なんか団長たちの万能な姉になってたんだけど、とりま全力で推し活を楽しむわ。 作:時長凜祢@二次創作主力垢
現在、向こうはオリジナルストーリーだらけなので、多分こっちもいける……はず……!
久々なのでグダること確定ですが、お付き合いしていただければと……
「へぇ……シアンちゃんのお父さんがその剣を送ってきたんだねぇ……。
……うん。シアンちゃんのお父さんって何者?」
「遥か遠くのイスタルシアに行った騎空士です……。」
「そうなんだね!長く旅をしてるなら、確かに滅多にお目にかかることができない剣を手に入れていてもおかしくないな。」
あれから、シェロからも仕事はないからと言われ、彼女が経営を任せてきた宿屋にあるバーカウンターにて、アルカクテルを作る。
目の前にいるのは天星剣王である十天衆のリーダー、シエテ。ゆっくり話したいからと、大金を出され、バーを貸し切られてしまったがために、2人きりと言うとんでも状況に涙目になりそうになる。
推しが……推しが目の前にいる……!!
めっちゃ話しかけてくる……!!
嬉しいと言えば嬉しいけど!!私は推しに認知されないで生きていたかったんだ……!!
「……ところでシアンちゃん?何でめちゃくちゃ距離取ってんの?お兄さん、泣いちゃうよ?」
そんなことを思っていると、シエテから距離を取っていたことを本人から指摘されてしまった。
その言葉にビクッとしてしまった私は、彼の前にカクテルを置いたあと、店内掃除をしていた悪魔のベリアルこと、リューゼの背後へと猛ダッシュで逃げた。
「ちょっとぉお!?何で余計に逃げちゃうの!?俺なんかしちゃったっけ!?」
「うわ!?何なにナニ!?ちょ、シアンちゃん!?」
「シアン様……大丈夫ですか?」
「無理無理無理無理無理無理無理無理……!!オタクが推しとまともに話せるわけないだろ……!?こちとら生粋のコミュ障ぞ!?生粋のコミュ障ぞ!?何で話せると思ってんだよこの陽キャ剣豪……!!くっそ……!!顔がいい!!声もいい!!なんでよりによっていきなり推しと邂逅しなきゃなんないんだよ、ムリ、泣く、嬉し過ぎてムリぃ……っ」
「シアンちゃん!?何か言ってるみたいだけど籠ってて聞こえないんだけど!?」
「聞かんでいいです!!こっちの話なんでぇ!!」
「なんかちょっと涙声じゃない!?何で!?」
ショックを受けてる様子のシエテ。何でそんな姿もかっこいいんだよこの人……!!
ある種の主人公属性イケメン剣士ヤバい、ムリ、マジでムリ……!!
「あー……どうやら、オレ達のマスターはオレ達やシェロちゃん、あと、家族以外にはちょーっと人見知りするみたいだぜ?」
「とりあえず、今はそっとしておいてあげてください。僕達のマスターの心臓が持たないと思いますので。」
「心臓が持たないって何!?大丈夫だよ〜!シアンちゃん!俺は怖い人じゃないから〜!!」
「怖い人じゃないのは知ってんだよバカ!!頼むから今は話しかけんな!!」
「何で!?」
ますますショックを受けている様子のシエテだが、そんな彼のことなど無視して、私はリューゼの背後に隠れ続ける。
いや、まぁ、リューゼはリューゼで遊●さんボイスとか言うトロ甘お色気声帯持ってるし、本来の姿だと完全に変態堕天司の髪型違いで細●さんボイス低いver.だけど!!
推しが!!三次元に!!目の前にいるのがガチでヤバい!!
「これっていわゆる推しに出会ったオタって奴?」
「でしょうね……。彼女にとって、彼は相当な人物なのでしょう。」
「ふぅん?オレが目の前にいるのに、オレには狂わされることなく他人には狂わされるなんて……ちょっと納得いかないなぁ……特性上。」
「納得いかなくても今は我慢ですよ、リューゼ。確かにあなたの本来の特性上、気に入った女性が目の前であなた以外の異性に混乱させられているのは気に食わない理由はわかります。
ですが、今は文句を言わないで、彼女が落ち着くまで待ってあげましょう。」
「はいはい。」
背後に隠れて悶えている私の頭を撫でながら、リューゼが渋々返事を口にする。
とりあえず、落ち着くまではそっとしてくれるらしい……。
────────……数分後……───────
「……落ち着いたかい?シアンちゃん。」
「……うん……なんとか…………。」
「落ち着いたならそこの彼の後ろから出てきてよ……。オレ、ちょっと寂しいよ?」
「無理です!!これが私とあなたの最適距離!!」
「え〜……?」
「ふふ……僕らのマスターと仲良くなるには、もう少し時間がかかるかもしれませんね、シエテ様。」
「まぁ、オレとしては、シアンちゃんと仲良くなって欲しくないからこのままでもいいんだけどさ。」
「……たまにそこの店員さん、俺に辛辣じゃなーい……?」
「リューゼはマスターが大好きなので、そこは諦めていただければと。」
「そんなぁ……。」
リューゼに隠れながら、シエテに近づき、もう少し近くで話そうと言ってくるシエテに断りを入れながら、リューゼをそのまま盾にし続ける。
時折辛辣に切り捨てるリューゼに、シエテは苦笑いをこぼしているが、目の前に広がる現状から、本当に私が人見知りであることを理解したのか、近くに来てとは言わなくなった。
「こうやって巡り会ったのも何かの縁だし、剣拓を取らせてもらいたかったんだけど、これは長丁場になりそうかなぁ……」
「「……剣拓?」」
「……剣拓…………。」
「お?興味ある感じかな?」
不意に、シエテが口にした剣拓と言う言葉に、リューゼとセーレが反応を見せる。
ゲーム内でもちらほらと出てきたシエテの趣味……その単語を聞いた私も、思わず剣拓と言うゲームをやってなかったら絶対に意味がわからないランキング上位の単語を復唱してしまい、シエテに反応されてしまった。
「俺の趣味の一つでね。ちょっと待ってね。すぐに見せてあげるよ。」
そう言ってシエテが宙に手を翳し、スッとその手を横に動かせば、その軌道をなぞるようにして複数の光の剣が現れる。
ゲーム内のエフェクトでしか見たことないそれは、イラストではない現実世界だと、また違った美しさを持ち合わせていた。
光の剣……それは共通しているのに、一つ一つがカタチも込められている力の性質も違っている。
だが、その全てから触れたら間違いなく無傷では済まないと言うことは本能的にわかる程、大きな力が込められている。
それであっても、綺麗で、少しだけ触れたいと思ってしまうのだから、シエテにしか使えないのであろうこの収集能力は不思議である。
「へぇ……。これはまた……随分と変わったことをする人がいたもんだ。」
「ええ。一つ一つに強力な力が込められている……。オリジナルにかなり近いもののようですね。
オリジナルの武器に込められている魔力や力をそのままコピーしている感じでしょうか?
多少力はオリジナルに劣るようですが、それでもかなりの火力を持ち合わせているみたいですね。」
「……綺麗。」
初めて見たリアル剣拓に視線を向けていると、私達の反応を見たシエテが小さく笑う。
「もう少し近くで見てもいいよ。あ、でも危ないから触らないでね。そこの彼らが言ってるように、剣拓って剣のエネルギーを真似て塊にして作るものだから、複製品とは言え、かなりの力があるんだよ。」
「あ、近くはいいです。こっから見るだけでも十分なんで……」
「何でよ!?そこは普通近寄ってくるところじゃない!?」
「いや、マジで無理です……」
「ええ……?せっかく仲良くなれると思ったのに〜……」
剣拓に興味を示したため、これを話の種にして近づけると思っていたらしいシエテが、キッパリと近寄るのはお断りしますと言った私の反応を見て肩を落とす。
申し訳ないけど、本当に近寄るのは無理なんだ。最推しって程ではないけど、やっぱり推しキャラは推しキャラなわけで、話してるだけでも奇跡なオタクからしたら、近寄るなんて絶対できない。
「仲良くなりたいのになぁ……。残念だなぁ……。いっぱい話したいんだけどなぁ……。」
めちゃくちゃチラチラ見てくるシエテを見て、ススス……とリューゼの後ろに姿を消す。
更に見えなくなってしまった私を見て、シエテはその場でずっこけた。それはもう、お笑い芸人がオチでずっこけるレベルの勢いでステーンッと。
「なんでもっと隠れちゃうのシアンちゃん!?そろそろシエテお兄さん泣いちゃうよ!?
いいの!?20代の剣聖が目の前で泣いちゃうけどいいの!?」
「いや、本当、近寄るの無理なんで勘弁して……」
「何でそんなこと言っちゃうのシアンちゃん!?俺なんかした!?」
「何もしてねーよ!!ただただ大ファンだから近寄れねーつってんだよ!!わかれよアホ!!ファン舐めんじゃねぇ!!!」
あまりにもしつこいため思い切りこっちの感情をぶつけるように怒鳴りつける。
その瞬間、あたりにシン……と静寂が降りた。
「……え?今、大ファンって言った?」
「っ〜〜〜〜!!言ったよ!!悪いかよ!!こちとらいろいろな事情のせいであんたのこと知ってんだよ!!
その事情話せとか言われたら無理寄りの無理のウルトラオブ無理だけどマジでただのファン兼業の陰キャオタクなんだよこっちは!!
ファンとオタクを兼ね揃えてるただの陰キャが陽キャオブ陽キャな全空一の剣聖に近寄れるわけねーだろバカ──────────ッ!!!!」
もはやメチャクチャなことを言ってるとしか思えないが、そんなもん気にしてられていられない程に感情の大津波を起こした私は、とにかく寄るな!!話しかけるな!!近寄らせようとすんな!!と言う感情を込めて怒鳴りつける。
最終的にグラン達と合流することになるため、どうすることもできないが、あの子らと離れている時くらいはただ静かに推しを眺めたかったし、そのためのアウギュステ移住計画だったのに!!
なんで連続して推しに認知されなきゃならないんだ!!
私は!!!
ただ!!!
推し達を眺めてやっぱり推しはパネー!!推しサイコー!!ってニヨニヨしたかっただけなんだよ!!!
「大ファンなのはすごく嬉しいし、その言葉だけでどれだけ好意的に思ってくれてるのかよくわかるけど、俺としてはファンとか、そんな分け隔てなんてなくして仲良くしてほしいんだけどなぁ……」
「推しに認知されるオレ氏は解釈違いです!!!マジでやめて勘弁して─────!!」
「いや、シアンちゃん女の子でしょ!?女の子がオレと言っちゃダメでしょ!?」
「オカンかアンタは!!中の人ガチ目にオカン認識されがちな赤い人の役やってたわ!!」
「中の人と赤い人って誰!?て言うか俺はお母さんより友人がいいんだけど!?」
「推しと友人になるとか解釈違い─────!!」
「何でよ!?」
ギャースッと怒鳴りながらリューゼを盾にし続ける。
その肝心な盾と世話焼き執事はめちゃくちゃ肩を震わせている。
「ハァ……そこまで言われちゃったら仕方ないなぁ………。」
こいつら絶対笑ってるだろ……と自身の羞恥醜態に涙目赤面をかましながら考えていると、シエテがポツリと言葉を紡ぐ。
ため息を吐かれたが、諦めた感じ?諦めてくれたならカクテル飲んでそのまま帰ってくれ。
そしたら本調子に戻るから。いつもの私に戻って推しキャラと話せちゃったってもう一回悶え死んどくから。
墓は海がよく見える場所に建ててくれ……。
「こうなったら、シアンちゃんと仲良くなれるように、俺、しばらくここに通っちゃおうかな〜?うん、そうしよう!幸いなことに、ここって宿屋でもあるみたいだし、今日は別の宿泊施設に泊まることになってるから失礼するけど、次はここに泊まりに来るよ。」
……………は?
「え、ちょ、待て待て待て待て!!正気!?正気なわけ!?推しが!?ここに泊まる!?」
「カクテルごちそうさま。じゃあ、またね〜!」
「え、あ、ちょ、こっちの質問に答えてから帰れ─────っ!!」
怒鳴りつけるように質問に答えて帰れと告げるが、シエテはそのまま宿屋のバーを出て行ってしまった。
止めることができず、そのままシエテの背中を見送ることしかできなかった私は、しばらくの間放心する。
あ、やば、腰から力抜けた……。
「あ゛〜〜〜………っ!!何で……っ……こんなことに……っ」
「っ〜〜〜〜アッハハハハハハハ!!もうダメだ!!笑い堪えられね〜〜〜〜〜っ!!」
「フッ……フフ……ッ……ま、まさか、シアン様がこのような反応を見せるとは………っ……フッ……フフフフ……ッ」
「笑うんじゃね〜〜〜〜っ!!」
私の様子を見て、ゲラる悪魔達に笑うなと怒鳴りながら頭を抱える。
推しを眺めるだけの推し活がしたかったのに、何がどうして推しが君と友人になるために通うね⭐︎してくんだよ!?
こんなの私が望んでたのんびり推し活ライフじゃねーよ!!
推しに認知されたくなかったのに!!何なんだよこの展開は!!
「ヤバい……マジでヤバい……!!推しにコロコロされる……!!推しに接触されまくったら絶対に尊みで息止まる………!!推しの過剰摂取はファンの毒なんだよ……!!致死量超えるんだよ……!!推し活の用法は守らせろよ………!!」
頭を抱えながら文句を言う私に、完全に我慢の限界が来て絶賛大爆笑中の悪魔達。
この場にいるのがこいつらだけでよかったと片隅のどこかで少しだけ安堵しながらも、これからどうすればと考える。
シェロ〜〜〜!!しばらくの間休ませてぇ〜〜〜!!
シアン
ひっそり推し活でニヨニヨ計画が早々に台無しにされてしまった特異点達の姉。
推しに認知される上、友人にさせられる自分とか解釈違いです!!と怒鳴り散らすが、運命は非常な上、これは序章に過ぎないことを彼女はまだ知らない……。
シエテ
最初はクルージンカサドヒャンと呼ばれている光の剣を持ち合わせていたシアンを見て、武器マニアの血が騒ぎ、是非ともそれの剣拓を……!!と言う理由から話をしようとしていたのだが、全力回避+全力逃亡をかまされてショックを受けた天星剣王。
何か悪いことした!?謝らなきゃ!?と思っていたところ、大ファンなんだよ話しかけるな近寄るな!!と言われ、剣拓を取らせて欲しいという感情を仲良くしたい!と言う感情が上回り、ここの常連になるよ発言を残して退散した。
リューゼ&セーレ
契約者のまさかの反応に大爆笑中。
面白いことになりそうだと、シエテと接触させ続けることを決める。
恋愛√のアンケートです。シアンには誰との恋愛√を辿って欲しいですか?
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ベリアル√
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シエテ√
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ロベリア√
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シエテ、ロベリアサンド
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ベリアル、ロベリアサンド
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ベリアル、シエテサンド
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ベリアル・オリジン√(オリキャラ恋愛)
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セーレ√(オリキャラ恋愛)
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Wベリアル√
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悪魔サンド
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逆ハーレムend
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双子&ビィガード────!!!!