敵か味方か?を自分なりにロールプレイしてみた   作:金曜日(うんのよさ)

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今回は説明会


原作ラスボスへの対処って実際大事

はい、SALの手先を返り討ちにしてお巡りさんに突き出した後、幼女(フィリス)を道に転がしておく絵面のヤバさに気づいて若干焦った宵闇 黒です。

 

特別課外活動部の方針は大体俺の狙い通り、俺に関しても『訳有りっぽい』といい感じに推測してくれていた。

 

灯火も何やら原作と同じように疑問と疑念を抱き始めているようだし、展開としては大凡いい感じに物語が本格化していますね。

 

後は要所要所で顔出しして主人公とSALの両方をおちょくるくらいで大丈夫だろう、と俺は考えている。

 

しかし、懸念もある。

 

まず一つ目。

 

フィリスの今後に関してだ。

 

何というか灯火君が疑問と疑念を抱いたタイミングが若干ズレたことで、灯火君が我が身のことにいっぱいいっぱい気味っぽいんよね。

 

原作だとフィリスから直接強制契約やら幼少期のエピソードを聞いたから、灯火とフィリスの関係は(尺の都合もあるかもしれないが)かなり早い段階である程度固まっていたし、それ故に押さえつけられていたフィリスの自我も一気に成長した。

 

しかし、話し合いの結果、フィリスは年代の近い黒羽少年もいる綾崎家にて保護されることになったようだ。

 

原作だと敵として現れたフィリスに文香達が警戒を解かなかったこともあり、フィリスは灯火の家で保護されていたのだが、地味にデカい変化だ。

 

まあ、バーバリアンを俺が倒したおかげで交戦自体しなかった特別課外活動部にとり、フィリスは敵のファイターというより、SALに非道な実験をされた被害者という印象が強い。

 

もしかすると俺にボコボコにされた被害者という同族意識から親近感すら芽生えているかも。

 

だったら、色々な人と触れ合わせるという目的でも綾崎家に預けるという結論になるのも分からなくはない。

 

問題はSALによる襲撃だが、これは特別課外活動部の本部で匿う以外だと避けられない問題だし。

 

勿論、原作だと『女の子と一つ屋根の下で同せ…ゲフンゲフン、敵かもしれないファイター相手に二人きりなんて許しません!』と特別課外活動部のメンバーが暁家に泊まり込みでフィリスを見張るという有りがちなイベント(ハプニングエロス含む)も展開されていたのだが、それもなくなったようだ。

 

ここら辺は、まあ、仕方ないと言える。

 

バーバリアンが俺の方に襲撃に来た時点でフィリスと灯火が原作通りのボーイミーツガールするフラグは折れていたようなものだし。

 

だけど、一人くらい主人公とのフラグが早期に成立しなくなるヒロインがいても良いんじゃないかと。

 

此処からわざわざ俺が介入してまでフィリスと灯火の仲を取り持つのも変だし、つか取り持つ方法自体思いつかないし。

 

原作と違い、生き残っている黒羽少年とフラグを立てるとかバタフライエフェクトも良いんじゃないかな?

 

自我自体は綾崎家で人の温もりを知れば自然と芽生えるだろうし。

 

綾崎家で世話になって家族というものを知って、文香や黒羽を守る為に戦うことを決めました。誰に言われたからじゃない、自分の意思で!

 

戦闘メンバーとして加入するだけなら、ぶっちゃけこれで十分だろ。

 

だから、こっちはそこまで深刻ではない。

 

問題は二つ目の懸念事項。

 

それは、俺の契約モンスターについてだ。

 

ぶっちゃけ、今、俺が契約しているモンスターは、劇中に登場してる中でも破格の強さだ。

 

原作最強になるボルザードとポテンシャルでは同等なのだから、然もありなんである。

 

問題は、エレメンタルシリーズの一体である闇韻龍ガラムタについて、この時点で特別課外活動部に知られてしまったことにある。

 

SALやバーバリアンのメンバーが知っており、彼らの口を封じる選択肢が取れなかった時点で不可避というか、彼らに知られていた時点で実質手遅れではあったのだが、これがデカい。

 

理由はエレメンタルシリーズの秘密について詳しく説明する必要があるのだが……エレメンタルシリーズはどれも強力な存在であることを前に説明したが、さて、此処で問題です。『何故そんな強力な人工モンスターを作れた』のでしょうか?

 

今の技術で作られた人工モンスターが灯火に強引に封じられてるせいでリミッターが色々かかっているボルザードに遠く及ばない時点で、鋭い人は何かが可笑しいと思うだろう。

 

というか、地縛霊を核に養殖する方法がダメなら、どうやってネームドみたく個を持った人工モンスターを作ったんだと。

 

正解はとあるヤクモノの存在にある。

 

母星を滅ぼされ宇宙を放浪した末に地球に辿り着いた何だかヤバげな生物、それはエネルギー生命体とも言うべき不思議な存在で、特殊な鉱物を用いて作られた結晶をエネルギーにして活動していたのだという。

 

この生命体が発見されたのが主人公暁 灯火が誕生する三年前で、そのエネルギー生命体とファーストコンタクトを取ったメンバーの中に綾崎玄弥がいたのである。

 

そして、そのエネルギー生命体は発見時点で衰弱しており、飢えに耐えかねてその特殊な結晶の作り方を教えたことが全ての始まりになる。

 

そう、エレメンタルシリーズはこの時に精製された特殊な結晶がコアになっており、それ以降に作られた人工モンスターはこの結晶の劣化版をコアにして誕生、コアの性能の差はそのまま人工モンスターの強さに反映されている。

 

で、私がヤクモノと表現する理由は此処からで、この特殊な結晶、そういう目的で使用すれば現代版エネルギー革命を三回分前倒しで起こせるようなヤバい代物だ。

 

勿論、綾崎玄弥はそう言う目的での使用も長期的には考えたのかもしれないが、当時問題になっていたモンスターの対策として使用する方法を発見し、そちらを優先したことでエレメンタルシリーズが誕生することになった訳だが、勿論それだけで済めばヤクモノとは言わない。

 

考えてもみろ、自我があるコアがあるからこそ個を持ったモンスターにはなるということは?

 

そう、この結晶には例の飢えに耐えかねて綾崎玄弥に結晶の精製を依頼したエネルギー生命体か、その子供が宿っているのだ。

 

ちなみに子供というのはボルザードのことだが、親はどうしたのかというと、後述のラスボスに殺されたらしく、実はボルザードの暴走もそれが関わっている。

 

元々、結晶を精製する代わりにモンスター討伐に力を借りるという契約だったそうで、基本的に寿命が非常に長く質量生命体と共生関係を築くことにも躊躇いのない彼らだったので、協力については二つ返事で了承してくれたらしいのだが、このエネルギー生命体の中に裏切者が存在した。

 

これが劇中のラスボスで、エレメンタルシリーズの一体でもある光神龍ファルマハートである。

 

ボルザードの親はファルマハートの思惑に気づいたが、ボルザードを出産直後で弱っていたこともあり、他のエレメンタルシリーズにそれを伝える前に口封じされてしまう。

 

不幸中の幸いか、致命傷を受けた彼女(?)はファルマハートに喰われる前に己の力を生まれたばかりの我が子、ボルザードに継承することに成功したので、ファルマハートがこの時点でごり押しに出るという最悪の事態は避けられた。

 

しかし、ファルマハートは誕生したばかりで親の力を継承したボルザードを暴走させることで、ボルザードの親を殺した裏切者は誰なのか他のエレメンタルシリーズが把握出来ないまま散り散りにすることに成功する。

 

これが灯火の両親が死亡した事故の本当の真相であり、ファルマハートは灯火とボルザード双方の親の仇でもあった訳だ。

 

そしてファルマハートは他のエレメンタルシリーズを食らって己の力とし、その上で太陽のエネルギーをも喰らい尽くして母星を滅ぼした存在に復讐を挑もうとしている…という壮大なスケールの話が最終クールでのシナリオ骨子だ。

 

ただ、最終何話かが大人の事情(予算と放送期間の問題)で削られた結果、終盤の展開が巻き気味になっており、最終決戦直前の総集編でエレメンタルシリーズの半数が名前すら登場せずに退場という憂き目にあっている(ガラムタもその中の一体、名前は設定集にて判明した)。

 

ちなみにファルマハートは特別課外活動部の関係者に擬態していたことが明かされており、特別課外活動部はエレメンタルシリーズの情報を集める為に設立したことが語られている…、のだが、その『特別課外活動部の関係者』が何者か不明。

 

もう一度言う、その『特別課外活動部の関係者』が何者か不明。

 

しゃーないよね、そこ詳しくやる尺が無くなったんだもん…

 

まあ、最終決戦は中々熱く、ボルザードを含む全てのエレメンタルシリーズがファルマハートに喰われ打つ手なしになったと思われたところで、灯火達の呼びかけに自我も消滅を待つだけだったボルザードが目覚め、そこから他のエレメンタルシリーズ共々ファルマハートから引き剥がすことに成功。

 

ファルマハートを除く全エレメンタルシリーズの後押しを受けた灯火の究極形態により奇跡の逆転勝利を掴むという展開だったのだが…

 

実を言うとエレメンタルシリーズの二体ほどは主人公達がファルマハートに唆された(というか偽の情報で倒すよう仕向けられた)ことで、ファルマハートが自身の強化に成功してしまい、(総集編で)残りのエレメンタルシリーズが各個撃破されたという展開なので、第二、第三クールの展開次第では先手を取って俺とガラムタでそれをやってやるか、もしくは直接会って説得して協力体制を取るという手も考えていたのだが…

 

ファルマハートにも俺とガラムタのことが知られていると見た方が良い現状、残念ながらこのプランは破棄だ。

 

エレメンタルシリーズは『誰かが裏切者』と言う認識は持っているが、『誰が裏切者か』は分かっておらず、疑心暗鬼で個別に警戒している現状、仮に接触したとしてもスムーズに味方に引き込めるとも限らないし、俺を見張っているだろうファルマハートにも他のエレメンタルシリーズの所在がバレてしまうと想定すると、接触自体にリスクが高い。

 

状況が状況なのでファルマハートが裏切者という証拠なぞ、あったとしても既に灰にしている…ボルザードが。

 

これをやるとしたらファルマハートにガラムタのことを知られてマークが付く前が望ましかったが、巻きに入っていたせいで原作においてエレメンタルシリーズの所在に関する情報が少なく、それっぽい所を探してはみたが空振りに終わっていた。

 

そこに、バーバリアンから語られた衝撃の事実で予想以上に早いタイムアップを告げられた訳だ。

 

困ったものだと思いつつ、俺は頭の中で今後の方針を練る。

 

ファルマハート自身が正体を隠している以上、自分から積極的に動いてエレメンタルシリーズを回収するという手は少なくとも他のエレメンタルシリーズの内、半数以上の所在を突き止めるまでは取れないはず。

 

最悪でも灯火がボルザードの力を十全に扱えるようになるまでは奴も積極的に所在を探る為に動くのも難しい、ボルザードと灯火が返り討ちされて他のエレメンタルシリーズに喰われては奴も困るのだ。

 

親世代の事情を把握し切れていないボルザードは、ある意味でファルマハートにとって切札なのだから。

 

ただ、可能性としては高くないが灯火がボルザードの力を使い熟す前でも、エレメンタルシリーズの過半の所在地が判明した段階でファルマハートが勝負に出る可能性もある。

 

手元にいるボルザードを喰らい、後はファルマハート自らがごり押しで各個撃破の電撃戦を仕掛けるという手があるのだ。

 

綾崎玄弥の作った結晶、これを複数共鳴させると力が跳ね上がる。つまり、現存のエレメンタルシリーズが他のエレメンタルシリーズを喰らうと力が跳ね上がるのである。

 

ただ、この場合、行動に出た段階で他のエレメンタルシリーズに自分が裏切者だと教えてしまうようなものであり、リスクも高い。

 

初手でもたついて他のエレメンタルシリーズが団結してしまえば、その段階でファルマハートに勝ち目はなくなる為、その線は無いと考えて良いと思うが……警戒に越したことはない。

 

最低でも、この手に出た段階でもたつかせられるような備えが欲しい。

 

それに、ファルマハートが自身の正体を明かした上でボルザードと灯火に『裏切者はガラムタ』と吹き込み、双方を消耗させた所で漁夫の利を得ようとする可能性もある。

 

 

 

 

……あれ?

 

 

 

 

 

これ、ヤバくね?




オリ主、痛恨のガバに気付く(自業自得
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