なんか団長たちの万能な姉になってたんだけど、とりま全力で推し活を楽しむわ。   作:時長凜祢@二次創作主力垢

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 主人公 side.


高難易度緊急任務:推しと依頼を遂行せよ……泣

 シエテと出会って数日経った頃。

 セーレとリューゼに何か言われたのか、最近のシエテは遠くの席に座るようになった。

 遠くと言ってもそこまで離れていない2人用のテーブル席に座ってるのだが、ある程度距離を取ってくれるようになったお陰で、業務にまでは支障が出なくなった。

 

 しかし、その適切な距離を、今回は許してもらえないらしい……。

 

「やっほー、シアンちゃん。」

 

「……何でいるんですかシエテさん。」

 

「いやぁ……今回はちょっとシェロちゃんに呼ばれちゃってね。なんか、大変なことになってるみたいだよ?」

 

「……大変なこと?」

 

 今日も依頼を頑張るか……と思いながらやってきたシェロのよろず屋。

 だが、なぜかそこにはシエテが立っており、後から合流したわたしに手を振りながら話しかけてきた。

 何でよりによってこの場にいるんだよと涙目になる中、告げられた妙な話。

 大変なことになっていると言う話の意味がわからず、思わず首を傾げる。

 

「あ!シアンさん!シエテさん!お待ちしておりましたぁ〜!」

 

 そんな中やってきたシェロが、私とシエテに声をかける。

 すぐに彼女の声に反応を返し、視線を向けてみると、彼女はこっちですこっち〜!と店内に入るように促してきた。

 

「どうしたのシェロちゃん?俺にも頼みたいことがあるって言ってたけど、何かあったの?」

 

 推しと隣り合って入らないといけないのか……と泣きそうになりながらも、シェロに雇われている身である以上、一緒に行くしかない……と少しだけ思いながらもシエテと一緒に彼女の元へと向かう。

 

「実はですねぇ……最近、少々風属性の元素があまりにも高くなっていて、風属性の魔物が活発に暴れている廃墟があるんですよ〜……。

 しかも、その活発な魔物達はどれも風元素の影響か、通常の魔物に比べて凶暴性が増し、尚且つ狂化状態にあるようでして……。

 このままでは間違いなく多数の死傷者が出る可能性がありますから、お二人に異変の解決に出向いていただきたいんです。」

 

 シエテがシェロに何があったのかと問いかけると、彼女は今回、私とシエテの両方を呼びつけた理由を教えてくれた。

 凶暴性が増し、尚且つ狂化されている魔物の討伐依頼だったようだ。

 それを聞いたシエテは、納得したような様子を見せる。何を納得しているんだこの推しは……と無言でシエテに目を向けていたら、彼は私の方に一度目を向けたあと小さく笑い、シェロに向き直った。

 

「なるほどね。能力の高い俺と、風属性に強い火属性の元素を保有した強力な武器を持ち合わせているシアンちゃんをセットにすることで早期解決に……ってところかな?」

 

「そうなりますね〜……。シアンさんの能力は、私が十分保証いたしますので、お二人で依頼を遂行してもらえないでしょうか〜?」

 

「………マジで……?」

 

「ちょっと、シアンちゃ〜ん……?何であからさまに嫌そうな顔をするのさ〜?シエテお兄さん、かなりショックなんだけど……。」

 

「何回も言ってるだろ!?こちとらただの陰キャオタなファンなんだよ!!何でよりによって自分が推してる人と一緒に行動取らなきゃならないんだ!!!」

 

「おやおや〜……?シアンさんはシエテさんのファンだったんですか〜?」

 

「そうだよ!!シエテさんの剣技の凄さの噂は聞いてるし、噂を聞いただけとは言え、同じ剣士としては憧れの1人なんだよ!!」

 

「なるほど〜……。確かに、シエテさんの剣技は凄まじく、騎空士の剣士さん達も割と話に出すことがありますね〜。

 それに、シアンさんはバーを経営されていますから、その分騎空士さん達のお話を聞く機会もありますし、剣を扱うシアンさんも憧れてしまうかもしれませんね〜。」

 

 にこにこと微笑ましげに言ってくるシェロに、色々と言いたい気持ちに駆られる。

 しかし、彼女はグラブル界の中ではかなりの重要人物な上、その立場に恥じない余裕をある程度持ち合わせている。

 そのため、いくらこちらが突っかかりたくなろうとも、サラッと返されて終わりだろう。

 うう……何でよりによって風属性の推しキャラとセットにさせられるんだ……。

 

「でしたらシアンさんにとっても良い経験になるかと思いますよ〜。確かにシエテさんは、少々変わった方ではありますが、噂に恥じない力を持った剣士さんですので〜。

 せっかくの機会ですし、お勉強もさせていただいてみてはいかがでしょうか〜?」

 

「ちょっとシェロ!?推しに剣技教えてもらえとか正気か!?そんなの無理オブ無理の無理尽くしだが!?」

 

「シアンちゃ〜ん……お願いだからそこまで避けないでよー……。俺、そろそろ泣いちゃいそうだから……。」

 

 心なしかアホ毛までしおらせながら、避けないでと言ってくるシエテに私は拗ねた表情を作る。

 避けるなって方がマジで無理なんだけど!?推しと!!行動!!させるんじゃない!!

 

「そうは言われましてもね〜……。今回の依頼は、本当にお二人にしか任せられないんですよ〜。

 一応、お二人に頼む前に、数日前から高レート依頼として登録はしていたのですが、受けた方々がかなりのダメージを受けては次々と降りてしまいまして〜……。

 ですので、他の騎空士さんでは手に負えないと判断した結果、私が知る中でもっと高い実力をお持ちのシアンさんとシエテさんを抜擢したんです〜……。

 私のように情報を与えたり、依頼を発行したりするよろず屋の会合の中でも、今回の依頼はお二人に任せた方がいいと判断されましたからね〜。

 それに、シアンさんが動くとなると、必然的にリューゼさんとセーレさんも動きますから、一番戦力を持ち合わせているチームにするには、やはりシアンさん達に動いていただかなくてはと思いまして〜……」

 

「うぐぐ……確かに戦力としては高いけど〜〜〜〜!!」

 

 頭を抱えながらうだうだ言っていると、隣から溢れるような苦笑いが聞こえてくる。

 視線を声の方に向けてみれば、普段はヘラヘラして感情の読みようがないシエテが苦笑いをこぼしていた。

 

「うーん……シアンちゃんに避けられちゃってるし、別に俺だけで行っても構わないんだけど、可能なら君にもついてきてほしいな。

 確かに俺は誰よりも強いよ?全空一の剣の実力を持っている自覚はあるし、堂々と自負することができるからね。

 でも、今回は相手も風属性の元素を持ち合わせているし、その元素を活発にして暴走させる何かがあるって話だから、俺1人だとその属性を抑えながら戦わなきゃならないと思うから、弱体化する可能性も頭に入れとかないといけないって言うか……」

 

「実際、風属性を得意としていた騎空士さん達はかなりダメージを受けてるんですよ〜……。

 何とか話せるレベルの騎空士さんから聞いた内容だと、風元素がかなり乱れるから上手く立ち回れないとのことでして〜……。

 おそらくですが、風の元素を乱す障害が発生しているのではないかと思います〜……」

 

「……だってさ。」

 

「うげぇ……マジかよ……」

 

 聞きたくもなかった依頼先の概要を聞き、思わず顰めっ面をしてしまう。

 よりによって風元素の乱高下ありのフィールドかよ……。何で普通のRPGにありそうなギミックフィールドが発生してんだこの空の世界。

 リリンクか何かか?いや、リリンク発売前に転移されたから実際にこんなフィールドがあるのか知らないけど。

 

「はぁ〜〜〜〜〜………わかったわかった。行きゃいいんだろ……」

 

「お!一緒に来てくれるんだ?ありがとね!」

 

「ありがとうございますシアンさ〜ん。それでは、目的地へと向かうための準備に取り掛かりますね〜。

 シアンさんは、リューゼさんとセーレさんを呼んできてもらえますか〜?」

 

「ああ。呼んでくるよ。まぁ、あの2人ならすぐに合流するとは思うけどね。」

 

 渋々引き受けることにした高難易度の依頼。

 私の反応を見て、シェロとシエテが苦笑いをこぼしたが、今回の依頼をこなすための準備にすぐ取り掛かり始めた。

 その姿を見て深くため息を吐いた私は、すぐにリューゼ達の気配がある方へと足を運ぶ。

 こんなイベント……こなしたくなかったなぁ………。

 

 

 …………………

 ………………………………

 ………………………………………………

 

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 …………………

 

 

 ……あれからしばらくして、リューゼとセーレの2人とも合流した私は、シエテとシェロが待っている場所へと足を運ぶ。

 場所は、アウギュステの騎空艇停泊場……いわゆるこの世界の港だ。

 

「シアンちゃ〜ん!こっちこっち〜!」

 

「…………はぁ……。」

 

「うわぁ……深い溜め息……。シアンちゃん、相当参ってるな。」

 

「まぁ、推しと一緒に行動を取れと言われましたからね。仕方ないかと思いますよ。」

 

「依頼が終わったら、しっかりリラックスしような?何なら、オレがマッサージもシてあげるからさ。」

 

「あなたの場合、マッサージだけで済まないでしょう。あれこれ誘導してそのまま性的にいただく気でいるのが見え見えですよ。」

 

「オレはただの親切心で言っただけだぜ?なのにそのいい草はひどくないか?」

 

「お黙りなさい、淫魔王。」

 

「オイ。淫魔王って何だよ。」

 

 自分のことを呼ぶシエテの姿に勘弁してくれと言うように溜め息を吐いていると、リューゼとセーレが会話する。

 ……淫魔王と言う言葉に、人力ボカロ界隈で課題曲扱いをされていた、某BLゲームのあばばばなアレを思い出してしまったが、おかげで少しだけ落ち着いた。

 

「シアンちゃんと一緒にいるその2人……魔力が強いとは思っていたけど、やっぱり戦闘も得意なんだね。」

 

「……ええ。間違いなく能力としてはかなり高い二人組です。場合によっては、星晶獣に匹敵する能力を発動させることができるので、戦力としてはかなりのものですよ。」

 

「……星晶獣に匹敵する……って本当に?」

 

「嘘はついてませんよ。彼らが持ち合わせている能力は、それだけ高いですから。」

 

 ─────……正確には、星晶獣を作るためのきっかけになった存在で、星晶獣は彼らの劣化版に近いんだがな。

 

 ……なんて言葉は抑えながら、リューゼとセーレの能力の高さを説明する。

 嘘はついてないと言う言葉を聞いたシエテは、何度か瞬きをしたあとリューゼとセーレに目を向ける。

 その表情からは、何でそんな能力を持っている存在がこんなところにいるんだと言う疑問を感じ取ることができたが、それに応えることなくシェロに視線を向ける。

 

「シェロ。合流したよ。」

 

「お待ちしておりましたー!では、目的地に向かうための騎空艇は手配しておりますので、そちらに向かいましょ〜。」

 

 目的地に向かうために手配した騎空艇へと案内をしてくれるシェロについていけば、それなりに大きな騎空艇がそこにはあった。

 乗っているのはよく見かけるモブとは違い、随分と顔立ちが整っている20〜30代の人間で構成されている人達だった。

 

「あなた達は?」

 

 重要人物並みに見た目がはっきりしてる……と思いながら、目の前にいる青年に声をかければ、彼は口元に笑みを浮かべる。

 

「俺の名前はモルガン。モルガン・レオニーガーランド。騎空団、コーラル・エリスピリットの団長だ。」

 

「わたしはリップル・レオニーガーランド!コーラル・エリスピリットの副団長だよ!モル兄ともども、よろしくねー!」

 

「……コーラル・エスピリット…………?」

 

 え?そんな騎空団あんの?て言うかめちゃくちゃモブじゃない人ばっかなんですけど……と混乱しながら首を傾げていると、シェロが口を開く。

 

「元素関係の問題が発生した時に、必ず活動依頼を出している騎空団のみなさんです〜。

 魔術を扱える人が多く、元素の見極めが得意な方々なんですよ〜。」

 

「まぁ、そのせいで前衛は誰1人として得意じゃなくてな……。今回みたいな依頼が入ってきたら、前衛を得意とする人間と手を組んで依頼にあたるようにしてるんだ。」

 

「わたし達、みんな精霊とか妖精とかと話したり、契約して使役することができるから、後方支援は任せてよー。」

 

「……なるほど…………?」

 

 一瞬だけ脳内にマナダイバーの集まりか?と言う疑問が過ったが、何とか言葉にしないように飲み込んで、シェロの方に目を向ける。

 こんな騎空団も一緒に行くなら、私はいらないのでは?と言う言葉を載せて。

 

「火属性の元素を乗せることができるのはシアンさんだけですので〜……やっぱりシアンさんの同行は必須ですね〜。」

 

「ちくせう……!!!」

 

「はは……シェロから話は聞いていたが、本当に天星剣王が一緒にいるのが苦手なんだな……。」

 

「わかる。わかるよー!好きな人とか推してる人が側にいる上、名前を呼んでくるとなると緊張しちゃうよね!

 わたしもパーシヴァルさん達と依頼をこなした時、すーっごく緊張して倒れそうになっちゃったもん!」

 

「あ、妹の話は気にしないでくれ。こいつ、かなりの面食いで惚れっぽくてな。見た目良い奴と依頼に出た時、しょっちゅうこうなって帰ってくるんだ。」

 

「お、おう……」

 

 少しだけリップルと言う女性の言葉に呆気に取られていると、モルガンさんが気にするなと口にしてきた。

 ……周りから見たら、私もこんな風に見えてしまうのかと少しだけ引き攣った笑みを浮かべながらも、乗れよと言ってくるモルガンさんの言葉に頷いて、騎空艇にお邪魔する。

 

「ようこそ。俺達コーラル・エリスピリットの騎空艇へ。歓迎するよ。」

 

「精霊や妖精がそこら中にいるけど、物語のようなイタズラをする子達はいないから安心してね!」

 

 笑顔で自分達が契約している精霊や妖精達はイタズラはしない子ばかりであることを告げてくるリップル。

 本当だろうかと思いながら、視線を少し動かしてみると、かなりのドアップで黒から青緑へと変化するようなグラデーションがかかった髪色をした青年と思わしき存在が目の前で逆さまになって浮いていた。

 

「こんにちは、お嬢さん。」

 

「うわ!?」

 

 その青年は私と目を合わせた瞬間笑顔で挨拶をしてくる。

 急なことに驚いていると、モルガンとリップルが目を丸くした。

 

「あれ!?いつのまにウィンディアいたの!?」

 

「ふふ……何だか変わった子がいると思ったからちょっと気になっちゃって。驚かせてごめんね、お嬢さん。オレはウィンディア。一応、風の精霊……いや、妖精……?

 何だろう……。オレは一応そう言う存在ではあると思うんだけど、精霊や妖精に比べたらそこそこ上位の存在になるからわからないな。」

 

 ふわりとその場で宙返りをして、逆さまから当たり前の向きに体勢を直した青年……ウィンディアと呼ばれた謎の存在に目を向ける。

 何だろう……このウィンディアって存在……ちょっとだけ星晶獣に近いような……だけど違う気配を持ち合わせている気がする。

 そこまで考えて、私は視線を騎空艇全体へと巡らせる。度々見え隠れしている妖精や精霊達に比べたら、ウィンディアはかなり力がハッキリとしており、明らかに強大な力を持ち合わせている何かであることがわかった。

 

「……高純度の風属性の元素の塊か、風のエレメンタルが何らかのアイテムに触れ、尚且つ適応してしまったがために、ハッキリとした人型を得て、星晶獣に匹敵するレベルの力を保有してしまった……ってところか……?

 つい最近見つけた研究所……まぁ、もうぶっ壊しちまったが、そこにいたコアを埋め込まれた魔物と同じ気配がする。」

 

「「「!!?」」」

 

 少しだけ考えた末、そう言えばこんな気配、つい最近感じ取ることがあったなと記憶を思い返す。

 それにより出てきた答えは、あの星晶獣の製造工場とも言える研究所内にいた、コアを埋め込まれた魔物達と同じ気配であることだった。

 

「せ、星晶獣に匹敵する力を保有したエレメント!?」

 

「嘘でしょ!?いや、でも、それなら納得行くかも!?」

 

「え、て言うかシアンちゃん!?なんかかなり厄介な施設見つけた上に壊してない!?」

 

 モルガンさんとリップルがウィンディアの正体に驚き、シエテが研究所をぶっ壊したと言う言葉に反応を見せる中、ウィンディアと呼ばれた青年は何度か瞬きを繰り返す。

 しかし、すぐに考え込むような様子を見せて無言になる。

 

「……ああ……そう言えばこうなる前に変な石のような物を見つけた記憶があるよ。確かこれだね。」

 

 そう言ってウィンディアは自身が身に纏っている服の胸元を思い切りはだけさせる。

 その瞬間、モルガンさんが絶叫しながらリップルの両眼を塞ぎ、ウィンディアから一気に彼女を引き離した。

 

「え!?ちょっとモル兄!?前が見えないんだけど!?」

 

「見んでいい!!お前は見なくていいから!!」

 

「なぜに!?イケメンのおはだけなんて滅多に見れないんですが!?」

 

「見たら鼻血出してぶっ倒れるだろうがお前は!!絶対に見せないからな!?」

 

 ……なんか、めちゃくちゃあっちがわちゃわちゃし始めたが、私は気にせずウィンディアの胸元に視線を向ける。

 そこには、グリーンフローライトを思わせるような結晶が枝分かれしながら胸元全体に広がっており、輝きを放っていた。

 

「……少しだけ触ってみてもいいかな?」

 

「うん?もちろん構わないよ。オレ自身も色々わからないことだらけだから、それが把握できるならいくらでも。」

 

 ウィンディアから許可をもらい、胸元に存在している結晶に触れて少しだけなぞる。

 完全に結晶化しているようで、翼のように広がるそこは、ガタガタとした凹凸があった。

 

「……やっぱり、これ、風属性のコアだ。私が研究所で見つけた物はかなり小さくて、あまりにも弱い物だったが、これは高純度の風属性が蓄えられている。

 しかも、これ……広がっていく際、ウィンディアの風元素を利用して育ってる感じか?

 こっから先の方はまだ弱っちくて、細々とした風元素しか感じ取ることができないから、まだ変化している途中みたいだな。

 となると……可能性としてあげるとしたら、最初は出来損ないのコアだったが、純度の高い風元素を得ることにより完成されたコアになっちまった……ってところか……?

 だが、これでウィンディアがどんな存在になりかけているのかはわかったな。」

 

 ウィンディアの胸元から手を離せば、ウィンディアはきょとんとした表情をして首を傾げる。

 

「君は、新たに誕生しようとしている現代の風の星晶獣だ。役割とかは持たない、イレギュラーで発生した星晶獣……。

 正確には星晶獣モドキ……と言うのが正しいのかもしれないが、このままコアに適応したら、間違いなく星晶獣と同じ力に行き着く。

 まぁ、私も星晶獣に出会したことがあるわけじゃないし、推測の域を抜け出すには確証するための要素は出揃ってないが、可能性としては十分あり得るぞ。」

 

 そんな彼に対して、私は静かに結論を口にする。

 同時に頭を抱えたくなった。なぜ、私の周りでは、こうもイレギュラーが発生するのかと。

 …………私がイレギュラーだからだな、うん。

 

 

 

 




 シアン
 リューゼと契約を結んでいることにより、さまざまな生き物の気配や能力を感じ取り、分析する力に拍車がかかって強化されている特異点達の姉。
 その能力により、現れたウィンディアの行き着く先を把握することができた。

 ウィンディア
 シアン達の前に現れた精霊でもなければ妖精でもない存在。
 シアンの能力により、自身が行き着く先を把握することができた。
 コーラル・エリスピリットにはただ居座ってるだけだったため、誰かと契約をしたわけじゃない。
 むしろ契約するにはあまりにも元素純度が高すぎる上、強力だったため、誰とも契約していなかった。

 リューゼ
 シアンと契約しているベリアルのオリジン。
 契約により発生した繋がりを通した魔力流入によりシアンの能力の強化に拍車をかける。

 セーレ
 相変わらずアホなことを口にするリューゼにツッコミを入れるシアンのもう1人の契約魔。
 シアンの能力の強化にリューゼが関わっていることを知っている。

 シエテ
 シェロに呼ばれてシアン達と依頼を遂行するために動く天星剣王。
 シアンが自分と会う前にいろいろやらかしてるのを聞き思わずツッコんだ。

 シェロ
 シアンとシエテに依頼を出したよろず屋のハーヴィン。
 コーラル・エリスピリットを手配したのも彼女。

 モルガン・レオニーガーランド
 蒼銀の長い髪にサファイアのような青い瞳が特徴的な青年。
 一般的に美丈夫と称されるレベルの見た目をしている20歳。
 魔術や元素操作に長けているコーラル・エリスピリットの団長を務めており、火属性の元素に長けている。

 リップル・レオニーガーランド
 蒼銀のふわふわウェーブロングにサファイアのような青い瞳が特徴的な少女。
 一般的に美少女と称されるレベルの見た目をしている16歳。
 魔術や元素操作に長けているコーラル・エリスピリットの副団長を務めており、風属性の元素に長けている。


恋愛√のアンケートです。シアンには誰との恋愛√を辿って欲しいですか?

  • ベリアル√
  • シエテ√
  • ロベリア√
  • シエテ、ロベリアサンド
  • ベリアル、ロベリアサンド
  • ベリアル、シエテサンド
  • ベリアル・オリジン√(オリキャラ恋愛)
  • セーレ√(オリキャラ恋愛)
  • Wベリアル√
  • 悪魔サンド
  • 逆ハーレムend
  • 双子&ビィガード────!!!!
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