こんなドラクエ世界は知らんかった   作:ドM饅頭

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 お待たせして申し訳ありません…… ドラクエ11をやり直した後にSFC版ドラクエ3をやってたら夢中になってしまったんです……
 おにぃさん許して!何でもしないから!!と言ってしまいたい状況です……


 アリシアはゲーム中でも最高峰の呪文を使いこなしますが、実戦経験が全くないためにホメロスにボロ負けしてます。

 更には普通の魔物たちにも色々と動きが硬いために、反撃を許したりしてます。


第13話 自分がしなくちゃいけないこと

 

 

「そこっ!イオラッ!!」

 

『ギィィィッ!!』

 

 

 走りながら周囲を見渡して問題ないと判断した私は、爆裂呪文のイオラを唱えて目の前の魔物を爆殺させたのと同時にホムスビ山地の、硬くてゴツゴツとした大地を踏みしめて小さな両足を動かしていく。

 スカラとバイキルトを駆使し体を強化して、両手で構えられる私用のサイズなどに造られたはぐれメタルの槍を手にして魔物に切りつけても、10歳児の体格が災いしてか魔物に痛打を与えられないが、だからこそ呪文を駆使しないと私は道を進めないので、戦い方を考えながら必死で走っていた。

 

 

『ゴアァァァッ!』

 

「っ、ふぅぅ…… ライ、デイン!!!」

 

『ギィィィィッ!!』

 

「いまだ!!メラガイアー!!」

 

 

 ヒノノギ火山に入ろうかと言う地点でギガンテスに気づかれて、奴はこちらへと一気に向かってくる。

 その手に持つこん棒が私に振るわれるけれど、これをギリギリで回避したのと時を合わせて息を整えながら、体勢を整えてライデインを唱えると電撃がギガンテスが持つ特徴的な一つ目を貫いて絶叫を上げて仰け反った瞬間に、メラガイアーを唱えてとどめを刺す。

 

 目を電撃で焼かれた上に全身をメラガイアーの巨大な炎で炙られたギガンテスは、ゆっくりと大きな音を立てて倒れて二度と動くことはなかった。

 

 

「はぁ…… はっはぁ…… っぅ」

 

 

 正直に言えば神の民の里にも魔物がいたけど彼らは浄化されて共存できていたから、魔物を殺すことに抵抗感がないというわけではない。

 それに他の魔物たちと違ってギガンテスは人型をしていたためか、余計に抵抗感があったために必要以上の力がこもってしまったために戦闘が終わった時には、槍を杖みたいにして体を預けて酷く息を乱してしまっていた。

 

 だけど、こんな処で立ち止まっていられないしボヤボヤとしていたら勇者様達に置いて行かれると思ったら、自然と両足に力が入って火山へと突き進む力になっていく。

 

 

「絶対に、私も……!」

 

 

 勇者様達について行って皆の仇を討つんだ!と、そう考えていても、何故だかは分からないがコレだけは実際に口にしてはいけないと思えた。

 ジエーゴ様の前だと自然とお母さんたちの仇を討ちたいと言えたけど、あの時に自分がとった行動を考えるとそれらを口にして良い権利は自分に存在してなどいないと、心の中で分かっていたからだろう。

 

 あの日、私は里が襲われたという事実に恐怖して隠れてお母さんたちが殺されていた状況でも、自分の身を守るためだけに集中してしまったのだ。

 幼い子供が取れる最善の行動をしたと他の人は言うだろうけど、私は隠れてしまった自分が許せそうにないし許したくもなかった。

 

 

「ケジメだけは付けないといけないんだ!!」

 

 

 強力な呪文を使いこなせるくせに何一つ出来なかったこと、これらのケジメを付けるためにも勇者様達に同行して魔王ウルノーガ打倒の手助けができるくらいの事はしないといけない。

 この力は魔王を打倒するため、それを行うためにもあるのだと考えながら立ち上がり、ヒノノギ火山の禁足地と呼ばれる火事場へ向かうために走り出す。

 

 

 

 

 

 

 

 アリシアの小さな影が走り出したのを見つめているのは、シルビアにカミュとグレイグの3人で彼らは少しだけ驚いた様子なのと同時に、納得と言う感情を顔に浮かべていた。

 

 

「あんだけ強力な呪文を使えてもホメロスの野郎には手も足も出なかったのか……」

 

「ホメロスとの戦いが初陣だと言っていたからな、しょうがないだろう、奴は呪文を中心に戦う者との戦い方も心得ているからな」

 

「だろうな、俺たちが着くまでアリシアが生きてたのはあの野郎が遊んでたからだろうし……」

 

「そうね、今も体が硬すぎるわ…… 余計な力が入り過ぎちゃってる……」

 

 

 アリシアが操る強力な呪文を見たカミュは複雑な色の声を漏らすものの、グレイグの指摘に納得と同時に理解も示していた。

 ホメロスは勇者一行に出し抜かれることもあったものの、元は巨大な王国の軍師であり現場にも出て戦う将軍と言える男性だったのだから、本来の彼の実力が発揮されれば強力な呪文を使えるだけの小娘と言えるアリシアは蹂躙されるだけだということ、これに思い至ったのだった。

 

 アリシアに実戦経験が大きく不足しているということ、これは目の前の現実が示していて彼女の動きはぎこちない上に、振るっている槍の使い方も力が入り過ぎて大振りとなり易く魔物に反撃を許しているのだ。

 これを見ていたシルビアは思わずと言った様子で走り出そうとするものの、カミュとグレイグの視線に制止されていた。

 

 

「分かっているだろうが、アリシアが完全に行動不能になるまで我らは彼女に助太刀は出来ん」

 

「えぇ…… 分かっている、分かっているのよ…… グレイグ」

 

「気持ちは分かるさ、シルビア、アリシアは危なっかしいからな……」

 

 

 彼らとて本来ならば彼女の元に駆け寄りたい、援護をしたいと思っている。

 だが、それは出来ないのだ。

 

 

「あともう少し、その距離を一人で走れるなら、魔王の城の中でも戦えるかもしれない…… そうよね」

 

「ああ、俺たちが援護を何時でも出来る訳じゃないし、自分の身は自分で守って貰わなくちゃならねぇ」

 

「そう言う事だ、我らに付いてくるということは激戦に身を投じると言う事だ」

 

 

 そう、今から彼らが乗り込もうというのは魔王の居城であり最も危険な場所なのだ。

 そんな場所に戦うことなど出来ない幼い子供を一緒に連れて行けないし、彼らは連れて行く気もなかった。

 

 だが、今の状況に誰も理解と納得をしていないのは明白で、グレイグは両手を握りしめており力が入り過ぎているのかギシギシと音が鳴っており、カミュも悔し気に顔を歪ませてアリシアが戦う姿をじっと見つめている。

 本当ならば2人もシルビアと同じくアリシアの元に駆け付けたいのだが、自分たちが今から向かう場所の事と彼女が付いて来ようとしている事実を考えて、敢えて心を鬼にして見守る外に無い状況だった。

 

 

「だけど、あんな高等呪文を教えていた存在が居たってことよね……」

 

「ああ、俺も見たことがない呪文を放っているしイレブンだけが使える呪文も唱えているな」

 

「神の民の里には、どんな技術が眠っていたのかしらね……」

 

 

 走るアリシアを追いかけながらも、彼らは彼女が使う高等呪文と言える強力な魔法に舌を巻きながら、彼女にこれほどの力を仕込んだ神の民の里が持っていた技術力などを考えていた。

 

 




 ちなみに、この下にアリシアが使う呪文やら装備とかの情報を載せます。

 ベロニカが生きていたら、彼女をひっ捕まえて呪文を聞き出そうとするのが良く分かるラインナップであります。
 なお、仲間になると言ってもNPCとしての扱いなので、11仕様だとかなり役に立ちそうな感じとなっております。




アリシア
種族:天空の??

装備
右手:神秘のオーブ
左手:水鏡の盾
頭:おうごんのティアラ
体:みずのはごろも
アクセ1:スーパーリング
アクセ2:エルフのお守り

スキルパネル
オーブ

魔導
天空人

習得呪文

ベホマズン
リベホマラー
ザオリーマ
メラガイアー
ギラグレイド
バギマ
バギクロス
マヒャデドス
イオラ
イオナズン
イオグランデ
ライデイン

 リベホマラーは私の考えた呪文で、原作には登場しません。
 唱えると味方全体にターン終了時にHP120の自動回復を付与と言う、ぶっ壊れ呪文であります。

 こんなロリが仲間になってほしかった。そんな欲望を抱きながら考えた設定です……
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