チートな幌筵泊地が異世界に転移した結果…… 作:提督兼指揮官兼トレーナー
「長距離航海にもう少し時間を割くべきだったかもしれない……」
(諸問題が浮上してきてしまった今回の一件を受けて、海軍上層部)
少しずつ再開していきます。他作品もそれに追随する形になると思います。
第43話 剣就役!、異界の観艦式!①
「では行ってきます」
「よろしかったのですか?、せっかく艦隊を再編したのに……」
「いや、大丈夫。今回の主役はあくまでロデニウス連邦共和国海軍だ。我々がその座を食う訳にはいかないさ、それに……」
鳳翔との会話の中で多元が洋上の超弩級艦に目をやる。
「あのフネが今後我が泊地の総旗艦として動くのに値するかどうかも確認しないとな」
DDC-2100「剣」
その建造は、幌筵泊地の魔改造の匠である平河が仕事の合間に読んでいた漫画に登場する空母を見て閃いた艦である。
元ネタでは、対潜哨戒機を運用し、イージス艦のようなレーダーとアスロックを有するゲテモノ多段空母だったが、魔改造ゲテモノ属性過多大好きの平河は、見事にそれにハマり、まともに使えるような設計にすべく、徹夜で図面を引いた。
また、ちょうどその頃、P-1Bの開発も始まっており、何をとち狂ったのか、コイツを艦載機として運用(運用と言えるのか???)しようとしたために、元ネタよりはるかに大型化、それでいて高速機動できるように指定されたため、当然核融合炉を積むことになった。
まぁ、700mを誇る超超超弩級戦艦の建造もあるのでなんとかなると思っていたのだが、やはり何かがとち狂っている幌筵泊地、結果的にこうなった。
全長 1200m
全幅 400m
機関 核融合炉
速力 33ノット
艦載機 常用150機+任務に応じて陸上機を搭載、最大200機
艦載機内訳 F-3C蒼燕×10、F/A18J「ホーネット・ゼロ」×50、A-13「バンシー」×20、FB-22「カットラス」×40、E-201「エレクトロン・アイ」×2、KC-201「スカイ・ママ」×6、SH60L×12、MC-97「アース・シーガル」×10
陸上機 アルタラス王国との共同開発によって生まれた魔導着艦装置及び魔導発艦補助装置使用条件で、P-1B、B-21などの運用が可能
兵装 大型VLS×2(64セルずつ)、57ミリ速射砲×4、30ミリ機関砲×8、SeaRAM×12、20ミリファランクスCIWS×12、HiMAAAMランチャー×8
見た目 戦海の剣の剣と同じだが、武装が増えてる
コイツ休んでる間に紅茶を飲みすぎたな?、と思っている方のためにざっと解説していく。
F/A18J「ホーネット・ゼロ」
▶︎もし、日本がF-2のモデル機としてホーネットを採用していたら?、という考えの元、多元と腰掘という新婚ホヤホヤコンビが開発したF-2要素の高いF/A18E、大きさはほぼF/A18Eであるものの、炭素繊維の採用や、翼下ハードポイント用ステルスキャニスター(DESPAIRED様、アイディアありがとうございます!)の使用を可能とする、東西各種兵器に対応など、その実力は折り紙付き、もちろん洋上迷彩はしてある。
A-13「バンシー」
▶︎カナダ軍に提案されていたボンバルディアGlobal 6500ベースの哨戒機をあろうことか艦載機に改造した無茶ぶり仕様。だが、その搭載量はエンジン換装などで凄まじい結果となり、対艦ミサイル16発の搭載を可能としている他、爆撃機としても有用である。
FB-22「カットラス」
▶︎名前がなんとなく不名誉な気もするが、FB-22を艦上機にしたもの、スペックは以下の通り
F/B-22
全長 20m
全幅 14.5m
全高 5.08m
エンジン YF120-GE-100
最高速度 M2.0
固定武装 GAU-22×2
ミッション時兵装例
空対地ミサイル JSM×4
中距離空対空ミサイル AIM-120×4
近距離空対空ミサイル AIM-9X×4
(入るかって?、知らんな)
E-201、KC-201
▶︎M-3オールラウンダーの幌筵泊地採用モデル。炭素繊維の多用や、エンジン換装によって性能向上を果たしているが、攻撃機としては使わないため、早期警戒管制機兼電子戦機仕様と、輸送機兼空中給油機仕様に特化させることでさらなる性能向上を果たした。名前については完全にお巫山戯である。
MC-97
▶︎だいぶ放置されていた気もするが(作者主観)、宇宙戦艦ヤ○ト2199に登場するコ○モシーガルの地上モデル。見た目はほぼソレ
大型VLS
▶︎SM-6や、S-400、東風21Dやツィルコン、P-800。アスロックその他もろもろを運用するためのVLS、とはいえ対艦ミサイルなんぞ積むわけにもいかん(性癖的には積みたい)ので、基本は艦対空ミサイルと、対潜兵器を積んでいる
HiMAAAMランチャー
▶︎高機動兵器対応のために作られた推力偏向ノズル、姿勢制御スラスター付き高機動ミサイルを発射するためのランチャー。VLSから打ち上がるのすら惜しい程のタイミングで発射される都合、24連装のランチャーで、再装填装置も付いてる豪華仕様。読み方はハイマーム(High Mobility Advanced Anti Air Missile、高機動発展型対空誘導弾)、自爆ボート、ドローンにも対応。開発者は多元
い つ も の
1200mの船体なんぞどうやって作ったんかと言えば、300mずつ結合しながら作ったらしい。一応洋上での補給や、揚陸の作戦指揮なんかも盛り込まれているため、幌筵泊地の地下司令部以上の指揮能力を持たせることを前提としているし、その気になれば燃料ガン積みで給油も可能。最早空母を超えた何かである。
ちょっと待て、こんなのムー国に停泊出来るわけないだろいい加減にしろ
そう思った貴方、何話か前の話を思い出して欲しい。
「同盟に対して反対のムー国の強硬派を黙らせる」
この目的ならデカすぎる空母で実力を見せつけるのは1種の手なのだ。
ただでかい船を作るだけではなく、この手の大型船はクソでかい船になればなるほど、船の前後での揺れは激しくなり、最悪の場合ポッキリ逝ってしまうことがままよくある(特に昨今のコンテナ船は大型化が進み事故も起きている)
ポッキリ逝くのも迷惑だが、竜骨部が曲がって支障が出るのも迷惑(材料力学的には降伏点を超えた応力がかかるって事なのか?野生の専門家が怖い)
その辺ちゃんと計算した上で設計出来るってことは大事なことなのだ。平河技師はイカれてるようで、実際優秀なのだ。
追加で、でかい船をまともに作って動かすだけでもすんごいのに、それで戦闘させるのはめちゃんこやべぇという訳で夜勤……じゃなかった冶金とかその辺すげぇとの評価も出る。
余談だが、幌筵泊地には夜勤学者……、また間違えた冶金学者もいるので、金属関係も何とかできる。が、魔法金属の各種数値(降伏点とかその他もろもろ)の計算のため夜勤込で奮闘中との事。
えっ?、結局停泊はどうするかって?
洋上で停泊することになった。
(出番食う食わないの話してたのに、出番食いそうなフネ出してる件については黙っておこう)
また、今回の観艦式に際してロデニウス連邦共和国も動く。
第1外洋艦隊所属の第1機動部隊と、第1打撃艦隊。それに支援艦隊が随伴する仕組みとなっている。
今回は、外交要素も含まれているので、外務大臣やロデニウス連邦共和国貴族院議長であるゼルゲート議員が随伴する。
ロデニウス連邦共和国としては、重化学工業の輸出先として極めて有力なムー国の今後のために、安全保障上の関係性を構築すること、今後の外交関係に第二文明圏の列強という立場からのサポートが欲しいという事情がある。
経済的にも、政治的にも、外交的にもムー国は重要であるため、この国とより深い関係を築く必要があるのだ。
今回、第二文明圏に至るまでの間に、MMAT参加国であるアルタラス含めた4カ国合同艦隊と共に向かうこととなっている。
進化した第三文明圏の実力を見せるべく、大艦隊がムー国を目指していた。
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アルタラス王国沖でMMAT連合艦隊を構成して数日後、思いもよらないトラブルが発生する。
「何?、燃料補給の効率が悪すぎる?」
「はい、補給艦の収容力を艦隊の燃料需要が上回っており、支援艦隊の増派が決定されています」
「そんなわけが無いだろ、ロデニウス連邦共和国の想定する戦域で活動するのに最適な……はっ!?」
そう、想定が甘かったのである。
ロデニウス連邦共和国の交戦相手は主にパ皇。空母や、戦艦、巡洋艦はちゃんと外洋活動に相応しい大きさだったが、あろうことか外洋艦隊の活動に必要な補給艦の大きさを測り損ねていたのだ。
これは幌筵泊地も想定外の事案で、そもそも幌筵泊地に長期間の作戦行動を前提とした作戦が初期の極わずかな南方方面の出撃であり、その時も他泊地、鎮守府からの支援を受けていた都合、幌筵泊地もまた後方支援の艦娘の魔改造をしくじっていたのだ。
いや、お前ら一応海自出身者とそこに納入する技術者やろがい!、とのツッコミがあるのだが、ここで問題なのは、なまじっか技術があるせいでその辺の根本的な対策を考えていなかったのだ。転生者異世界初のヤラカシである。
で、急遽幌筵泊地の補給艦系統の艦娘を70000tまで拡充する魔改造工事と、ロデニウス連邦共和国の補給艦を250mクラスに拡大する計画を立てたのだが、当然間に合うわけが無いので、ブラックバック作戦よろしく給油艦の大量投入を行った。
(尚護衛隊群については剣のおかげで何とかなった)
当然青葉率いる幌筵新聞にすっぱ抜かれ、ロデニウス連邦共和国のロデニウス産業経済新聞初めとした各種新聞にも叩かれた。
ロパ戦争終結後、さらなる敵、愚帝の存在があったものの、遠く離れた国の事柄であったことから、これ以上の軍拡が必要なのか?、という中で起きた事案だったからだ。
しかし、国内が騒がしくなっても、国外のことは進めなければならない。
MMAT連合艦隊は、第三文明圏から第二文明圏へとその進路を進める。
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ラドス級フリゲート艦内
「左2500、アルタラス王国海軍、ターラ級イージス艦です」
「上空ロデニウス連邦共和国海軍直掩機、交替時刻です」
「………、すごい大艦隊だな……」
「艦長?」
フリゲート就役時に就任した艦長が目の前の現実に驚きを隠せない。
空母が3隻も展開し、戦艦まで存在する数十隻の大艦隊の一部に加わるなど、少し前までは考えられなかったことだ。
彼も、それまで着ていた中世の格好から、現代の将校が着るような服に代わっており、一応見てくれは現代海軍そのものだ。
「艦長、空母ロデニウスより入電、艦長会議を行うので空母剣に向かって欲しいと」
「剣?、ロデニウスじゃなくていいのか?」
「規模がそちらの方が大きいようです」
「そうか……、ヘリを用意してくれ、すぐに向かう」
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剣艦内、大会議室にて
「今回の観艦式では、各海軍による演習も含まれており……」
空母ロデニウス艦長のブルーアイが全体に向けた説明を行う。
今回、ムー国の観艦式には、ロデニウス連邦共和国、ムー国、アルタラス王国、トーパ王国、ネーツ公国の他に、マギカライヒや二グラートとといった第二文明圏も参加する。
観艦式なので、各艦の公開なども含まれており、MMATとしてどの船を公開するかや、演習の際の担当艦の割り振りなんかを決めている。
「………、以上です。尚、長距離航海の後なので、各艦の乗組員には、交代で陸に上がれるようにして英気を養うようにしてください」
英気を養うことは当然重要であり、上陸する際には家族へのお土産補助として、幾分かお金が出る。
これはロデニウス連邦共和国の出生率が未だ高いことによって、子供の数が多い家にはその分に応じて金額を増額しているのだ。
一度戦争が起きれば超絶ブラックになりかねない軍だが、少なくとも給与面ではかなりホワイトである。
もちろん犯罪なんぞ起こせば一発アウトである。略奪や強○などの犯罪を起こした場合、程度次第では人的資源が勿体無いので即銃殺刑にはしないが、士官だろうがなんだろうが閑職や前線に飛ばして冷たい目線とやっすい給料で定年まで使い潰す方針なので、それまでの苦労や努力が水の泡。民間企業への転職にもガッツリ影響が出るため、ある意味死より恐ろしい。
無論、反省の意思のないものや程度が重ければ即刻絞殺である。慈悲は当然ないし、士官だろうが容赦ない。
えっ?、こういうのは普通銃殺刑だろ?、なんで銃殺にしないのかって?
いいかね諸君
タダでさえ我が国の威厳に傷をつけた連中をあの世に送るのにわざわざ鉛弾までくれてやる義理はないのだよ!(予算的な話では無い、感情的な話だ)
紐なら再利用できるからね。実際の現場はどうしてるのかは知らないけど。
とはいえ、連帯責任等もあるためさすがに各自それぞれに行いには気をつけるようになっているので、よっぽどの社会不適合者出ない限りやらかす心配は無い。
それに故意ならともかく、勘違いなど情状酌量があるのなら一応救済措置だってある。
我が軍は実にホワイトな軍だからね!
とまぁ、第三文明圏外のロデニウス連邦共和国からムー国周辺まで大艦隊は長い時間をかけて進んでいるのだが、ここで今回の艦隊陣容を軽く紹介しよう。
艦隊は全部で4つの輪形陣を元に構成されており、前に打撃艦隊、左右に機動部隊と護衛隊群、後ろに3カ国合同艦隊が控える陣形となっている。
このうち3カ国合同艦隊の旗艦はアルタラス王国海軍の空母で、護衛艦にイージス艦とフリゲートを含む艦隊で、1番規模としては小さいものである。
とはいえ、この世界における海軍力ならどの艦隊も負けるはずがなく、幌筵泊地の予測では、後方の3カ国艦隊でも愚帝の主力機動部隊が2時間以内に全滅するとの評価されている。
ちなみに、陸上兵器を積んだ幌筵泊地の別働隊は別枠で動くことになった。
陸上兵器の展示に関するムー国との調整が終わらなかったのである。
とまぁ、若干のトラブルを挟みつつも、大艦隊はムー国を目指す。
この世界に来て2度目の軍艦派遣は平和裏に終わるのだろうか
「マスコミが国防省に押しかけてきた際、確か私はこう大統領に言ったはずです」
「なんてことだもう助からないゾ♡」
(今回の1件を担当した広報官)
なんとなくネタが多いのは作者が○ーデー民と化したためです。
観艦式には話数を割きたいのと、読者の皆様から頂いたアイディアを回収する都合、分けます。
(恐らく)襲いかかって来るであろう愚帝本土攻撃艦隊をどうやって調理しましょうか?
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単艦無双(ヤ○トかな?<すっとぼけ>)
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特生自衛隊(特殊兵器多数)出動
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航空殲滅(ソ連を超えた!?)
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普通に艦隊決戦(まだ常識の範囲)
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全部♡(愚帝君号泣不可避)