モノクロの旅人達   作:アルカトヌ

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※作者はエセ関西人です。茜ちゃんカワイイ!!!


ある姉妹の一日

 

外からの眩しい日差しで目が覚める。

3代前ぐらいの人が窓の向きや風水を考えて立ててくれてたこの建物は、窓布を取っ払ってると朝に日差しがいい感じに入ってくるようになっとる。

 

ただ、このタイミングで起きるとうちにとっては都合が悪いのでちょっぴり布団を深く被って狸寝入りをする。多分そろそろ来るはずや。

 

 

ガチャ

 

「おねーちゃーん。朝だよー」

 

 

きたきた。

 

今部屋に入ってきたんが妹の葵。うちと瓜二つの青髪の子や。ごっつべっぴんさんやろ。

 

朝はせっかく葵が起こしに来てくれんねんから早起きなんて勿体ないことできへんわ。

 

 

「おねーちゃーん?おーきーてー!」

 

 

うちが起きてないと思ってか葵がもう一回声をかけてくれる。もちろんうちのお目々はいつでもパッチリになるけど、ちょっと寝ぼけたふうにしてると甘やかしてくれることが多い。

………葵には秘密やで?

 

 

「んぅー…?おはよぉ………」

 

「もー、全くおねーちゃんったら相変わらず朝弱いんだから………。」

 

「うちはあさつよいでぇー?」

 

「はいはい。ほら、朝ごはんあるから行こ?」

 

 

ほらな?葵は優しいから寝ぼけたうちのことを抱っこで運んでくれる。声は呆れた感じやけどなんやかんや嬉しそうな声色なんをおねーちゃんは知ってるんやで?

 

でも、こうやって抱っこされると葵が大きくなったように見えるわぁ。うちと葵は同い年なんやけどなぁ。

 

 

葵に抱っこされながら食卓まで運ばれる。机の上には青いの作った料理がぎょうさんある。

 

うちは椅子に座ると対面に座った葵と一緒に手を合わせた。

 

 

いただきます!!

 

 

うちらの一日はそんな感じで始まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そっからは葵が家で昼ごはんとかの準備をうちは結構外におることが多いかなぁ。うちらの仕事は一応……一応?人を守るって言う感じやから、ある程度生存者の捜索とかはすんねんで?

荒事はうちの方が慣れてるから何があってもええようにうちだけで出ることが多い。

 

まぁ実を言うと人を守るっちゅうとちょいと語弊があるんやけどな。

 

まぁんなことはええねん。

いっつも外に出てもあーんまりええ事はないんやけど、家に帰ると葵のご飯があるってだけでうちはバリバリに頑張れる気がするわー。

 

姉に勝る妹なしやなんて迷信や迷信。胃袋掴まれたらな妹のほうが強なるから。よー覚えとき

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほんで夕方まで家の周りを歩き回って人探して終わりやな。

今日は複数人で村荒らしてる不届き者がおったから縛って地下に送り込んどいたで。向こうでどんなことになるんかは知らんけど………。うちらには関係ないからオールOKやな。ヨシ!(指差し)

 

ちょちょいと服の血を消して家まで帰る。ここでちゃんと消しとかんと葵が心配するからなぁ。

 

 

「邪魔するでー」

 

 

うちがそんなことを言いながら入ると

 

「邪魔するなら帰ってー」

 

と奥から聞こえてくる。さすがうちの妹や()

 

 

「はいよー。ただいまー」

 

「おかえりおねーちゃん。ご飯にする?」

 

 

おっと、普通に返されてもた。ここはうち的に『普通に入ってくるんかーい』ぐらい言ってくれたらやったら百点満点花丸大勝利やったんやけどな。………葵がんなことほんまに言うたら大爆笑もんやけどな。

 

 

「ほならシャワーだけ浴びて飯食べるで。」

 

「りょーかい。準備しとくね」

 

「ありがとなぁ」

 

 

葵がキットンに行くのを見てからうちは急いでシャワー室に入る。鏡で自分の服を見るとちょいちょい服に赤くシミが付いてるのがわかる。

 

 

「ちょいとはしゃぎすぎたなぁ」

 

 

うちは髪留めを外して洗面台に置くと、服を脱いでシャワーを浴びようとする。そのときに改めて目に入る赤色のシミにため息をついた。

 

 

 

ふぅ……、風呂から上がってスッキリしたし葵の飯でも食べるかぁ!これを楽しみにしとったから家の元気も百万倍やで!!

 

ん?サービスシーン?ないで(無慈悲)

 

 

「あ、おねーちゃん上がったんだ。」

 

「上がったでー」

 

「それじゃあご飯にしよっか」

 

「せやなー」

 

 

葵に連れられて食卓まで行くと葵の作ってくれたハンバーグがある。やっぱり適度にうちの好物を作ってくれるんは優しいわ。うちが一人のときは……っと。ちょいと疲れてるんかな。

 

 

「ほな、手を合わせて。」

 

いただきまーす

 

 

 

あ、めっちゃうまい。うちより料理上手になってないか…?

 

 

 

 

夜になるとやっぱり互いに自由にしてる。外にはでぇへんけどな。葵は多分本でも読んどるんととゃうかな?うちはあのへんの本は読み潰したから葵が読む感じ。たまーにうちがその辺から蔵書を増やしてたりする。あとは知り合いからもらったり……かな。

 

アリアルからはまともなん小説系の本が貰えるねんけど、どこぞのずんだ狂いからはアホみたいな量のずんだ本をもらった記憶があるで。しかもたち悪いんはその本全部違うやつやねんな………。どっから取ってきてん!

 

ん?うちは今何してるかって?そら……ベットの上でゴロゴロしとる。基本的には絵書いたりもするんやけど、葵のほうが上手やから……

 

あとはたまーにくる知り合いからの手紙を受け取るぐらい?いや、それも葵が受け取っといてくれることが多いねんな。

 

あれ?うち何もしてへんくね?

このままではうち、昼に散歩してるだけの人では……?

 

………、良し!寝るとしよか!

嫌なことは寝て忘れるに限る。偉い人もそういっとったしな。

 

 

おやすみ!良い夢を!

ここまでの語り手は琴葉茜でお送りしました!

 

 

 

 

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