なんか団長たちの万能な姉になってたんだけど、とりま全力で推し活を楽しむわ。 作:時長凜祢@二次創作主力垢
セーレたちと共に、研究施設内にある素材などが片されていた部屋へと足を運び、彼らに知恵を借りながら、大量の爆発物を生成し、次々と積み重ねていく。
特異点たちの姉と言う立場があるおかげで、手先が器用なタイプの人間だったから、結構早く完成するもんだ。
本当、ハイスペックな存在として、第二の人生を送ることになったよ。
「こんなもんか?」
「シアンちゃん、めちゃくちゃ大量生成するじゃないか……。」
「フフ……ですが、これくらいあれば十分あの檻全てを破壊する上、中で息絶えてしまった魔物たちも大地に返してあげることができそうです。」
「セーレ。セーレちゃん?お前ね。本来の優しい悪魔。優しいトイフェル族って言う特性をどこに置いてきたんだ?」
「ちゃん付けで呼ばないでくれません?気持ち悪い。それと、僕のこれは十分ある種の優しさですよ?あんな檻の中で息絶えて、大地に還ることができなくなった魔物たちを還してあげようとしてるんですから。あのまま放置する方が可哀想でしょう?」
「……シアンちゃん。コイツ、なんか怖いこと言ってんだけど。」
「そう言われてもな……。言ってることはわからなくもねぇっつーか……。あと、私は仮に生きていても多分爆破してっけど?」
「え」
「だって、生きていたら人を襲う可能性があって危ねぇじゃん。近くを通る商人だっているし、何より、この森付近には道具を作る材料なんかも採れるから、近寄る人間はいくらでもいる。入口付近で接敵したキマイラもそうだが、コアを突っ込まれた魔物は、命を落とすか暴走するかの二択しかない。となると、なんらかの拍子に材料を採りに来た人間が、星晶獣モドキなんかと接触したら?どう考えても怪我だけじゃ済まない。なら、そんな被害が出る前に、片付けておくのが必要になる。まぁ、多少罪悪感がないこともないが、死人が出る前になんとかしておくってのも、騎空士には必要なんじゃね?って思うんだよなぁ……」
「……なるほどね。」
爆破する理由をベリアルに教えれば、彼は苦笑いをしながら、一理あるっちゃあるのか……と呟く。
セーレはと言うと、私の言葉に同意するように何度も頷く。
まぁ、過激と言われたら過激かもしれないが、安全の確保のためだし……何より、この施設を帝国とかが見つける前になんとかしておきたい。
だって見つかったらめんどくさそうじゃん。ただでさえ魔晶とか言うトンデモ兵器作ったりすんだから。
もし、私が介入したことにより、それ以上の兵器を作ろうとされたら、物語がハードモードどころじゃなくなる。
なら、先に懸念材料は始末しておいて、物語の軌道が変に逸れないようにしないとな。
(ま、こんなこと口に出して言えるわけないんだが……)
そんなことを思いながら、完成した爆破用の道具を荷物の中へと入れていく。
雑に入れたらその衝撃でドカンッてパターンもあり得るだろうから、あくまで丁寧に慎重に。
「うっし、これでいいな。」
「作業、お疲れ様です、シアン様。」
「念のため、オレとセーレの魔力を使って、時が来るまで爆発しないようにしとくか。」
「珍しく意見が合いましたね。僕もそう思っていたところです。両方が魔力を使っておけば、いざと言う時の余力にはなるでしょう。変なタイミングで戦闘になったりとか、厄介で敵いませんからね。」
「「だからフラグを建築すんな。」」
準備ができたと思ったら、セーレにフラグになりそうなことを口にしたので、ベリアルと一緒になってツッコミを入れる。
こう言うイベントの時って、ぽろっと口にした起こってほしくないことを、嫌なタイミングで回収していくのがお決まりなんだから、軽率な発言はやめてくれ……。
そんなことを思いながら、爆弾が大量に入った荷物を持ち上げる。
さて、さっきの檻がある場所へと戻りますかね。
・*:..。o○☆*゚¨゚゚・*:..。o○☆*゚¨゚゚・*:..。o○☆*゚¨゚
しばらく研究施設を歩き、たどり着いた檻の部屋。離れてからしばらく経っていたのか、また暗くなっていたので、その部屋に足を運ぶと同時に目を閉じて眩しさをやり過ごす。
一度あれを経験したおかげで、さっきよりスムーズに目を慣れさせることができた。
「んじゃ、順番にこれつけて行こうか。」
「では僕はこちら側からやっていきますね。」
「なら、オレはこっちかな。」
視界が正常に機能するのを確認した私は、すぐに運んできたものをこの部屋全体につけるために行動を移す。
セーレとベリアルは、私が行動を移したことを確認するなり、全体につけるため左右に分かれて爆弾を取り付け始めた。
私は真ん中か……。真ん中ってヒドラ入りの檻があったから、あんまり近寄りたくねぇんだけど、まぁ、仕方無いか。
そんなことを考えながら、目の前に広がる檻に複数でセットになっているそれを取り付けていく。
あのでかい檻があったのは上の方だったが、順番に取り付けていけば当然だが近づいてくるわけで、嫌な予感も次第に増してくる。
うん、絶対にひと騒動あるなこれ。しかも、特異点たちの因縁と全く同じ因縁のような気がする。
めんどくせぇ……と思いながら、どうするべきかを考える。
嫌な予感が顔を出すのは、間違いなくもうすぐだ。それだけ胸騒ぎがひどいのだから。
こう言う予感ほど、当たると言うのはどんな物語でもお決まりである。
溜息を吐きたくなりながらも、こなしていく手を止めることはない。もちろん、必然的に檻も近づいてくる。
とりあえず、爆弾をつけるだけつけよう。そう思いながら取り付け作業を続けていく。
しかし、不意に聞こえてきた唸り声により、自然と手は止まってしまう。
ああ、やっぱり……こうなるのかよ。
「今、唸り声しなかったか?」
「しましたね。」
「………セーレ。ベリアル。どれくらい取り付けた?」
「こっちは全部です。」
「オレも全部。」
「早いな……って言いたいところだが、二人ならそんなもんか。上の方も翼を生やせば辿り着けるもんな。」
「……オーケイ、じゃあこうしよう。オレとセーレで残りをパパッと取り付ける。だからシアンちゃんはそっから飛び降りて撤退準備。」
「多少能力を行使しますが、だいぶルシファーの術式は解除できています。移動中も、ずっと術式の結びつきを解除していましたから。」
「瞬間移動までは無理だが、走る分には問題ない。あとは、この外に出ればいいワケだし?」
「ただ、シアン様が討伐したキマイラ以外にも、巡回している星晶獣モドキや、近辺に暮らしていたと思わしき魔物が彷徨いていることが確認できています。多分、出入口に近づくたびに魔物が増えてくると思うので、それはシアン様に任せます。」
「移動はオレが運ぶから問題はないよ。女の子を抱えて逃げることくらい、造作もないからさ。」
「じゃ、その方向で。」
「了解。」
「かしこまりました。あ、魔物の弱点に関してはご安心を。僕、こう見えて目はいいので、なんの制限もかかってないシアン様であれば、一撃で仕留めれるようにサポートいたします。」
「オレと違って、セーレは魔術などに特化してるから可能な方法だな。」
「ベリアルは物理と搦手ですからね。」
「まぁ、トイフェル族の中でも珍しい変異を起こしてるタイプだからこそ可能な戦術なんだけどね。本気なら、オレのモドキすら跪かせることができる。まぁ、ここにいる間は無理だったけどね。だからイラついていたっけな。あの銀髪坊や。オレ、魅了耐性は無限だから。」
「そんなの今はどうでもいい情報ですが、とりあえずやることは決まったので、サクッと終わらせましょうか。」
どこから唸り声が聞こえていたのかすぐに特定した私たちは、すぐに今から自分たちがやるべきことを決め、その通りの行動に移す。
私はベリアルに言われた通り、持ち運んでいた荷物をその場に置き、軽い段差がある中を飛び降りて離脱し、入れ替わるようにセーレとベリアルが爆弾を次々と取り付けていく。
能力の行使、というのは、魔力により爆弾を檻の方へと移動させ、取り付けるというものだったようだ。
最初から任せときゃよかったかなと一瞬思ったが、さっきの会話からして、まだ本調子は取り戻していないみたいだから、節約していたのかもしれない。
それなら、ああやって手作業でやるのは正解だったんだろう。
私が任された真ん中方面。その半分はすでに手作業で終わらせていた分、そこまで力を必要としなかったのもあるかもしれない。
冷静に分析しながら、この部屋の出入口付近で待機する。次第に強くなってくる敵意の篭った視線を感じながら。
「よし、これでさい……」
「!!ベリアル!!」
「あ?ゲッ……」
ベリアルが最後の爆弾を取り付けようとした瞬間、敵意の視線は一層と強くなる。
同時に聞こえてきたのは、ガラスが割れるような複数の音と、爆発音だった。
すぐに視線を音の方向へと向けてみれば、複数の檻の破片が二人がいる場所に散っている様子が見えた。
「……やっぱりか………!!イベント事ってのは、いつの時代も平和に終わってくれないもんだなぁ……!!」
割れた場所には、複数の魔物。どうやら、まだ生存していた魔物は結構な数いたらしい。
いや、もしかしたらあえて休眠状態で閉じ込めておいた魔物が複数いて、セーレたちが行動を移した時に目覚めるようなギミックが仕掛けられていたのかもしれない。
二人の会話から、ルシファーがこの研究施設を出入りしていたことは割れていたからな。
頭が良い彼なら、いずれ二人の昏睡状態が解除されることも気づけていた可能性がある。
同時に、術式で抑えていなかった際の能力値も予測できただろう。それにより発生する未来の可能性……この二人が自分の邪魔になる確率も頭にあったかもしれない。
なら、弱体化しているうちに消すことも考えるだろう。この二人だけでは、出ることができないこの施設の中で。
そこまで分析していると、足が地面からふわりと離れる。ベリアルが私の体を抱え上げて走り出していた。
「さっさと撤退するぜ、シアンちゃん!!」
「ベリアルはそのまま前進を!!シアン様、魔物退治をお願いします!!」
「オーケイ……!セーレ!!対象の弱点を次々と教えてくれ!!外に出るまでに雑魚は全部殲滅する!!」
二人の言葉に返事を返しながら、私は魔物たちに狙いを定める。魔法は全部使えるんでね。狭い中で戦うには厄介なヒドラ以外の雑魚だけでも、脱出のうちにぶっ飛ばす!!
シアン
爆弾を完成させ、檻に取り付けて行く中、星晶獣モドキの襲撃を受けることを予測していた特異点たちの姉。
研究施設を脱出するまで、大量の魔物を討伐するために魔法をひたすら行使することになる。
リューゼ=ディライト=エルトロス
爆弾を檻に取り付けていく中、星晶獣モドキの襲撃を受けた悪魔の王。力を使わなくても体力や筋力はかなり高いので、シアンを抱えて研究施設の外に出るため全力で走り抜けることに徹する。
術式による抑制がなければ、普通に星晶獣を凌駕するステータスを持ち合わせている上、あらゆる耐性すらも貫通する状態異常による搦手を多用し、物理で一方的に潰すこともできるのだが、今はできない。
セーレ
爆弾を檻に取り付けて行く中、星晶獣モドキの襲撃を受けた悪魔の君主。術式の抑制をある程度解除することができたので、シアンが魔法で星晶獣モドキや魔物を突破するためのスコープ役となるため、弱点となるコアや生命活動の動力源となる心臓などを見抜けるように能力を使用しながら移動する。
術式による抑制がなければ、高火力の魔法やアビリティを使用して広範囲を一掃する特殊特化の怪物となれるのだが、今はできない。
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ベリアル、ロベリアサンド
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ベリアル、シエテサンド
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セーレ√(オリキャラ恋愛)
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逆ハーレムend
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双子&ビィガード────!!!!