦長」

 

「ん?、副長か、ここはどこだ?」

 

「あなたの艦内ですよ、ゆうなぎ艦長」

 

「えっ?、俺の艤装の?」

 

「ええ、我々も気づいたら艦内に居ました」

 

「状況は?」

 

「私ども含め、現在全員がこのゆうなぎに乗船していますが、座標が分かりません」

 

「分からない?、多元さんの低高度衛星とのデータリンクがあるはずだろ?」

 

「ええ、それが無いんです。というか、ここが地球かどうかも怪しいんですよね……」

 

「えっ?、そいつはどういうことだ?」

 

「分かりません。とりあえず艦橋に来てください」

 

 

言われてゆうなぎと呼ばれた男は立ち上がる。

 

彼は艦息だ。

 

 

いわゆる現代とほぼ同じ世界に現れた深海棲艦の猛攻に対して、少しでも頭数を増やしたかった各国は、人工艦娘の製造を試みた。

 

だが、結果は失敗。

 

製法としては、深海棲艦から得られた細胞を培養し、一定レベルまで体を鍛え上げた女性に培養したそれを埋め込むのだが、この細胞との適合が上手くいかず、適応障害で死亡したり、凶暴化して深海棲艦になるものも多かった。

 

そこで、この世界に辿りついた転生者達が各々の会社から出向する形で設立された企業、新日本重工は、新たなアプローチを取る事にした。性別の枠を越えて、新しく人工艦娘プロジェクトを進める。すなわち、従来の女性を使う試みではなく、男性を使って艦娘……、いや艦息を作る試みを行ったのだ。

 

その結果誕生したのが、現在この異世界にやってきたゆうなぎなのだ。

 

 

全長 190m

最大幅 25m

機関方式 統合電力システム

速力 35ノット

兵装 60口径203mm単装速射砲(毎分15発)×1基、76mmスーパーラピッド砲×2門(実物における艦橋前部)、57mm速射砲×2基(実物におけるヘリ格納庫上部)、SeaRAM×1基(実物における艦橋前部)、21連装RAM発射機×1基(実物におけるヘリ格納庫上部艦橋側)12.7mmRWS×4基(実物における両舷に二基ずつ)、Mk41 VLS(96セル)(前に64セル、ヘリ甲板後方に32セル)、対艦ミサイル専用VLS(32セル、改装前のMk41に配置)Mk57 VLS(24セル)(ヘリ甲板両脇に装備)、三連装短魚雷発射管×2基、艦首魚雷発射管×6門

艦載機 哨戒ヘリ1機

その他 もがみ型同様にフィンスタビライザーを搭載している

見た目 海自が計画中のイージスシステム搭載艦のイメージを踏襲しつつ、あたご型、ズムウォルト級、アンドレア・ドーリア級の武装配置を参考にしている。

 

 

まぁなんともいえぬ近接特化のイージス艦なんだが、そんな事はこの際些細なことでは無い。

 

 

「地平線が……、遠くなってる……」

 

「地球外の可能性もあります。どうされますか?」

 

「全艦警戒態勢。なんでもいいから人工衛星との通信ができないか確かめてくれ」

 

「了解!」

 

 

そう言われて妖精たちが慌ただしく動き出す

 

 

「副長、燃料並び弾薬食料は?」

 

「燃料に関しては経済航行でだいたい1000kmです」

 

「弾薬は?」

 

「VLSにフルで搭載してありますが、対空ミサイルに限ってカウントするとSM-6が70発程度、ESSMは32発で、その他ミサイルはアスロックが16発、トマホークが8発、対艦ミサイルは極超音速タイプが8発、通常タイプが24発です」

 

「弾薬は問題無い訳だな?」

 

「はい、ですが、問題は食料です」

 

「何日分だ?」

 

「3日から5日程度です」

 

「不味いな……、SH60K出せるか?」

 

「行けます」

 

「よし、場合によってはすぐに上げる。準備させろ」

 

「了解!」

 

「艦長!、衛星の存在が確認できましたが、それよりまずいです!」

 

「どうした!?」

 

「後方より木造船接近中!、海賊かもしれません!」

 

「何!?」

 

「国旗が掲揚されていません、武装も確認できます。艦長指示を!」

 

「総員戦闘配置!、スピーカーによる警告を!」

 

 

言われてすぐに行動に移る。

 

 

<<こちらは日本国海上自衛隊所属、艦娘部隊、呉鎮守府特務艦隊所属のイージスシステム搭載型護衛艦「ゆうなぎ」である。そちらの木造船は本艦に近づきすぎている。直ちに進路を変更せよ、繰り返す。直ちに進路を変更せよ>>

 

「艦長、依然接近中!、艦首にはバリスタが備えられている模様!」

 

「……、振り切れるか?」

 

「いけます」

 

「よし、進路このまま、速度で振り切る」

 

 

速度の差を活かしてそのまま振り切るゆうなぎ。

 

 

「艦長!、正面に木造船!、後ろのと同じやつです!」

 

「ちっ!、不味いな」

 

 

見れば前にも似たような見た目の木造船が広がりながら接近している。

 

 

「ちっ……、最終警告だ」

 

「艦長!?」

 

「警告射撃と最終警告をしろ、その後も変化が無ければ攻撃開始」

 

「しかし!」

 

「自衛隊法95条並びに対特殊生物対策法の艦娘の自己防衛に関する項目が根拠だ」

 

「はっ!?」

 

「これから行う武力行使は、我々の武器たるこの船を守るためと、艦息である俺の命を守るために使う」

 

「りょ、了解!」

 

「全周波数帯にて通達。本艦はこれより日本国が定めた法律に基づき場合によっては敵船を攻撃する。周囲を航行中の船舶、航空機は注意を」

 

「了解!、直ちに通達します」

 

 

<<こちらは海上自衛隊所属艦娘部隊呉鎮守府特務艦隊所属、イージスシステム搭載型護衛艦「ゆうなぎ」である。本艦に異常接近中の船舶に対して警告射撃を行った後に、場合によっては撃沈する。これは本艦の所属する日本国における法律に則った正当な自己防衛である。周囲の船舶並びに航空機は砲撃や銃撃に警戒し、場合によっては進路を変更せよ>>

 

 

続けて接近中の木造船に最終警告をする

 

 

<<これ以上の接近をした場合、もしくは今後何らかの形で攻撃をした場合、こちらは自己防衛の必要性からそちらを撃沈する、これは最終警告だ!>>

 

 

だが、なおも接近する木造船、回避行動を執るが、遂に……

 

 

「撃ってきました!」

 

「警告射撃の後船体射撃!」

 

 

遂に武力行使に動くゆうなぎ、果たしてどうなる……

 

 

 

 

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一方、ロデニウス大陸某所

 

 

「あれ?、ダイヤさん、なんか風景が……」

 

「はい、不思議ですね……、さっきまでお出かけをしていたはずなのに……」

 

「もしかして、異世界転移かな?」

 

「トレーナーさん?」

 

「いやね、学生時代によく読んでいた本の中にこんな感じである日突然異世界転移しちゃう作品を読んでいてね」

 

「へぇー、今度読んでみたいです」

 

「ま、それはそれとしてこの状況どうするか……」

 

「あっ!、トレーナーさん!、私のカバンからこんなものが」

 

「うん?、どれどれ……」

 

 

ダイヤのカバンの中に青色の紙がある。

 

表には謎の言語(読者諸君に言えば大陸共通語)が書いてある。

 

 

「ん?、なんだこの字、マジで異世界来ちゃった感じなのか?」

 

「あっ!、でも裏に日本語で何か書いてありますよ!」

 

「読んでみて」

 

「えーっと<<幌筵泊地の諸君、以下のバーコードを指定の機械に読み込んでくれ、持ち主はサトノダイヤモンドと中田洸希。以上物主右作>>です!」

 

「ますますわからんなぁ……」

 

「とりあえず、この幌筵泊地について聞いてみましょうよ」

 

「そうだね、テンプレ通りの異世界転移なら多分言葉は通じるはずだしね」

 

「そうと決まれば……」

 

 

ダイヤが辺りを見渡すと、弓道着を着て山盛りのポテトを食べている女性が居た。

 

 

「すみませんちょっとよろしいですか?」

 

「ええ、大丈夫ですよ」

 

「この……、この紙に書いている幌筵泊地についてお尋ねしたいんですが……」

 

 

紙を見た女性、言ってしまえば赤城なのだが、紙を見て驚いた。

 

(艦娘含め幌筵泊地一同は大陸共通語について勉強済みである)

 

 

「幌筵泊地!?、私の所属している泊地ですよ!、どうしたんですかこの紙!」

 

「えーっと、私もなんだかよく分からないんですけど、気がついたらここにいて、カバンの中にこの紙が……」

 

「あっ、ダイヤさん、僕もこの紙ありましたよ!」

 

「そうですか!、良かった」

 

「お二人の出身は?」

 

「日本ですが……」

 

 

さらに驚く赤城。

 

 

「そうなんですか!?、ちょっと待ってください。すぐに提督に連絡を取りますから」

 

 

そう言いながらスマホを取り出す赤城。

 

 

「もしもし……、はい、赤城です。転生者と見られる方が居ます。………はい……至急回収をお願いします」

 

 

すぐに電話を切ると赤城は2人に振り返る

 

 

「急ですみません、私は幌筵泊地所属、赤城です。これより提督の元に向かいますので私についてきてください」

 

 

そう言って赤城はスマホを操作する

 

 

「隊長さん、車回してください、場所は○○○○……」

 

 

すぐに、日本と同じような車がやってくる。

 

 

「乗ってください」

 

 

言われて乗り込むと、すぐに赤城がスマホを持って助手席から身を乗り出してくる。

 

 

「紙とお顔を撮らせてもらっていいですか?」

 

「どうぞ」

 

 

撮った写真は幌筵泊地で絶賛執務中の多元に送られるのだった……

 

 

 

 

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幌筵泊地地下司令部

 

 

「ではこれより緊急転生者会議を始める」

 

 

多元の言葉で始まった転生者会議にて、多元は開幕早々グランドスラム並の爆弾を投下する

 

 

「30分前、ロデニウス大陸の艦娘療養指定地域にて新たな転生者らしき存在が確認された。男とケモ耳の付いた女性だ。男性の名前は中田洸希、女性の名前はサトノダイヤモンドだそうだ」

 

「中田くん!?」

 

「どうした真多くん」

 

「あ、あの!、その人の写真ってありますか?」

 

「まもなく送られてくるが……、それがどうした?」

 

「もしかすると……、僕の高校時代の同級生かもしれません」

 

「同級生!?、同級生がケモ耳の女の子と一緒に異世界にやってきたってのか!?」

 

「分かりません……、でも名前だけなら僕の高校時代の同級生と同じ名前です」

 

 

と、パソコンを操作していた転生者が声を上げる

 

 

「赤城さんからのデータ来ました!」

 

「どれどれ……、真多くん、どうだ?」

 

「間違いありません、中田くんです!」

 

「よしわかった。つまり、状況証拠から察すると、何らかの世界線に居た真多くんの同級生が、その世界のケモ耳の女の子と一緒に来たってことだな?」

 

「はい、そうなりますね……」

 

「問題は……、この時期になんで来たんかってことだ、確か今は夏……、ん?、ちょっと待て2枚目の紙を見ろ」

 

「あっ」「あっ」「あっ」

 

「そういう事か……」

 

「あんにゃろぉ……」

 

 

何人かが察し、多元は顔を歪ませる。

 

 

「おい、大和に連絡しろ、物主のバカは来てるかって」

 

「あ、はい」

 

「俺は本人を探す」

 

 

そう言うと甲冑に身を包む多元。

 

 

「て、提督??」

 

 

なんかもう展開が読めてきた……

 

 

「とりあえず、中田さんの対応は真多くんと平河くんに任せる。データの解析を急げ」

 

 

そう言うと、多元は地下司令部の扉をぶち開けて

 

 

「うp主のバカはどこいった!!(╬◣Д◢)」

 

 

甲冑姿のまま走り出した。

 

 

「えっ!、提督!?」

 

「物主のバカはどこいった!!(╬◣Д◢)」

 

「さ、さっきまで大和さんのところに居ました!」

 

「(`Д´)……チッ!!!!、逃げやがったな!!、こんなところでふざけてるから必修の単位落とすんだぞクソッタレ!!」

 

(個人情報バラすなByうp主)

 

<<提督!、戻ってきてください!、演習中の幌筵洋上打撃航空艦隊から通信!、所属不明艦が海賊船と交戦していたとの事!>>

 

「何!?、(・д・)チッ、命拾いしたな」

 

 

急いで地下司令部に戻る多元。

 

 

「所属不明艦は?」

 

「本人は海上自衛隊の艦娘部隊所属を名乗っています」

 

「幌筵洋上打撃航空艦隊に偵察に向かわせろ、吹雪、睦月に出撃命令を出せ幌筵泊地に連れてくるためにも案内しろ」

 

「はっ!」

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 

幌筵泊地に通信の入る少し前

 

 

「敵船を全て撃沈!」

 

「救助の準備を、ヘリとボートを出せ」

 

「それが……」

 

「どうした?」

 

「レーダーに感あり、大型の爆撃機と見られるものと、ステルス機を含む大編隊が接近中です」

 

「木造船の次は航空部隊か……、対空戦闘用意、ただしこちらからは仕掛けるな」

 

「了解、警告を送ります」

 

<<こちらは日本国海上自衛隊所属艦娘部隊、呉鎮守府特務艦隊所属イージスシステム搭載型護衛艦「ゆうなぎ」である。貴殿の飛行目的と官姓名を答えろ>>

 

<<こちらは幌筵泊地所属幌筵洋上打撃航空艦隊、現在訓練中である。貴殿への攻撃の意図は無い。状況を説明されたし>>

 

 

 

 

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幌筵洋上打撃航空艦隊がゆうなぎを見つける少し前

 

 

<<トリガー、お前が実技担当で、俺が教官とはな、ああいいさ、それで、お前はとことん無口だからな、必要以外全くっていいほど喋らないんじゃ、教官としては不向きだろうな>>

 

<<……カウント……>>

 

<<ん?、ああ、こっちでも確認した、早期警戒管制機、そっちから何かあるか?>>

 

<<木造船らしきものが近くにいる。動きからして戦闘中だ、すぐに向かってくれ>>

 

<<はいよ!、全機訓練中止、不審船に対処する>>

 

 

すると、すぐに不審船から通信が入る。

 

 

<<こちらは日本国海上自衛隊所属艦娘部隊、呉鎮守府特務艦隊所属イージスシステム搭載型護衛艦「ゆうなぎ」である。貴殿の飛行目的と官姓名を答えろ>>

 

<<(トリガーより俺が答えるべきか……)、こちらは幌筵泊地所属幌筵洋上打撃航空艦隊、現在訓練中である。貴殿への攻撃の意図は無い。状況を説明されたし>>

 

<<応答感謝する。現在こちらは正体不明の現象によりさまよっている状態である。そちらから情報提供と補給を受けたい>>

 

<<了解した。上に伝える>>

 

 

そこで通信は終わった。

 

 

 

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「ふぅ……、穏やかに話が出来る相手で良かった」

 

「みたいですね……」

 

「漂流者の救助は?」

 

「ダメです。自決しています」

 

「そうか……、報告書をまとめてくれ」

 

「了解」

 

「進路このまま、相手側の出迎えがあるはずだ」

 

「はっ!、しかし……、幌筵泊地ですか……」

 

「確か第二次世界大戦までの日本軍の泊地ですよね?」

 

「ああ、確か深海棲艦との戦いにおける国連軍撤退とロシアの島嶼部放棄に伴って一時的に管理権を移譲されたとはいえ、泊地は設立されてないはずなんだがなぁ……」

 

「いずれにせよ、我々とは違う存在なんですかね?」

 

「多分な」

 

 

そうこうしていると、護衛艦らしき艦艇が2隻来た

 

 

<<幌筵泊地所属、駆逐艦吹雪です!>>

 

<<同じく幌筵泊地所属、駆逐艦雪風です!>>

 

 

無線を聞いたゆうなぎと副長妖精は驚いた

 

 

「吹雪!、雪風!、この声、まさか艦娘!?」

 

「艦長!、雪風と言えば呉鎮守府にいたはずでは?」

 

「いや、幌筵泊地所属と言っている以上、もしかしたらパラレルワールドの艦娘かもしれん」

 

「そ、そうですね、とりあえず応答お願いします」

 

 

言われてゆうなぎが無線を取る

 

 

<<こちらは日本国海上自衛隊所属艦娘部隊、呉鎮守府特務艦隊所属イージスシステム搭載型護衛艦「ゆうなぎ」である。貴殿の出迎えに感謝する>>

 

<<うちのしれーが言ってたんだけど、青い紙があったら両面写真を撮って送って欲しいって>>

 

<<青い紙??[艦長、ありました、艦長のお部屋に][何?、そんなもの置いたつもりは無いが……、まぁいい]見つかったようだ、今送る>>

 

 

ゆうなぎから送られた写真は幌筵泊地にいる多元に向けて送られた。

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

雪風と吹雪が出発するすこし前

 

 

「では、2人には例の軍艦の誘導を行ってもらう」

 

「はい!、司令官!」

 

「頼んだぞ」

 

 

そう言って2人を見送る多元。

 

地下司令部にて対応を検討していた多元だが、突如現れた転生者と軍艦に対して各種手続きを行うために執務室に戻っていた。

 

 

 

 

そして………

 

 

 

 

「提督、まもなく赤城さんのヘリから中田さんが到着されます」

 

「わかった、すぐ行く」

 

 

執務を切り上げ、ヘリポートに向かう多元。

 

向かった先には既にヘリが来ていた。

 

 

「はじめまして、幌筵泊地の司令官の多元実と申します」

 

「はじめまして、トレセン学園中等部非常勤数学教員兼トレーナーの中田洸希と申します」

 

「はじめまして、サトノダイヤモンドです」

 

 

簡単な挨拶の後、執務室に向かう3名。

 

 

「(結構若い方なんですね)」

 

「(軍人だからね、あんまり年寄りでもダメなんでしょ)」

 

 

多元の後ろで話す2人。

 

 

「こちら執務室になります。お2人は紅茶とコーヒーどちらにされますか?」

 

「紅茶でお願いします」

 

「了解しました。鳳翔さん、3人分の紅茶を」

 

「わかりました」

 

 

鳳翔は今退出したところなのでお茶は届かないが、とりあえず話をはしめる。

 

 

「お2人はいわゆるウマ娘がいる世界からやって来られたということで間違いないですね?」

 

「はい」

 

「我々幌筵泊地は、元々は20世紀に存在していた千島列島の先端にある小さな泊地、幌筵島に泊地を構えていたんだ。そして、我々の世界では、深海棲艦と呼ばれる謎の生命体が暴れ回っていた」

 

 

多元は話せる限りの全てを話した。転生者のこと、幌筵泊地で何が起きていたのか、そして異世界への再度の転移。

 

 

「なかなか大変な生活をされていたんですね……」

 

「まぁもう慣れたがな」

 

 

それでだ……、と多元は続ける。

 

 

「我々としては君たちを受け入れることは出来るが、1つ確認したい、真多獅郎という男を知ってるか?」

 

「真多君!?、もしかしてめちゃくちゃ頭の良かった真多君のことですか!?」

 

「ああ、恐らく君の推測通りの人物だ。君に会いたいと言っているが、1つ気をつけて欲しい」

 

「何です?」

 

「我々は君たちと少し違う世界からやってきている。だから細部の記憶などで差が出てくることもあるだろう。或いはその時にショックを受けるかもしれないが、気をつけてくれ」

 

「わかりました」

 

「では、君たちの部屋を部下に案内してもらう。私は仕事があるから失礼するよ」

 

 

そういうと多元は、地下司令部へと戻る。

 

 

「………、重武装のイージス艦、一体何者なんだ……」

 

 

 

 






1話で終わるはずが、考えていたらどんどん膨らみました。


多分3話くらい続きます。

(恐らく)襲いかかって来るであろう愚帝本土攻撃艦隊をどうやって調理しましょうか?

  • 単艦無双(ヤ○トかな?<すっとぼけ>)
  • 特生自衛隊(特殊兵器多数)出動
  • 航空殲滅(ソ連を超えた!?)
  • 普通に艦隊決戦(まだ常識の範囲)
  • 全部♡‪(愚帝君号泣不可避)
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