なんか団長たちの万能な姉になってたんだけど、とりま全力で推し活を楽しむわ。   作:時長凜祢@二次創作主力垢

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研究施設調査

 セーレの案内に従いながら、研究施設を歩き回る。

 オリジナルの二人がどうすることもできない敵とやらは、こっちの方にはいないようで、今の所安全に足を進めることができた。

 

「うっわ……なんだこの資料……」

 

「全部、星晶獣を作るためにルシファーや、彼の研究に参加していた星の民が使っていたものです。」

 

「まぁ、ほとんどはこの施設を放棄する際に消失したみたいなんだが、銀髪の坊やはどうやらいい加減な部分があったみたいでね。隅から隅まで探してみたら、意外と見つかったんだよ。」

 

「なるほどな……。」

 

 それにより辿り着いたのは、まさに研究所ですと言わんばかりの一室で、ボロボロになってはいるが、何かしらの機械だったことがかろうじてわかるガラクタと、ボロボロに風化した資料が見つかった。

 あまりにも古いため、文字はほとんど読めなくなっているが、記されている図形から、星晶獣を創るまでの過程と思わしきものが描かれている。

 

「……トイフェルの情報遺伝子……えっと……これは、力……かな?トイフェルの能力を基に、始まりの星晶獣を作る計画……か。トイフェル族の能力や特性を模倣するため、色々研究されていたんだな……。」

 

「ええ。ですが、僕にはほとんどその記憶がありません。ベリアルにはある程度あるみたいですがね。」

 

「そりゃモドキを創られた際、能力の耐久テストや不具合の修正のために何度も叩き起こされたからねぇ。まぁ、本調子じゃない能力を凌駕する程度の能力じゃ、本来のオレには勝てないだろうけど。」

 

 悪魔のベリアルと堕天司のベリアルが戦闘したわけ?顔そっくり同士のバトルとかめっちゃシュールでは?

 だけどちょっと見てみたいかもしれない。だって顔そっくり同士が戦うとかちょっと気になるじゃんか。

 ……一応、ルシファーVSルシオ(本来の姿)とかはゲームでもあったけど、実際に動いていたわけじゃなく、テキストとフルボイスだけで構成されていたから、実際の戦いを見てないからね。

 でも、ベリアルVSベリアルか……絵面だけでも笑いそうになるな。

 

「ルシファーも考えたもんだな。空の世界に元から存在している強大な能力持ちの種族を基にして、星晶獣を創るんだから。」

 

「まぁ、僕らは空の民と関わりを持つ種族でしたからね。多分、丁度よかったのでしょう。」

 

「オレらが空の民の進化に関わってるんじゃないかとも思ったんだろうな。実際、オレらは条件さえ満たせば、知恵やらなんやらを教えていたわけだし。」

 

「その条件っていわゆる生贄ですけどね。」

 

「お前は生贄なんて取ったことないだろ。」

 

「だって要りませんし。ていうか、なんで生贄なんて考えたんでしょうね、空の民の皆さん。そんなものなくてもちゃんと対応するトイフェルの方がほとんどだと言うのに。」

 

「あの頃は力の強さのこともあったからねぇ。上位者的存在だとでも思われて、自分たちよりも遥かに立場が上な存在に、なんの見返りもなくものを教えてもらうなんて言語道断とでも思ってたんだろ。まぁ、オレは呼び出されるたびにヴァージンの子を食えたから、その勘違いも悪くなかったんだけど。」

 

「その食うって物理的な意味?それとも性的な意味?」

 

「後者に決まってるじゃないか。オレはカニバの趣味はないんでね。なかなか良かったぜ?ヴァージンの子が気持ち良くなりすぎて狂う姿を見るのは。」

 

「………………。」

 

「うん、冷めた視線はやめてくれ。」

 

「当たり前の目を向けられてるだけですよ欲求不満キング。」

 

 呆れとも言える視線を向ければ、目の前の悪魔はすかさずストップをかけてくる。

 冷静に当たり前だと告げるセーレは、多分、彼のこのノリに慣れてしまったのだろう。

 当人も慣れたくはなかっただろうけど。

 

 そんなことを思いながら、かろうじて読むことができる資料に目を通す。

 ん?モンスターにコアのカケラを埋めることによる強化実験?

 ……なんだろう、嫌な予感がフツフツと沸くなこれ。

 

「星晶獣は一から創るとかなりコストがかかるからって一時期進められていた計画だな。」

 

「まぁ、結局のところ成功例はほとんどなかったからと破棄されたのでしょうけど。」

 

「一から創る方が調節はできるだろうに。異物が混入したら、暴走するのは当たり前じゃないか。」

 

 ベリアルの意見は尤もである。異物であるベリアルとセーレの魔力が入り込み、倒れた後だからこそわかる。

 別のものが入り込むということは、それなりに苦痛を感じるものだ。

 人間ならそれなりに理性などを導入することで我慢が効くけど、魔物のように、理性より本能が強い生き物だと、きっと暴れ回って研究どころじゃないだろう。

 

「そう言えば、ベリアルはもう一人いるんだよな?」

 

 そんなことを思いながら、ふと、私はこの世界にベリアルが二人もいることを指摘する。

 今のところ、オリジナルでもある悪魔のベリアルだけと接触してるが、もし、グラブルのベリアルと出会した時はどうしたらいいのだろう?

 ベリアルって呼んで、二人同時に振り向く図は面白いが、こっちのベリアルとか、悪魔の方のベリアルとか言わねーと……ってのは正直言ってめんどくさい。

 

「正確にはモドキだが、銀髪の坊やの頭がかなり良かったせいで、オリジナルのオレに極めて近いクローンとして原初獣、狡知の堕天司ベリアルは産まれたからな……。確かに二人いることになるのか。」

 

「……区別するために、別名でもつけた方が良くないか?普段はアンタがベリアルだが。」

 

「あー……まぁ、それは言えてるな。アレと出会した時とか、オレが眠ってる間に好き勝手してくれたであろうアレの風評被害を受けないためにも。そうだなぁ……シアンちゃんが考えてくれるかい?」

 

 どうやら、私が好きに名前をつけてもいいらしい。

 とは言え、私にネーミングセンスなんて………あ。

 

「んじゃリューゼで。」

 

「リューゼ?」

 

「そ。意味は狡猾。」

 

「おや。あなたにピッタリじゃないですか、ベリアル。」

 

「確かに合ってるねぇ。人を騙すのも、それに乗じて付け入るのも大好きだし。オーケイ。じゃあ、公の場でのオレはリュゼってことで。」

 

「いいのか……。」

 

「ピッタリなんでね。」

 

「ふぅん?じゃあ、リューゼ=ディライト=エルトロス。狡猾なる快楽の赤ってことで。」

 

「お?」

 

「ほう……素敵な名前をいただきましたね、ベリアル。」

 

「ああ。気に入ったよ。」

 

 どうやら、こちらが考えた名前はお気に召したらしい。まぁ、おかげでグラブルのベリアルと区別がつくからいいけど。

 

「そんじゃま、区別名は決まったわけだし、調査の続きと行こうか。つっても、あまり目ぼしい情報は無さそうだけど。」

 

「じゃあ、軽く流すように調査して、あとはのんびりと外にでも行くとしようか。」

 

「……無事に出ることができればいいのですが。」

 

「「フラグを立てるなセーレ。」」

 

 ……厄介ごとが、あと一回くらい起こりそうな気がしてきたじゃんか。

 

 

 




 シアン
 研究施設を調査したことにより、コアのカケラがキマイラから出てきた理由を理解することができた特異点たちの姉。
 セーレが口にした盛大なフラグに嫌な予感を抱きながら、もう少し研究施設を調査する。

 リューゼ=ディライト=エルトロス
 通称:リューゼ
 シアンに自分の区別名をつけてもらった悪魔の王。
 変態堕天司のオリジナルなだけあって、チラホラと言動がアレだが、シアンから冷めた目を向けられたり、セーレにどつかれたりするため、どちらかというと控えめ傾向にある。
 狡猾を意味するリューゼの名は気に入った。モドキは気に入らない。

 セーレ
 盛大なフラグを建築した悪魔の君主。
 自身の上司であるリューゼのアレな発言にはほとほと呆れている。
 基本的には変態キングだったり、欲求不満キングだったりと辛辣な呼び名で彼を呼ぶが、公の場では、ちゃんとリューゼ呼びをする。
 「さん」や「様」?つけるわけないでしょ、信頼と信用はしていますが、尊敬はしていないので。

恋愛√のアンケートです。シアンには誰との恋愛√を辿って欲しいですか?

  • ベリアル√
  • シエテ√
  • ロベリア√
  • シエテ、ロベリアサンド
  • ベリアル、ロベリアサンド
  • ベリアル、シエテサンド
  • ベリアル・オリジン√(オリキャラ恋愛)
  • セーレ√(オリキャラ恋愛)
  • Wベリアル√
  • 悪魔サンド
  • 逆ハーレムend
  • 双子&ビィガード────!!!!
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