敵か味方か?を自分なりにロールプレイしてみた 作:金曜日(うんのよさ)
敵か味方か?において、重要なのは『何を目的に動いているのか?』という理由付けである。
まず、主人公達の敵に何かしら因縁があるとかで、『それなら一緒に戦えるんじゃないか?』という理由がなければ『敵か味方か?』は成立しない。
しかし、難しいのは『だけど、一緒に戦うに当たり、何かしら問題がある』という理由、こちらも良い具合に設定してやる必要があることだ。
これをいい加減にしておくと『単なる厨二属性の味方やん』『普通に味方入りで良いのに何故分けるん?』となってしまうからな。
そこを疎かにするとテンプレを表面だけなぞって記号として打ち込むというか、死に設定化というか、単に話のテンポを無駄に悪くするだけになったりと、兎に角これは非常によろしくない。
気になるシナリオを幾つも同時進行して行くから、情報量が多くても面白く楽しめるのである。
面白くなきゃ『情報量が多い!どうでもいいのは削れ!』と、全否定されかねん。
先の例だと簡単なのは主人公の陣営に敵の同族だけど心優しいマスコットやヒロインがいて、『敵(組織だったり種族だったり一族だったり)だって全部が悪い奴じゃない』という味方陣営と『敵は皆殺し。私の故郷を連中はそうした』と対立するとかだね(この際に主人公に助けられた借りとか義理とかで、この場は見逃すとか言うとポイント高い)。
ヒーローと闇堕ちヒーローは、どう足掻いても最後の一線で交わらないという対比を描く様が美しいのだ。
味方入りする場合は、闇堕ちヒーローのトラウマ解消とか光堕ちイベントフラグを成立させる必要がありますね。
勿論、他にも色々とパターンがある。
実は死んだと思われていた味方が敵を油断させたり、主人公の成長を促す為に敢えてそういう振る舞いをしていたと明かすとかね。
この場合、何かしらの重要アイテム奪取とか、何かしら重要フラグを立てたタイミングでカミングアウトすると格好がつく、ラスボスの正体を探る為とか、ラスボスを倒す為に必要な条件を満たす戦略でした!とかでもいい。
死んだと思われていた味方のパターンだと他にも『生きてはいたが長くは持たない為、敢えて敵として振る舞い主人公の成長を促した』とかいうパターンもあるな。
ホントに危ない時と、そうでない時で介入のし方を変えていたと後から見返すと分かるよう作り込んである作品だと主に考察者が『伏線スゲェ』ってなるやつ。
師匠とかの場合、得意な太刀筋を戦いの中で使ったことから主人公が正体に気づいて、最後の決着で、ややフライング気味に『先生!』と縋り付くように駆け寄って、仮面が壊れて素顔が露わになる前に気づいてみせるシーンとか中々にエモいね。
他にも身内が正体ってパターンは洗脳、脳改造とかのパターンもあるだろう。正義感が強いが特殊な力を持たないお巡りさんだった父親の話が、ヒロインの回想で現れたりすると敵幹部が使役する、出る度に主人公チームを苦戦させる程に強いけど何故か台詞のない全身スーツ辺りと相前後して流れると非常に怪しい。
他には多少変則的というか、解釈によっては違うジャンルになるかもしれんが、誤解から主人公やその師匠、両親辺りを仇だと思い込んだとか、本来は思いやり故の行動を状況から誤解して敵対してしまったとかもあるか?
閑話休題。
さて、俺の場合は『ラスボスを戦いの場に引き摺り出して倒す為』というパターンの変則版ということになるかな。
第三クールから最終クールで明らかになるエレメンタルシリーズの情報や背景を前提にしないと真意が見えないムーブになるが、これこそ『敵か味方か?』となって良いじゃない。
今のところパワーバランスが明らかに可笑しいし、シナリオの重要イベントに絡む情報も持っている可能性が高いことが分かれば『コイツ、味方になるにしても当分ならんわ』という見方もあると思う。
主人公の力が追い付くか、何かしらの弱体化イベントが入るまでは死亡フラグ前提のイベントが展開される可能性もなきにしもあらずだから注意は必要だけどさ。俺を基点にしてのイベント展開というパターンの強制力も確認している以上、その方向に強制力が向かわない保証はねーんだわ。
何しろ
そこら辺も踏まえて、『今のところは現状維持』という方針は悪くないと思える。
俺の能力的に単独行動の身軽さ故に色々出来るってのもあるから、『今のお前らと組んでも足手まといだ』となるので、取り敢えずこの理由で誤魔化しておける。
そういうメタ事情を無しにしても、主人公チームは主人公チームで戦わせるのに使い古され切った言い訳、『アイツらの成長を促す為』『信頼出来るか見極める為』も、取ってつけたように『他に上手い言い訳思いつかなかったんやな?』と雑に使うからダメなのであって、この状況で使う分には十分な理由になると思う。
実際、エレメンタルシリーズの裏切者は誰か?という点についてはシナリオ上かなり重要かつ厄介な命題になる為、『明らかに他のエレメンタルシリーズの手先として動かされていると思しきボルザードはまず白と見て良い』となるまでボルザードも裏切者候補から外れないもの。
というか、設定上だとボルザードをめっちゃ疑っていた奴がいる。
ボルザードの母親と特に仲が良かったエレメンタルシリーズで、『まだ誕生したばかりで善悪の区別のつかないボルザードが良からぬことを企み母親の力を喰らって、力に呑まれて暴走した』という風に、だ。
灯火はボルザードはそんなことする奴じゃないと信じ抜いたが、ボルザード本人も誕生直後で意識が曖昧、記憶も飛び飛びだったこともあり、この可能性を考えていた節があるのは総集編で辛うじて読み取れた。
まあ、このようにエレメンタルシリーズの誰が裏切者か分からない現状、自分と白の可能性が高いエレメンタルシリーズを見極めつつ、いざ他のエレメンタルシリーズと戦う際に白と目星をつけた奴と協力関係を築けるようにしておきたかった…とすれば良い。
この場合、灯火には他のエレメンタルシリーズと戦える実力が求められるから鍛えるってのも俺がやって来たことにも合致するし、万が一ボルザードが裏切者だと途中で分かった場合は?ということに関しては『甘ちゃんの主人公なら楽に始末できると思ったので、それはそれで良かった』とか言っちゃっても良い。
よし、この路線なら終盤、それこそ原作ラスボスが正体を明かすかその少し前くらいまでは「邪魔やし適当に退場させたろ」扱いをしなくても大丈夫なはず。後は細かく死亡フラグに向かうイベントに気をつければ良いと思う。
という訳で、一時はヤバいルートが開きかけたと思って焦りましたが、思い掛けず綺麗に畳まりそうなことに満足して、SAL相手に嫌がらせ攻撃を仕掛けている宵闇 黒です。
嫌がらせ攻撃の内容ですが、使い魔を使った総当たり作戦で『モンスターの気配』を探っては養殖中のモンスターを事前に狩るという行為を繰り返しております。
まず、モンスターの出現傾向から怪しいエリアを割り出します。
怪しい建物に目星をつけたら使い魔を放って養殖モンスターがいないか探します。
いたら当たりとして、突入して制圧、養殖モンスターも倒す(一応、モンスター研究中の政府の秘密研究所とかだったら不味いので裏付けは取る)というルーチンをしている。
特別課外活動部がSALの養殖モンスターを対処する手間も避けられるし、こうすればモンスター被害も減らせるしで一石二鳥でしょう。
そうやって主人公組がメインシナリオを進めてくれるのを待ちながら俺は俺で過ごしていた時だ。
「……」
「……」
まさかのバッティング。しかも負目のある