メゾン・ド・チャンイチは事故物件(物理)   作:黒兎可

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ちょっとだけ石田回、というか調整回?
少しずつ何かが始まっているやつです


#019.本当はね、とすら語らない親子関係

 

 

 

 

  

「黒崎!? 朽木さん、今何か妙な霊圧が……ッ」

 

 未だ上空へと警戒するように振子雪(スノーホワイト)を構えるルキアと、何かしら「衝撃的な事実」でも言われたかのような一護。一瞬反応が遅れた二人に、再度確認するように聞く石田雨竜。

 

「どういう、ことだよ…………?」

「ぉ、おお、石田か。……大丈夫とは言い難いが、とりあえず『一旦は』大丈夫だろう」

「一体何があったというんだ、二人とも。…………特に黒崎はどうしたんだい? 朽木さん」

 

 雨竜の確認に、ルキアと一護は言葉に詰まる。一護の方は一護の方でルキアの方を見やり何か言いたげで、しかしルキアはルキアで一護と顔を合わせようとしない。

 と、そうこうしているとルキアが持つ携帯電話型の装置が鳴り、その画面を見る。

 

「む? 地獄蝶ではなくわざわざこちらで『尸魂界』から連絡が来ただと……?」

「…………尸魂界かぁ」

「…………尸魂界かぁ」

 

 と、何か落ち込んでいたような微妙だった一護と、雨竜のリアクションが重なる。ついさっき妙に俗っぽいイメージが刷り込まれた尸魂界からの連絡というフレーズに、何か胃もたれを起こしているようだ。なんならその「伝令機」が携帯電話型なのも拍車をかけており、一護に関しては「ソウルキャンディ」と命名されていた義魂丸のことも含めて、イメージがぐだぐだである。

 とはいえルキアはルキアで、その文面を見てやや戦慄した。

 

「……十三隊から特別編成部隊を現世に派遣……? 『下級大虚(ギリアン)に続いて最上級大虚(ヴァストローデ)クラスの大虚(メノスグランデ)を検知したことによる現世での調査任務』だと?」

「あ? 何だよ、死神がもっと来るってことか?」

「あまり歓迎したくないね。…………いや、でも状況的には仕方がないってことかな。僕らで太刀打ちできなかったのだから」

 

 どこか苦々しくも、しかし納得はしているらしい雨竜のリアクション。一護はそんな彼を慮ったのか「もっと前向きに考えよーぜ?」と声をかけた。

 

「俺みたいな『成り行きでなった』みたいな死神じゃなくって、本物の死神が来るって言うんだ。だったらこの町も安全ってことだろ?」

「…………なあ一護? 貴様は今、暗に私の事を『本物の死神』ではないみたいに言ったか?」

「えっ!? い、いや、別にそんなことは言ってないっつーか、ドラ〇もんみたいに思ってるわけとかじゃねーけどォ~?」

「愚弄するか貴様ァー! 誰がマスコットかッ」

「あっコラ止めろ!? 関節技かけんなテメェ、公道だぞ危ねェだろッ!!?」

「何をやっているんだい、君たちは――――」

 

 

 

「――――雨竜様、ご用事はお済みになられましたか」

 

 

 

 背後からの一声。ルキアと一護が思わず「わー!?」と大声を上げて一瞬抱き合って飛び退き、そして我に返ってお互い距離をとってから「わー!?」と叫び直す。なんなら雨竜すら「わー!?」と同調してリアクションをとるくらいに、完全に予想外な、二人からすれば「全く知らない相手」から声をかけられた。

 声の主は……「馬の被り物をした」ミニスカートなメイド服の女性だった。スタイルは良く、ミニスカートの脚もほどほどスラっとしていて出るべきところが出ている。おぉ、とちらちら見てしまいそうになる一護と、似たような雰囲気の雨竜に「ガキどもめ」と半眼で呆れた様子のルキア。漫画ならそれこそデフォルメされた表情になっているだろう三人だが、それはさておき。

 

「って、ナナさんその被り物は……?」

「『死神に気取られるな』と雇い主からの御指示がありましたので」

「気取られるってそういう意味じゃないと思うけれど…………」

 

 声音は強弱が薄く、淡々と話している印象である。なんとなくその声に「む?」と既視感のようなものを覚えるルキアだが、その正体がわからない。

 石田との会話から彼の関係者なのだろうと判断し、誰だよと一応聞く一護。

 

 ナナと呼ばれた彼女はリアクションをせず沈黙したまま。諦めたように、どこかバツが悪そうに雨竜は彼女を紹介する。

 

「………… 一応、僕の家のお手伝いさんだ。最近雇われた人らしい」

 

 一護とルキア、沈黙。

 最初に再起動して爆発したのは一護が先だった。

 

「って、お手伝いさん!? えっ何、石田お前の家がウチと違ってデッケェ病院だってのは知ってたけど、そんなに金持ちだったのォ!!?」

「お手伝いさん、というにしてはやけに煽情的な恰好のような。被り物を除けばだが――――」

「そ、それは僕の指示とかじゃないぞ!? 大体このビクトリアンでクラシカルな配色がベースとはいえ、黒い色が気に入らない。

 僕が手を加えたなら、当然純白と清純な青を基調とした配色でもっとリボンとフリルが大量についたものに――――」

 

 コントパートが始まれど、彼女は黙秘をしたまま。もしかしたら「死神と会話をするな」という指示も追加で出ているのだろうか。

 そして幸か不幸か。このある意味で「いつも通りの」やりとりをもって、一護の表情は少しだけ晴れたのだった。

 

 

 

   ※  ※  ※

 

 

 

 時は少し遡る。これは一護やホワイトたちが、いまだ知り得ない話。

 石田雨竜は空座第一高等学校、一護たちが通う学校を臨む山の一角に居た。川辺のその場所は、ホワイトが居れば「あー、修行しに来てるところじゃねェか」と一護の精神世界でブツブツ言う事だろう。

 

 さて、封印された小箱を開封する石田雨竜。そこに入っていた独特な線模様が引かれた、肘まで伸びる手袋を見やる。知識がある者が見れば「血装(ブルート)」と呼ばれる「正規の滅却師の能力」を連想するそれは、しかし雨竜には理解できない――――理解できるだけの「知識がない」。

 

散霊手套(さんれいしゅとう)…………。師匠(せんせい)、力をお借りします」

 

 祈るように、臨むように。雨竜はそれを自らの手に装着しようとして。

 

 

 

「――――苦難の手袋(ライデンハント)か。全く、つくづくお前は馬鹿だ」

「ッ!?」

 

 

 

 そして「当たり前のように」現れた誰かに、彼にとっては聞き覚えしかないその声の主に、あっさりとその手袋を奪われた。

 一瞬の出来事。目の前に急に人影が現れたと思えば、もう自らの手に持っていたそれは奪い取られ、しかも背後に回られている。砂利の音すらしないということは、それが示すのは「物理的に」地面に立ってはいないという、その事実。

 

 放たれる霊圧の感覚……。

 まさか、という感覚と同時に。「先日の」出来事から薄々察していた一つの事実を、雨竜は目の当たりにした。

 

「だからお前は才能が無いのだ。『こんなもの』を使わずとも、中級大虚(アジューカス)程度の大虚(メノスグランデ)なら片手間に倒せるようになれ」

「石田、竜弦(りゅうけん)――――――――ッ!」

 

 まるでそこに居るのが当たり前のような顔をしたその男、石田竜弦は。雨竜に瓜二つのようでいて、目元がより鋭く、また「若々しい」その男は。自らの息子の驚いた顔に眉一つ動かさず、眼鏡の位置を調整した。

 自らが経営する病院からそのまま来たのか、未だ白衣姿のままである。そんな彼は奪ったその手袋を見て、視線を細めて雨竜を見やる。驚きはしていたが、それでも睨むような息子の目に、彼は嗤った。

 

「……何だ、思ったよりは驚いていないな。

 その様子だと気付いていたか? それとも…………、『黒崎(ヽヽ)』から何か聞いたか」

「……直接聞いた訳じゃ、ない。だけど、『黒崎のお父さん』のあの口ぶりから、想像はしたさ。できれば違っていて欲しかったけれどもな。

 ――――アンタが、滅却師の力を失っていなかったってことを」

 

 そもそも雨竜は、幼少の頃に様々な理由があって父である石田竜弦を嫌っている。それこそ「母の仇」がごとき程の嫌悪を抱えていると言っても良い。自活とまではいかないが、極力実家を頼ろうとせず独り暮らしをしていることなどにも、そういった内心が見え隠れしている。

 その理由のうちの一つが、父たる彼の滅却師としてのスタンスだ。

 

『滅却師など金にならない。そもそも興味もない』

 

 祖父に懐き、その力の髄の全てを得たいと思っていた雨竜にとって、そういった事情も重なり彼は段々と遠い存在となっていった。それは現在においても変わらず、だからこそ彼は「滅却師としての姿を捨てた」ものとばかり思っていたのだが。

 

 フン、と鼻で笑い。「あの男は本当に軽薄で口が軽いな、この間の入院患者の話にしても……」などとボヤきつつも咳ばらいをし、当たり前のように手元に弓を形成した。

 収束される霊子の密度―――――その高さに驚かされる雨竜。形成された弓は、雨竜の「霊子が収束した半実体」のそれではなく、確かな実態を持った「白い弓」であった。

 

「…………石田宗弦から習わなかったか。滅却師と人間とは、厳密には『種族が異なる』。意図して使わないことこそあれど、生態である以上はむしろ『失う』方法の方が限られている」

「生、態……!?」

「そうだな。お前は未だ『血装(ブルート)』すら覚醒できていない。哀れで悲しい半端な滅却師もどきだ。寿命とてお父様(ヽヽヽ)程長命とはいかないだろう」

 

 竜弦の台詞に「何を言っているんだ」と理解できていない雨竜。寿命一つとっても、雨竜にとって彼は祖父であり、ならば見た目相応に年を取っているということなのだろうと思っているのだが、それすら何一つ正鵠を射ていない。ゆうに数百年は年を数えていることを知る父たる彼は、しかしその話も、滅却師として「あえて教えられなかっただろう」その技能についても、語ることはしなかった。

 

 対する雨竜の脳裏にはあの日、自分が中級大虚に浚われた時のことが思い起こされる。

 

 黒い死覇装を身にまとい、斬魄刀を当たり前のように振るう友人(ヽヽ)の父。

 間一髪のところで「仮面のない」男の虚が割って入り逃げられたものの、その放つ霊圧はなるほど、黒崎一護の父と考えれば申し分ないものだろう。

 だが、それはおかしいことを雨竜は知っていた。

 

『霊感があったのは俺だけだからな。夏梨はともかく遊子も親父も全然ねーし。その割にドン観音寺の番組とかよく見るんだよなぁ、あのヒゲ』

 

 一護から、彼の父は霊的素養がまるでないと愚痴まじりに聞いていたからだ。

 とはいえその「家族仲良さそうな」言いぶりにわずかに羨望を覚えたり、あるいは自分同様に「母のいない家庭」というものに暗い共感があったりもしたが、そんな小恥ずかしいことは割愛するとして。

 逃げられたか、などと言いながらも、自分の姿をばっちり目撃していた雨竜に狼狽すると。黒崎一心は人差し指を立てて。

 

『シィ~~~~~~~ッ! ま、まぁアレだ雨竜君! 一護たちには内緒にしておいてくれよ!』

『な、内緒にって……!? どうしたって言うんですか、黒崎のお父さん!!?』

『いやーこっちにも色々事情ってものがあってだなぁ……。そのあたりの話は、流石に竜弦の奴から聞いちゃいないか』

 

 この時点で、石田の脳裏に最悪の仮説が浮かび上がる――――死神代行たる黒崎一護の父が「真に死神である」のならば。その「霊界的なつながり」がある口ぶりの自らの父もまた、彼に準じた何かであるのではないかと。

 果たしてそれを肯定するように、石田竜弦は口を開く。

 

「好むと好まざるとに関わらず、私は、最後の滅却師を名乗ることを許されている」

 

 示される五芒の十字架たる飾りのようなそれは。確かに石田宗弦が雨竜へとかつて見せたことのあるそれであり、自らが手にぶら下げている「只の十字」のものとは明らかに異なる代物であった。

 

「……そのアンタが、今更僕に何をしに来た」

「逸るな。……こんなものはお前には『まだ』早い。霊子隷属の基本すら知らぬお前がこれを使い『一時的な強化』を果たしたところで、その数少ない滅却師としての才能を隅々まで使いつくして終わりだ」

 

 飛廉脚すらまだまともに形成しきれないお前が、と。自らの父の冷徹な指摘に、言い返すことのできない雨竜。飛廉脚(ひれんきゃく)――――死神で言う瞬歩(しゅんぽ)に相当する、滅却師が扱う霊子操作による移動法である。

 事実「今の」雨竜の実力では、以前のように黒崎一護から霊力が垂らされていたときのような「大量の霊子に満ちた空間」でもなければ、実戦で使えるほどの力を扱いきれはしなかった。

 

 苦虫を噛みつぶしたような雨竜を見て、ため息をつく竜弦。

 

「大体だな。こんなものを付けていって学校には何と言うつもりだ。校則上『黙認状態』らしいが、ここまで目立つ代物では内申に響くだろう。無駄なほどに勉学に励んでいるにもかかわらず、それすらさらに荼毘に付すことになる」

「煩い! 大体アンタが滅却師だというのなら、何で師匠(せんせい)は一人で死ななければならなかった……! 仲間がいたら、アンタが居たら――――」

「――――必要なことだった、と言ったら?」

「ふざけるなッ!」

 

 激昂する雨竜に、竜弦は顔色一つ変えない。変えないが、もし一護がこの場にいたならその内心でホワイトは「要は雨竜(オメー)護るためってことじゃねーの? 大事な大事な一人息子なんだろーし」とあっさり親馬鹿(りゅうけん)の本心を看破しているところだろう。もっとも一護が居ても居なくてもホワイトの言葉は伝わらないので、無意味な仮定に他ならないが。

 とはいえそれでも、どんなに嫌っていても父へと弓を向けられない当たりは、雨竜も雨竜で一護ではないが、地の性格が甘い。

 

「竜弦、アンタが何を考えているのか知らないが――――、ッ!?」

「――――だからお前は駄目なのだ。

 命を粗末にするな。『医者としての』言葉だ」

 

 唐突に自身の目の前に現れ、どこからともなく取り出した「霊子の青白い刃」を突き付ける竜弦。その刀身が振動し続け、今にも自らの命を刈り取ろうとしていることを理解する雨竜。もっとも相手にその気はなかったのか、彼の鳩尾を一発殴り飛ばし、跪かせてからため息をついた。

 

「大方、黒崎の息子の戦いに巻き込まれ、己の無力を悟ったのだろう。今以上の力を手に入れるにはどうしたら良いのかと思い悩み、こんなものまで使用する羽目になろうとは。『手癖の悪い父親』も、とんだ教育をしてくれたものだ」

師匠(せんせい)を悪く言うな……! ッ、これは…………?」

 

 箱を回収した竜弦は手袋をその中に仕舞うと。その後ろから現れた複数の女給(メイド)たちのうち、一人が持ってきた純白のアタッシュケースを彼の目の前に投げ捨てた。

 

「これを使いたくば、まずは私から一本取れるようになってみせろ。今の時点で力の差は理解しているだろう。すぐにとは言わない。無駄だろうが時間はとってやろう。

 そのための道具はそこに入っている。それまで使い方を『理解しろ』」

「……? どういう風の吹きまわしだ。まるでアンタが、僕のために修行でもつけようとしているみたいじゃないか」

「…………………………………………」

 

 無表情に雨竜を見る竜弦。これまたホワイトがいれば「本気でわからないのかこの息子がお前のこと心配なんだよ、みてーなこと言いたいんだろうが……。伝わる訳ねーだろこのツンデレ親子め」とでもツッコミを入れそうな状況である。

 そして上手く説明できないのか説明を放棄したのか、その場から立ち去ろうとする竜弦。待てと声をかけるが、そんな声など無視するように足を止めない竜弦である。

 

 そんな彼の背中を見送り、しかしまだ立ち上がれない雨竜。

 そんな彼の隣に、女中(メイド)が一人残っていた。見上げる石田。

 

「貴女も、竜弦の使用人……? いやそもそも、あんな使用人とか見たことがないぞ!?」

「元から一部『関係者』を残している、ようです。とはいえ私も最近採用された身、あまり多くは知りませんが」

「関係者。ということは全員、滅却師の血筋……?」

「もしくは『霊媒体質』というくくりが正しいかと思われます」

 

 無表情にそう言って彼の上体を起こし、手を差し伸べる「ミニスカートな」メイド服の彼女。顔は可愛らしい系統だが表情に乏しく、頭の後ろには三つ編みを編んだ髪を垂らしている。そしてちょっと目の前に、エプロン越しとはいえありありと大きいことが判る胸元があっては、思わず視線を逸らす雨竜。なんだかんだ彼も思春期の類である。

 とはいえ手は伸ばしており、彼女の力を借りて立ち上がった。

 

「ええっと、貴女は……?」

(ねむり)ナナと申します。石田家の使用人として雇われました―――― 二週間ほど前に」

「二週間ッ!? け、結構短いんですね」

 

 思わず大声でリアクションをとってしまった石田。二週間前といえば、大体彼と一護とが大虚を撃退して数日経ったくらいか。本当に最近すぎる。

 それはともかく、竜弦の投げ捨てたアタッシュケースを手に取り、石田が開くよりも先に中を開けて――――。

 

「……これは?」

「今より百年ほど前、一部の滅却師が『自らの霊子収束能力を高めるために』使用したと聞いております。

 名を――――壮身霊衣(ゲフェルシュタ・クライド)

 

 銀の腕輪型の、何かしらの霊具を見て。そこに刻印された「自らの持つ十字」のそれに似たデザインの意匠に、複雑そうな表情を浮かべた。

 

(結局ここまで来ても、僕はまだ滅却師としては半人前ですらないと言いたいのか、あの男は)

 

 どこか落ち込んだ様子だった雨竜であったが――――――――このテンションを維持できたのは、実はここまで。

 この後、彼女が何も言わずに雨竜の自宅までついてきて、家事炊事洗濯などまるで「専属メイド」のようなことをし始めた時点で、そのことを「雨竜様の御付として雇われました」と返された時点で、「何を考えているんだあの男はーッ!? 僕だって健全な男子高校生だぞ!」と苦悩したりすることになるのだった。 

 

 

 

 

 


壮身霊衣(ゲフェルシュタ・クライド)→設定とか変更してますが、アニメ「バウント」編の装身具 相当のものと思っていただけると幸いです




※メッセージでご指摘があったので花梨に関する言い回しを少しだけ分かりやすい形に修正
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