チートな幌筵泊地が異世界に転移した結果…… 作:提督兼指揮官兼トレーナー
「巻き込まれるのはゴメンなんですけどね………」
(フェン王国にて、小玉のつぶやき。)
はい、フェン王国とその他やってきます。(雑ぅー)
剣の国、フェン王国
この国に魔法は無い。
国民全員が教育として剣を学ぶ。
剣に生き、剣に死ぬ。どんなに見下されるような出生でも、強い剣士は尊敬され、どんなに見た目が良くても、剣が使えない者、弱い者はバカにされる。
そんな国であるフェン王国に、今危機が迫りつつあった。
「皆、聞いてくれ、大切な話がある。」
家臣たちを集めたフェン王国剣王シハンは緊迫した面持ちで話し始めた。
「パーパルディア皇国と戦争になるかもしれない。」
きっかけはパーパルディア皇国からのとある要求だ。
[南部の森林地帯を引き渡せ]
それさえ渡せば庇護してやるという。
「して、剣王は何と?」
「やらん、と言ってやった。」
「奴らも怒り狂うでしょうな。」
「ところが、奴らめ、498年の租借でどうだとぬかしてきおった。」
「で、剣王は何と?」
「丁重にお断りしてやった」
自らの主の毅然とした態度に安堵する家臣たち。
確かに、領土を渡す代わりに庇護してもらうという手段は悪くは無い、時と場合によってはそれが最善の選択肢になるかもしれないが、その1度の譲歩が相手にさらなる要求と圧力を増やさせる根拠となり、結果的に国益を損なう恐れもあるのだ。
(別にどこが悪いとは言うつもりはないが)
さらに言えば、フェン王国自体は島国で、海そのものが天然の障壁として役立っている面もある。わざわざ敵国に侵略の拠点を渡すわけにもいかない。
「我らフェン王国民は剣に生きて剣とともに死す、列強とて我らの魂を簡単には屈服させられぬことを思い知らせてやろう。」
「剣王様、こんな状況下ではありますが、ロデニウス連邦共和国の者たちが面会を申し出ているそうです。」
「ロデニウス連邦共和国か、前身のクワ・トイネ公国はロウリア王国相手に損失0で勝ったとされる者たちか、よろしい、会ってみよう。」
こうして、ロデニウス連邦共和国の特使達は剣王シハンへの面会が許可された。
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「いや〜、これはすごい、まるで日本の江戸時代とかそんな感じのというか、東○太○映○村に来た気分た。」
ロデニウス連邦共和国の特使随伴員であり、幌筵泊地最年長の男、小玉義雄はフェン王国をこのように形容した。
彼の言う通り、街並みや、人々の格好などはかつての日本のような見た目をしており、街自体も非常に清潔で、活気に満ち溢れていた。
城に案内され、待つことしばし。
「お待たせしました、剣王の御成です。」
剣王シハンが入ってくる。
その様子は完全に歴戦の武士の振る舞い。
剣道段位持ち、試し斬りや居合切りなどの経験を持つ小玉は瞬時にこの王が只者では無いことを感じ取っていた。
「余が剣王シハンである。ロデニウス連邦共和国の特使殿、ご苦労であった。」
ロデニウス連邦共和国外務省のダマは眼前の老人に圧倒されつつも、言葉をつむぎ出す。
「本日は、我がロデニウス連邦共和国から貴国との国交開設に先立ち、挨拶としてお土産をお持ちしました。」
そういうと、ロデニウス連邦共和国外務省の職員によって、荷物が運ばれてくる。
「全てロデニウス連邦共和国内で作られたものとなっています。どうぞご覧下さい。」
*言わずもがなとは思うが、実質幌筵泊地で作られたものである。
通気性に優れた素材を使った着物や、光に当てると暗がりで光る素材を使った扇子(これは一同かなり驚いていた)、最新の人間工学に基づいて設計されたスニーカーなど、なんか無駄にテクノロジーを使っているような気もするが、とりあえず優れた品々に家臣達は感心していた。
一方、剣王シハンはというと……
(やはり、そこに目が行きますか)
小玉が思ったとおり、シハンは幌筵泊地の転生者達が丹精込めて作った日本刀を手に取り、じっくりと見ていた。
「このような折に際して、余興を催したいと思いますが、いかがでしょうか?」
「ほう、どんなものかな?是非とも見せてもらおうか。」
「はっ、直ちに。」
そういうと、小玉は服装を普段居合道をする時に着ているものに着替え、自らの刀を持ち、4本袈裟に向かって構えると……
「セイヤー!!」
スッと、ほとんど音も立てずに切られた袈裟を見てフェン王国側は驚いた。
(なるほど、これほどの刀を生み出せる国ならばあの話も本当かもしれん、パーパルディア皇国の脅威がある今、どうにかして味方に引き入れたいものだ。)
「いかがでしたか?」
「素晴らしい技術を持つことはよくわかった。だが、我が国は未だに貴国のことについてあまりよく知らない。そこで折り入って頼みがある。」
「と、申されますと?」
折角の機会を逃してはならぬと前のめりになるダマだったが、次の瞬間度肝を抜かれることとなる。
「貴国の水軍を我が国に招待したい、廃船予定の船が4隻あるので、それを敵と見立てて、撃って欲しい。」
「ロデニウス連邦共和国海軍の力が見たいということですか?」
慌てつつも、言葉の内容を確かめるダマ。
シハンはその問いに毅然とした口調で答える。
「左様、国のあり方を見るには武が1番だ。」
この後、ダマから連絡を受けたロデニウス連邦共和国外務省は多元に対応を依頼。多元はちょうど手隙だった幌筵泊地艦隊所属の雪風を派遣することとした。
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数日後、フェン王国沖合にて
ガハラ神国 風竜騎士団長スサノウは、隣国、フェン王国の首都上空を飛行していた。
今日は、フェン王国が5年に1回開催する「軍祭」が行われるため、その親善として、3騎で上空を飛ぶ。
軍祭は、文明圏外の各国の武官も多数参加し、武技を競い、自慢の装備を見せる。各国の、軍事力の高さを見せる事により、他国をけん制する意味合いもある。
文明圏の国も呼びたいが、「蛮国の祭りには興味が無い」のが本音らしく、「力の差を見せ付けるまでもない」といった考えもある。
今回、明らかに文明圏外国の船とは明らかに異なる軍艦が1隻存在していた。
ロデニウス連邦共和国海軍、幌筵泊地艦隊所属の駆逐艦雪風である。
(見た目はほぼあさひ型)
「まぶしいな」
相棒の風竜が話しかけてくる。
風竜は知能が高い。
「確かに、今日は快晴だ」
太陽がまぶしく、雲の少ない日だった。
「いや、違う。太陽ではない。あの下の灰色の船から、線状の光が様々な方向に高速で照射されているのだ」
「船から光?何も見えないが」
「フッ・・・人間には見えまい。我々が遠くの同胞と会話をする際に使用する光、人間にとっては、不可視の光だ。何かが飛んでいるか、確認も出来る。その光に似ている」
「飛行竜が判るのか?どのくらい遠くまで?」
「個体差がある。ワシは120kmくらい先まで判る。あの船の出している光は、ワシのそれより遥かに強く、そして光が収束している」
まさか・・・。
スサノオの脳裏に何かがよぎった。
「まさか、あの船は、遠くの船と魔通信以外の方法で通信出来たり、見えない場所を飛んでいる竜を見ることが出来るのか?」
「そのようだ、しかも、あれは下手したら魔法帝国のものを超えているかもしれん。」
「恐ろしい国だな、ロデニウス連邦共和国とは……」
上空でのやり取りの一方で、雪風艦内でも上空の風竜について話題に上がっていた。
「上空の風竜よりレーダー波を検知!」
「レーダー波?、あんな生き物が?」
「間違いありません、航空機用としてはかなりのものです。」
「すぐに提督に報告してください。」
雪風の指示で幌筵泊地にいる多元(国防省でしなくてはならない仕事以外は基本泊地にいる)にすぐに連絡がいく。
内容を受け取った多元は腰堀達に対応を依頼。これを受けて、幌筵泊地では、第14航空団(戦闘機はSu75チェックメイト)の創設を急ぐとともに、第15航空団向けに製造予定だったF3の初期配備型であるF3心神(多分動画検索すると出てくるやつ)、並びに今後創設される第16航空団の戦闘機としてSu57、第17航空団にイギリスが開発中のテンペスト、ノスフェラトゥ、モーガン、XFA-27、震電Ⅱ、を第18、19、20、21航空団に、第22航空団の戦闘機としてF3の性能向上、量産型であるF3蒼燕(オリジナル)を配備することを決定した上で、無人戦闘機の運用に特化した第99航空団を新設、RAVEN、モルガン、などの高性能機やサポート型UAVなどの運用を視野に入れている。
尚、特殊航空部隊も並行して新設され、アーセナ○バードやアイガ○オンなどの研究を開始した。
(オーバーキルじゃね?)
そして、このような特殊な生物に対応するために、幌筵泊地内に新たに 特生自衛隊 が新設された。
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「あれがロデニウス連邦共和国の軍船か、デカイな、まるで城のようだ。」
雪風を見たシハンはそう言った。
あさひ型をベースに艦娘形態だった頃に魔改造された雪風は、性能、見た目は元の面影は一切無くなっている。
「そろそろロデニウス連邦共和国海軍の軍船が標的に向けて攻撃を開始します。」
雪風に備えられた127mm砲が動き、フェン王国の廃船4隻に向け指向する。
距離、4km
雪風から煙が吹き出る、僅かな時間の後、音が聞こえる。
ダン・・・・ダン・・・・ダン・・・・ダン・・・・
4回、直後、標的船は猛烈な爆発を起こし、水飛沫をあげ、船の残骸が空を舞う。
標的船4隻は、爆散、轟沈した。
「・・・・・・・これは・・・声も出んな・・・なんとも凄まじい」
剣王シハン以下フェン王国の中枢は、自分たちの攻撃概念とかけ離れた威力を目の当たりにし、唖然としていた。
1隻からの攻撃で、4隻をあっさり沈める。しかも、とてつもない速さの連続攻撃で沈めた。列強パーパルディア皇国でも、そんな芸当は出来ない事をここにいる誰もが理解している。
「すぐにでも、ロデニウス連邦共和国と国交を開設する準備に採りかかろう、不可侵条約はもちろん、出来れば安全保障条約も取り付けたいな・・・。」
シハンは満面の笑みでそう言った。
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雪風CICにて
「レーダー妖精さん、本当ですか?」
「ええ、つい先程レーダーが西側から近づく飛行物体を補足しました。時速にして約350kmで、20機ほどが近づいて来ます。」
「司令官のお話にあった通りだとすると、西にはパーパルディア皇国がありましたね。」
「ええ、今回のフェン王国軍祭に招かれているのか確認しましょうか?」
「お願いします。」
通信妖精が無線を通じてダマからフェン王国に確認を取ってはみたものの、返答は無かった。
「これはまずい予感がしますね。」
「雪風、提督に言われた通り、魔信を使った警告をして、何かあったら撃墜する必要があると思います。」
「そうですね、対空戦闘用意!」
「対空戦闘用意、VLSへデータ入力!」
「敵飛行物体に向けて警告開始!」
直後、魔信からこの船がロデニウス連邦共和国軍所属であること、半径500m以内に許可無く立ち入った場合は撃墜すると警告した。
(尚、風竜については事前に連絡済み)
パーパルディア皇国 皇国監査軍東洋艦隊所属のワイバーンロード部隊20騎は、フェン王国に懲罰的攻撃を加えるために、首都アマノキ上空に来ていた。
軍祭には文明圏外の各国武官がいる。その目前で、皇国に逆らった愚か者の国の末路はどうなるか知らしめるため、あえてこの祭りに合わせて攻撃の日が決定されていた。
これで、各国は皇国の力と恐ろしさを再認識することだろう。そして逆らう者の末路、逆らった国に関わっただけでも被害が出ることを知らしめる。
ガハラ神国の風竜3騎も首都上空を飛行している。
風竜が皇国ワイバーンロードを見ると、ワイバーンロードは、不良に睨まれた気の弱い男のように、風竜から目を逸らす。
「隊長、ワイバーンロードが怯えています!」
「ガハラの民には、構うな。フェン王城と、そうだな・・・あの目立つ灰色の船を狙え!」
そう言った途端、ワイバーンロード達は散開し、フェン王城と雪風に顔を向け、次の瞬間口を開けて口内に火球が形成され始める。
「敵ワイバーン、攻撃態勢に入った模様!」
「高速回転用意!、対空戦闘始め!」
「主砲対空戦闘始め!」
「ESSM発射!」
雪風前甲板のVLSが開き、ESSMが発射される。ついで主砲が旋回し、ワイバーン目掛けて射撃を開始する。
風竜は雪風が攻撃態勢に入った途端、恐れをなしたのか岩陰に隠れた。
「どうした?」
「スサノオ殿、あれは……危険だ。」
怯える風竜に対してスサノオがもしやと思い聞く。
「あの白いはもしや……」
「そうだ、古の魔法帝国が使っていた誘導魔光弾と同じものだ。あの光る巨大な矢によって。あれは自ら目標に向かって進路を変えて、確実に目標を射落とす武器だ。」
「恐ろしい国だな……、ロデニウス連邦共和国という国は……」
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雪風はフェン王国側に向かったワイバーン10騎に対してESSMを発射しながら、接近したワイバーンに主砲とCIWSで対応する。
「本艦のESSM、ターゲットを撃破!」
「ワイバーン、残り3騎!」
「CIWS、コントロールオープン!」
ズバババババババババババ!
毎分数千発の発射レートを誇るCIWSによって、2騎が落とされるも、最後の1騎が迫る。
「ワイバーン、導力火炎弾を発射!」
「高速回転で回避します!、左舷側スクリューピッチそのまま、右舷ピッチ変換、後進!」
「総員何かに掴まれ!」
先任伍長妖精の指示で身構える妖精達
船体は雪風の指示でその場で艦首を大きく、高速で回転させた。
すんでのところで回避に成功したところで、雪風はすぐに次の行動に入る。
「左砲戦用意!」
「照準よし!」
「撃てぇ!」
雪風右舷側から急降下した敵は、高速回転で導力火炎弾を回避された後、そのまま左舷側を低空で離脱しようとしたが、直後に127mm砲の直撃を受けて爆散した。
「敵ワイバーンの撃墜を確認!」
運も良かったかもしれないが、雪風は損害を出すことなくワイバーンを全騎撃墜できたのだ。
しかし、この戦いはこのまま終わるはずもなかった。
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剣王シハン及びその側近たちは、開いた口が塞がらなかった。我が国が、ワイバーンロードを追い払おうと思ったら、至難の技だ。1騎に対して一個武士団でも不足している。そもそも、奴らは鱗が硬く、弓を通さない。バリスタを不意打ちで直撃させるか、我が国に伝わる伝説の剛弓、「ベルセルクアロー」を使うしか無いが、ベルセルクアローは、硬すぎて、国に3名しか使える者はいない。
戦闘態勢にあるワイバーンロードを仕留めるのは、事実上不可能に近い。
文明圏外の国で、1騎でもワイバーンロードを落とすことが出来れば、国として世界に誇れる。
我が国は、ワイバーンロードを叩き落すことが出来るほど精強であると・・。
それをロデニウス連邦共和国はいともあっさりと、怪我をして動けなくなったハエを踏み潰すかのように、自分は全く怪我を負わず、列強の精鋭、ワイバーンロード竜騎士隊を20騎も叩き落してしまった。
文明圏外の武官が集まっている軍祭で、各国武官の目の前で、各国が恐れる
列強パーパルディア皇国の精鋭ワイバーンロード部隊を赤子の手をひねるように、叩き落とした。
歴史が動く、世界が変わる予感がする。
ワイバーンロードは、おそらく自分たち、フェン王国への懲罰的攻撃に来ていたのだろう。
ロデニウス連邦共和国をこの紛争に巻き込めたのは、天運ではなかろうか・・・。剣王シハンは、笑いながら燃え盛る自分の城を眺めていた。
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「なんてこった、自衛とはいえこれは不味い!」
周囲にいた観戦武官などが歓喜の声を挙げる中で、外交官のダマは焦っていた。自衛のためとはいえ、他国のワイバーンを撃墜、運が悪いとしか言いようが無い。
ダマは自分の不運を呪ったが、どうしようもない。
とにかく情報収集を急がねばと事態の悪化を防ぐため、情報収集を行ったところ、下記の事項が判明した。
○ フェン王国及び各国武官の反応から、襲ってきた部隊は、フェン王国西側約500kmにあるフィルアデス大陸の第三文明圏に属する世界5列強国の一つ、パーパルディア皇国で間違いないと思われる。
○ パーパルディア皇国の皇国監査軍と呼ばれる部隊であり、文明圏外の国を対象とする第3外務局の影響により動く部隊である。
○ フェン王国に対する懲罰的攻撃を、各国関係者の集まる軍際に合わせ、自己の権威を高め、他国を従わせるために行われた、いわゆる砲艦外交のような攻撃と思われる
ここで、さらにダマの胃に穴があく事案が起こる。
○ 軍の情報によれば、フェン王国西側約200kmの位置を、速力15ノット程度の速度で東へ向かう22隻の艦隊が確認されている。
「どうする……、このままではロデニウス連邦共和国がパーパルディア皇国とフェン王国との戦争に巻き込まれてしまう!」
焦るダマに随伴員の小玉が助け舟を出す。
「ダマさん、とりあえずフェン王国にことの次第を確認しましょう。詳細な情報を得ないままの行動は危険です。」
小玉の声にハッとして
「そうですね、とりあえずシハン殿に話を聞くことから始めましょう。」
事態は切迫していた。本日の夕方、フェン王国側との会議が予定されていたが、外務省は急遽フェン王国外交部署に今回の件についての連絡を求める。
フェン王国側は、即時会談に応じた。
~フェン王国来賓室にて~
フェン王国は貧しい国ではあるが、外交のための来賓室は、豪華さは無いが、おくゆかしさ、趣のある部屋であり、非常に質が高い。
その来賓室にロデニウス連邦共和国の外交官であるダマと随伴員である小玉義雄、そしてフェン王国のシハンとフェン王国騎士長マグレブの4人が集まった。
「ロデニウス連邦共和国のみなさま、今回フェン王国を不意打ちしてきた者たちを、真に見事な武技で退治していただいたことに、まずは謝意を申し上げます」
騎士長は深々と頭を下げる。
「いえ、我々は、貴国への攻撃を追い払ったのではありません。我々に攻撃が及んだので、振り払っただけでありあます」
続けて
「貴国は、もう戦争状態にあるのではないですか?、戦争状態の国とは如何せん国交締結とはなかなか難しいところがあります。我々としても巻き込まれたくはありません。」
その発言にマグレブが焦る。
「まっ、待ってください、それでは我々が謀をしたと仰っているようではありませんか!?」
「待て、マグレブ。」
シハンが慌てふためくマグレブを静止し、続けて
「ロデニウス連邦共和国の特使殿、申し訳ない、全ては儂の好奇心が故に起きたことであります。ですが、ただ1つ、これだけは、心に留めおいて下さい。あなた方があっさりと片付けた部隊は、第3文明圏の国、しかも列強パーパルディア皇国です。我が国は、パーパルディアから土地の献上という一方的な要求をされ、それを拒否しました。それだけで襲って来たような国です。過去に、我々のようにパーパルディアに懲罰的攻撃を加えられた国がありました。その国は、敵のワイバーンロードに対し、不意打ちで竜騎士を狙い、殺しました。かの国は、パーパルディア皇国に攻め滅ぼされ、国民は、反抗的な者はすべて処刑し、その他の全ての国民は奴隷として、各国に売られていきました。王族は、親戚縁者すべて皆殺しとなり、王城前に串刺しでさらされました。パーパルディア皇国、列強というのは、強いプライドを持った国というのを、お忘れなさらぬようお願いいたします。」
シハンは腹に抱えた何かを隠しつつ、しっかりとパーパルディア皇国の脅威を伝えた。
無論、ロデニウス連邦共和国の外交官であるダマはこの世界の人間である以上、パーパルディア皇国の脅威については重々理解しているつもりだった。小玉もまた、幌筵泊地の転生者会議にて話し合われていた内容から、パーパルディア皇国の恐ろしさについて当然理解はしているつもりだった。
しかし、改めて侵略を受けつつある1国の長から言われた内容にゾッとするのであった。
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会談を終え、戦いに巻き込まれることを回避するために急いで戻ろうとする一行だが、問題が生じた。
「何?、通れない!?」
なんと港まで向かう道が先程の空襲を受けた結果として瓦礫の山ができており、通行止めとなっていたのだ。
「何時になったら通れるんだ?」
「明日にはどうにかとの事です。」
「明日!?、それでは我々は戦いに巻き込まれてしまうぞ!」
「ダマさん、とりあえず本国に対応を依頼しましょう、これは現場レベルでどうにかなるレベルを超えています。」
「そうですね、私が本省に連絡しますので、小玉さんは軍の方に対応を依頼してください。」
「わかりました。」
ロデニウス連邦共和国にパーパルディア皇国の脅威が迫っていた…………
あっ、すみません……
「終わりませんでした………」
というわけで次回に行きます。
次回もお楽しみに!
間違い、指摘はコメント欄にお願いします。
(恐らく)襲いかかって来るであろう愚帝本土攻撃艦隊をどうやって調理しましょうか?
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単艦無双(ヤ○トかな?<すっとぼけ>)
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特生自衛隊(特殊兵器多数)出動
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航空殲滅(ソ連を超えた!?)
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普通に艦隊決戦(まだ常識の範囲)
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全部♡(愚帝君号泣不可避)