レジェンドを背に勝ちまくれ!!   作:ウマ及び馬好き

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メリークリスマスですみなさん!!
必要ないかもしれませんが、作者からのクリスマスプレゼントですw

気づいたらお気に入りが1000超えてて驚きました。
登録してくださった皆様に感謝です。

これから遅くても少しずつ更新していくのでよろしくお願いします。


10、重賞を駆け抜ける

ゲートが開くと同時に俺は飛び出した。

馬の広い視野で横を見ると俺が最初に飛び出したようだ。

 

今のところゲートで失敗したことは無い。

というか、失敗して観衆に失望されると思うと、社畜時代に失敗して上司に怒られた時の記憶が蘇る。

 

もちろんそのまま先頭を進もうとする。

俺個人としては追い込みとかで後ろから抜き去るのが好きだが、俺を育ててくれたみんなの為に俺は勝ちを取りに行く。

要するに、大逃げだ。

 

競馬での逃げは博打の要素が強い。

もちろん、最初から最後まで先頭なら優勝は確実だ。

しかし、現実はそう上手くはいかない。

大体はスタミナが切れて失速し後続の馬に追いつかれる。

 

だけど俺は違う。

まだ買い手のいない時期からトレーニングを積んで、スタミナだけなら古馬に負けないと自負している。

 

瀧くんも減速の指示を出してこないしこのまま進んでいく。

するとすぐに鹿毛の馬が俺を抜かそうとしてくる。

 

どうやらこの馬も逃げ馬のようだ。

逃げは先頭を取れるか取れないかで色々と変わる。

 

瀧くんの指示は……アッ、ハイ。もっと速くですね。

瀧くんは鹿毛の逃げ馬の後ろに付かず先頭を走れ言う感じで手綱をしごいてくる。

 

俺もその指示に応えるようにピッチ走法を使ってどんどん加速していく。

すると、鹿毛の逃げ馬は俺の前に出るのは無理だと思ったのか競り合うのをやめて後ろに下がっていった。

 

「流石の加速力だ」

 

まぁ、正直そこら辺の馬よりかは恵まれた能力を持ってると思う。

 

 

『さぁ、第一コーナーに入りました。先頭は14番ファーストショット!!今回も新馬戦の衝撃の再現となるか!?続いて3馬身後ろに12番ディスクフィーバーその後ろ1馬身後方に2番ジャストラック、すぐ後ろに4番ロックフィリング。先頭ファーストショットスピードをどんどん上げていきます!!このままのペースで大丈夫か!?』

 

さてさて後続はだいぶ離れたしそろそろ緩めても良いかな?

 

「まだ、油断したらダメだよ」

 

ペースを緩めようとすると瀧くんがまだ進むように指示を出す。

確かに、油断はダメだな。

油断してるとここにはいないけどディープでインパクトな馬とかに抜かされるかもしれないしね。

 

俺は走り方を若干ストライドにしながらスピードを保つ。

 

『14番ファーストショットは依然先頭をキープしています。前走の新馬戦のようなレース展開です。後続の騎手はどう判断するのか!?』

 

「やっぱり、着いてこないか」

 

上の瀧くんが一瞬後ろを振り返ってぼやく。

 

まぁ、こんな逃げをしてたら普通はバテて下がってくるのを待つからね。

 

「マークされてないならこのまま逃げ切るか」

 

俺たちはそのまま誰にも邪魔されることなく4つ目のコーナーつまり最終コーナーまで到達した。

 

『ファーストショット依然先頭!!後続には8馬身程度の差があるか?しかし、バテる様子もない!!このまま逃げ切ってしまうのか!?ファーストショットは第4コーナーに入ります。ここで後続も動き出した!!6番ジャストフライが動き出した!!後方から一気に他馬を追い抜いていく!!このまま先頭にたどり着くか!?』

 

実況の声を聞いているとようやく後続が動き出したようだ。

 

「まだいけるよね?」

 

瀧の質問に俺はハミを噛んで速度を上げることで返答する。

再び景色が流れる速度が加速し、風が痛いくらい自分に当たる。

 

『さぁ、ゴール前最後の直線269メートルも半分ぐらいまで来た!!先頭は変わらずファーストショットだ!!その後ろ10馬身くらい後ろにジャストフライ猛追!!しかしファーストショット依然加速する!!余裕の走りだ!!これは変わらないか!?瀧も鞭を振るわず余裕の構えだ!!』

 

視野の広い馬の目で後ろを確認すると、レース前に会話した馬が俺を追いかけていた。

しかし、俺に追いつくには動くのが遅すぎた。

俺を追う脚はひょっとしたら俺に追いつくんじゃないかと思うぐらい良い脚を使っている。

だけど、あの馬の騎手は俺がバテると思ったのか少し仕掛けるタイミングを誤ったようだ。

次にあの馬と戦う時はこうも簡単に行かないと思うが、今回は俺の勝ちだ。

 

『瀧ユタカ余裕の構えだ後続に大差をつけて14番ファーストショット圧勝ゴールイン!!超新星の誕生です!!次回のレースも楽しみです!!その後遅れて2着に6番ジャストフライです。2着馬と3着馬の差も6馬身と大きくこの馬の次走も楽しみなところです』

 

ゴール板を1番で駆け抜けた後、俺は瀧くんの指示に従って減速する。

すると、後ろからレース前に話した馬ことジャストフライがやってきた。

 

「なんですかその馬?ありえないスタミナとスピードですよ!!」

 

ジャストフライの上にいる谷添騎手が瀧くんに話しかける。

 

「君の馬こそ良い馬じゃないか。仕掛けるタイミングがよかったら追い付かれてそうで怖いよ」

 

「嘘言わないでくださいよ!!瀧さん笑ってますよ!!」

 

どうやら瀧くんは機嫌が良くて笑ってるらしい。

喜んでくれてるなら俺も嬉しいな。

 

『やっぱりキミは強かったね』

 

ジャストフライが俺に話しかけてきた。

 

『フライも強いじゃないか。正直なところもっと差がつけられると思ったよ』

 

『それは油断だよ〜ボクだって本気なんだから。次は負けないよ!!』

 

『望むところだ』

 

こうして俺はライバルのような相手を見つけたのだった。

 

『だけど、ボクは牝馬だから君と戦うのはだいぶ後になると思うけどね』

 

『え?フライは牝馬だったのか……』

 

『そうだよ!!まさか牡馬だと思ってたのかい!?』

 

『そ、それは……』

 

どうやらフライは牝馬らしい…

申し訳ないことをしたな。

 

『ん、んん!!まぁ、良いよ。さっきも言ったけど次は負けないよ』

 

『あぁ、俺も負けない』

 

こうしてお互い再戦を誓った後、俺らは装鞍所に向かいそこで、記念写真を撮る俺とそのまま馬房に帰るフライと別れた。

 

俺は重賞勝利に喜ぶ馬主くんと戯れながら写真撮影を行った。

 

そして、次回も勝利しようと決意を新たにするのだった。

 

しかし、順調に競走馬生活が身に染みてきているな……

まぁ、他人の様子を窺って残業して働いてた前世よりかは最高に良い生き方が出来てるし満足だ。

 

〜〜(レース後の勝利騎手インタビュー)〜〜

 

「瀧騎手勝利おめでとうございます!!」

 

「ありがとうございます」

 

「どうですかファーストショットという馬は?」

 

「いやぁ〜最高だね!!次がとても楽しみだよ!!まだ2回しかレースしてないけど、本当に競走馬の理想に近い馬だと思うね」

 

「そんなにすごい馬なんですね!!」

 

「うん、まだ気が早いけど来年が楽しみだよ」

 

「それは!!3冠と言うことですか!?」

 

「こんなこと言ってたら怒られるかもだけど、3冠以上のモノを持って来れると信じてるよ」

 

「日本のレジェンドジョッキーである瀧騎手が仰るなら相当な素質がある馬なのでしょう。これからがとても楽しみです!!インタビューは以上です。おめでとうございます!!」

 

「ありがとうございます!!」

 

〜〜(インタビューを見た他の名騎手の心情)〜〜

 

「「「瀧があんな事を言う馬なんてどんな馬なのだろうか……」」」

 

 

 




速攻で書いたので拙いところがあると思いますがご容赦を…

順調にファーストショット関係者及び他の名騎手の脳を破壊してますねww

それと、アンケートに多くの回答いただいて感謝です。
多くの方が伝説的名馬コースをご所望でしたのでガンガン無双させたいと思います。

お気に入り登録、高評価よろしくお願いします!!

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