敵か味方か?を自分なりにロールプレイしてみた   作:金曜日(うんのよさ)

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今回は短め


定期的な顔見せって実際大事

それでは本日のイベント──色々あって少々お疲れ気味の主人公の前に、散歩中のようにフラッと現れて街の中へ消えていく因縁の存在作戦──開始だ。

 

ちなみに俺の契約モンスターの固有能力の一つにシャドーゲートというのがありまして、日陰や暗がりを媒介に影世界を経由して瞬間移動に似た真似が出来るという優れもの。

 

ビルの裏側の脇道に入った俺を追って来た灯火の一瞬視界から離れたタイミングでこれを使えば、『一瞬視界から外れただけで消え失せるように見失った』という不思議なイベントの完成である。

 

今回は彼の散歩コースの何処かで待ち伏せて、視界の端でちょっとエフェクトでも飛ばしてアピールしてやれば良い。

 

特徴的な格好をしている今の俺を見かけたら、彼は何かしらのアクションを起こすはずだからな。

 

全く接触がなくて関心が薄まるのもいけない……という事で、灯火の行動次第では多少の会話は想定しておこう。

 

その時はもっと強くなれ、とか、その力の正体に正面から向き合わなければならない時が来る、とか適当に言って煙に巻いてしまえばそれっぽくなるはず。

 

さて、どうなるかな?

 

 

 

side 灯火

 

「……あれ?」

 

いつもの帰り道を歩いていたら、視界の端に突然黒いモヤのようなものが現れたような気がした。

 

慌てて向き直ると、それは忘れようもない因縁の相手。

 

若木を傷付け、文香を痛め付けた男、コクがいた。

 

遠目だったが見間違えようもなく、アイツだ。

 

俺は反射的に駆け出し、奴の元へと急ぐ。

 

しかし、俺の足は直ぐに止まってしまった。

 

アイツが……コクが此方に視線を向けて、一瞬だが確かに目が合ったからだ。

 

その全てを吸い込むような漆黒の瞳を向けられると、あの日の恐怖が蘇り、足が止まってしまったのである。

 

そして、気付いた時にはもう、その姿は何処にも無かった。

 

「何で……アイツがここに……」

 

その答えを知る者はいない。

 

ただ一つ言えるのは、あの男はまた現れるだろうということだけ。

 

ならば、次は逃げない。

 

そう決意した。

 

ーーーーーーーー side 黒羽

 

今日は文姉の言い付けを破り、家に帰る前にちょっと寄り道をしてみた。

 

というのも、昨晩のニュースで知ったのだが、この街にはヒーローがいるらしい。

 

それも、特撮番組に出てくるようなカッコいいヒーローではなく、アニメや漫画のヒーローみたいな存在。

 

怪人が暴れる事件があれば颯爽と現れ、正義の拳を振るう。

 

そんな正義の味方だ。

 

そんな訳で、興味を持った俺はそのヒーローが居るという場所まで足を運んでみる事にしたのだ。

 

ーーーだから、これはきっと、そんな好奇心に負けた罰なのだ。

 

「Grrrrrrr!!」

 

目の前に現れたのは、人型をした異形の怪物だった。

 

全身を包む灰色の鱗に覆われた巨体。

 

爬虫類のような顔立ち。

 

頭部からは角が伸びており、背中には巨大な翼を持っている。

 

そんな見た目だけでも十分に恐ろしい怪物を前にしても、俺の心は不思議と落ち着いていたのは、多分、「あ、これ死んだ」と、頭より先に心が理解してしまったからだと思う。

 

だってそうだろ? こんなの相手に勝てる人間なんているわけがない。

 

この世界はフィクションじゃないんだ。

 

現実はいつだって残酷で、弱者は強者に食い物にされるだけだ。

 

この世界はそういう風に出来ていて、それを覆せるのは、選ばれた特別なーーー

 

「やれやれ、何だってこんなドンピシャなタイミングに居合わせるかね?」

 

ーーーヒーローと呼ばれる人達だけだ。




唐突に現れた黒羽少年、AIのべりすと氏が突然生み出した存在です(マジ
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