レジェンドを背に勝ちまくれ!!   作:ウマ及び馬好き

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さて、精神安定の為に評価欄とか見てないからどうなってるかわからないけど、色んな人が見てくれてると嬉しいですね。

3話目はアンケート次第で書くので、投稿が少し遅れるかもしれないです。
アンケートが拮抗してて最終的にどうなるかわからないのが大変w
許して!!

後、ウマ娘編は主人公のデビュー戦ぐらいで書きたいと思います。
それまでは待ってて頂けると幸いです。


2、俺が群れの先頭だ!!

俺が生まれてから1年ぐらい経った。

牧場スタッフの話を聞いてる感じ、俺が生まれたのは2021年の4月らしい。

 

1年経つと色んなことが変わる。

 

まず、食事がおっちゃんが用意してくれてたミルクから草に変わった。

最初は草を食べる事に抵抗があったが、精神が馬によってるのか一口食べたら意外と行けることに気づいて今は好物と言えるだろう。

 

それに産まれて3ヶ月くらいからは親離れした1歳馬達と一緒に放牧に出されている。

 

俺は元人間だし、親の育児放棄で産まれてすぐに親離れをしてたから特に何も感じなかったが、ずっと親と一緒にいた馬達は耐えられなかったようで、相当暴れたり騒いだりしていた。

俺の放牧地であまりにも煩くするから暫くは気が狂いそうになった。

今でも頭の中でヒヒーンヒヒーンと言う音が離れない。

 

流石に我慢できなくなって最終的に全員?いや、全頭のメンタルケアをした。

まぁ、5頭しかいなかったからまだ良かった。

それに皆を慰める事で俺の立場が上がり、俺は今この群れのボスみたいなことをやってる。

主な仕事は喧嘩が起きれば間に入って仲裁したりする事だが、所詮生まれたばかりの馬の喧嘩なんてしょうもない。

大抵、誰が草を多く食べたとか水を独り占めするとかぐらいだ。

 

基本的には親離れした時に慰めてやった恩で言うことを聞いてくれるが、時たまに逆らってくることもある。

そんな時は馬らしく走りで勝負する。

勝負と言ってもタイムとかを競ってるわけではない。

ただ負けを認めるまで走りに付き合ってやる。

 

俺は一度も負けていない。

生まれて1ヶ月ぐらいからこの広い放牧地で走る練習をしてたんだ。そんな簡単に負けるわけない。

 

俺は一通り馬たちを走りで解らせた後に走りにアドバイスをしている。

アドバイスをした後に教えを請う子も出てくる。

そんな子には一緒に走って走り方を教えてる。

そんなこんなをしてたら、全頭走りが前より良くなっているし体力もついてきた。

 

因みに、俺の歩幅を広げた走りはストライド、歩幅を縮めて走るのはピッチ走法というらしい。

これもスタッフの人が言ってた。

俺はストライド走法もピッチ走法も単体なら完璧に近づいたと思っているが、走ってる途中で変えようとすると足が引っかかって転びそうになる。

入れ替えられるようになったら直線は一歩が大きいストライドでカーブなどの小回りをしたい時はピッチ走法と使い分けができてもっと走りやすくなると思う。

 

そんなこんなで半年経つ頃には全頭を走りでも叩きのめして俺の立場は不動のものになった。

俺はその立場を利用して全頭で走りの練習をする時間を作っている。

 

いくら純粋な馬といえど同じ場所で生まれ育った仲間だ。

全然走れなくてお肉になりましたとかにはさせたくない。

今日も今から走る練習をする。

 

『今から練習するぞ〜』

 

『『『はーい』』』

 

俺が声をかけるとみんなトコトコと俺の近くに寄ってくる。

この放牧地は1歳馬達にとっては広く、走るには良い放牧地だと思う。

 

『今日は右回りで柵沿いを5周するぞ〜抜かせる時はどんどん抜かして良いけど最後に先頭にいた奴の勝ちだから最後に先頭になれるように意識する事!!とりあえず体をほぐす事から始めるぞ。もし、体に違和感があったら途中でも走るのをやめて報告する事』

 

『『『はい!!』』』

 

俺は怪我をしない事を1番に練習をしてる。

怪我をしたらどんなに練習しても意味ないしね。

だからまずは体を伸ばしたりして体をほぐしていく。

 

体をほぐし終わったら練習を開始する。

 

いつも俺は全員に走りながらアドバイスをしていく。

みんなも俺が強いと分かっているから素直に聞いてくれる。

今回は1番最後からアドバイスをして行って最後に全員を抜かそう。

 

俺は脚質は差しか追込みが向いてるけど今のところ逃げも先行もできる。

まぁ、まだ騎手も載せてないし競馬をする年齢でもないから成長するごとに変わるかもしれない。

 

そんな事を考えてると早速、練習が始まった。

 

『ほら!!カーブする時は歩幅を小さくして曲がるんだ。ジタバタしてても体力がなくなるだけだぞ!!』

 

『は、はいぃぃぃぃ!!』

 

1番後ろでジタバタしながら走ってるのはライという牝馬だ。

名前の由来は父がライスシャワー号だからだ。ライスシャワーは競走中に骨折したが10時間に及ぶ手術でなんとか回復して種牡馬入りした。しかし、種付けは年に数頭で大事に扱っていたようだ。ライはそんなライスシャワーのラストクロップだ。2021年で種付けを終えたらしい。

ライはまだ走り方がおぼつかないがスタミナはあるようで走り方さえ改善されれば才能を発揮するだろう。後は精神的な強さがあれば尚良い。母馬と離されて最後まで騒いでたのはライだ。

 

『ほら、先頭と差がついてるぞ〜このままだと最後に抜けないんじゃないか?』

 

『うるさいっ!!ボクはボクのペースで走ってるの!!』

 

ライの前を走っていて俺が煽ったのが牡馬のテイオーだ。

テイオーは既に馬主が決まっていて、ビゲストテイオーと言う名前を持っている。まぁ、長いから略してテイオーだ。

父は名前の通りトウカイテイオーでトウカイテイオーの有馬記念は俺も知っている。

テイオーは気性が荒くて最後まで俺に噛みついてきた気概のあるやつだ。

走りも父譲りの才能を感じさせるが、やはり足に弱さを感じる。

なのでいつもテイオーの足は気にかけているし、些細な事でも休ませている。

 

テイオーの前を行くのは零細血統のチビだ。

こいつは牝馬に中でも体が小さい。

だけど、その体からは想像できない力を発揮して差そうとしてくる。

もしかしたらスプリンター向きかもしれない。

 

『はっ、はっ、ぜぇ、はぁ』

 

『まだ始まったばかりだぞ、もっと体力配分に気をつけろ』

 

『は、は、ハイッ!!』

 

そしてそのチビの前を行くのが同じく零細血統のデカ。

こいつはチビと真逆で牡馬で、体はでかく、体力がある代わりに瞬発力が乏しい。

コイツの場合は長距離であれば長距離であるほど活躍できそうだ。

 

『そのペースを維持し続けろ!!早く走りすぎても遅すぎてもお前は先頭を捉えられないぞ!!』

 

『了解です!!』

 

そして、先頭を黙々と走っているのがミホだ。

ミホはお父さんがミホノブルボンだ。性格は冷静沈着で返事は機械みたいな感じだ。

ミホは最初、スプリンターかと思ったが、走っていくうちに筋肉がついて行って今は牡馬顔負けの体つきでマイルから中距離までいけそうだ。

脚質は逃げが合うようで、いつも先頭を走っている。

 

『ミホは逃げなんだから後ろのペースを乱して余分な体力を使わせろ!!逃げは追い込みの体力をどれくらい削れるかが鍵だ!!』

 

『承知しました』

 

『よし!!各々今言われたことを意識しながら走れ!!今から俺も参加するからな』

 

俺は全員にアドバイスをした後もう一度1番後ろに戻る。

そしてライの後ろをピッタリマークする。

 

『ひ、ひぇぇぇぇ!!』

 

ライは俺にマークされた事に慌ててスピードを上げた。

悪手だな、無駄な体力を使うだけだ。やっぱりライにはもう少し精神を強くする練習をしよう。

そんなこんなでライにプレッシャーをかけたりして圧力をかけていると、最後のカーブに入った。

 

テイオーやデカもスピードを上げていく。

ライは俺の圧で無駄に体力を使ってしまい、チビは体力が足りずにズルズルと下がっている。

ミホもまだ、ペースを維持しているが、キツそうな感じでこれ以上の加速はできなそうだ。

 

さて、そろそろ行きますかね。俺も馬になってから先頭を走りたいという本能が凄い。

だから、俺が群れの先頭だッッ!!

 

『『『!!』』』

 

俺が一気に加速したことに気づいて全員が必死に足を動かすが誰も俺の加速について来れない。

コーナーでテイオーとデカを抜かし、最後の直線200メートルで逃げ粘ろうとするミホを抜き去って5馬身差ぐらいでゴールした。

他のみんなも息を荒げながら、次々にゴールしていった。

 

『みんな、お疲れッ!!今日の反省点は明日に活かそう。みんな運動した後のストレッチも忘れるなよ』

 

『『『は、は〜い』』』

 

みんなまだ元気な俺を見て馬ながらに顔を引き攣らせた。

そして、みんなで運動後のストレッチをしていると俺らを馬房に戻す為にスタッフ達が来た。

 

「みんな〜そろそろ帰るよ!!」

 

まだ幼い感じの顔をしているのは、牧場長であるおっちゃんの息子である、みきひとだ。

年齢は20代で気性が荒く暴れやすいテイオーの担当をしている。

テイオーもみきひとの事は信用してるようで他の人が触るときよりかは大人しくしている。

 

「ランも帰るぞ」

 

「ひひん」

 

俺もおっちゃんに言われておっちゃんの後を歩く。

当然、無口は無しだ。

 

「やっぱり、ランの賢さっておかしくない?」

 

無口なしで歩いてる俺を見てみきひとが呆れた目をして言う。

 

失礼な……まぁ、普通の馬と比べたらおかしいだろうな。

 

「まぁ、気性が荒すぎるよりはマシだ。それより今日もコイツら汗だくだな」

 

「チラッと見たけど凄い走ってたからね。今日も手入れが大変そうだよ」

 

「そうだな、今日も全頭洗い場に連れて行って丸洗いしてやれ。その後は飯の準備だ」

 

「「「はい!!」」」

 

それぞれ担当の人に繋がれて洗い場に連れてかれてホースで水をかけられながらブラッシングをされる。

その後は飯の時間だ。走った後の飯は格別だ。

 

「お前も、そろそろ馬主を見つけないとな」

 

飯を食べてる俺を見ながらおっちゃんが言う。

 

そうか、確か競走馬になるにはテイオーみたいに馬主と言う所有者が必要なんだよな。

俺にも馬主が見つかるだろうか?出来れば優しい馬主が良いな。

 

「とりあえず、いつもの馬主さんに声をかけてみるか……ランも馬主が見つかるまでよく食ってよく寝るんだぞ」

 

「ひひん!!」

 

「返事してるのか?普段ならあり得ないって言ってるけどお前なら返事してそうだな」

 

おっちゃんは俺の返事に笑いながら事務所に戻って行った。

 

とりあえず、馬主候補はいるみたいだ。

どんな人か気になるな。

 

俺は飯を食べ終え、いつか馬主に買われて競走馬として走る未来を想像しながら眠りについた。

 

 




如何でしょうか?
種牡馬に関しては作者の浪漫を詰め込んでます。ですので、死亡年が変わってたり高齢でも種付けが行われている可能性があります。(種付けに関しては一年に少しずつで体調とかをケアしながらなら30代でもいけるみたいですね)
作者も競馬の知識がそこまでないので、おかしな所があるかもしれませんが、そこは目を瞑って頂けると幸いです。

今後ここに出てきた子達は閑話とかで書きましょうかね?

感想などもお待ちしておりますので是非送ってくださいね〜

次回もお楽しみにっ!!

主人公のレース成績は?(確定はしません)

  • 勝ちまくって無双する伝説的名馬コース
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