チートな幌筵泊地が異世界に転移した結果……   作:提督兼指揮官兼トレーナー

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というわけで、対BETA戦です。

いつも通りテクノロジーでぶん殴ります。






学ばれるなら 学ぶ前に殺そう (幌筵泊地の標語)

足りぬなら 足るまで撃とう 弾はある (幌筵泊地の標語その2)

BETAなら 慈悲は要らんな 殺すまで (幌筵泊地の合言葉)




殺意マシマシな幌筵泊地とロデニウス連邦共和国によるBETA蹂躙、はーじまーるよー。


というわけで、今回からいよいよ幌筵泊地の技術チートがBETAに対して本気を出します。


BETAも総力戦ですが、幌筵泊地も(大気圏内でできる範囲限定で)ほぼ総力戦です。



  た だ の 超 兵 器 祭 り






夏休み企画 夏休みだよ!、全員集合!(その4)

 

 

 

「多元本部長、来られました!」

 

 

その声に立ち上がって敬礼をしようとするのを押しとどめる多元。

 

 

「こんな状況だ、挨拶は抜きにしろ、潜水艦をありったけ出せ、進路上に構えて迎撃させる」

 

「哨戒機は?」

 

「対潜魚雷撃とうにも低空飛行すれば要塞級の餌食だ、避難民の輸送に徹して、爆撃機と共にクイラ側で待機」

 

「了解!」

 

「現在までに推測されるBETA予想進路は?」

 

「こちらです」

 

 

マップを見た多元は思わず叫んだ。

 

 

「不味い、佐渡の悲劇が起こる!」

 

 

予想進路のど真ん中に島がある。

 

大きさはだいたい佐渡ヶ島くらいだ。

 

 

「参謀長、ガドサ島の防衛部隊は?」

 

「戦車部隊を有する一個師団と、哨戒機のみです」

 

「不味いぞ、連中の数が飽和するまで後何日だ?」

 

「2日です」

 

「すぐに向かえる艦隊を出せ、間に合わなくなる!、民間機も使って島民の強制避難を!」

 

「了解!」

 

<<平河くん、俺だ。今すぐ出せる艦隊と戦術機をガドサ島に送ってくれ!>>

 

<<了解、第118戦術航空団……、いえ第118戦術機甲師団を大至急送ります!>>

 

<<機体は?>>

 

<<武御雷です>>

 

<<レベルは?>>

 

<<色は黒ですが、中身は紫です、XM3も装備してます>>

 

<<わかった>>

 

 

電話を置くと一呼吸置く

 

 

「腰堀の野郎……、タケルちゃん補正かけたいからって色々やりやがって……」

 

 

だが、今はそれがありがたい。

 

 

「現場指揮官と連絡を」

 

「了解」

 

 

メインパネルに現場指揮官の映像が映る。

 

 

<<多元本部長、ご苦労さまです>>

 

<<すまん、こんな状況だ、いきなり本題に入る。ガドサ島にBETAが接近している。こちらからも増援を送るが、先ずは住民の避難を行ってくれ>>

 

<<強制避難ですか?>>

 

<<無論だ、命に変えられるものは無い。民間人全員を直ちに避難させろ>>

 

<<本島は駐留部隊の家族含め65000人、それをいつまでに避難させろと?>>

 

<<2日だ、今民間機や、高速船を集められるだけ集めて送っている>>

 

<<そんな!、無茶な!>>

 

<<無理は承知だ。だが、避難が間に合わなければ全員死ぬことになる>>

 

<<………、わかりました。やります>>

 

 

ここで通信は終わった。

 

 

「BETAを想定した防護壁が無い以上、上陸すれば間違いなくOUTだ。歩兵なんぞ簡単にねじ切られる。艦隊の支援が間に合わなければアウトだ」

 

「ドルメ将軍から連絡です」

 

<<本部長、我がドルメ艦隊なら、10時間以内にガドサ島に到着可能です>>

 

<<了解した、すぐに行動してくれ>>

 

<<はっ!>>

 

 

 

 

 

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幌筵泊地、飛行場

 

 

「第118戦術機甲師団、全機出撃!」

 

 

黒く染められた武御雷が一斉に飛び立つ。

 

 

<<カウント>>

 

<<ん?、ああ、さすがのお前でもこんな機体に乗ったことは無いよな>>

 

<<カウント>>

 

<<ああ、おれだってそうさ>>

 

<<カウント>>

 

<<ん?、ああ、そうだな、それが俺たちが止まる理由にはならねぇな、あのタコ野郎共を殺さなければ何が起こるか、それはみんな知っているさ>>

 

<<こちら司令代行、中佐、全員異常は無いな?>>

 

<<問題ありません>>

 

<<ビショップ、死ぬなよ?、まだ俺たちの戦いは終わっちゃいないんだからな>>

 

<<マルコフ、 傲 慢 な アメリカ人として一言言っておこう。お前も死ぬな>>

 

<<フッ、空で死んだはずの俺が、こんなことになるとはな>>

 

 

飛び立った武御雷は、途中推進剤の補給を受けながらも、一路ガドサ島に向けて飛んで行った。

 

 

 

 

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一方、連絡を受けたガドサ島守備隊は大忙しだった。

 

 

 

「皆さん!、落ち着いて避難してください!、次の飛行機もまだ来ますので!」

 

「子供と病人、年配の方が優先です!、慌てないで!」

 

 

ガドサ島唯一の滑走路には、空軍や、幌筵泊地、民間機が次々に降りてきては避難民を載せて本土へと向かう。

 

 

「離陸します!、下がって!」

 

 

轟音を立てながら、C-130が離陸する。

 

次の離陸は旅客機、その次はC-2と、次々と離陸していく飛行機達。

 

一方、海上でも……

 

 

「飛行艇、まもなく離陸します!」

 

「高速船への移乗を早く!」

 

 

こちらも幌筵泊地から飛んできた飛行艇や、各地からやってきた高速船、近い港から集まったフェリーなどで避難民を乗せて移動する。

 

 

「住民の避難完了までどれくらいだ?」

 

「およそ40時間です」

 

「ギリギリか……、本土からの増援は?」

 

「海軍はドルメ将軍率いるドルメ艦隊、それと沿岸防衛の艦隊が複数と、第1、2艦隊が来ます」

 

「空軍……はダメらしいな、陸軍は?」

 

「現在即応部隊などを中心に派遣準備を整えています。相手が相手なので、空挺部隊では到底太刀打ちできるものでは無いようです」

 

「幌筵泊地は?」

 

「戦艦8隻と、空母1、巡洋艦12隻、駆逐艦20隻、潜水艦4隻と第118戦術機甲師団の武御雷が30機強、遅れてストライクイーグルが64機です」

 

「陸上部隊は?」

 

「パワードスーツ着用の強化歩兵部隊が2000人、状況次第では機甲師団も送る模様」

 

「パワードスーツって幌筵泊地が研究していたあれか?」

 

「ええ、重強化歩兵については本土防衛の都合で来られないそうですが……」

 

「確かアレか?、なんかの特撮番組に出てたって言うやつをモデルにしてるんだろ?」

 

「はい、通常の強化歩兵部隊の正式名称がArmed Combat SystemでACS-1、確か平成ライダー2作品目、仮面ライダーアギトに出てきたG3XとG4、後顔だけは仮面ライダーオーズのバースがモデルだとか」

 

 

ACS-1

幌筵泊地の名前付き転生者の中の1人で(割と空気扱いされがちで)ある小玉によって開発された強化外骨格。

 

見た目はG3-XとG4を混ぜたような見た目をしており、そこに各種マガジンポーチなどを装備している。前述の通り顔だけバースという仕様。

 

力は強く、人とほぼ同じ大きさ、可動性を持ちながら、闘士級や、兵士級とまともに格闘できるほどである。

 

また、大変硬い素材で出来ているため、さすがに噛まれて大丈夫かと言われれば別問題だが、噛みつきなしの兵士級との戦闘程度では破壊されることは無い。

 

身長:200cm

■体重:200kg

■パンチ力:6t(大体時速30km/hの中型トラックがぶつかるくらい)

■キック力:15t(多分時速30kmくらいの大型トラックがぶつかるくらい……のはず)

■ジャンプ力:一跳び30m

■走力:100mを5.5秒

 

武装:強化外骨格向け12.7mmSMG(全員所持、装弾数200発)、強化外骨格向け超音波カッター(全員所持)、折りたたみ式20mmバルカン砲(火力支援隊員のみ)、4連装ミサイルランチャー(ミサイル支援隊員のみ)

 

 

 

 

お前もうステゴロだけで小型種倒せるよ

 

 

 

なんでココ最近の仮面ライダー初期フォーム並の性能出せてんだよ……。

 

小玉さん影薄いと思ったらこんなバケモン作るんだからつくづくやべぇよ。

 

 

 

「とはいえ、間に合わなければ意味が無い……」

 

「ええ、早く住民を避難させないと……」

 

 

ガドサ島の避難は続く。

 

 

 

 

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一方、ガドサ島に向けて進行中の幌筵泊地艦隊

 

 

「最大戦速で飛ばしても、BETA到達に間に合うか……」

 

「焦っちゃダメよ長門。光線級が出ない限り、本土からも巡航ミサイルによる攻撃支援があるのだし、ドルメ艦隊や、他のロデニウス連邦共和国艦隊もいるのだから、私たちは確実に到着することを大切にしましょう?」

 

「ああ、そうだな」

 

 

陸奥の言葉に一旦は落ち着きを見せた長門。

 

 

 

今回の艦隊陣容は以下の通り

 

 

旗艦

長門

 

戦艦

陸奥、ウォースパイト、リットリオ、ローマ、コロラド、アイオワ、ガングート

 

空母

大鳳(戦術機支援)

 

巡洋艦

高雄、鳥海、矢矧、阿賀野、青葉、衣笠、プリンツ・オイゲン、ヘレナ、五十鈴、川内、神通、那珂

 

駆逐艦

サミュエル・B・ロバーツ、薄雲、叢雲、五月雨、暁、電、雷、響、不知火、陽炎、浜風、黒潮、フレッチャー、Z1、タシュケント、夕雲、秋雲、高波、時雨、夕立、村雨

 

潜水艦

伊58、伊26、伊14、伊13

 

 

当然ながら、トマホークやら12式改やら山ほど積んでいる。

 

 

また、ロデニウス連邦共和国艦隊などの今まで挙げた戦力以外にも、海底に多数の<置き土産>が配置されつつあり、BETAブッ殺体制が整っていた。

 

 

ちなみに、先程陸奥がチラリと言っていた通り、光線級が出現するまでは、幌筵泊地が長距離から巡航ミサイル、弾道ミサイル、極超音速滑空弾etc…をもろぶっ込みする予定なので、火力支援は十分。

 

衛星による監視も続いているため、動きも詳細に調べられる。

 

 

幌筵泊地艦隊が、ロウリア県沖合を通過する頃、タイムリミットはまもなく1日となりつつあった。

 

 

 

 

 

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ガドサ島避難開始から2日後……

 

 

「BETA、移動を開始しました!」

 

 

衛星写真から入水する突撃級と戦車級、要撃級、要塞級等が確認された。

 

 

「予想進路に変更無し、ガドサ島到達までは?」

 

「およそ20時間と見られています」

 

「住民の避難は?」

 

「まもなく最終便が出ます」

 

「部隊派遣は?」

 

「海軍は展開完了、陸軍については2個戦車連隊がまもなく配置完了、空軍並びその他ミサイル部隊も射撃準備完了です」

 

<<平河くん、幌筵泊地は?>>

 

<<艦隊はまもなく配置に、戦術機は全機展開完了、強化歩兵はこれから到着する見込みです>>

 

「よし……、準備は整えた……、もしガドサ島が落ちれば、光線級の射程圏内に本土が入る!。出し惜しみは無しだ!、何としても目標を潰せ!」

 

 

 

鉛筆を折りながら、多元は指示する。

 

 

 

BETAがガドサ島に到達するまでは後20時間。だが、既に海底には大量の置き土産と観測装置が置かれていた………。

 

 

 

 

 

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ガドサ島、司令部

 

 

「BETA先遣群を観測装置が探知!、到達まで後2時間!」

 

「先遣群、機雷原に接触し全滅。主力第1波、海底設置式魚雷により全滅!」

 

「第2波、潜水艦隊が攻撃を開始」

 

「上陸地点に変更は無いな?」

 

「はい、幌筵泊地の事前予想の通りです」

 

「うむ……、海軍に通信!、予定座標へのアスロック攻撃を要請する!」

 

「了解!、通信します!」

 

 

通信士が通信を行っている間にも、設置された大量の機雷原と、海底設置式魚雷によってBETAは数を減らす。

 

 

 

 

ロデニウス連邦共和国、臨時連合艦隊。

 

 

「ガドサ島司令部よりアスロックによる一斉攻撃の要請あり!」

 

<<ドルメ将軍、準備はいいかね?>>

 

<<いつでも大丈夫です>>

 

「うむ……、全艦対潜アスロック、攻撃始め!」

 

 

VLSの蓋が一斉に開き、対潜ロケットであるアスロックが飛翔する。

 

 

島の反対側から射出されたアスロックは、弧を描くようにして飛翔し、指定座標に着水。そのままBETA目掛けて襲いかかる。

 

 

「全弾着水、命中まで5秒」

 

「全弾発射後、我が艦隊は上陸したBETAを攻撃する。主砲攻撃準備!」

 

「了解!、島内観測部隊とのデータリンク開始」

 

 

その後、アスロックが命中し、第3波は全滅した。

 

 

 

 

 

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ガドサ島沖合、幌筵泊地派遣艦隊。

 

 

「予定地点に到達!、現在まで第3波を迎撃。第4波以降は砲撃の必要性有りとの事!」

 

「うむ……、戦艦隊、全艦砲撃準備!」

 

 

妖精からの報告を受けて、長門以下戦艦隊が攻撃態勢に入る。

 

 

<<12式改やトマホークはどうします?>>

 

<<まだだ、上陸し始めてから撃つ>>

 

 

準備をしつつ、神通の質問に答える長門。

 

上陸地点付近一帯の農耕地帯と砂浜海岸は、火力投射のために敢えて開けてある。陸に上がってきたところを集中砲火で叩きのめすのだ。

 

 

「まもなく第4波、浅瀬に到達!」

 

「全砲門、一斉射!」

 

(絶対にガドサ島を守ってみせる!)

 

 

長門の決意が込められたかのように、戦艦隊が各自の主砲を一斉に放った。

 

 

 

 

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ガドサ島司令部

 

 

「幌筵泊地戦艦隊、砲撃開始しました!」

 

「第4波、砲撃により数を減らしています!」

 

 

幌筵泊地の戦艦は、自動装填装置により全艦戦車並みの砲撃レートを確保している。

 

また、火力については長門型が55cm、アイオワ除く全艦48cm、アイオワが51cmと、派遣艦隊の高火力っぷりが伝わる。

 

 

「第4波、全滅!」

 

「第5波……、要塞級が居ます!」

 

「海軍、対艦ミサイルによる要塞級攻撃を提案しています!」

 

「国防省は?」

 

「現場判断に任せるとのこと」

 

「よし、奴が光線級を排出する前に叩け!」

 

「了解!、海軍に対艦ミサイル攻撃を要請します!」

 

「…………!、突撃級と戦車級の一部が第1防衛ラインに向かっています!」

 

「第118戦術機甲師団に攻撃要請!」

 

「了解!、要請します!」

 

 

 

 

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ロデニウス連邦共和国艦隊

 

 

「対艦ミサイル攻撃用意、目標要塞級。トップアタックで確実に仕留める」

 

「了解、全艦対艦ミサイル攻撃始め!」

 

 

対艦ミサイル発射筒からハープーンが発射され、リンクした情報をもとに上陸地点の要塞級目掛けて上から襲いかかる。

 

 

中に装填された220kgの炸薬が炸裂し、真っ二つに叩き割る。

 

 

「命中!命中!、要塞級、撃破5体」

 

「新たな要塞級、12体」

 

「まだまだ対艦ミサイルはたんまりある。光線級の排出の隙を与えず徹底的に叩き込め!」

 

 

見れば、第5波は突出した1部を除いて全滅し、後を追うように6、7波がやってくる。

 

 

「データリンク……異常はないな?」

 

「は!」

 

「よし、全艦砲撃開始!」

 

「全艦、撃ちー方始め!」

 

 

127mmや、155mmの砲弾が上陸したてのBETAに向けて襲いかかる。

 

 

「幌筵泊地艦隊も艦対地ミサイル含めた全火力での攻撃を開始しました!」

 

「我が連合艦隊の対艦ミサイルの数は後幾つだ!」

 

「後60発です」

 

「この調子で撃ち続けると無くなるぞ……」

 

「………!!、本土より巡航ミサイル飽和攻撃です!」

 

 

本土で待機していた幌筵泊地所属の爆撃機隊の巡航ミサイル飽和攻撃がこの時刻になって到達。キルゾーンとして定められていた沿岸部一帯に着弾。第6波を全滅させた。

 

 

「第1防衛ラインに突入してしまった戦車級と突撃級は?」

 

「現在陸軍と第118戦術機甲師団が応戦中」

 

 

 

 

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第118戦術機甲師団

 

 

<<メビウス1より全機へ、我々の主な目標は突撃級だ。後方に素早く回り込み36mmを撃ち込んで沈黙させろ>>

 

<<了解!>>

 

 

普段から機銃縛りでエースパイロット撃墜とか、指定高度以下だと問答無用で叩き落とされる世界線で生きてきたパイロット達は気合いが違う。

 

例え乗るものが戦闘機から戦術機に変わっても大したことでは無い。

 

 

<<突撃級、3体目沈黙>>

 

<<戦車級、8体沈黙>>

 

 

36mmの弾丸を突撃級の柔らかなケツに容赦なく叩き込むことや、戦車級を撃ち殺すことなど朝飯。いや、へそで茶すら沸かせる勢いである。

 

 

 

 

が、厄介な敵は他にもいた

 

 

 

<<こちら第1歩兵中隊!、戦車級だ!、助けてくれ!>>

 

<<こちら第118戦術機甲師団まもなく掃討が完了するが、強化歩兵部隊を先に送った。安心されたし>>

 

 

 

 

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強化歩兵部隊

 

 

「ミサイル発射!」

 

 

肩に担いだランチャーからミサイルが放たれ、戦車級を吹き飛ばす。

 

 

「バルカン砲掃射!」

 

 

ブーンという音とともに、戦車級が次々穴を穿たれながら倒れ込む。

 

 

戦車級にとっては強化歩兵部隊は地獄に等しかった。

 

つい先程まで、戦車を丸かじりしながら歩兵を食い漁っていたと思ったら、いきなり仲間が蹴られただけで体に風穴が空き、パーツが吹っ飛ぶ。

 

持っている武器ですら当たり所次第では抜かれ、カッターでは簡単に切断される。

 

個で戦うことをしないため、各個撃破しようにもできない。

 

力が強すぎるので抑え込めないし、噛み付こうとすれば殴られるか、蹴られて顔が吹き飛ぶ。

 

 

そうこうしているうちに、突撃級を倒し終えた戦術機が上から撃ち込んでくる始末。

 

 

地球では衛士とかその他もろもろ殺していたらしいが、ここはロデニウス連邦共和国。原作通りには行くわけが無い、

 

 

「残りの戦車級は何処だ!?」

 

「あそこです!」

 

「戦車隊が対処してるな、加勢するぞ!」

 

 

 

上手くすり抜けたはずの突撃級も戦車級も、数自体はさして多いわけでも無いため、強化歩兵部隊と戦術機、展開していた戦車によって掃討された。

 

 

 

 

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ガドサ島司令部

 

 

 

「報告!、第1防衛ラインに突入した突撃級と戦車級は掃討されたとの事!」

 

「被害は?」

 

「死者……150人、負傷者多数、戦車8両に被害です」

 

「無傷とはいかなかったか……」

 

「第7波の掃討、間もなくです」

 

「第8波来てます!」

 

「第8波以降は!?」

 

「来ていません!」

 

「よし、ここで食い止める。参加中の全部隊に火力を集中させるよう要請しろ!」

 

 

 

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ロデニウス連邦共和国国防省

 

 

「ガドサ島司令部より入電!、BETA群最終波を確認。全火力の集中投射を求めてきています」

 

「どうやら連中、とりあえず島に引きこもることにしたんだな……、まぁ、焼き尽くさせてもらうが……。まずは目の前の敵だ」

 

 

飲み物として用意した特注600mlのMAXコーヒーを飲み干し、すぐに命令する

 

 

「巡航ミサイル第3波、並びに幌筵泊地艦隊も全部投入しろ、一旦要塞級以外への攻撃を止めて、奴らを一旦陸に上げる。タイミングが重要だ。ここで決める」

 

「了解!」

 

 

 

 

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幌筵泊地艦隊

 

 

「国防省より入電!、第1防衛ライン手前まで敵を引きつけろとのこと」

 

「陸に上がったところで、残った火力を叩きつける気か……、さすがは提督だな。容赦がない」

 

<<どうする?、長門>>

 

「無論その方針で行く」

 

<<OK、観測している人達との連携は任せて>>

 

「頼んだぞ、陸奥」

 

 

 

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ロデニウス連邦共和国艦隊

 

 

「国防省より入電。我が艦隊はハープーンによる要塞級への攻撃を継続せよとのこと。それ以外は他部隊と連携し、陸に上がった所を叩けとの事です」

 

「了解した、ドルメ将軍。準備はよろしいか?」

 

<<お任せ下さい司令。確実に殺ってみせます>>

 

「よし……、海上に姿を現した要塞級からどんどん叩くぞ!、ハープーン発射始め!」

 

 

 

駆逐艦や、巡洋艦からどんどんハープーンが撃たれる。

 

光線級の援護がない要塞級なんぞ、タケルちゃんのおやつ以前にハープーンのおやつである。

 

 

「要塞級の全滅を確認」

 

「目標、キルゾーンに到達」

 

「全兵器使用自由!、攻撃始め!」

 

 

このタイミングでロデニウス連邦共和国艦隊だけでなく、作戦参加中の全部隊が、キルゾーンに誘い込まれた要塞級を除く全てのBETAにありったけの火力をぶつける。

 

 

「トマホーク、攻撃始め!」

 

 

上陸が始まって以降、アスロックの発射は終わった(というより撃ち尽くした)ハープーン発射筒以外は沈黙していた兵器が一斉に動き出す。Mk41VLSが開き、トマホークが一斉に放たれる。

 

幌筵泊地に比べ数は少ないが、それでも威力は絶大で、光線級のいないBETAにとっては脅威となる。

 

 

「主砲、撃ち方始め!」

 

 

5inch、6inchの主砲が島の丘陵部を越える軌道を描きながら次々に落着する。

 

ゆうなぎや、雪風、吹雪は難渋していたところだが、精密砲撃メインとはいえ、数が揃えば話は別だ。

 

 

「キルゾーンのBETA、掃討完了」

 

「良し!、このまま……」

 

「………!?、海底設置の音響装置より報告!、正体不明の振動が複数……、4つもあります!」

 

「直ちに国防省と幌筵泊地に回せ!」

 

 

 

 

 

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幌筵泊地

 

 

「この波形……、嘘だろ!?」

 

「やはり奴もいたか……、さっさと仕留める。真多くん、彼への改装は?」

 

「もう済んでいます。現在作戦行動前の慣熟航行中、射程圏内まで後5分」

 

「さては見越してたな?、まぁいい、恐らくこれこそが最後だろう」

 

「ええ、提督に回しますか?」

 

「いや、おそらく提督も同じ判断を下すはずだ。となれば彼になるだろうよ

 

 

そう言うと平河は無線を取る

 

 

<<幌筵泊地より臨時特務艦隊へ、状況が変化した。速やかに戦闘態勢に入れ>>

 

<<了解、発射体制に入ります>>

 

 

 

 

 

通信を受け取ったフネの先端には、

 

巨大な主砲が付いていた。

 

 

 

 

 

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国防省司令部

 

 

「現地部隊より正体不明の振動が観測されたとのこと!」

 

「こういう状況で正体不明の振動っていうのはアイツぐらいしか居ないんだよ、<彼>に任せる。全部隊へ、振動に近い部隊は撤退せよ」

 

「了解……、でいかほど?」

 

「座標は幌筵泊地が送ってる」

 

「了解」

 

 

 

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現地部隊(幌筵泊地艦隊、ロデニウス連邦共和国艦隊、ガドサ島守備隊、第118戦術機甲師団等)

 

 

 

 

ロデニウス連邦共和国艦隊

 

 

「指定座標まで後退せよ、それが国防省からの命令です」

 

「超弩級のBETA出現の可能性あり……か。おそらくBETAもこの被害は想定外なのだろう。これを気に片付ける気だ」

 

「司令、しかし幌筵泊地はこれまで読んでいたと?」

 

「まぁ、彼らの世界のアニメの敵と変わらないということだから敵の様子だって読めるんだろう」

 

 

 

幌筵泊地艦隊

 

 

「我々はおそらくこのままで大丈夫そうですね」

 

「島への砲撃から帰ってすぐに換装、想定訓練までこなしてるのだから大したものだな」

 

<<長門、私たちはどうするの?>>

 

「来るのは母艦級というやつらしい、中から出てきたやつにすぐに反撃できるように準備」

 

 

 

ガドサ島守備隊

 

 

「後退!、強化歩兵部隊と連携して速やかに後退しろ!」

 

「一体、幌筵泊地は何を考えてるんでしょうか」

 

「ま、なんか手は打ってあるんだろうよ」

 

 

 

第118戦術機甲師団

 

 

<<稜線部に退避、攻撃完了後再度攻撃らしい>>

 

<<トリガー、やつのお手並み拝見といこうか>>

 

<<カウント>>

 

<<ああ、俺も疑っちゃいねぇさ>>

 

 

 

 

 

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幌筵泊地臨時特務艦隊

 

 

「全部隊待避完了、間もなく母艦級が出現!」

 

「弾は4発しかない、命中させるぞ!」

 

「はっ!、横にいる金剛型とリンクして確実に決めます」

 

<<こちら霧島、ゆうなぎさん、準備はいいですか>>

 

「いつでも構いません」

 

<<出現したらすぐに撃ちます。よろしいですね>>

 

「はい」

 

 

と、その時、異常なほどの揺れの後、悪趣味な筒状の馬鹿でかい構造物が、海上と陸上に現れた。

 

 

<<こちら幌筵泊地臨時特務艦隊旗艦ゆうなぎ、試製三式融合弾並びに試製汎用投射砲の発射体制に移行!、金剛以下、比叡、榛名、霧島は、ショックカノン発射用意!、目標、海底、ないし地面より出現した母艦級!、統制陽電子衝撃砲戦、及び投射砲連続撃ち方用意!>>

 

 

その指示を受けて、ゆうなぎのと艦隊を組んでいた金剛型4隻が、艦首から発射器を露出させる。

 

砲口は青白く光り、母艦級のど真ん中をぶち抜くために、艦首を動かして微調整する。

 

 

<<田城さん!、反物質は?>>

 

<<充填完了、1発につき、ほんの800g程度だが足りるだろう>>

 

<<ゆうなぎ!、準備完了ネ!、発射の合図は任せるネ!>>

 

 

金剛の言葉で発射準備が整ったことを理解したゆうなぎは一呼吸おいて指示を出す。

 

 

<<艦首陽電子衝撃砲、撃てぇ!>>

 

 

指示を受けた金剛の砲雷長が引き金を引くと、データリンクによって他の姉妹艦達もいっせいにショックカノンを放つ。

 

 

金剛型搭載のショックカノンは、異世界に来てもさらに改修が進められた結果、直径18inchという高火力を手にした。

 

 

(尚、波動エンジン搭載の金剛改型の威力には及ばない)

 

 

そのショックカノンが放たれ、母艦級の表面を穿つ。

 

原作ではありったけの艦砲射撃を浴びせても倒れることのなかった体に穴が空く。

 

 

「砲雷長!、奴らの穴にぶち込んでやれ!」

 

「了解!、試製汎用投射砲発射!」

 

 

固定された直径51cmの砲台から物凄い速さで試製三式融合弾が発射される。

 

 

「スラスター全開!、連続撃ち方!」

 

 

スラスターを思いっきり動かして艦首を動かし、2発目を装填しつつ、発射体制に移行する。

 

 

「撃てぇ!」

 

 

2体目、3体目と次々に命中し、体の奥底に潜り込んだ弾は、中の信管が起動することで爆発する。

 

 

「1体目爆散!、2体目、3体目も!」

 

「4体目、爆散!、全部消し飛びました!」

 

「良し!、このまま特務艦隊はハイヴ攻略に向かう。全艦最大戦速!」

 

 

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 

幌筵泊地地下司令部

 

 

「母艦級の爆散を確認!」

 

「良し!、これでハイヴに専念できる」

 

 

幌筵泊地の転生者達は手を叩く。

 

 

 

 

今回のBETA騒動、幌筵泊地は初めからハイヴ攻略のための策を練り続けていた。

 

政府の 無能共 慎重派によって難易度こそ上がったものの、我らが幌筵泊地には真多や田城のような素のチート、別世界での留学を終えた変態共がたむろしており。BETA抹殺のためにあらゆる手段を講じていたのだ。

 

 

 

その最たる例がゆうなぎ特殊改装と、彼を旗艦とする臨時特務艦隊である。

 

 

旗艦

ゆうなぎ(特)

 

戦艦

金剛、比叡、榛名、霧島、扶桑、山城、ビスマルク、イタリア、ネルソン、ノースカロライナ、メリーランド、サウスカロライナ、リシュリュー

 

戦術機戦艦

伊勢、日向

 

戦術機母艦

赤城、加賀、蒼龍、飛龍、翔鶴、瑞鶴、雲龍、天城、葛城、サラトガ、アークロイヤル、グラーフ・ツェッペリン

 

巡洋艦

最上、三隈、鈴谷、熊野、加古、妙高、那智、足柄、羽黒、ノーサンプトン、北上、大井、木曽、他残存海外軽巡

 

駆逐艦

残存吹雪、陽炎、白露型並びに全秋月型、フレッチャー級

 

潜水艦

残存全日本潜水艦

 

その他艦艇

無人補給母艦×6隻、無人ロケット制圧艦×10隻、揚陸艦30隻

 

 

 

ここに、爆撃機からなる航空団も臨時編成されており

 

 

臨時特務航空団

 

確認機×1

B-52×108機

B-1×108機

B-2×108機

その他哨戒機やラピッドドラゴン搭載可能輸送機多数

 

 

 

 

おいおい、光線級はどうした?、との声が聞こえるだろう。

 

 

 

心配無用

 

 

こいつら幌筵泊地だから

 

 

 

 

まぁ、それでは説明がつかんので、色々説明していこう。

 

 

 

 

話は、多元が国防省に行った後まで遡る。

 

 

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「ゆうなぎ、君に緊急改装とハイヴ攻略のための現場指揮を任せたい」

 

「現場指揮!?、つまり僕が旗艦!?」

 

「ああ、そうだ」

 

 

平河が多元にかわり説明する。

 

 

「ロデニウス連邦共和国と幌筵泊地との間で取り決められた内容として、幌筵泊地には本土防衛の支援と、速やかなハイヴ攻略を要請された」

 

「はい」

 

「君も知っての通り、ハイヴ攻略には不確定要素が多数存在し、場合によっては、艦隊をかなり近づける必要も出てくる」

 

「なるほど」

 

「この時、接近するのに使うのは戦艦であり、突入の際に被害を受ける可能性も当然ある、なら空母……、いや今は戦術機母艦か、こいつはどうかと言えば、これも戦術機展開の都合前進せざるを得ない」

 

「はい」

 

「で、巡洋艦も砲撃に駆り出されることを考えると、後方で指揮を執らせるには君がうってつけというわけだ」

 

「僕だって8inch砲が……」

 

「まぁ落ち着いてくれ、実は、君の世界の俺は君の艤装をブロック式とも呼ぶべき取り外しを前提として作っていた。これは深海棲艦の進化……言い方としては変化が正解か、これを受けて速やかに艤装を変更することができるシステムだ、近いものを挙げれば、沿海域戦闘艦が1番わかりやすい例えだ」

 

「はい」

 

「これを活かして、田城と真多の作った新兵器を載せた。それ以外にも取り扱いに注意すべき兵器を山ほど載せた都合、迂闊に前線には近づけないフネになっちまったんさ」

 

「あー、なんか副長がグダグダ言ってた気が……」

 

「まぁ、そんな感じだ。そんで、君の通信能力は元々高いから、近づけないならいっそ情報処理能力を上げて旗艦にしてしまえとなったわけだ」

 

「なるほど、納得しました」

 

 

 

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ということで、ゆうなぎへの特殊改装を見ていこう。

 

 

・武装の変更

Mk41VLSと8inch砲をとっぱらい、固定式の汎用投射砲を設置、発射はレールガン同様に行われる。

 

・特殊弾頭の搭載(その1)

結局3日で作れたレーザー撹乱剤という光学兵器を無力化する兵器で光線級の力を無力化、これを後部対艦ミサイル専用VLSに搭載して対応。

 

・特殊弾頭の搭載(その2)

それでも倒せない母艦級などの出現に備えて、反物質を利用した試製三式融合弾を搭載、火力で消し飛ばす。

 

・特殊弾頭の搭載(その3)

弾数の少ない試製三式融合弾だけでは困るので、戦術核や戦略核を積んだトマホークを搭載。場所はヘリ格納庫潰して作った。

 

・指揮能力の向上

電子戦や、対空戦を主体となって行うという性質上、指揮通信能力が高いゆうなぎの指揮能力をさらに強化した。

 

 

 

 

 

これと急遽制作したロケット制圧艦とか補給艦を合わせたのが今回の臨時特務艦隊である。

 

 

うん、ぶっ壊れ。

 

 

佐渡にこの戦力があればなぁ…(遠い目)

 

 

ちなみに、空母と航空戦艦については戦術の通り戦術機母艦に改装、航巡は一時的に巡洋艦に戻した。

 

 

 

さすが幌筵泊地、仕事が早い(脳死)

 

 

あとは各種超兵器をポンポン投入することで、早急なるハイヴ攻略を行うこととなる。

 

 

ちなみに、万が一ハイヴ攻略失敗した時に備えてちゃんとツァーリ・ボンバも用意した。

 

 

 

歪みねぇな

 

 

 

 

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ハイヴのある無人島の沖合35km付近……

 

 

「レーザー撹乱剤発射用意!」

 

「レーザー撹乱剤発射用意、後部VLS、1番から32番、諸元入力完了、散布予定地点にズレ無し!」

 

「全弾発射!」

 

 

VLSのハッチが開き、中から対艦ミサイルが発射される。

 

 

 

 

弾頭には普段の成形炸薬弾や、徹甲榴弾では無く、レーザー撹乱剤。

 

 

 

 

ミサイルは高度を上げて、島全体にバランスよく着弾するように飛翔する。

 

 

 

「光線級、迎撃行動に入りました」

 

 

もちろん座して待つような光線級では無く、次々にレーザーによって迎撃されて撃墜される。

 

 

 

が、それが命取りになる。

 

 

 

「レーザー撹乱剤、予定通り展開中」

 

「確認機を向かわせろ」

 

 

確認機というのは、特生自衛隊装備のスー○ーXⅢじゃなかった、大型飛行機である。

 

こいつには原作同様レーザー装甲が取り付けられており、光線級なんぞの攻撃で怯むわけが無い。

 

 

<<こちら確認機、これより上空を飛行する>>

 

 

黄色粒子の漂う空間を確認機が飛行する。

 

レーザー撹乱剤は散布されると黄色の粒子をばらまくため、散布当初は空が黄色に染る。

 

光線級からの照射はなかった。

 

 

<<こちら確認機、照射は無し!>>

 

<<了解した>>

 

 

無線を全部隊に向ける。

 

 

<<配達完了、攻撃開始!>>

 

<<了解、配達完了、攻撃開始!>>

 

 

 

特務航空団

 

<<全機、奴らに礼儀を教えてやれ!!>>

 

 

爆撃機と哨戒機からいっせいに爆撃が投下される。

 

 

<<死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね!!>>

 

<<光線級が効かなければお前らなんて雑魚なんだよ!!>>

 

 

これまでロデニウス連邦共和国が受けてきた仕打ちを代わりに晴らすかのごとく爆弾の雨嵐を降らせまくる幌筵泊地の爆撃機。

 

 

<<ミサイル投下!!>>

 

<<超重光線級が来る前に殺す!、たとえ来ても殺す!!>>

 

<<うちの提督達に喧嘩売ったことを後悔させてやれ!!>>

 

 

輸送機隊も巡航ミサイルを雨のように投下する。

 

 

艦隊も当然雨のように砲弾を降らせる。

 

 

「主砲!、砲撃開始!」

 

 

榛名の掛け声以外にも多くの艦娘達が掛け声と共に主砲や、VLSから砲弾やミサイルをぶっぱなして攻撃する。

 

 

48cmや、51cm、65cm、20cm、127mm、その他もろもろの砲弾が雨嵐の如く降り注ぐその様に、まともな迎撃手段を失ったBETAは為す術なく消し飛んでいく。

 

 

トマホーク、17式、12式改、も命中する中で、水中からある戦術機が浮上してくる。

 

 

そう、水中と言えばの海神である。

 

 

どっから来たのかと言えば、潜水艦。

 

緊急改修によって海神の運用能力を得た潜水艦艦娘達によって海神を輸送したのである。

 

もちろん原作通り、潜水艦は誘導弾で支援を行っている。

 

 

「海神、上陸地点を確保」

 

「戦術機母艦より戦術機発進準備完了」

 

「全機発進、ロケット制圧艦、攻撃開始!」

 

 

洋上に待機していた戦術機母艦に改装された空母から、不知火や、建御雷が発艦する。

 

 

ちなみに今回は陽動は無い。

 

 

真正面から殴り飛ばす。

 

 

海神が沿岸部を掃討している途中、ロケット制圧艦からのロケット弾の集中砲火で、爆薬の整地がなされる。

 

 

<<海神やロケット制圧艦が頑張っている!、陸上部隊の揚陸を急がせろ!>>

 

 

エアクッション艇によって、戦車や、IFVが上陸し、BETA共に熾烈な砲撃を浴びせる。

 

 

<<新型重戦車の五式と新型装甲戦闘車、ヒトマルの装甲強化版に、180mmの新型自走砲までフルラインナップだ!>>

 

 

幌筵泊地が如何に周辺国家に比べて軍事力に勝っているとはいえ、決してその歩みは止めてはいない。

 

むしろ、その軍事力をますます強める方針に向けていたのだ。

 

そして、幌筵泊地の技術を最大限陸に振った結果が次の新兵器達だ。

 

 

 

戦車「5式重戦車」

 

スペック

全長 11.5m

車体長 9.0m

全幅 4.0m

全高 3.0m

最高速度 120km/h

加速性能 200mを17秒

主武装 155mm複合砲×1(火薬とレールガン。片方での発射も可能)

副武装 25mmガトリング砲×1、12.7mm重機関銃×1、多用途投射機×1、7.62mm機関銃×2

乗員 3名

その他 油気圧サスペンションを搭載し、74式同様の挙動が取れる。

見た目 10式の大型化バージョン

 

 

 

新型装甲戦闘車

 

全長 6.55m

全幅 3.07m

全高 2.61m

重量 基本 27t、最大30t

乗員数 3名+兵員7名

主武装 70口径40mmレールガン×1基、中距離多目的誘導弾×4基、91式携帯地対空誘導弾×4基

副武装 7.62mm軽機関銃×2基

速度 前進時130km/h

エンジン エンジン+電気ハイブリッド

 

 

新型自走砲

 

全長 14.2m

最大幅 3.5m

車高 3.6m

重量 50t

主兵装 40口径180mm超電磁カノン砲(射程調整可能)

副武装 12.7mm重機関銃、M61バルカン

射撃速度 毎分5~6発

最高速度 60km/h

最大射程 通常弾60km、RAP弾使用時100km

見た目 砲がデカいK9

その他 渡河能力有り

防御性能 15mmまでの機銃を防ぎきる。

 

 

当然BETA相手にも猛威を振るう結果となり、レーザー装甲の取り付けが終わり、近接も当然のように強化されているため、接近することすら難しい上、周囲をACS-1を装備した歩兵が固める。

 

 

<<赤城戦術機隊!、戦車級を狩るぞ!>>

 

<<了解した加賀戦術機隊!>>

 

 

当たり前だが、全戦術機にはXM3を搭載しており、ハチャメチャな機動を行い、片っ端からBETAを血祭りにあげる。

 

 

<<日向戦術機隊、参る!>>

 

 

中には長刀を駆使し、BETAを刻む妖精もいる。

 

 

「デカイのはほとんど艦隊に食われたな、なら小型種を狙う!」

 

 

そう言うと、翔鶴戦術機隊は不知火の灰色の機体を赤く染めながら、小型種を中心にキル数を稼ぐ。

 

 

「ハイヴ到達まで後10km」

 

「新たなBETA群を補足」

 

「艦砲射撃をそっちに割り当てろ、地上部隊に近い」

 

「了解、金剛以下の4隻を割り当てます」

 

 

高火力の戦艦を優先して割り当てることで、早急な殲滅を図る。

 

 

「増援、来ます!」

 

 

その言葉の後に、艦隊のすぐそばを黒い建御雷に率いられたストライクイーグルが通過する。

 

 

<<第118戦術機甲師団へ、まもなく反射衛星砲によるハイヴへの直接射撃が行われる。突入は任せる>>

 

<<メビウス1了解。全機突撃!>>

 

 

黒い建御雷を先頭にストライクイーグルが島に上陸、戦闘中の味方を横目に迂回してハイヴを目指す。

 

 

<<攻略方向と逆方向にBETA出現!>>

 

「迂回して向かうつもりか……、主砲だと射線が通りにくいし、何より今別の敵を掃討中だ。

 

 

 

核で殺る。戦術核発射!」

 

 

ゆうなぎのVLSから核を搭載したトマホークが次々と放たれる。

 

 

幌筵泊地からは

 

<影響の出ないレベルの核兵器を選定してあるから、いざとなったら徹底的に殺れ、必ずこの戦いでケリをつけろ>

 

とまで言われている。

 

 

核を撃っても問題は無い。

 

 

「着弾、今」

 

 

落着した時の報告は無機質なものだが、この時確実に着弾地点にはキノコ雲が上がっている。

 

 

「新たなBETA出現。先程と同じ座標です」

 

「核トマホーク、第2射、始め」

 

 

再び核兵器が空を飛び、キノコ雲も巻き上げてBETAを消し飛ばす。

 

 

「幌筵泊地より入電、反射衛星砲まもなく発射」

 

「了解」

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

幌筵泊地、地下特殊兵器工廠

 

 

「反射衛星砲発射準備!」

 

「反射衛星砲発射準備、中継衛星を選択、1号、10号、28号、リフレクター展開」

 

 

慌ただしく動く指揮所で2人の艦娘が話す。

 

 

「前線で皆さんは必死に戦っているのね……」

 

「姉さん………、だからこそ私達の兵器が皆を救う」

 

 

少し曇り顔になった大和を鼓舞する武蔵。

 

 

「そうね……、それなら、やるしかないわね!」

 

 

前線で指揮を執るゆうなぎ……、曰く大和の遺伝子を一部受け継いでいることから事実上の弟にあたるらしい……、の無事を姉として祈りつつ、覚悟を決める。

 

 

「反射衛星砲、発射!」

 

 

極太の赤いビームが空へと伸びる。

 

 

 

大気圏を出て、さらに伸び続ける光線は、中継衛星に衝突すると、反射され、次の衛星、次の衛星へとビームが反射、中継されていく。

 

 

28号衛星に反射された光線は、ハイヴのすぐそば、今まさにBETAの湧いて出ている場所を薙ぎ払い、ハイヴの中、奥底へと続く風穴を空けた。

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 

「反射衛星砲命中を確認!」

 

「突入せよ!」

 

 

依然として残るBETA群を飛び越え、建御雷とストライクイーグルがハイヴに突入する。

 

 

<<トリガー、俺たちの最後戦いを思い出すな、あの時もこんな感じのトンネルを通ったもんだな>>

 

<<カウント>>

 

<<ああ、俺もあれから訓練したさ。もうお前を先に行かせたりはしないさ>>

 

<<カウント>>

 

<<ああ、お出ましのようだな>>

 

 

見れば要撃級や、戦車級などのBETAがわらわらと集まって戦術機に襲いかかる。

 

 

<<ストライクイーグル隊は通信設備の敷設と援護だ、メビウス隊、全機抜刀!>>

 

 

後方からやってきたストライクイーグルが援護射撃をしつつ、第118戦術機甲師団……隊長機のコールサインからメビウス隊と呼ばれる……は両手に長刀を持って吶喊する。

 

閉所での戦闘にも当然慣れきっているメビウス隊は、長刀を駆使して薙ぎ払う。

 

 

   戦  狼

<<ウォーウルフとしての力を見せてやるぞ!、ガッツ!>>

 

<<任せてください、隊長!>>

 

 

背中の突撃砲で掃討しながら、さらに奥へと進む突入隊。

 

 

しかし、恐るべきはBETAの物量。ハイヴ中枢には簡単には行かせてはくれぬ。

 

 

<<クソっ!、数が多すぎる!>>

 

<<カウント!>>

 

<<ああ、わかっちゃいる!、わかっちゃいるんだけどよ!、コイツら諦めってのを知らねぇのかよ!>>

 

<<こちら中継機設置隊!、新たなBETA群の襲撃を……グワッ!>>

 

<<どうするメビウス1!、新手だぞ!>>

 

<<待て!、ここで下手に後退すればここで戦っているBETA達をそのまま彼らの元に連れていくことになるぞ!>>

 

<<……ザザ……私が何とかしよう……>>

 

<<おい誰だ今の無線!>>

 

<<俺じゃない>>

 

<<私だ>>

 

 

そう言うと、遠くで爆発音と共に無線から歓喜の声が上がった。

 

 

<<特設戦術機甲師団だ!、ルーデル閣下だ!>>

 

<<特設戦術機甲師団!?、ルーデルのとこだとは察するが、機種転換間に合ったのかよ!?>>

 

 

彼らが操るのは不知火壱型丙。

 

 

おい、そこでピーキーなやつを出すのか!?、と言ってもさすがにハイヴの中でA-10はアカンのよ……。

 

オマケに大佐ソ連大っ嫌いだし……。

 

密集格闘戦に強いソ連機出す訳にも行かず、新たに製造ライン作る訳にも行かずということなので不知火の改修機を出した次第。

 

 

<<平河代行より預かってきた代物だ。私を含め何人かが装備している>>

 

 

合流したルーデル達が見せたのは何と電磁投射砲

 

ただでさえ燃費の悪い不知火壱型丙に電磁投射砲持つとかさすがJu87に37mm付けただけはある。

 

 

<<よし、陣形を再編成する。まもなく最深部だ。反射衛星砲によってショートカットしてきたとはいえ、弾薬や燃料に乏しい機体もいる。損傷した機体は下がらせて、我々は反応炉に向かおう>>

 

 

メビウス1の指示で、第118戦術機甲師団が先頭、真ん中を特設戦術機甲師団、後方をストライクイーグル隊に変更した。

 

 

<<よし、全機突撃!>>

 

 

増援を加えた突入隊は、さらに奥深くへと向かう。

 

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

一方、ハイヴの外で戦っていた部隊はまたしても厄介な敵と遭遇してしまう。

 

 

「超重光線級だ!、核ミサイル用意!」

 

 

さすがのレーザー撹乱剤とはいえ、超重光線級の極太レーザーに耐えられるかは不明、というよりかなり怪しい。

 

さっさと潰さなければならない。

 

あのデカブツ相手にはまともな砲撃よりも核ミサイルの方が効果的と判断、追加のレーザー撹乱剤を撒きつつ、急いで撃とうとする。

 

 

<<落ち着きなさい、ゆうなぎ>>

 

<<山城さん……>>

 

<<ここは私と姉様に任せて>>

 

 

そう言うと、扶桑と山城は砲撃目標を超重光線級に切り替え、即座に射撃する。

 

 

65cmのガンランチャーとはいえ、そこは幌筵泊地、威力は同口径のものと寸分たがわぬ威力であり、用意されていた僅か200g程の反物質で消し飛ばす。

 

 

幌筵泊地では、かつての北極海決戦の際に、豊かな自然を持つ北極海を核で汚染しないために様々な対策を取ろうとしており、その1つとして反物質爆弾を考えていた。

 

 

幸い開発は間に合い、火力的には問題ない。

 

 

弧を描く様に飛翔した砲弾は、超重光線級の上方で炸裂し、対消滅効果によって破壊した。

 

 

「超重光線級、撃破確認」

 

「突入隊との連絡は?」

 

「途中、新手のBETAの影響で、通信が途切れていたこともありましたが、特設戦術機甲師団のおかげで何とかなりました」

 

「ストライクイーグル隊にせよ、第118戦術機甲師団にせよ、特設戦術機甲師団にせよ、長距離を飛翔してきてよく戦闘できるな……、だが我々も負けていられない。核トマホーク用意!、島から逃がすな!」

 

「はっ!、攻撃開始!」

 

 

巡洋艦クラスながら、作戦の指揮を任されたゆうなぎも、持てる戦力を投入してBETA群を撃滅する。

 

 

<<こちら陸上部隊、支援攻撃を要請する>>

 

「了解した、まもなく幌筵泊地爆撃機隊による爆撃が行われる座標を送信して待て」

 

 

やはりBETAは穴を掘って新しい場所から出現し、陸上部隊への攻撃を行っているようだ。

 

 

「早く反応炉を破壊したいものだ」

 

「全くですよ艦長、なんのためにわざわざ田城さんと真多さんが反射衛星砲の投入を訴えていたのか、反射衛星砲で無理やり下までぶち抜いて、ショートカットできるようにしたのか」

 

「あれで反応炉ぶち抜ければ良かったんですがね……」

 

「波動エンジンでもない限り無理だろ、核融合炉の限界だ」

 

 

そう話していると、待ち望んでいた連絡が来た。

 

 

<<こちらメビウス1!、反応炉到達。これより反物質爆弾で破壊する!>>

 

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 

反応炉付近

 

 

 

<<ルーデル大佐、感謝する>>

 

<<何、送られた牛乳分の働きをしたまでさ>>

 

 

やはり、レールガンを持っていたことは大きく、反応炉付近のBETAを掃討するのに複数回レールガンを発射、瞬く間に掃討した。

 

 

<<起爆は任せました隊長>>

 

<<ありがとう中佐、しばらく引き付けてくれ>>

 

 

反応炉付近のBETAを周りの味方がレールガンや、長刀、突撃砲で対処しつつ、メビウス1が反応炉に接近する。

 

 

「ストーンヘンジに比べれば簡単なものだ」

 

 

そう言うと、幌筵泊地特別仕様の反物質爆弾(反物質を1.2kg程充填)を取り付け、タイマーを起動する。

 

 

<<レールガンをぶっぱなせ!、ありったけの火力で強引に突破して脱出だ!>>

 

 

その言葉で動いた各戦術機達が、進路を確保し、何とか空けた風穴から逃げ始めた時、轟音と共に反物質爆弾が起爆した。

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

旗艦ゆうなぎ

 

 

「反物質爆弾の起爆成功!、ハイヴ崩壊します!」

 

「よし!、やったぞ!、巻き込まれないように部隊は後退しているな?」

 

「ええ」

 

「奴らはどうなった?」

 

「崩壊に巻き込まれている奴らもいますがしぶとく生きてる連中もいます」

 

「良し、掃討戦だ」

 

 

艦隊と地上部隊が連携して敵を掃討する。

 

 

火力でごり押す戦術を使えれば、BETAも怖いものでは無い。

 

 

「掃討完了!」

 

 

その言葉に全員が歓喜した。

 

 

落着ユニット落着からおよそ2週間、死者300人近くを出した今回の事案。最後は幌筵泊地の総力の前に崩れ去った。

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

幌筵泊地地下研究室

 

 

「それにしても奴ら、どうしてきたんでしょうか?」

 

「ああ、その理由はシンプルだよ」

 

 

帰還したゆうなぎに真多が答える。

 

 

「落着ユニットに損傷があった。調べたところ、小惑星が衝突したと考えられる。他の惑星に向かう最中、小惑星に運悪く衝突した結果、コースがズレてこの星に落着したってわけさ」

 

「つまり、この星を元々開拓する気は無かったと?」

 

「ああ、推測でしかないが、BETAが送り込まれる星はシリコニアンにとっての生命が居ない場所って訳だ。俺達もこの星に来て長い訳では無いから、この星には恐らくケイ素を主体とする生命がいるんだろうな」

 

「なるほど……」

 

「でだ、恐らく今後は来ることは無いが、今回の件を受けて、宇宙空間の防衛も必要になるから、また忙しくなるわけだ……」

 

「ま、何はともあれ、本土蹂躙を防げたのは良かったです」

 

「哨戒任務だけは続くがな、これからも頼む」

 

「はい」

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 

「………という脚本なのですが幌筵泊地の皆さん、どうでしょうか?」

 

「代行として答える。ダメだ」

 

「ダメ?、そんなぁ……」

 

 

ロデニウス連邦共和国指折りのSF作家が持ち込んだ自慢の映画脚本は、主たる登場人物となっていた幌筵泊地の平河司令代行よってあっさり却下された。

 

 

「俺たち以外の転生者……、ウマ娘だっけ?、こいつらどうなったか書かれてないでしょ、それから……」

 

 

平河の忙しい仕事の中でのダメ出しはその後も続き、結局映画の話は流れてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 





要塞級「上からなんか降ってきたんですけど」

ロデニウス連邦共和国艦隊「うるせぇとっとと逝け」


光線級「こんな敵知らない」

幌筵泊地転生者「うるせぇとっととタヒね」


兵士級&戦車級「なんかバケモノいる……」

強化歩兵部隊「お前が言うな」



ちなみに、今作に出てきた新兵器達の一部は今後今作で出てくるものの先行登場ということになっています。

うーむこのバケモノめ……。


夢オチは以前使ったので今回は台本オチとさせていただきました。


夏休み企画と言っておきながら10月まで長引きましたが、次回より本編に戻ります。









(恐らく)襲いかかって来るであろう愚帝本土攻撃艦隊をどうやって調理しましょうか?

  • 単艦無双(ヤ○トかな?<すっとぼけ>)
  • 特生自衛隊(特殊兵器多数)出動
  • 航空殲滅(ソ連を超えた!?)
  • 普通に艦隊決戦(まだ常識の範囲)
  • 全部♡‪(愚帝君号泣不可避)
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