飛行する移動物体ご登場ということでNERV本部に呼び出されて、出撃準備中なう。
海から来たし上から見れば空飛ぶ赤イカ。
だけどお腹は多足類で昆虫っぽい味付けもしてます。
おめめがチャーミングなシャムシエルことシャムちゃんでーっす!
本戦で気を付けることはシャムちゃんの意外に強い触腕と戦闘中の三馬鹿トリオ(結成予定)の2名だよなぁ。
ホント、奇跡的に指の隙間に収まってくれないとぷちっと潰れる感じで合流だからな……
ここで2人を発見してしっかり叱ってもらわないと繰り返しそうで恐いってのと、シンジと三馬鹿メンバー(未結成)の仲直りフラグにもなるだろうからイベントスキップは無しです!
本日の作戦は射撃訓練もしたしできれば遠隔で撃破してエヴァの損傷を押さえたいって事でパレットライフルによる遠隔攻撃。
たぶん、効かない。
A.T.フィールド中和して撃てって言われても、まだ俺もシンジも感覚が良くわからん。
それに、俺の知識では全然効いてなかったので諦めモード。
プログレッシブ・ナイフの試験的大型化という事でプログレッシブ・ダガー(仮)みたいなものが鋳造されていたので、プログレッシブ・ダガー(仮)とプログレッシブ・ナイフをウェポンラックに格納して貰ってる。
最後はこれで貫通されながらコア破壊コースでしょ。
俺は触腕による左胸部貫通+右腹部貫通フィードバックコースです本当にご苦労様でした。
泣きたい。
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「はぁ~、やっぱり報道管制かぁ~。こんな大イベントなんだから僕らにだって見せてくれてもいいのに!」
地下の避難所で緊張感の欠片も無い愚痴を相田ケンスケは漏らしていた。
「なんや、また映らないかい。諦めや」
「別に見せてくれたっていいのにね」
鈴原トウジは相田ケンスケが手にしたモニタを一瞥すると興味無いとばかりに手を振ると、天井から響いてくる轟音に恐る恐る天井を見上げる。
一方相田ケンスケは羨ましそうに天井を見上げると、何かを思いついたように鈴原トウジに相談を持ちかける。
「そうだ!トイレ、トイレ行こう!」
喜色を浮かべた相田ケンスケに、鈴原トウジは呆れたような顔を向けた。
「お前なぁ」
「いいじゃん、話したいことがあるんだって!」
「はぁ?しゃあないな」
トイレに抜け出してついでとばかりに用を足すと、相田ケンスケは話を切り出した。
「上!見に行こう!こんなチャンス滅多にないんだよ?前回は見に行けなくてどんなに悔しい思いをしたか。次はまたここに来てくれるかわからないじゃないか!今しかないんだよ!」
「おま、自分が何を言うてるかわかっとるか?」
まさかとは思っていたが本気で言い出すと思っていなかった鈴原トウジは思わず呆れた表情を浮かべてしまう。
「わかってるよ!どうせここに隠れてたって助かるかなんてわからないんだ!それだったら一度でも本物を見てから死にたい!!」
その時、相田ケンスケの頭に浮かんでいたのは鈴原トウジの妹、鈴原サクラが避難所にいたにも関わらず、地上の戦闘の影響で発生した崩落により大怪我をしたことだった。
避難所にいたって死ぬかもしれない、それなら本物を見てからが良い。
そんな欲望が相田ケンスケを突き動かしていた。
そして鈴原トウジは親友の欲望に折れることになる。
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「パイロットは?」
「サードチルドレン、フォースチルドレンともにインテリアで待機しています」
国連軍が全く効果のない兵器による攻撃を続ける様を眺めながら、葛城ミサトは状況確認を行っていた。
「税金の無駄使いね。その予算をこっちに回して欲しいものだわ」
「国連軍も弾薬消耗してお金使わないと予算削減されちゃうものね~。あいつ等本当に人類の存亡がかかってるってわかってるのかしら。日本政府から要請があり次第すぐに出撃出来るよう準備しておいて」
使徒は国連軍の攻撃を露ほども気にした様子を見せずに飛行を続けていた。
「しかし完全に無視とはね。反撃でもしてくれれば情報を得られて税金も無駄にはならないのだけど」
「日本政府から出撃要請が出ました!」
「良し、始めるわよ!」
起動準備が整い、地上に射出されるエヴァンゲリオン初号機。
「シンジ君、カイ君、エヴァの射出位置には既に兵装ビルを展開しているわ。パレットライフルを回収したら使徒を近づかせないように遠隔での撃破を目指すわよ」
「使徒のA.T.フィールドを中和したら、使徒のコアをセンターに納めてスイッチ。シュミレーション通りやれば大丈夫よ」
『わかりました』
『了解。シンジ、焦らず落ち着いてこ』
碇シンジが短く答えたのに対し、淡島カイは碇シンジを落ち着かせるように声をかけている。
「シンジ君、やっぱりまだちょっと固いわね」
「仕方ないわよ。前回は事故みたいなものだし、訓練をしたといっても数日だし、実物のパレットライフルを使うのは初めてでしょ。むしろカイ君が落ち着きすぎてて不安よ。サブだからって油断していないといいんだけど」
初号機が地上につくと、それまで低空を這うように飛行していた使徒が直立姿勢をとり、小さな腕のようなものを広げると薄紫に輝き、うねる触腕を展開した。
「あれ、結構長いわね……シンジ君!近づかせないで!」
『目標をセンターに入れて……スイッチ!!!』
碇シンジは葛城ミサトの声に答えるようにパレットライフルのトリガーを引く。
劣化ウラン弾は使徒のコアをめがけて高速で射出されるが、その全てが使徒のA.T.フィールドによって防がれており、次第に巻き上がる煙で使徒の姿を隠していく。
「不味い、あれじゃ使徒が見えないじゃない。パレットライフルの残弾もないはずよ、パレットライフルを格納した兵装ビルの展開、急いで。シンジ君、追加のパレットライフルを準備しているわ。受け取ったら使徒との距離をとって」
葛城ミサトはオペレーターと、碇シンジに手早く指示をしていく。
『シンジ!A.T.フィールドが中和できていない!射撃中止だ!』
『カ、カイ!指が離れない!』
『落ち着け、深呼吸だ。ゆっくり、ゆっくりで大丈夫……ばない!しゃがめ!』
モニターに映し出されていた使徒は煙でその姿が隠されているが、何かを察知した淡島カイが碇シンジに指示を出していた。
とっさに初号機が地を這うような姿勢をとると、空気を切り裂く音がした後、周囲のビルが崩れていく。
パレットライフルを格納した兵装ビルも地上に姿を見せた瞬間、使徒の触腕で切り刻まれてしまった。
「シンジ君!追加のパレットライフルを格納した兵装ビルが破壊されたわ。急いで後退して!」
葛城ミサトは状況の変化に応じた指示を出すが、既に使徒は初号機の前まで移動しており、両の触腕を打ち下ろしている所だった。
連続で振るわれる触腕を地を這うように回避し続けるが、破壊された周囲のビルが次第に足場を悪くしていく。
「アンビリカルケーブル断線!」
「エヴァ内蔵電源に切り替わりました!」
モニターには断線したアンビリカルケーブルに足を取られて派手に転倒する初号機が映し出されていた。
『あいたたた……葛城一尉!次の指示をっ』
「電源ビルの場所を伝えて!」
『うわ、コイツ足を!』
『ッぐ、いっつぅぅぅ』
葛城ミサトは淡島カイの要請にまずはアンビリカルケーブルの再接続が優先とオペレーターに付近の電源ビルの配置を通知するように指示を出すが、初号機の足は使徒の触腕に絡めとられ、そのまま二度三度地面に叩きつけられると、空中に放り投げられる。
『『うわぁぁあぁあああああ』』
碇シンジと淡島カイの悲鳴が発令所に響き渡り、初号機はそのまま背中から山に激突した。
「シンジ君!カイ君!初号機の損傷とカイ君へのフィードバックは!?」
「問題なし、行けます」
『たぁ……まじかよ、シンジ左手動かすな!葛城一尉、民間人がいます!!』
『え……な、なんで!』
淡島カイの言葉と共にモニターに捉えた民間人の情報がサブモニタに表示される。
「シンジ君達のクラスメイト!?」
「民間人の避難は完了していたはずでしょ。何故あんなところにっ」
初号機を投げ飛ばした後、飛行形態に移行して移動してきた使徒は初号機の上に辿り着くと再び初号機に向けて触腕を振るうが、打ち付けられる前に初号機は触腕を掴み攻撃をとどめた。
「接触面融解!」
『カイ!大丈夫!?』
『へっちゃらのへだぁ。そのまま離すなよ、あいつら死ぬぞ!』
『わかってる!』
葛城ミサトは淡島カイの言葉に赤木リツコへ目を向けるが、赤木リツコは厳しい顔で首を横に振る。
「大丈夫のはずないわ。活動限界も3分を切っている。一度撤退すべきよ」
葛城ミサトに近づくと、マイクをオフにし、小声で葛城ミサトに話しかける。
葛城ミサトも赤木リツコの言葉にすでに破綻している初期の計画を破棄、一時退却を決定した。
「シンジ君、カイ君。そこの2人を操縦席へ回収、その後一時退却。出直すわよ」
後半戦はパイロット視点となります。
テンポ悪いのは反省していますが、文才が無い故ご勘弁を。
詰め込みたいのが悪い癖なので、もっと削れるように頑張ります。