長かったねぇ、すごいねぇ、むずかしいねぇ、ここまで来るのにこんなにかかるもんなんだねぇ…………すごいねぇ、やっぱり、小説を書いてる人ってすごいよねぇ……
まぁ、そんなこんなでここまで来ました。
どうぞ。七千二百文字。
◆◇◆
夢を見た。
牢屋を抜け出して、敵を倒して、フェリスを救い出し、クルシュに温かく迎え入れられて、三人で暮らす。
そんな夢。
叶わぬ夢。
有り得ない夢。
牢屋は抜け出した。
敵は殺した。
フェリスを救った。
でも、
思えばあの時から歯車が狂い始めたのかもしれない。
オレは喪失感で空いた胸の穴をフェリスで埋めようとした。
でも、オレの心が満たされることはなかった。
オレは、なんだ? 何がしたかったんだ。
オレは誰だ。フェリスを愛せないなら、オレは何の為にいる。
何の為にオレは今生きている。
──ああ、苦しい──
……誰も助けてはくれない
誰もその答えを教えてはくれない。
考えろ。自分で考えるしかないんだ。
どうして。なんで。なぜ。
オレは、クルシュ……貴方のために。どうしてあなたは愛してくれない。オレを愛さぬお前は誰だ。お前に愛されぬオレは誰だ。オレはオレだ。死ぬべきなのか。消えるべきなのか? オレは、ただ自由に。その為に全てを捨てるのか? どうすればいい。
また負けた。
オレが、オレが■■なのに。
それは思考。
止まることのない、苦悩の発露。
ホクトは考え続けている。考え続けていた。
ずっと、ずっと、今も明日も来年も。
その苦悩は、その懊悩は、その憂鬱は誰にも止められない。
ホクト本人にも。
──あぁ、楽になりたい──
◆◇◆
──は
目が覚めた。
酷い耳鳴りがする。聴覚はひたすらにキィィン、という音を奏でて役に立たない。
あまりのうるささに平衡感覚もままならず、自分がどこにいるのかわからない。
ぐるぐると世界が回って感じる。
だが、
「く、がっ」
ユウはその身体を無理やりに起こそうとする。
──夢を見た。
ホクトの思考が、走馬灯のように自分に流れ込んできた。
自覚した。
僕の行いが、ホクトを傷つけ続けていたことを。
僕の
──謝らなければいけない
──否──
起き上がれ、ユウ。
そう自身の身体に命令する。
「ふッ…………はっ」
そうしてようやく体を起こすことに成功した。
自身の身体を見渡す。
「……これは」
──五体満足だった。
ぼろぼろではあれど、四肢の欠損すらもなかった。
いくら何でもそんなことあるはずない。
あれはそんな生易しい衝撃ではなかった。
なんならあそこで死に戻りする覚悟さえあった。
魂ごと消滅して、それで死に戻りできるかも、ましてや正気のまま戻れるかも定かじゃなかったが……まぁ、今はそれはいい。
大体、想像はつく。
だからこそ、
「……ふっ、くっ、ぁぐっ」
這い這いの身体で、それへと近づく。
少しずつ、少しずつ。
悲鳴を上げる魂を、今だけは無視して突き進む。
そうして、辿り着いた。
その胴体に大穴を空け、四肢を欠損したぼろぼろのホクトの元へ。
「……ひどい」
あまりに無残な姿だった。
これが力の代償。その末路だと言うのなら哀れ、そういう他ない。
あれだけの力だ。制御できるはずがないのだ。
それをホクトは曲がりなりにも制御し、使いこなしていた。
その胆力はユウには推し量れようもない。
ユウなんてすぐ傲慢に飲まれて威丈高になってしまうのに、ホクトは最後の最後まで心を強く保っていた。……その最後の守りを砕いたのは自分ではあるのだけれど。
羨ましい、とは思わない。
もうホクトの苦悩を知っているから。
ただ、凄いと。そう尊敬の念を覚えるのだ。
まったくもって自尊心の塊だ。
──死なせない。
「……まだ、魂の原型が残ってるなら、可能性はある……」
ユウは、ホクトの器に手を当てて、力を注ぎこむ。
その熱。その情熱。その友を想う友愛を込めて。
覚えたての『回復魔法』を発動する。
その魔法に名前はない。
その魔法に名前など要らない。
その想いは千差万別。
ただ想えばいいのだ。
「……お前は、誰も助けてくれないって言ってたけど……──お前は僕を助けてくれたじゃんか」
それは、絶望と憎悪に溺れていた時のこと。
「……あの時手を差し伸べてくれたのは、紛れもなくお前だった」
それだけじゃない。
「……僕が五体満足なのも、お前が守ってくれたんだろ?」
まったく、日頃余計なお世話だなんだと言っている癖に。言ってることとやってることが一致していない。
矛盾だらけだ。
本当に面倒くさい性格をしている。
「僕も、そうなんだと思う。
……僕が誰かを救いたいって思うのは、きっと、僕も誰かに救われたかったからなんだ。
……なぁ、お前もそうなんだろ?」
「今度はもう見捨てないから。見て見ぬ振りしないから。戻ってきておくれよ。お前が消えて、はい万歳なんて、僕はやだよ……絶対に嫌だ」
「……僕らの前世に兄弟がいたかは知らないけど、でも……いたらきっと、今日みたいにいつも喧嘩してると思うんだ。……こんなの毎日とか、ごめんだし、勘弁してほしいし、鬱陶しい日もあるだろうけど……いなきゃきっと寂しい」
「だからさ、その、感謝してるんだ。
お前がいてくれてよかった。
憂鬱がいてくれて、よかった。
──ありがとうな、ホクト」
救われた感謝を、その熱意を、憂鬱への親愛を捧ぐ。
だが、それでは足りない。
回復魔法が治せるのは器だけ。
人の心までもを癒すことはできない。
人の心を癒すのは、希望。
だから、
「──僕のとびっきりの希望をくれてやる。
だから、帰ってこい、バカ兄貴」
終わる世界が、白光に染まった。
◆◇◆
「は」
チュンチュン チュンチュン
小鳥が鳴いていた。
ぼやけた視界は眩い光と明るい緑で染まっている。
天を覆う自然の天幕、そこから零れる木漏れ日。
……夢?
ヒュゥ……
しばし呆然とする彼を、なまら温かい風が撫でた。
朝だ。とても静かで温かく、心地よい森の朝だった。
眼を閉じ、呼吸し、自然を、大地を感じる。
「──遅いお目覚めだね。待ちくたびれてしまったよ」
そんな心地よさに微睡んでいた彼に、横から声がかかった。
目を開け、其の方を見れば、そこにはしゃがんでこちらを覗き見るフェリス──の姿をしたスピンクスがいた。
「何かあったのかと思って心配したが、その様子だと二度寝でもしていたかな? 疲れを癒すのは結構だが、あまりこの子をほったらかしにするものじゃないと思うよ。まぁ、それだけボクのことを信用しているのだと考えればやぶさかでもないけれど、ね?」
「──お前」
「──おや、もしかして君は……」
多少の苦言と甘言を呈していたスピンクスは彼の様子から違和感を感じ取った。そうしてすぐさま結論に辿り着く。
「……」
「……」
そこで一度沈黙が訪れた。
互いに目を合わせ、しかし何も言わない。
……こいつは、何を考えてる。
スピンクス、魔女の成り損ない。
いったい何を考えてたんだか、もう一度死に戻りして確実に殺せばいいものを。あのがきの言葉に甘えて解決を後回しにしただけだ。
敵だ。魔女は、自分を害すものはどこまで行っても敵でしかない。敵にしかなりえない。敵が次の日には友達になってるなんてことは──。
『──友達になろう』
あいつの声が想起する。
「──ッ」
「……君は」
煩わしい出来事を思い出して表情を歪めるホクト。
それに対し彼女は沈黙を破って声を出した。
何を言う。あいつに身体を返せってか。
ていうか、なんでオレは目が覚めた。
オレは、死んだはず──
「──君の名前は、なんて言うんだい?」
「──────は?」
現状に戸惑うホクトの思考を、更なる異常が邪魔をした。
今、こいつは何て言った?
名前を聞いたのか?
オレの名前を? こいつが?
「君の名前を教えてはくれないかい」
続けていった。
どうやら幻聴じゃないらしい。
どういう風の吹き回しか、否、こいつはいったい何を考えているのか。名前なんて、そんなの聞いてどうする。理由は、道理は、筋合いは。思考する。思考する。そうしてあるいはこじつけに近い結論に至る。
「そんなの聞いてどうする、ハッまた契約にでも使うつもりか? 性悪女」
「──。そう、か。……そうだね、すまない」
「あァ?」
──んだ、そのわざとらしい態度は──気色悪い。
ホクトは体を俊敏に起こし──彼女の胸倉を締め上げた。
「──っ」
「テメェ、何それらしく振舞ってやがる。ただの人形が、魔女の欠陥品が、一丁前に人間振ってんじゃねぇ。テメェが何考えてんのかなんて知ったこっちゃねぇが、テメェがフェリスの身体に入ってるから安全だなんてくだらねぇ勘違いすんじゃねぇぞ」
「っなにか、気に障ることを言ってしまったかい?」
「……あァ、気に入らねぇよ。気に入らねぇに決まってる。気に入るわけがねぇ。──二年。二年もの間閉じ込められ、拷問され、フェリスを傷つけて、実験して、──そんな奴が、のうのうと味方面してすり寄ってくるなんざァ──これで反吐が出ねェ奴なんていったいこの世のどこにいるってんだよ?」
「ぐゥッ」
言いながら怒りが増して彼女の気道を締め上げる。
だが、
「……」
「……うっ、げほっけほっ」
ホクトはその手を離した。
スピンクスは彼の眼を見る。
そこには何も映っていない。
何もない、黒、黒、黒。
──拒絶。
「……すまない。本当に、すまなかった」
当たり前だ。許されるはずがない。
この子にも、今自身が依り代にしているこの子にも、スピンクスは許されるはずのないことをしてきたのだから。この子の言う通り。許されたなんて、勘違いをしてはいけない。
──信じたいと心で思えたから。
あの言葉に、多少なりとも救いを求めていた。
自身の罪に対する罪悪感と、それでもなお、諦めることのできない悲願。
そんな自分勝手な強欲に子供を巻き込み、利用する卑しさ。
それを、あのただ一言で解消しようなんてこと、赦されていいはずがないのだから。
「……」
対し、謝罪するスピンクスをホクトは観察する。
まるで普通の人間みたいな反応。
罪悪感、自己嫌悪、それでも諦められない何かがある、そんな顔だ。
魔女。魔女。魔女。その存在にいい思いなどありはしない。いつだって諸悪の根源は『魔女』だ。自身の絶望に異世界生活に密接に関わっているのは彼女らなのだ。
結論は出ない。
殺すこともできない。
全くもって悪辣な存在。
ホクトはスピンクスを認められない。
受け入れられない。そうさ、
オレは、自分も、他人も──赦せない。
「君の大切な子に取り憑いて君を利用するしかない今のボクが言っても根拠に欠けるかもしれない。いいや、例え許されるだけの根拠があったとしても、ボクが君たちにしたことは許されることじゃない。君がボクを許す道理はない。……結局、ボクがこの体を捨てて今すぐに君たちに報いるなんてことは、できないのだから。それでも、我ながら卑しいと理解していても、ボクには捨てられない悲願がある。その為に、それ以外のことならどんなことだろうと誠意をもって協力することを誓う。だから──」
──こいつは、何を必死に語っているのだろう。
赦す許さないの話をしたのはオレだが、あぁ、バカらしい。そんなことオレに言われたところで、どうでもいい。オレには……オレには想えないんだから。関係ない。オレは殺したければ殺すし、不愉快に思えば苦しめる。そうでなければ勝手にしろ。あいつとよろしくやってればいい。
あぁ、だが、こいつは──。
「──お前は、オレが憎くないのか?」
あ。
つい。
口をついて出てしまった。
──くそ、
そう内心悪態をつくホクト。
対し、スピンクスはまるで予想だにしていなかった問いに目をぱちくりとさせていた。
「……君は」
ホクトの、先ほどとは一転、バツの悪そうな顔に、スピンクスは困惑した。
そうして、瞬時に悟った。
ホクトの、ひいてはナナホシユウという少年の人となりを。
「そうか」
「……」
「君は、君たちは、故にこそ混ざらなかったのか。嗚呼、君たちはあまりに──優しすぎるから」
「──は?」
「ふふっ」
わけのわからない納得をしたようなスピンクス。
ホクトの理解をおいて、スピンクスは微笑み、言った。
「──ありがとう」
「──。」
笑った?
なんだその慈愛の籠った目は。
お前は魔女だ。心ない悪霊だろう。
お前は、誰だ。オレの知るスピンクスじゃない。
「ボクは君に感謝している。これは心からの言葉だ。……ボクに心があるかは定かじゃないが、それでも言わせてほしい。ボクを殺してくれて、ありがとう。ボクが
「……何を、言って」
スピンクスは、こちらを見て、感謝を告げた。
意味が分からない。説明する気もないのだろう。
こちらの理解を無視して、スピンクスは満足げに言った。
ただ、その瞳には、確かな慈悲が込められているのを、ホクトは感じた。
──ホクトは動揺した。
何故、感謝されているのか。何故、どいつもこいつもそんな目で見てくるのか。
どいつも、こいつも。どいつも、こいつも。
思い起こされるのは今までに自分が殺してきた者たち。
そして今目の前には一度は確かに殺したはずの者がいて、あまつさえ感謝を述べている。
これほど不可解なことがあるだろうか。
生物は、生きることがすべてだ。心がどうなろうと、夢が叶わなかろうと、愛されなかろうと、生きていれば、生きてさえいれば、まだ、忘れずにいられる。
忘れることは、忘れられることは等しく死だ。死は絶望、殺しは罪、絶望は罪、そのはずだ。では何故、今、オレは。
それは、肯定。
許されざる自分の他者による肯定。
「ボクを殺したことを、罪悪感に思ってしまっていたんだろう?」
「そんな、わけが──そんなわけねぇだろうが! テメェを殺したのはオレの意思だ。感謝も謝罪も知ったことか。お前に謝られる筋合いもお礼を言われる筋合いもねぇ、くだらねぇ勘違いすんな。──お前は敵だ! 敵なんだよッ! オレは認めない。オレは許してなんかやらない」
「──それでいい。君は正しい。君は悪くない。悪いのはボクだ」
「……黙れ、黙れ、分かったようなことをッ」
「……──」
そう言った途端、スピンクスの身体から力が抜け、こちらに倒れ込んでくる。
「──ッおい」
「──ふぁ~…………ゆ、う?」
「ッ」
──咄嗟に身体が離れようと踏み込んだ。
それを、異なる意思が引き止める。
『──逃げないで』
「ッ」
その場で身体は踏みとどまった。
──あの野郎。
「ユウ、おはよう!」
「……チッ」
その名を呼ばれるたびに、虫唾が走る。
「……ユウ?」
「……んだ、好きな奴の見分けすらつかねぇのか?」
ホクトがそうおどけて手を広げ嘲笑を浮かばせると、フェリスはその瞳を小さく不安に曇らせた。
「……ユウじゃ、ないの?」
「───。」
『ユウはどこ、あなたは誰……?
──ユウを返して! ユウッ!』
こんなの、先が読めてる。
なんでこんな茶番をさせる。
何の意味がある。
こいつはオレのことなんて知らない。
こいつを救ったのはオレじゃない。
こいつを想えるのはオレじゃない。
オレじゃない、オレじゃない、ホクトじゃない。
不安げな顔をするフェリス。
しかし彼女は退くことも取り乱すこともなかった。
ゆっくりと近づいて、ホクトの手を掴み、両手を合わせて、それを包み込むように握った。
ホクトは、抵抗はしなかった。
…………なにしてんだこいつ。
興味もない、どうでもいい。
そうして、「うんうんうんうん」と、フェリスは唸っている。
しばらくして、こちらに目を合わせてきた。
……なんでこんなガキに、オレはされるがままにされている。どうして振りほどかない。どうして、こうまで、何も感じない。何も感じないのに、抵抗することもできない。気持ち悪い。吐き気がする。心の言うことを身体が聞かない。
どうしてこんなガキにオレが……どうして──。
ホクトは顔をゆがめ、しかし振りほどかない。
フェリスの行動が読めない。予想していたものとは違った。
ぽんっ
いつの間にか、自分の手はフェリスの頭に乗せられていた。
ホクトがしたのではない、フェリスが乗せたのだ。
「うん」
フェリスは答えを出した。
「やっぱり、ユウだ」
そう、有り得ない結論を。
「は? ……ッ違う」
「ううん、ユウはユウだよ。
だって、ユウの手、すっごく温かくて、すっごく優しいもん」
手を握ってフェリスは言う。
手を握ればわかる。
その誰よりも優しい手が、証明してくれる。
肯定してくれる。教えてくれる。
「ユウはユウだよ──私の大好きなユウだ」
そう言って、フェリスは微笑んだ。
「────」
「はっ」
「──ユウ?」
「フェ、リス」
「泣いてるの?」
「──え?」
起きたばかりのユウの頬には朝日を反射し輝く、一粒の透明な雫が流れていた。
そうして、フェリスもまた、涙を流していた。
何故、僕たちは二人して泣いているのだろう。
「……意地っ張りだなぁ、我ながら」
「ユウ、泣いてる? 痛い?」
「ううん……ありがとう、フェリス」
きっと、僕でも、スピンクスでもダメだった。
彼女の言葉でなければ、ダメだった。
やっぱり、フェリスは賢者なんかより余程凄い魔法使いだ。
風魔法よりも、回復魔法よりも、どんな異世界の魔法よりも、凄い、魔法の力。
──誰かを救える、魔法の言葉。
誰にでもできるはずで、でも誰にでもできることじゃない。
それは優しさ? 愛? 純心?
わからない。それに必要なものがなんなのか。
あぁ、本当に……──フェリスはすごいなぁ……
「──おはよう、フェリス」
「……わぁ…………おはよう──ユウっ!」
抱きしめて、手を繋いで、おはようを交わす。
心では表しきれない想いを言葉で、言葉では表しきれない想いは行動で。
ああ、それでも表しきれないこの想いを──これから示していくのだ。
僕らは今生きている。
フェリスは生きている。
クルシュだって生きている。
生きている限り、伝えられる。
だから、始めるのだ。
今日も二人で、いいや──今日から四人での生活を。
四人での──異世界生活を。
◆◇◆
──『憂鬱なる希死念慮』──完──
──愛せないからって、愛されないわけじゃないんだよ?
あぁぁぁ~牢獄脱出から苦節五か月半、日数で言えば163日。
やっとのことでここまで来れましタ。
え? これ全部閑話休題ってりありー?
『束の間の幸福』はもちっと続くんじゃ
……てなわけで、皆さんもどうぞ、この理不尽で、不条理で、まったくもって思い通りにいかない、自由奇天烈摩訶不思議なこの世界で──いい異世界生活を。
クルシュとフェリスと過ごした五年間のお話読みたいデスカ?
-
ある程度
-
そんなに
-
それより話を進めてほしい
-
どっちでもいい
-
お好きにどうぞ