一歩、あなたの方へと踏み出して
作者:

原作:ウマ娘プリティーダービー
タグ:ウマ娘 ウマ娘プリティーダービー アドマイヤベガ
「ねえ、お願いがあるんだけどいいかしら。レースには関係のない、個人的なものだけれど」
「いいよ、俺にできることなら」
 そんな何気ないやり取りが、彼と彼女を繋ぎ止めていた。

 アドマイヤベガは変わっていった。喪ったものを受け入れて、生きてみようと顔を上げた。
 トレーナーだった彼はずっと見ていた。惑う背中を見守って、止まるとその背を押してやった。

 変わって、変われなくて。もらって、もらって。わからなくて、わかっていると思い込んでいて。
 それでも、と一歩を踏み出す。

 そんな不器用なふたりの話。ただひたすらに想いの話。


*Pixivの方にも同作品を掲載しています。ハーメルンでは8/5~8/9までの毎日二話投稿の予定です。
  昔馴染みの公園にて
  夕陽揺蕩うトレーナー室にて2022年08月05日(金) 00:00
  月に一度の2022年08月06日(土) 00:00
  産声あげて2022年08月06日(土) 00:00
  カレン対談2022年08月07日(日) 00:00
  たづな対談2022年08月07日(日) 00:00
  確かにひとつ私の想い2022年08月08日(月) 00:00
  動かぬはずの扉の向こう2022年08月08日(月) 00:00
  一歩、あなたの方へと踏み出して2022年08月09日(火) 00:00
  一歩、きみの方へと踏み出して
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