なんか団長たちの万能な姉になってたんだけど、とりま全力で推し活を楽しむわ。 作:時長凜祢@二次創作主力垢
研究施設内の調査を終え、施設ごと破棄して終わらせようとしたところ、目覚めた星晶獣モドキと化したヒドラや、複数の魔物と相見え、ひとまず狭い施設内ではなく、広い外での戦闘に持ち越すため、施設内を走り抜ける。
正確には、走り抜けているのはセーレとベリアルの二人で、私はベリアルに抱えられたまま、この世界で覚えた魔法をぶっ放しているのだけど、とりあえず走り抜けていると称しておこう。
「シアンちゃん!!前!!」
「わかった。シャイン!!」
魔力を利用しながら魔法陣を描き、属性を撃ちたいアビリティ属性へと変更して射出。
どれだけ早く魔法陣を描き、スムーズに属性を変えて、魔物に当てるかが重要になってくるこれは、かなりの技量が問われる。
しかも、現在は常に揺れている状況だから、なかなか神経を使う。
まぁ、セーレのサポートのおかげで、外すことはまずないのだけど、やはり疲労は重なってくるものだ。
でも、疲れたと言っていい状況ではない。後方や前方、時には道の脇から魔物が飛び出してくるから尚更だ。
「命中〜。なかなか狙いがイイじゃないか。」
「セーレのサポートがあるからだよ。」
「そう言ってもらえるのはありがたいですね。と、シアン様!!伏兵部隊が出て来たようで!!」
「めんどくs……ってなんか翼生えてる謎の生き物いんだけど!?」
「ゲッ……あれってエンジェル系統じゃないか。」
「うっわ……なんつーもんを仕込んでくれたんですかね、あのルシファー。」
「何が効くんだあれ!?」
「闇!!」
「闇属性って言ったらエーテルブラストとかだけど、私が持ってる武器、炎か光しかないんだけど!!」
「厄介なことになりましたね……」
「……あ、そうだ!!」
そんな中姿を現したのは、まさかのエンジェル系統の存在だった。闇属性が有利になるのは知っていたが、この世界のことを知ってることは話していないので、カモフラージュとして何が効くのか問うたところ、知識通り闇属性が有利になることをベリアルが口にする。
しかし、闇属性を乗せることができるのは闇属性の武器を持った際のエーテルブラストや、自属性ダメージを入れることができるもののみであることを思い出し、その属性に使える武器がないため無理だと返す。
すると、ベリアルが何かを思いついたように声を上げた。同時に彼は私を片腕だけで抱え直し、もう片方の手に何かを出現させる。
よく見るとそれは一本の槍だった。
「トイフェル族は、闇属性の力……いわば、希少元素のエーテルしか宿さない。なら、その力を結晶化させて武器を作ればイイ!!つっても、今使える能力を温存できる範囲の力しか回せないから、しばらく使ったらぶっ壊れる使い捨てにしかならないが、今は我慢してくれ!!外に出たら改めて作ってあげるから!!」
「何で槍を選択したのかわからないけど助かるわ。使わせてもらうよ!!」
「なら、後で僕からも何かしらの武器を渡しますね。」
「そりゃどうも!!エーテルブラスト!!」
その場凌ぎとは言え、手渡された武器は闇属性の槍。これなら闇属性の攻撃を放つことができると考え、すかさずアビリティを発動させる。
こちらが放ったエーテルブラストは、しっかりとエンジェル系統の魔物に直撃し、原動力となっていたコアを粉々に砕いた。
「よし!」
「お見事!」
「つっても、まだ雑魚はウヨウヨいるけどねぇ……。」
「マジで厄介だな。どんだけ悪魔潰したいんだよ星晶獣の創造主……!!」
「それだけ警戒されていたと言うことでしょうね。」
「まぁ、抑え込む術式を使われてなけりゃ、星晶獣を簡単に捻り潰す程度の力はあるから仕方ないな。」
「原初獣相手だと、こちらも本気を出さざるを得ませんが、それだけで作り物相手に辛勝はしませんからね。空の民として生まれた種であり、長命なだけで終わりはある上、コアなどは宿していないので、心臓を吹っ飛ばされたり、頭を吹っ飛ばされたりしたら死にますが。」
トイフェル族の特徴を話しながら、移動を続ける二人の会話に、相槌を打ちながらも私は魔法の発射準備を行う。
確かに、魔物はまだうじゃうじゃいるみたいだが、脱出開始時に比べたらかなり減っているな。
そう思いながら、魔法を連続で放つ。自身が宿している属性を変更しながらやると、それなりに疲労は溜まりやすいが、相手の不得意属性で攻撃すれば、一瞬でコアを壊せるから便利なんだよな。
「と、出口が見えて来た!!」
「このまま突っ走りますよ!!」
「うわ!?」
不意に、移動速度がぐんと上がり、その際に発生した衝撃に少しだけ驚く。
だが、背後を一瞥してみれば、私がこの施設に入り込んだ際に通り抜けた出入口があった。
なら、あとはこれでいいか。まぁ、でかいのは始末できないと思うけど。
そんなことを考えながら、私が荷物から取り出したのは、一つの爆弾。
念のために作っておいた、火力を強化しておいた爆弾だ。
「ちょっとシアンちゃん?何だソレ?」
「火力マシマシの爆弾。」
「いつの間にそんなものを……」
「いや、キューバ●ボムとか、スプ●ッシュボムとか、クイッ●ボムとか?あと、ハ●コ投擲とかで、複数のイカタコ巻き込んだこと思い出して……。」
「はい?」
「何て?」
「ナ●ス玉とか使いたかったけど、なかなかあれがついてる武器が使いこなせなかったんだよね……。じゃなくて、複数の魔物を巻き込んで一掃する方法考えた結果できた産物がこれ。爆発の威力は、向こうに仕掛けたものに比べて二から三倍くらい。デカブツは多分無理だけど、雑魚は問題なく倒せると思う。」
「なるほど。」
「何つーもんを作ってんだよシアンちゃん……。まぁ、でも、一掃できるに越したことはないか。一発ドカンと派手にヤっちゃってくれ。」
「言われなくても。」
ベリアルの言葉に返事を返した私は、手にしていた爆弾を魔物たちの手前の方へと放り投げる。
それにより、一瞬だけ警戒するように魔物が硬直したのを確認できたため、魔力を利用して、火属性のアビリティであるファイアを爆弾めがけて放つ。
ファイアが着弾した爆弾は、派手な爆発音と、大人の姿であるセーレたちすらも吹っ飛ばす爆風を辺りに発生させながら、派手に破裂した。
「うお!?」
「のわ!?」
「爆風で走らなくても外に吐き出されるな。予想以上だったわ。二倍や三倍じゃ収まらないかこれ?二度と作らない方がいいな。」
その爆風に乗って、私たちは研究施設の外へと吐き出される。走る必要がないくらいの爆風が起こるとは思わなかった。
ちょっと素材混ぜすぎたかも。まぁ、でも、外に出れたなら問題はないか。
「イッテテ……何で冷静に分析してるんだよシアンちゃん……。」
「あれですかね?予想外の結果が出たから逆に冷静になってしまった的な。僕もなることがあります。」
「あ〜……まぁ、確かにたまにあるよな、そんなこと。オレもいくらか覚えがあるよ。」
「ソドムとゴモラを滅ぼした時の話です?」
「いや、確かに予想外の広まり方したけど、あれはオレみたいなヤツに楽しいことや面白いことを教えてくれって頼んできたあいつらの自業自得だって言ってるだろ。」
「でも、楽しんでましたよね?めちゃくちゃ笑顔で本当バカだよなあいつら。オレなんかに頼んじゃってさぁ……とか話していたじゃないですか。」
「あちこちで人間が同性や獣に腰振って喘いでるんだから楽しくないほうがおかしいだろう?」
「………………。」
「やっぱり変態ですねコイツ。メイン契約を僕に変更しませんか、シアン様?」
「おい。」
ここまで物語通りのやらかしをやっているとは思わなかった。セーレの提案に思わず頷きそうになるほどに引いてしまう。
まぁ、でも、少し……ほんの少しだけだが、その場にいたら、私も楽しんでいたかもしれない。
腐ってるつもりはないけど、前の世界で兄貴がアレな漫画を見ていたり、妹が薄い本R18ver.を見ていたりしていたため、ほんのちょーっと興味はあったので。
あとは、まぁ、あれだ。本能剥き出しで理性を吹っ飛ばした人ってどれだけ暴走してんのかちょっと見てみたいと思ったり……言わないけど。
「とりあえず、能力値的な面からベリアルとのメイン契約は続行しとくよ。」
「だってよ。」
「正気ですがシアン様?ソイツ、間違いなくシアン様も食い物にする気満々ですよ?僕の方にしときませんか?シアン様の身の回りのお世話を全身全霊で致しますし、シアン様の望みも全て叶えますよ?」
「やめとけよ、シアンちゃん。ソイツ、尽くすの大好き野郎だから最終的にソイツなしじゃ何もできなくなるくらいダメにしてくるぜ?いわゆるダメ人間製造機っヤツだ。気に入られたら最後、堕落と依存にひたすら誘う系トイフェルになるから色々気力が削がれるからな?」
どっちもどっちである。
確かに、悪魔のセーレは望みを無償で叶える上、召喚者に対して忠実であり、質問には真摯に答える特徴を持ち合わせている悪魔界屈指の優しい悪魔だ。
悪魔の本質は、人を堕落させることだから、正攻法でそれを行っているとも言えるだろう。
だから、セーレを呼んだら最後、ダメになるまで尽くされる。
対するベリアルはセーレと全く真逆の考えを持っている。彼に望みを叶えてもらうには生贄を必要とするし、ちゃんと条件を満たさなくては、欺瞞にひたすら騙される。
おまけに性格は下劣で淫乱。見た目は良くても虚飾まみれであり、正しい中身など一つもない。
能力は確かなんだろうけど、生贄を捧げなくては力を貸してくれないし、真実を話そうともしないと言う非常に扱い難い存在だ。
それに、彼が好むのは悪徳で、その弁舌を以て、あえて悪徳を正しいものと教え、人々に罪を犯させる。
うん。整理してみてやはりと言うか、どっちもどっちである。
方法は違えど、最終的に堕落へと誘うところを見れば、結局メイン契約をどちらにしても変わらない。
ならば、私はあえて攻撃力や能力値が高い方を選択する。アレな部分はあれど、戦闘で役に立つのは、火力だったりするのだから。
もちろんしっかりとした戦術も必要だが、ベリアルならそこも補えるだろう。
アレな部分はあれど、頭はいいのだから。
そんなことを思いながら、研究施設の方へと目を向ける。先程の爆発で、ヒドラにもそれなりにダメージが入っていて欲しいところだが、きっと、それは叶わない望みだろう。
現に、研究施設内から、一際大きな気配がこちらに近寄って来ているのだから。
「ま、やっぱりあの程度じゃ終わってくれないよな。」
ポツリと呟くと同時に、研究施設内から流れて来ていた爆煙を裂きながら、赤い巨体が姿を現す。
予想通りの状況に、思わずため息を吐いてしまうが、すぐにクルージーンへと手を伸ばす。
なんせ相手は火属性のヒドラだ。同じ属性で対抗しても、戦闘に時間がかかるだけ。
一番は水属性の武器を使用しながら戦うことだが、残念ながら私はその属性武器を持ち合わせていない。
ならば、たまに水属性のアイスを交えながら、通りにくい火属性よりはしっかりと通る光属性の武器を使用するほうが何倍もいいと言うものだ。
「セーレ。ベリアル。星晶獣の創造主に吹っ掛けられた術式は、あとどれくらいで解除できる?」
「あと数分かな?」
「ええ。術式を紐解くのは簡単ですので、少しだけ踏ん張っていただければと。」
「了解。」
セーレとベリアルに、ルシファーにより仕掛けられた術式がどれくらいで解けるか問いかければ、なかなか頼もしい言葉が返ってきた。
そのことに小さく笑みを浮かべながら、私はクルージーンを鞘から引き抜く。
眩い光を放ちながら抜剣したそれは、時間稼ぎもトドメも任せろと言っているようだった。
「そんじゃあ、毒竜退治に興じるとしようか!」
全く、何で姉弟揃ってヒドラに因縁があるのやら。溜息を吐きたくなる現状に苦笑いをこぼし、やっぱり私も特異点の身内なんだなと考える。
さぁ、命を奪われる前に、そっちの命を奪ってあげるよ。
シアン
ベリアルの機転のおかげで、闇属性も獲得した特異点たちの姉。某縄張り争いを繰り返すインクのイカタコゲームをやっていたことがあったため、爆弾で一気に敵を一掃できないかと考えた結果、トンデモ爆風を発生させる高火力ボムを作り上げてしまった。
ヒドラとの因縁が、特異点たちの姉である自分にも存在していることに苦笑いしながらも、悪魔たちの力の回復までの時間を稼ぐために行動を始める。
ベリアル
シアンが作った高火力ボムの爆発により発生した爆風により、無事に研究施設の外に脱出できたトイフェル族の王。あまりにもおかしな火力ボムを使用したシアンに苦笑いをこぼしたが、すぐに頭を切り替えて術式の解除に意識を向ける。
楽しいことや面白いことを好む性格のせいか、あちこちで異常性交が行われていた町も、一つのエンターテイメントとして楽しむための道具にしていた過去を持つ。
セーレ
シアンの高火力ボムにより、研究施設の外に脱出できたトイフェルの君主。あまりにも火力が高いボムに苦笑いをこぼしたが、すぐに頭を切り替えて、自身にかかった術式を解除することに意識を回す。
ベリアルからもダメ人間製造機と告げられるくらいの世話焼き尽くしタイプの存在で、あらゆる世話をこなし、召喚者に忠誠的に接し、あらゆる望みを叶えることにより、自分なしでは生活もままならない程堕落させることを好んでいる。
恋愛√のアンケートです。シアンには誰との恋愛√を辿って欲しいですか?
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ベリアル√
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シエテ√
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ロベリア√
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シエテ、ロベリアサンド
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ベリアル、ロベリアサンド
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ベリアル、シエテサンド
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ベリアル・オリジン√(オリキャラ恋愛)
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セーレ√(オリキャラ恋愛)
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Wベリアル√
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悪魔サンド
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逆ハーレムend
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双子&ビィガード────!!!!