レジェンドを背に勝ちまくれ!! 作:ウマ及び馬好き
最近競走馬系の作品が少なくて自己供給しようとしてます。
ノリと勢いで描いてるので更新頻度はマチマチですし文章もボロボロですが、これから頑張って書いていくので、応援よろしくお願いします。
どうも、馬になった元人間です。
訳わからないと思うけど、目を覚ましたら仔馬になって人に囲まれてたんだ。
なぜ俺が畜生に生まれ変わらなきゃならんのだ、チクショウッ!!
俺の前世は覚えてるのもあれば、覚えてないのもある。
人間の男でサラリーマンをしてた事は覚えてるけど、家族構成とか本名は全く覚えてない。
それに、なんで転生したかもわからん。
あっ!性別はオスでした。前世と同じだね。
とりあえず、息子が付いててよかった。
なかったら、もう、ね、生きていなかったと思う。
それぐらい息子は大事なの!!
だから無闇に蹴ったりしたらダメだぞ♡
俺との約束!!
「おーい、飯の時間だぞ〜」
馬房の中で俺の愛しき息子を眺めてると中年のおっちゃんが入ってきた。
うーん。馬になってから嗅覚が良くなって加齢臭がキツイな。
暴れてもいいけど、見捨てられて馬肉にされたら困るし大人しく飯を食おう。
俺は母馬に育児放棄をされたから人間がこうやってミルクを飲ませてくれる。
母馬から見ても俺は異常に見えたらしい。蹴り殺されそうになったわw
まぁ、母馬とは数時間しか会ってないからそこまで思い入れもないし気にしてない。
定期検診に来る獣医がもう少ししたら草も食べれるようになるって言ってたからミルクを貰うのも後少しだな。
俺は生まれてから既に1ヶ月と半分くらい経ってる。
馬になると、時間の流れが速く感じるな。多分だけど、人では経験しなかったことがいっぱいあるから飽きが来なくて早く感じるのかもしれない。
「よく食って、元気に育てよ〜ランは俺の牧場の命運がかかった馬なんだからな。G1は無理でも重賞は勝ってくれないとな」
そういえば、俺はサラブレッドって言う競馬で使われる馬になったみたいです。
競馬なんて会社の取引相手の接待でやるぐらいだったが、取引相手の人が色々話してくるからある程度の知識はある。
最近は競走馬を擬人化したゲームが流行ってるみたいですね。よくテレビのCMとかで見たのを覚えてる。
因みに、ランって呼ばれてるのは、放牧されてるとずっと走ってるかららしいです。
放牧されてる時に走ってるのには理由があるんだけどね。
少し安直な気がするけどまぁ、気に入っている。
そして、競走馬で注目される物の一つとして血統があるけど俺の血統はまだわからん。
けど、このおっちゃんの話を聞く限り結構良い血統らしい。
おっちゃんはこの牧場の牧場長らしい。つまり、1番偉い人だね。
よし、媚を売ろう!!
俺はミルクを飲み干した後おっちゃんの腹に顔を擦り付ける。
「なんだ?可愛やつだな。よし!!飯も食べ終わったし放牧に行くぞ〜」
おっちゃんは立ち上がって俺の部屋である馬房の扉を開けた。
無口と呼ばれる馬につけるリードのような物は俺は付けられてない。
生まれてしばらくした後におっちゃんの後ろを無口なしで着いて行ったり放牧地まで1人で行ってたりしたら無口は要らないよねって話になってここでは付けてない。
俺はいつも通りおっちゃんの後ろをついて行って放牧地に向かう。
「よし、行ってこい!!」
俺はおっちゃんの合図を聞いてから放牧地に入ってダッシュする。
「本当に賢い馬だな。これは期待できるか?」
俺の高性能馬イヤー(耳)がおっちゃんの独り言を捉えた。
期待してくれてええんやで。
俺は精神がうまになってるのか、走る事が楽しいと感じる。
だから、放牧されてる時は大体柵の周りを走ってる。
もちろん、怪我はしないように休憩を挟んだりはしてる。
それに、レースでいっぱい勝っておっちゃんに楽させてやる為の練習でもある。
母馬に蹴られそうになったりした時に庇ってくれたのも、その後の世話もしてくれてるのもこのおっちゃんだからな。
恩返しはしたい。
最初は2足歩行から4足歩行になった事で戸惑ったけど、今はだいぶ走り慣れてきた。
参考にしたのは、接待で見に行った時に一着だったディープなんちゃんらの走りだ。
接待相手が如何にあの走りが凄いのかを力説されたから覚えてしまった。
スピードを上げて空を飛ぶように一歩一歩を大きくしながら走る感じだ。
だが、この走りはスピードが出て走りやすいんだけど、カーブは曲がりずらい。
だから、今は歩幅を小さくして足の回転数を上げる走り方の練習をしてる。
将来的にはこの2つをマスターして使い分けられるようになりたい。
そして、いろんなレースで勝つんだ。
「ランもいい走りする。よしっ!俺もやる事をやろう」
そう言っておっちゃんは厩舎に戻って行った。
てか、ランって呼ばれると薬で小学生になった死神探偵の漫画を思い出すな……
そんなこと考えても意味ないし、とりあえず柵の周りを3周するか。
俺はその後もおっちゃんが戻ってくるまで走っては休憩してを繰り返した。
〜おっちゃん視点〜
俺はこの小さな牧場の牧場長兼社長の牧場である
まぁ、こんな小さな終わりかけの牧場の肩書きなんて意味をなさない。
この牧場は俺のじいちゃんが始めた小さな個人経営の牧場だ。一応、G1を何度か勝ったこともある歴史ある牧場だ。
しかし、この牧場も終焉を迎え始めている。
というか、最後の希望が上手くいかなかったら牧場を畳むつもりだ。
子供達も次男がこの牧場の手伝いをしてくれていることぐらいで他はみんな独り立ちしてるから問題もない。
近年は大規模牧場が高額で良血な種牡馬や繁殖牝馬を使ってG1などの重賞レースを独占している。
そのせいで、個人経営の牧場では高額な種付け費用を捻出できず安い種牡馬で代用する。
しかし、馬主は高額でも走る大規模牧場の良血統の馬を買うから売れ残ったり安値で買い叩かれる。
すると、収益が出ずに個人経営の牧場はどんどん没落していく。
うちの牧場も経理を担当するスタッフ曰く、そろそろ赤字になるらしい。
俺は赤字になる前には牧場を畳むつもりだ。
立つ鳥跡を濁さずじゃないが、終わる時は綺麗に終わらせたい。
そして、俺は普通に終わるのはつまらないと思って、最後に廃業する牧場からそこそこの値段で受胎した繁殖牝馬を買ってきた。
それに、最後くらい大規模牧場に立ち向かって見たかった。
父はリーディング上位で母の父は凱旋門賞馬を迎え撃ったあの名馬だ。
良血統と言えるだろう。
そして、産まれたのがランだ。
アイツは生まれてすぐに母親に蹴られそうになっていた。
俺と牧場のスタッフは必死に母親とアイツを引き剥がした。
その後も母親は育児放棄をした。
しょうがなく、俺ら人間で育てる事にしたが、順調に育ってくれている。
アイツはあり得ないぐらいに賢い。
自分の名前を呼ばれると寄ってきたり無口なしで俺の後ろをついてきたりする。
それぐらいならまだ賢いで済むが、アイツは放牧地までの道のりを覚えて1人で行ける。
そんな馬は今まで見たり聞いたりしたことがない。
それに、放牧をするとずっと走っている。だからアイツにランという名前を与えた。
最初は怪我をするのではないかと心配したが、よく見ると定期的に休憩を挟んでいることがわかった。
走りも最初はおぼつかなかったが、今は将来活躍できそうな感じをさせる走りをする。
そんな感じで俺はランに期待をしている。
もしかしたら、暫く目にしてないG1勝利が出来るかもしれない。
そして、ランが活躍してくれれば俺もまだ牧場を続けられる。
でも、ランをどこで売ろうか?
セリに連れて行くか、よくウチの馬を買ってくれる馬主に庭先取引で買ってもらうか。
どちらにしてもランの母親を買うのにそこそこのお金がかかってるし出来るだけ高値で売らないと。
高値で売れなかったらランの活躍を見る前に牧場を畳まないといけなくなる。
俺はランの今後を考えながら馬房の掃除をした。
いかがでしたでしょうか?
主人公の血統を少しは予想は出来ましたか?
よければ、感想などを聞かせていただけると幸いです。
今後は、テンポ良く話を進めて行きたいです。
アンケートの結果で次の話を書くので、もしかしたら更新が遅れるかもしれません。
よければ、感想などを聞かせていただけると幸いです。
お気に入り登録や、高評価をしてくださると作者のやる気になりますw
今後も応援よろしくお願いします。
重賞はどれに出て欲しい?(参考ですので確定はしません)
-
函館2歳S
-
新潟2歳S
-
札幌2歳S
-
小倉2歳S
-
サウジアラビアロイヤルC
-
京王杯2歳S
-
デイリー杯2歳S
-
東スポ杯2歳S
-
京都2歳S