なりきりムーブしようとするけど結局素が出る…   作:アールスミス

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さかなー、ちんあなごー絶対やらんわ(鉄の意志、鋼の心

特にイチャつく描写はないです


年上のひと(無関係

『もしもしもしもし〜?』

携帯に掛かってきた電話を取れば彼女の陽気な声が響く。

「今業務中なんだが…」

『わーってる!わーってるって!「じゃあ切るぞ」ちょいちょいちょいちょい!雑談とかじゃないよ!私も業務の方だって!』

スピーカー機能にしていない状態でも耳から離れた距離まで聞こえる声量で彼女は静止する。

「それで? 特に井ノ上とトラブルになったわけでもないんだろ?俺の出る幕じゃない」

『そーゆうことじゃねーし!あのね?ストーカーがいてね!その護衛をヒイロにお願いしたいなぁ?って……』

「話が読めん……」

どうやら、警察からの小遣い稼ぎでストーカー被害の女性を護衛をすると言うのだが、どうやら表向き千束も井ノ上も女性、男性もそれも彼氏や警察とは関係なく腕の立つ人間が1人必要だということらしい。

「それで?俺は何をすればいい?」

『そそ、うーん……一旦合流で!』

「ハァ……了解した…場所は後で送ってくれ」

『オッケー!待ってるー』

 

 

 

店につけば千束、井ノ上がテーブルの席で向かい合って座っていた。

こちらに気づいた千束が手を振る。

 

「待ったか?」

「いいやーまだ依頼人が来てないからねーはい、メニュー」

「了解した」

席に着くと同時に差し出されたメニューを受け取る。

無難にコーヒーか…というより千束から熱い目線を感じる。

なんだその目は…キラキラさせるな…全く……ハァ……

「これか?」

指差した先にはかなりの大きさのパフェの写真が…

「千束さん?その摂取カロリーは……」

「いいのいいの!そのためにヒイロ呼んだんだから」

趣旨が違うような気もするが…

最近はタブレット式というのが流行っているのか…と考えながらメニューの番号を入力していく。

「それで?井ノ上…ここの仕事については大体レクチャーを受けたようだが?」

「はい…ですが、ここではdaからの評価というのは得られるのでしょうか?」

評価……ねぇ……

「なぜ?」

「千束さんが言う人助け…確かに素晴らしいことだと思います。しかし我々リコリスとしての本分とはかけ離れていると思います。これではdaに戻ることができない…」

なるほどなぁ……

「daに戻るか……」

千束の方に目をやる。先に頼まれて運ばれてきたコーヒーへ目線を落としている。思うところは俺にもあるが千束も同じリコリスだ。任せるか…

「そうか〜戻りたいのかぁ〜」

「はい!千束さん、わたしへの今回の人事は正当なものとは思えません」

「正当、か……じゃあさ、たきなはなんであの時撃ったの?命令なかったんでしょ?」

「え?」

千束の言葉に井ノ上は若干の動揺を見せる。

確かにDAのアルファにいるならばチームでの行動だ。命令無視、スタンドプレーは御法度だな。

まあ、俺や千束のようにスタンドプレーから成り立つチームワークというのもあるが……それはお互いに次の手がわかっているから成り立つものであって他チームで成り立つものではない…

「別に責めているわけじゃないよ…でもさ、命令無視ってことは揉める要因の一つだよ。異動する理由に十分なる。それがわかっててなんで揉める選択をしたの?」

「合理的であるからです。」

合理的ね…井ノ上の耳が尖り耳で論理論理と言っているのであれば納得だ。

「しかし、結果は……」

「はい、結局あんな騒動になってしまった……」

「あんな騒動……か……」

「たきなが思ってる騒動になってないと思うけどね私〜」

「え?」

千束は口につけたコーヒーカップおき背もたれにもたれかかる。

「だって、普段のそう言う事件は組織が全部揉み消してしまう。事件は事故、悲劇は誰かが頑張って何かを失った結果の美談なんかになる。今回のは表向きには建物の建設時の手抜き……なんかになってるんじゃない?」

「じゃあ……」

俺たち3人は店の窓から見える、かつてスカイツリー…と呼ばれていたものを眺める。

「最後の大事件も今や平和なシンボル」

最大の皮肉だな。と千束の言葉に付け足す。

「でしたら…私は何をしたんでしょうか?」

斜めに傾いた電波塔から目を離さず井ノ上は俺たち2人に投げかける。

「仲間を救った!それでいいじゃん?かっこいいよ!たきなは!」

そうだ…彼女は仲間のために動いた。その事実は消してなくならない。

「わかった!私とヒイロ!2人でたきなのDA復帰に協力するよ!ね?ヒイロ?いいでしょう⁈」

仕方ないと目を瞑るとそれが了承の合図とわかったのか腕を振り上げ喜ぶ千束。

「店ん中だ…静かにしておけ…」

「うぐぅ…あ、ヒイロきたよきたよ!」

手を振る千束の目線の先には1人の女性がキョロキョロと見回しコチラを見つけると不安そうな顔は少し緩んでいたのがわかった。

 

 

 

篠原沙保里

どうやらカップルでのデートの途中記念写真のつもりがちょっと『ヤバい』風景まで映り込んでしまったようだ。

snsにまで攻撃が来ているようだ。

 

 

井ノ上からアップロードした写真を見せられ千束と2人で確認すれば千束は肘で脇腹を小突く。

確かに先日の銃取引の現場だろう。時間は………

携帯を手に取り確認すると撮影日時が俺たちがくる3時間ほど前ということがわかった。

つまり銃の取引は行われていたが時間がfakeであったと言うわけか……

「これかなり不味くない?」

「ああ…」

小声で千束が事態の危険さを理解しコチラに伝えてくる。

井ノ上もアイコンタクトで同意見ということがわかった。

程度の悪い歪んだ性癖の持ち主が犯人かと思ったが…もっとタチの悪いものに付き纏われていたとはな……

「とりあえず千束はそのまま彼女には伝えず話を進めろ」

「オッケー!」

 

とりあえず恨みを買うような人物は身辺にはいないようだ。利用されるとすれば彼氏の方…か……

「篠原さんではなく彼氏の前の交際相手…という可能性は?彼氏もストーキングされている…ならそう言う線もあります。本当に写真をアップロードしてからストーキングが始まりました?」

「ええ…お互いに前の交際相手はいないのに……写真を上げる前はこんなこともなかったの…」

「そうですか……篠原さん。なるべく1人になる時間を減らしてください。今日はウチの井ノ上、錦木と過ごすといいと思います。そうですね…女子会…ってのもどうでしょう?」

「え?ヒイロは?」

バカかこの自分最優先主義者が…

「千束さんヒイロさんは男性です。一応の配慮だと思いますが……」

ジト目で井ノ上は千束を見る。

そんな井ノ上から視線を逸らす千束。

「まあ、買い物くらいなら付き合いますよ。夕方はシフトが抜けられると思いますので…」

時計を見れば日もそろそろ暮れそうな時間帯。

もし動くとすればこれからの時間帯だ。

「明るいウチに行動し始めましょう」

「はいはーい!私お泊まりセット持ってくる!じゃあしばらくよろしくね!」

全く……コイツは…

「じゃあ篠原さん。ソラマチに行きましょう。いろいろ揃うと思うので」

「ええ、そうね」

「それじゃあ篠原さん!また後でねー!」

アイツは本当に元気が有り余っているようだ。

井ノ上はコチラに残るようだし3人で食材買い出しだな。

 

篠原さんの会話は井ノ上に任せ俺は一歩引いたところをついていく。

 

喫茶店にいる時から三周くらい近辺を回っているバンに注意を払いながら………

 

 

 

 

 

 

一通り買い揃え終わり篠原さんの自宅へ向かう。

 

『ヒイロ?もうすぐ合流するけど異常は?』

千束だ。おそらく仕掛けてくることを想定してインカムをつけているのだろう。

「挟まれてる」

『え、マジ?』

後ろからつけているバンと前を走るバン。前を走るバンはかなり距離が離れているが喫茶店を出る際同じような作業服の人間が乗り込むのと我々が動くのと同時に動き出したので、おそらく奴らだろう。

「早く来い、俺は前の方をやる」

『弾は⁈』

「問題ない。非殺傷弾だ」

『よかった…じゃあ前はよろしく』

「了解した」

井ノ上は篠原さんの横についている為すぐさま俺は壁をよじのぼり一軒家屋根を伝って前のバンに迫る。

俺は徐行したバンに簡単に追いつく。

 

タイミングを測りバンの屋根に飛び移る。

そのまま運転席に一撃。

フロントガラスは強化ではなかったようで1発で貫通し運転手の眉間に炸裂する。

「一つ」

運転手が気絶しアクセルから足が離れたことにより車は急停止する。

車が徐行とはいえスピードが出てる状態から停止した勢いの慣性を利用し屋根から飛び降りる。

銃を構えてバンの正面に躍り出る。

ここまで仕事をしていれば自身が撃つ銃弾が有効的に使えるラインというのが自然と見えるようになる。

両足に2発…

バンのドアから出てきたところを2発撃ち込む。

痛みで男は屈み頭部を晒した瞬間に回し蹴りで気絶させる。

「2つ」

奥の先から銃を向ける。

ワン、ツー

首を傾け足捌きで体を逸らし弾を避ける。

所詮千束の真似事だ…以前はZEROがなければできなかったが…今の俺ならできる。

アイツのスレスレで避けるというのは本当に当たらないとわかってなければできない芸当であり。それでいて当たるかもしれないというスリルもある。

俺は高揚していた。

銃口は奥の席の相手の眉間に向けられる。

 

背後からの殺気…いや、奇襲という結果に対応し、もう片方の得物を抜く。

 

2発の銃声と倒れる音

「これで4つ」

「クソガキ!ゲームやってんじゃねぇんだぞ‼︎」

「かもな…」

ゲームか、確かに楽しんでいる。いや楽しまなければ呑まれるのだ。

この殺し合いの中でずっと俺の中のナニカが奴を殺せ。危険だ。というサイレンをずっと鳴らし続けている。

殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ

 

「殺すかよ!」

 

 

喧しいサイレンから気を逸らすための楽しみ。

 

殺す方が楽…

確かに、楽であるがその衝動に身を預けてしまうほどまだ自分は壊れていない。

 

「お前たちの命にこれっぽっちも興味なんてないんだよ。今ここで殺しても……」

奴の瞳に反射する俺はなんだったのだろうか?

命を終わらせる悪魔か?それともあの世へ誘う天使か?

どちらにせよ。目の前で泡を吹き意識を失うこの男に対して俺は人間よりも異常な存在に視えたのだろう。

「まだ残存する敵がいる」

微かな物音から車体から降り身を潜めているのがわかる。 

 

ガタガタと震える脚。両手で伸ばしきった腕の先に構える拳銃。

 

「銃を置け」

最低限の警告だ。

震えながら最後の男はコチラから目を離すことなく静かに銃を置き手を頭の後ろに置く。

男をワイヤーガンで絡めとる。これでクリーナーが来るまでは身動きが取れないだろう。

 

メールにてクリーナに現在位置を送信し、井ノ上と篠原さんの救援に向かう。

問題はなさそうだが……

 

 

 

 

2人の元へ戻れば千束のが到着しあらかたカタがついていた。

「あ、ヒイロ!おつかれー!」

俺はは千束へ銃口を向ける。

「へ?」

勿論避けるのは承知済みだ。

千束も目つきが変わりそのまま俺が放った銃弾を避ける。

千束の後ろで呻き声を上げバタリと仰向けに倒れる男。

「もー!びっくりすんじゃんかよ!」

「お前ならわかると思ってた」

俺たちのやりとりに井ノ上が驚いた目をしたコチラを見ている。

「千束さんが避けるのをわかっていたんですか⁈」

「ああ…何年やってると思ってる」

この件に関して千束は何も言わない。ただ口角が少し上がっているのは確認できた。

「井ノ上、お前は結果だけ見過ぎだ。過程もここの部署では重要視される。覚えておけ」

先の行動から篠原を囮に使った事を言っていると理解してくれればいい。

まだDAから来たばかりならそんなものだろう。

「ヒイロさんは!ヒイロも、非殺傷弾を使うんですか?」

「ああ、アイツとの約束だからな…だが、必要なら俺は殺す。俺から言えるのはそれくらいだ」

まだ何かいいだけな感じではあるが来たばかりの井ノ上に話したところで理解はしないだろう。

 

「ヒイロ…調子は?使ったの……?」

ZEROのことだろう。もちろんこんな奴らに使うわけがない。

「いや?コイツらは素人だ。スペシャリストの俺がこんな奴らに使うわけないだろ」

「………プッ…なにそれ…スペシャリスト……フフフ」

千束が吹き出す。

「…漫画の受け売りだ。お前が読めといったんだろ?」

「それはそれは〜」

「井ノ上とやれそうか?」

「ボチボチね」

「そうか、別に俺がいなくなるわけじゃない…今日みたいな闘い方もある。チーム……だからな……」

「なぁに?ヒイロ?似合わなすぎ…」

「ああ、自分で言っていて自分で殺したいと思った」

相変わらず俺から発せられる声は無機質な感じだ。

感情のままに行動する。

だが、まだ表へにはなかなか出ないのか……

 

「さて、戻るか」

「あ、私お腹すいた!」

「作ってやるから待ってろ」

「はいはーい、あ!篠原さんとたきなの分もね!」

「了解した」

 

まあこれで彼女は襲われることはないだろう。

 

篠原さんの怪我もなくこれで一件落着ということになる……

 

 

後日聞いたが、あの事件の一部始終を除いていた奴がいるそうだ。

 

ストーカー被害もアレからないそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

『たきながリコリコの制服着ましたー!記念撮影するからヒイロもきてー!』

 

千束からの呼び出しか……

 

 

さて、行くか………

 

 

 

ガチャとドアを開ける店内の客席へ向かうのだった……




ということで、相棒のバイスを倒すことで未来へと進んだ…
イイハナシダナー
じゃあこの小説も最終回でw
そんなわけはないです。
原作1話完結次は2話


というよりあれ?長くなぁーい?

筆というか指が止まらなかった。結構……書けんじゃ……ねぇか……

俺は鉄火丼断腸………強い方の…オルガやぞ……シャニ……

滅殺!ノハナー、繋いだ薬が…キレかけてる……

これだからブーステッドマンは……

鉄火丼?ドン?
ドンドンドンドン!ドンブry


心臓やっぱそうだよねーまあコチラの世界では例のキャラが千束の心臓を解け……

アレ俺の心臓がない……ベイルが……



作者は現在ミューセルでキメてます。
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