お題:牛乳、夜道、RPG
※こちらの文章を書くにあたり、語尾プッチンの省略をお許しくださいプッチン。
※また、こちらのお話はフィクションですプッチン。実在の人物・団体・出来事とは関係ありませんプッチン。
※さらに、こちらのお話はフィクションですプッチン。似たような人物・団体・出来事とは関係ありませんプッチン。
※電車で移動中の際に作成をさせていただきましたため、誤字脱字をお許しくださいプッチン。

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思いがけないところから世界は広がる。
あなたも。あなたも。そして、わたしも。
ひょんなことから、きっと世界は広がる。

ちょっとした勇気と、携帯の充電と、
素敵な配信に出会えたら、きっと。


きっと世界が広がっていく

 

 

 

 

きっと世界が広がっていく

 

 

 

 

『はい、今日も生放送やってくよ~!』

 

 

学校帰り。電車内。たまたまつけたnicotube。たまたま行き着いた生放送。でも、よくみてみたら、新作のゲームの生放送じゃない。

 

 

「これ、新作じゃないじゃん」

 

 

動画の画質も荒め。チャンネル登録者も100人ちょっと。同接数は10人ちょっと。あと特徴的なのは…配信主さんの声が大きいだけ。

同じクラスの男子にも声が大きいやつがいたっけな。誰かがいってたけど、女子の気を引きたいとかどうとか。私には関係ないけど。

 

 

「あーもう真っ暗ー」

 

 

電車内はガラガラで、声をだしたって誰も気にしない。窓から見える景色はもう真っ暗。田舎の電車なんてこんなもんでしょ。

 

携帯につないでるイヤホンから配信者の声が流れてくる。

 

 

『そういえば、今日久しぶりにに牛乳飲んだんだけどさー』

 

 

……ゲームの配信なのにゲームの話をしない配信者さんだな。所謂、雑談配信者ってやつなのかな?

 

 

『めっっちゃ美味しかった!』

 

 

それ配信で言う必要ある?どうして牛乳が美味しいとか、何年ぶりかに牛乳を飲んだとか、そういう話をしてる。携帯の画面にはモンスターを倒してるゲーム画面。配信者ってこんなもんなの?有名な人とかもみたことない。

 

 

『って、ジンシャンロン終わった~!はいじゃあ、次は誰かクエスト張っていいよ!』

 

 

所謂参加型ってやつ?リスナーのクエストを手伝って貰ってるとかそういうのかな。

 

 

『そういえば、後半戦なんだけど…なんかいいゲーム知らない?俺、次はRPGとかやってみたいんだよね』

 

 

チャット欄をみるとやたらたくさんの言葉の数。不正って言葉もあるけど、みんな賑やかでワイワイしたコメント。次々と色んなゲーム名もあって、それとは全然関係ないコメントもあったりして。でも、それに頑張って反応してる配信者がいて。たくさん、笑ってる。…声、でかいけど。

 

なんか。…なんかさ。

 

 

「…こういうのちょっといいな」

 

 

モンスタグラムも、ブックフェイスも、チュリッターも、私にあわなかった。友達とはマインだけで繋がってるだけ。…でもこういうチャットだけなら…面白いのかもしれないな。

リスナーも配信者も雑談で盛り上がって、ゲームに参加する人も、参加しない人もいる。発言したり、みてるだけだったり、そういうのが私にはあってるのかもしれない。

 

 

 

山袋~ 山袋~!

 

 

 

「あっ!降りなきゃ!」

 

 

ついた駅から急いで降りて、がらんとした駅のホーム。階段を降りて改札を出る。

ゲコゲコって蛙の声。リンリンって虫の声。ほーんと田舎。夜道に点々と光る街灯。

 

 

「…よし」

 

 

文字を打ち出す。何度も書いては消して…書いては消して。やばい、こういうの緊張する。これでいいのかな。他の人、変だとか思わない?

 

 

『あ!初見さん?こんばんは~!』

 

 

私がハードリスナーになるとか、きっと私でさえ想像出来なかった。あーあ、来年は受験だってのに!

 

 

 


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