レジェンドを背に勝ちまくれ!! 作:ウマ及び馬好き
受験が無事終わったので更新していきます。
ブランクがあるせいで元から下手だった文章がさらに下手になってます。
お許しを…
馬の名前に関してですが、基本的には存在しない馬の名前を使いますが、作者がテキトーに考えているので被ってしまう場合があります。
基本的には被っていても有名馬で無く、古い馬ならそのまま使おうと思います。
もし、有名馬などがモブ馬として扱われていた場合はコメントで教えていただけると幸いです。
どうも〜。新馬戦の為に東京競馬場にやってきたファーストショットです。
いやー、栗東から東京競馬場に行くのは遠いから大変だね。
俺は馬運車の扉を開けて久方ぶりに新鮮な空気を吸った。
「意外と元気そうですね」
ダイスケが俺を引っ張りながら
「そうですね。育成牧場からトレセンに来た時もピンピンしてましたし、長距離輸送に耐性があるのはありがたいですね」
まぁ、俺は中身が元人だがら移動もそこまで苦じゃないな。
というわけで俺は馬運車から降りて指定された厩舎に入った。
馬房の中で朝ごはんを食べてると俺の馬主君がやってきた。
仕事も忙しいだろうによく来てくれたな。
「ファースト元気にしてたかい?」
「ヒンッ!!」
「元気そうだね。今日が僕にとってもファーストにとっても初めてのレースだね。テキ曰く出来は最高で鞍上も瀧さんで不安要素がないって言ってたよ」
ウチのテキも随分俺のことを信用してくれてるみたいだな。
なら、期待に応えて勝利を持ってこないとな。
「けど、僕は君が怪我なく帰ってくることが一番だよ。初めての馬が怪我で居なくなるなんて僕は耐えられない。勿論勝ってくれれば嬉しい。けど、僕には無事に帰ってきて元気な君が見れることが一番だ。まぁ、こんなこと言っても君にはわからないか。それじゃあ、僕は馬主席に行って君の走りを見てるよ」
馬主君はそう言って俺を一撫でして厩舎から出て行った。
そうか、馬主君は俺が無事に帰ってきて欲しいのか。
馬主君が優しい人でよかったよ。
クソローテで使い潰されなくて済みそうだ。
だけど、俺は生まれた時から体を鍛えてたんだ。
それこそ同い年の誰よりも強い自信がある。
だから、怪我をせずに勝利を馬主君に持ってきてあげよう。
俺は決意を新たにして飯を食べた。
飯を食べ終わって体を伸ばしながら出番を待っていると馬主君の勝負服を着た瀧騎手がやってきた。
「今日はよろしくね。君と一緒にレースに出るのが楽しみだよ」
あの名ジョッキーにそんな事言われるなんて嬉しくなるな。
まぁ、任せておけ。
「僕は君の前に何鞍かレースがあるから次会うのはレース前のパドックだね。それまで落ち着いて待ってるんだよ。それじゃあ、僕はテキに会ってくるよ」
そう言って瀧騎手は居なくなった。
さすが名ジョッキーだな。
俺以外にも乗る鞍が多いから大変だな。
そうして暫く待ってると馬房の中にダイスケがやってきて俺を外に出した。
どうやら、そろそろ出番らしい。
俺は他の馬と一緒に鞍を乗せられパドックに向かった。
パドックに着くと1番から順番に回り始めた。
『人が多い……』
『どこだよここぉぉ!!』
多くの馬は初めてここに来るからか集中できてない馬が多いな。
俺もダイスケと歩き始めると、電光掲示板が見えたので見てみると俺は4番人気らしい。案外人気が低いな…まぁ、人気と実力が違う事を見せてやりますか。
「よしよし、落ち着いてるな。ファーストは素質があるしなんなら瀧騎手が認めるぐらい強い馬だから負けないだろう。それにうちの厩舎は先週の重賞勝利で波に乗ってる。頑張れば勝てるぞ」
あぁ、そう言えば俺の併せ馬を良くしてくれたミライ先輩が先週の重賞レースで見事勝利したらしい。
俺もおめでとうをちゃんと伝えた。彼女曰く俺との併せ馬で力がついたらしい。
役に立てたなら俺も嬉しいな。
「とま〜れ〜」
しばらく回ってると停止の合図が出て全頭が止まり騎手達がやってきた。
「今日は頑張ろう」
瀧騎手はそう言って俺の上に飛び乗った。
そして本馬場に向かって歩き始めた。
横にはテキがいて瀧騎手と会話している。
「今日はどんな感じで走りますか?」
「そうですね。今日はファーストがレースとかで問題がないか確かめたいので展開はお任せします」
どうやら今回は瀧騎手と俺にレース展開を任せるらしい。
「わかりました。まぁ、今回は有力そうな馬もいないのでどの走り方でも勝てると思いますけど、東京の1800は前目が有利なので好スタートが出来たら逃げます。他の時は先行で走ろうかと思います」
「わかりました。よろしくお願いします」
「こんな良い馬に乗せていただいてるのですからオーナーのために初勝利を持って来ますよ」
どうやら今回は前目の競馬をするらしい。
俺は追い込みとか後ろから抜き去るのが好きだけど、競馬と普通に走るのは違うだろうし素直に指示に従うか。
こうして作戦も決めた俺たちは本馬場に入りゲート前でファンファーレが奏でられるのを待つ。
やがてファンファーレが奏でられて順次ゲートインして行く。
やはりパドックでも煩かった馬はゲートインでも荒れていてゲートに入るのを拒否していたりゲートの中で集中できていない。
慢心はダメだと思うが……これなら勝てそうだな。
俺も静かにゲートに入りゲートが開くのを待つ。
そして最後の一頭がゲートに入り、ゲートが開いた。
〜〜〜〜〜
「さぁ、6月になって初めての新馬戦、第5レース東京1800メートルです。今回は13頭立てのレースとなりました。1番人気は5番エクスチェイスの1.5倍で父はロードカナロアです。2番人気は2番ドロップチョイスの2.8倍です。解説の田口さんはこのレースどうなると考えてますか?」
「今回は新馬戦なので展開が読みづらいですが、東京1800は先行が有利ですから前に出る馬が多いと思います。」
「ありがとうございます。ところで、田口さんが気になる馬はいますか?」
「そうですね〜1番人気のエクスチェイスは馬体も良いですし調子も良さそうですね。逆に2番人気の馬はゲートで入れ込んでる感じだったので心配ですね」
「そうですか。さてファンファーレが東京競馬場が駆け抜け若き優駿たちがゲートインします。おっと8番のロスロスビットがゲートインを拒否しています」
「こうなると先にゲート入りした馬が不利になりますからね〜波乱の展開にならないと良いのですが」
「さぁ、その後も枠入りが進んでいきます。さぁ、最後に大外のビアドリームが枠入りです。……無事ゲートに収まり体制完了。スタートしました!!」
観客たちは新たな優駿の誕生を目に焼き付けようと馬券を片手にスタートした馬を見る。
「5番のショックレースがやや出遅れか?そして先瀧騎手騎乗の3番のファーストショットがハナを切って逃げていきます」
「ファーストショットは父キングカメハメハで母父スペシャルウィークの良血統で今回は4番人気に押されていますね。このままのペースで逃げ切れれば勝機があると思います」
観客は後続を置いてどんどん逃げる馬に注目する。
彼の馬券を買った人達は余りにもハイペースな逃げをするので内心諦め始めていた。
「ファーストショット後続をどんどん突き放して10馬身差です!!なんとなんと名手瀧ジョッキー大逃げです!!1000メートル通過タイムは……なんと59.3!!なんと言うハイペースだ!!これでスタミナは持つのか?」
実況が1000メートルの通過タイムを告げると競馬場がどよめいた。
それもそのはず、多くの予想家はこのレースはスローペースになると予想していたからだ。
ファーストショットの馬券を買った多くの予想家達は本格的に諦めようとしていた。
しかし、一部の人間はファーストショットを大逃げの代名詞とも言えるあの馬と重ねていた。
鞍上にはあの名ジョッキーで大逃げ。
一部の人間たちは彼に夢を託し続けることを決め応援した。
そのままファーストショットは地面を強く蹴り込みながら単騎で逃げ続ける。
このまま逃げ切れれば勝てるのではないか?
ファーストショットの馬券を買った多くの予想家が再び声を出して応援する。
「さぁ、なんと言うことでしょう。3番ファーストショットが単騎で大逃げ、すでに1人で第3コーナーを曲がっている!!後続とは何馬身あるのでしょうか?ここからではわかりません!!しかし、しかし、ファーストショット、バテる様子がない!!第3コーナーを曲がって直線に入る!!馬群はまだ第3コーナー直前!!他の騎手もようやく気付いたか手綱を扱き追い上げ体制!!」
「このままゴールすると驚きの記録になるかもしれませんね!!」
「さぁ、直線525メートル!!坂があるが、ファーストショットは気にせず逃げ続ける!!何というスタミナだッ!!ファーストショット他馬を全く寄せ付けない。おっと!!ここでファーストショット再度加速!!ありえない!!これが本当に2歳新馬なのか?圧倒的な差だ!!ファーストショット今ゴーーーーーーールインッ!!!大楽勝だ!!瀧騎手鞭を使わず余裕のゴール!!超新星の誕生です!!後続に何十馬身を付けたのでしょうか?大歓声が上がる東京競馬場!!今日私たちは新たな名馬の誕生を目撃したのかもしれません!!解説の田口さんいかがでしたでしょうか?」
皆、後続を大きく突き放してゴールした鹿毛の馬に衝撃を受けた。
最後の加速やそれでもバテないスタミナそして鞭を使わずに走り切ってしまったこと。
空に外れた馬券が舞い散る。
果たしてこのレースで皆何を感じたのだろうか?
一つ確実に言えるのはこの馬が今後の主役となることであろう。
そんな鹿毛の馬は周りを気にすることなく疲れた様子もなく小走りで地下馬道に向かっていった。
「いやぁ〜素晴らしいレースでしたね。まるでG1レースを見ている気分になりましたよ。すごいスタミナと加速力でした。正直2歳とは思えない走りでした、他にも他のジョッキーがばてると思って控えていたのがこの着差になったのだと思います。今から次のレースが楽しみです」
「そうですね〜馬券はレースが確定するまでお捨てにならないようにお願いいたします。以上衝撃の東京第5レースでした!!」
〜〜〜〜〜
ふぅ、良い走りができたな。レースだから好きなだけ速度を出せて、風を切る感覚が気持ちよかった。
後ろも突き放せたし優勝は確定だろう。
上の瀧騎手もテキもオーナーも喜んでくれて最高だ。
この後は、重賞に出るらしい。
まぁ、馬主くんに言われた通り怪我しない程度に優勝をもぎ取ろうかな?
いつかは全力で走れる相手が欲しいけどね。
アッ、ダイスケぇ〜リンゴちょうだい?
まだまだ本気を出せてないファーストショット君でしたとさ……(化け物だろw)
次回は掲示板回にしようかな?
レース描写は多作品を読んで勉強していきたいところ……
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