チートな幌筵泊地が異世界に転移した結果…… 作:提督兼指揮官兼トレーナー
「幼い子とか老人とかの非戦闘員が巻き込まれる映像が伝わって全員参戦、万事解決という展開はよくあるけど、実際に助けを1番欲していたのは紛れもなくその殺された人々だろう」
(異例のスピード参戦となった今回の戦争について、後の新聞でのインタビューに答える多元)
まずは最初のサンドバッグ(?)、ロウリア王国戦です。
さぁロウリア諸君、小便は済ませたか? 神様にお祈りは? 部屋の隅でガタガタ震えて命乞いする心の準備はOK?
ロデニウス大陸上空
単発の飛行機がロウリア王国上空をワイバーンの届かぬ高空から見下ろす。
RQ-4 グローバルホーク
アメリカ空軍や、航空自衛隊などの各国に採用されている無人偵察機だ。
異世界に転移する前のヨーロッパ大陸戦で偵察任務のために開発され、転移後しばらくは稼働しなかったのだが、東部ロデニウス連合国側からロウリア王国の脅威が伝わったことにより、偵察任務が与えられ、U-2と共にロウリア王国の監視を行っている。
そのグローバルホークが、両国の国境線に向けて動く大規模な軍勢を確認した。
送られた映像を分析した幌筵泊地偵察部隊は、ロウリア王国に東部ロデニウス連合国侵略の可能性ありとし、直ちに首相官邸へと伝わった。
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東部ロデニウス連合国首相官邸
「やはり来ましたか……」
「侵攻勢力は先遣隊だけでおよそ3万と推察され、現在は国境線に向かって進軍中との事。」
「軍としての対応は?」
カナタ首相の質問に軍関係者が答える。
「既に国境線付近の住民には退避を行い、残るギムの村の住民も鉄道によるピストン輸送が行われています。侵攻が始まる前には退避できます。」
「ノウ将軍率いる西部師団は避難民の誘導を行いつつ、ギムに布陣し、敵を迎え撃つ方針です。これに加え、空軍も航空隊をダイタル基地から出撃させ、対応する予定です。ですが……」
言葉を詰まらせる関係者にカナタが先を促す。
・・
「彼らの力がやはり必要だと?」
「その通りです。我々も必死に訓練を重ねてはいるものの、未だ十分に戦える力を持っていません。彼らの力が不可欠です。」
「その彼らはなんと回答しているのですか?」
「<<要請があれば直ちに必要数の部隊を派遣し、対応することが可能>>との事。尚、我が方の部隊の指揮官であるノウ将軍とは既に協議が終わっているとのことです。」
「では迷う必要もありませんね、早速要請を。」
「了解!」
「ノウ将軍には<万難を排して、国民と国土を守り抜け>と伝えてください。多元元首には<貴国の健闘を祈る>と伝えるように。」
「はっ!」
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エジェイ基地
「避難民の退避はまもなく終わります。」
「よろしい、我々も先遣隊に合流するために守備隊を残してギムへ向かう。」
幌筵共和国からロウリア王国の侵攻の恐れあり、との通信を真っ先に受けていた西部師団は、鉄道会社と連携して、ギムとその周辺の集落の住民を避難させていた。
「カナタ首相より通信!、<万難を排して国民と国土を守り抜け>との事!、幌筵共和国にも要請完了とのことで、直ちに機甲戦力を中核とした派遣部隊を向かわせるとの事です!!」
「わかった、本隊は直ちに出撃!、航空隊にも出撃要請を送れ!」
「了解!!」
この後、エジェイ基地から61式戦車を中核とした西部師団本隊が出撃し、ギムに設置された臨時司令部へと向かった。
~幌筵泊地にて~
「東部ロデニウス連合国首相より共和国軍の派遣要請!、<貴国の健闘を祈る>との事。」
「了解した、直ちに機甲戦力を中核とした派遣部隊を送るように、それと艦隊も編成してくれ。」
「了解、必要数を直ちに計算します。」
「航空隊でダイタル基地から飛べるやつは?」
「滑走路的には全部いけますが、基地航空隊から出すとなればマルチロール機の方がいいでしょう。」
「そうだな……、空飛ぶトカゲ……、まぁ一応竜か……。腰堀、竜の発祥と言えばどこだ?」
「そりゃあ中国でしょ先輩。」
「そうだな、となればこちらも竜……、いや猛龍を放つべきだろう。第2航空団を呼んでくれ、出撃だ。」
第2航空団
幌筵泊地最初の大規模作戦となった北方棲姫との戦いにおいて、A-10を運用していた航空団だが、航空団再編に伴い、J-10Dに変更された。
J-10D
幌筵泊地が欧州派遣前の航空隊の再編成にあたって、従来A-10の配備されていた第2航空団を戦闘機部隊に改編する際に、「中国製だろうが構わねぇ」との精神でおおよそのスペックと写真だけから作り上げた戦闘機。
下手したら元ネタよりも性能上がっているとかいないとか。
とりあえず航空団を送りつつ、造船所にて完成させた輸送船を使って増援……まぁ早い話が、幌筵泊地の主力師団を送り込んだのである。
んで、主力が次の通り
・10式戦車×200両
・89式装甲戦闘車改(偵察にも利用)×100両
・73式装甲車×80両
・87式高射機関砲改(スティンガー運用可)×30両
・48式自走地対空誘導弾(89式ベースに11式を搭載した車両)×20両
・99式自走榴弾砲×40両
・96式自走迫撃砲×20両
・MLRS×10両
・偵察用バイク×20台
・48式前線通信車(89式ベースに最新の通信能力を付与したもの)
・UH-60×40機
・AH-64E×15機
・各種トラック×300台
・各種支援車両多数
その数8000人(妖精って人なのか?)
まぁ、幌筵島自体が元の大きさの4~6?倍くらいに拡張済みだから問題無かろう
(人数じゃ片付けられない問題があるがまぁいい)
ちなみに陸上部隊に関してはおそらく3万人くらいいる
少ないねぇ(日本の最北端の泊地の陸戦隊という点を除けば)
んで、こいつらはさっさと合流して東部ロデニウス連合国軍と合同作戦………、よりも先に戦闘が始まってしまった。
だが、彼らは短い時間ながらも集中した訓練と、この世界なら列強越えの装備をフル活用し、フルボッコにしてしまったのである。
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最初に始まったのは制空戦だった。
国境線付近に築いた有刺鉄線などの防御に気づいたロウリア王国側が、伏兵の存在を疑い、ワイバーンなどを用いた掃射作戦を行おうとしたのだ。
これをE-2Cのレーダーで補足した空軍が、直ちに航空隊を出撃させ、空戦が始まったのである。
当然、宣戦布告無しで双方交戦しているのだが、戦いはほぼ一方的だった。
それもそのはず、各方の航空戦力の差が歴然としているのだ。
ロウリア王国側
ワイバーン
速度 235km/h
上昇限界 4000m
攻撃方法 火炎放射、導力火炎弾
離陸 専用の飛行場が必要
東部ロデニウス連合国側
F-1支援戦闘機(幌筵泊地仕様)
速度 マッハ1.6
上昇限界 15000m以上
攻撃方法 空対空ミサイル×4発、20mmバルカン砲
離陸 ある程度整地されていれば発進可能
性能差がありすぎる上、東部ロデニウス連合国側は早期警戒機すら持ち合わせているため、どこにどの高度でいるのか丸わかりである。
よって、先手を取ったのは東部ロデニウス連合国側であった。
「Fox2!!」
超音速で飛翔するガラガラヘビが空飛ぶトカゲに喰らいつく。
「機関砲掃射!!」
高レートで放たれる20mmの機関砲弾をまともに受け止められる生物はまず居ない。
たった1回の降下で30匹以上のワイバーンを喰った戦闘機。
その様を生き物に例えるならなんだろうか、F-1には愛称が無い、だが敢えて似た機体で辻褄を合わせるとするなら………
「トカゲに喰らいつく夜豹」
この時、上空には40騎程のワイバーンがおり、対する東部ロデニウス連合国側は16機。数だけ見れば劣勢だが、急降下からの奇襲によってあっという間に壊滅させた。
「不味い、逃げろ!!」
逃げようとするロウリア王国軍のワイバーンだが、直後、有無を言わぬ肉片へと加工される。
「Fox2!」
AIM-9サイドワインダーが命中し、全騎全滅。
ロデニウス大陸戦争の序章とされた国境線付近における戦闘は航空戦から始まり、劇的な進化を遂げた東部ロデニウス連合国側が一方的な勝利を収めた。
さて、それでは陸を見ていこう
とはいえ、こちらもさして空と変わらなかった。
「撃てぇ!」
ノウ将軍の指示で61式戦車の61式52口径90mmライフル砲が一斉に火を噴き、ついで75式自走榴弾砲の75式30口径155mm榴弾砲がロウリア王国兵をバラバラにする。
散り散りになるロウリア兵が73式のブローニングなどで肉片にされ、降車した歩兵部隊によって撃ち殺される。
「ま、不味い!、撤退だ!!」
不利を悟ったロウリア王国軍の先遣隊指揮官であるジェーンフィルアが撤退を決意したが、もう遅い。
ゴォー!
「来たか」
ノウが見上げると、空には鉛筆のような細長い機体が大量の爆弾とロケット弾を積んでロウリア王国軍に襲いかかろうとしていた。
が………
「早期警戒機より報告!!、100騎以上のワイバーンが接近中!!」
「何?、そんなに多くの数を投入したのだと!?」
ノウは焦った。今上空にいるF-1は対地兵装、空対空ミサイル2発とバルカン砲では半分も殺れない。
「重機関銃と高射砲を……」
急いで指示を出そうとしたノウだが、続く通信が全軍に安心感を与える。
「こ、これは……、報告!!、幌筵共和国より戦闘機が接近中!、上空支援に当たるとのこと!!」
「おぉ!、本当か!?」
「はい、<<東部ロデニウス連合国軍へ、上空は任されたし>>以上です。」
わかった……、状況を整理しノウは決断する。
「全軍前進!!、航空隊と協力して奴らを叩きのめせ!!」
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国境線付近上空
「全機、目標を補足しろ!」
「了解!、どちらが本物の龍か思い知らせてやります!」
「その通りだ!、全機発射!!」
J-10Dから次々とR-77が放たれ、ワイバーンを撃ち落とす。
F-1の持つ空対空ミサイルならなんとか誰が撃ったかわかるレベルだったものの、西側からアムラームスキーとも呼ばれるこのミサイルは射程100kmは容易く、有視界外から一方的な虐殺を繰り広げていた。
「よし、このまま接近する!」
半分以上を撃ち落とした第3航空団はそのまま距離を詰めて格闘戦に入る。
「俺達も行くぞ!!」
そこに、爆弾や、ロケット弾を撃ち終えたF-1が戦闘に参加し、さらにワイバーンを撃墜していく。
ロケット弾を逃げ惑うロウリア兵に叩き込み、上昇、ワイバーンをミサイルで撃墜、爆弾を騎兵隊目掛け投下、J-10がすり抜けようとしたワイバーンをたたき落とす。
空は完全に東部ロデニウス連合国と幌筵共和国が握った。
「一気に決めるぞ!!」
ノウ将軍の掛け声に全員が攻撃で答える。
61式戦車隊
「Fire!」
「待ってました!!」
ズドーン!
火力支援部隊
「タスクフォース!、エンゲージ!!」
75式
ズドーン!、ズドーン!、ズドーン!
MLRS
バシュバシュバシュ!!
「こんなことが……こんなことがァ!」
ジェーンフィルアは自らの不幸を嘆きながらMLRSの攻撃で吹き飛ばされた。
中央暦1639年、4月18日、東部ロデニウス連合国西部師団と、途中参戦した幌筵共和国第3航空団、東部ロデニウス連合国空軍はロウリア王国軍先遣隊3万と交戦、損失0で全滅させた。
この戦闘から数日後東部ロデニウス連合国と幌筵共和国はロウリア王国に事態収拾の意思無しと判断し、宣戦布告。
ロデニウス大陸戦争が勃発した。
はい、別名ノウ戦記笑笑……、ノウ将軍原作だと目立つところなくて可哀想なんですよね、少なくとも風雲急を告げるクワ・トイネの西部国境線一帯の指揮を任されてる時点で多分普通に有能だとは思いますし………。
そんなわけで、彼にいいとこ見せてもらおうと言うわけで書いたわけなんですが……、
Q. R-77どうやって作った?
A. だいたい外見と大凡のスペックさえ分かればできる(By転生者)
この変態共め………。
次回は幌筵(泊地)共和国による実弾演習()です。
さて、一帯どうなる事やら……
次回もお楽しみに!!
間違い、指摘等はコメント欄にてお願いします。
(恐らく)襲いかかって来るであろう愚帝本土攻撃艦隊をどうやって調理しましょうか?
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単艦無双(ヤ○トかな?<すっとぼけ>)
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特生自衛隊(特殊兵器多数)出動
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航空殲滅(ソ連を超えた!?)
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普通に艦隊決戦(まだ常識の範囲)
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全部♡(愚帝君号泣不可避)