投げキャラ悪役令嬢は、対空必殺技が使いたい!   作:砂上八湖

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イカれた奴らを紹介しますわ。

 

「吩ッ!」

 

 立派な口髭の奥から、短くも力強く硬質で、しかし弾むような掛け声が噴き出す。

 声だけではない。

 同時に自然体だった姿勢から流れるように四肢と体躯が動き、何の予備動作もなく右の掌底が突き出された。

 やや打ち下ろし気味の軌道。

 下段攻撃ではない。中段攻撃だ。

 まともに食らったり下手に防御しようものなら、命中した箇所が冗談みたいに破裂させられそうな、そんな予言めいた暴力。

 実際、それを実現できるだけの威力が込められているのだろう。

 齢七〇を過ぎた老人から放たれたとは到底考えられない物理的な殺意。

 要するに命中した瞬間に死ぬ。

 

 一般人ならば。

 

 そして幸運なことに──いや、本人からしてみると「残念なことに」──ナディアは一般人ではなかった。

 視界上方に表示された矢印のアイコンの中から「⬅️」を選択し、意識を一瞬だけ込める。

 軸足と、そこから連なる体幹に沿って力を注ぎ、両腕を目の前に掲げて防御体勢に入る。

 

 

 ごすん。

 

 

 大振りの金槌で太い樹木の幹を叩いたような重い音が、現実に質量を持ったかの如く大地へ落ちた。見物していたメイドや騎士達の中から短い悲鳴が漏れる。

 防御した腕が吹き飛んでしまう。

 誰しもが次の瞬間に訪れる凄惨な未来を想像した。

 

 だが果たしてナディアは破裂も四散もしていなかった。

 

 しっかりと掌底打を「立ちガード」しているではないか。

 悲鳴から一転、周囲から戸惑いのどよめきと感嘆の黄色い歓声が上がる。

 

 

「ふむ」

 

 

 攻撃を打ち込んだままの姿勢で、老人から現状の確認と感心が重なった呟きが洩れた。

 空いていた左手で、その立派な口髭を撫でながら。

 

 

「ぐぬ」

 

 

 攻撃を防いだままの姿勢で、ナディアから現状を打破できない力不足を嘆く悔恨だけが呟きとして滲み出た。

 この状態から動けない。

 正確には「次の一手」は打てる。

 しかし打った瞬間、あの左手で即座に潰されてしまうだろう。

 ゆったりと口髭を撫でずに、そのまま左手による追撃を入れていれば決着していた勝負。

 いつでも勝敗を決することができるだけの実力と余裕。

 それだけのものが、この老人にはあるのだ。

 

 だから動こうにも動けない。

 

 この一撃を防ぐだけで精一杯なのだ。

 侯爵家の令嬢には似つかわしくない量の脂汗が、ナディアの額から顎へと滑る。未熟なのは身に染みて理解していたが、ここまで差を体感させられると流石に思うところがある。

 ユキノイン家の次期当主としての自信も、少しだけ付いてきたのにと。

 プライドスコシタカイタワーが折れそうになる瞬間、しかし呑気なリズムで老人は声を掛けてきた。

 

 

「今のを防げるようになったのなら合格じゃろ」

 

 

 そしてやはり流水のように体勢を自然体へと戻すと、小気味良くムハハと笑った。

 一方のナディアは、拳の物理的な圧力が急に霧散したことでバランスを崩しかける。だが「ここで()()()なんて踏んだりでもすれば、折角の『合格』が取り消されるかもしれない」という恐れが、どうにか姿勢を保たせる。

 

 両足の位置は、防御した時と寸分違わず。

 どうということのない様に見えるが、人体を破裂せしめるほどの打撃からの加圧と減退という緩急を続けざまに受けた上で、更に対応しきるのが如何に困難であることか。

 

 先程まで侯爵令嬢を打ち殺そうとしていたとは思えないほど快活に笑う老人──ナディアの師匠である武術家・ウォンフェイが「合格」としたのも、そこに理由がある。

 

 

「どうせ補欠合格なのでしょう?」

 

「いやいや。僅か6年でコレなら境界都市でも立派にやっていけるじゃろ、常考」

 

 

 ややふてくされた感じで卑下する弟子に、師は微妙に古いネットスラングを使いつつ否やを唱える。

 弟子からは尚も胡乱気な眼で見られたが、判定を濁す気はないようだ。

 大体じゃな、とウォンフェイは片目を瞑る。

 

 

境界都市(あそこ)へ辺境監督官代理として赴任したいと父親に申し出たのはお前じゃろうに」

 

 

 代理といえど、本来ならば政治的手腕だとか事務管理能力だとかが問われるべき監督官なのだが、あろうことか総責任者である父親から「師父であるウォンフェイ殿から合格を得られるだけの武力を示せれば認めよう」と、脳筋極まりない条件を出されたが故の現状である。

 

 

「ほれ、もっと喜んだらどうじゃ」

 

「ぐぬぬ」

 

 

 もっと全体的に実力を評価してもらいたかったのであり、ガードしただけで合格を貰えてしまったのは率直に喜べない……というのが正直な心情なのだが、たったそれだけでも師匠から認められたのは微妙に嬉しい。

 でもそれを素直に表へ出すことは憚られる。

 乙女心は中々に複雑だった。

 

 致死の掌打を防御しきる少女を一概に「乙女」と称して良いのかどうかは後世の歴史家に判断を委ねるしかないが。

 

 

「納得いかんかったら、境界都市でも修行すれば良かろう」

 

 

 あそこなら対戦相手に事欠かんじゃろ、と。

 ウォンフェイは口髭を撫でながら提案する。

 

 対戦相手、と。

 

 ナディアは万感の想いを込めて、その「用語」を呟いた。

 正に万感である。

 なにせ師が意図したものとは次元が異なる位置にある感情なのだから。

 

 そう、あの境界都市が──ゲームの舞台が、ついにナディアの「現実」に現れたのである。

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

 ナディア・ユキノインとして「新たな途中スタート」を切ってから6年が経過した。

 ゲームの設定と同じ16歳である。

 順調に悪役脳筋令嬢へと成長しているかといえば「否」だった。

 

 いくらゲームの設定(みらい)がそうだったとしても、誰が好き好んで性格が歪みまくった悪役になるのを大人しく享受しようというのか。

 ゲームで負けても明確に「死」を連想させるような演出や台詞は無かったが、いまナディアが置かれている状況では「死なない」と断言できないのだ。

 

 いくらポンコツ愛され悪役令嬢とはいえ、現実世界で悪役が負けたら、ゲームでは描かれなかった場面で相応の「報い」を受けるのではないか?

 負けた相手によっては、そのまま殺されたりしてもおかしくないのだ。

 

 

「そんな未来は真っ平ごめんですわ」

 

 

 この6年で令嬢口調にも慣れてきた。

 いささかの「パチモノ令嬢感」は拭えないが、そもそもゲームのナディアも「ポンコツ令嬢」だったので誤差の範囲だろう。

 ナディアは、そう思い込むことにした。

 なにせ元は男子高校生なのだし。

 

 

「とにかく、先だって必要なのは『悪役にならないための対策』だったのですけれど」

 

 

 ふんす、と鼻を鳴らす。

 ユキノイン侯爵家は軍閥貴族の代表格である。

 侯爵家類縁の子供は成長と共に、男女の性差はもちろん本家分家の区別なく「武人」として育てられる。

 ナディアも例外ではなかった。

 むしろ「悪役令嬢にならないため」に自己鍛練は必要だと、積極的に励んだ。

 

 この時点で既に「脳筋レディー」と化しているのではないかとする意見もあろうが、恐らくそれは諸兄の勘違いである。

 いいね?

 

 ともかく、これには父親を始めとした侯爵家一門も「見処がある」と喜び、専属の師──ウォンフェイである──を付けるほど最大限に可愛がった。

 無論「千尋の谷に突き落とす」と書いて「可愛がる」とルビを振る系の武術的な意味で。

 

 常人であれば3日と経たず死ぬ程の鍛練を耐え抜き、ナディアは素質の高さを示し着実に強くなっていった。

 そもそもナディアはゲームの登場人物、プレアブルキャラクターなのだ。

 武人としての、格闘家としての素質、高い個人戦闘能力を持っていて当然なのである。

 

「(鶏が先か卵が先か、のパラドックスみたいで変な感じがしますけど……)」

 

 強ければ自衛ができて、負けても鍛えていれば死ぬ確率も減る。

 ちょっと複雑なモヤモヤを抱えつつ、おそらくゲームの設定にあるよりも遥かに厳しく自分を鍛えに鍛え上げた。

 もちろん貴族の令嬢として社交界に出ても恥ずかしくないよう、礼節や知識も身に付けながら。

「鍛練の息抜き」として令嬢教育は最高だったと本気で思ってるあたり、脳筋思考待ったなしである。

 

 諸兄の勘違いと言ったな、あれは嘘だ。

 

 ともあれ「ユキノイン侯爵家のナディア」としては完璧に近い形で14歳まで迎えることができた。

 

 その年。

 ナディアが14歳となった年、ついにそれは起こる。

 

 帝国のとある辺境領が「異界」の一部に巻き込まれ、そこを境界として異世界同士が繋がってしまう大事件が発生したのだ。

 原因は不明。

 これはゲーム本編でも明かされておらず、天災なのか人為的なものなのかすらナディアにも分からない。

 

 日本の関門海峡を「上書き」するように形成された超自然的な土地は、時空間の歪みからか何なのか(やはりこれも原因は不明なままだ)外から見るよりも広大な空間を有していた。

 

 当事国の帝国や日本ばかりでなく、両世界の他国からも調査隊や民間の探険隊が「新天地」へ公に秘密裏にと入り、商売が生まれ、流通が確立され、人が集まり、秩序と混沌が尊ばれ──いつしか両方の世界の技術が融合して「都市」が造られていく。

 

 正式な名称は諸般の都合で付けられていないが、二つの世界を跨ぐ狭間の街であることから、単純に「境界都市」と呼ばれるようになった……

 

 

 ついに来た、と。

 ナディアは己の「運命(せってい)」が物理的に顕現し選択肢を求めてきたのを感じ取った。

 いくら鍛え上げて強くなろうとも、本来なら境界都市に関わるべきではない。

 関わらなければ「負けて死ぬ」可能性は限りなくゼロに抑えられるからだ。

 都市に近づかなくとも、国境紛争で戦死する可能性もあるにはある。

 だがそれは「ゲーム本編」に抗った結果なのだから、おそらく満足して逝けるだろう。

 

 

 しかしそれでいいのか?

 

 そうさせて貰えるのだろうか?

 

 

 ゲームのキャラクターに転生し、そして境界都市は現れた。悪役にはなりたくないと自己を内に外に鍛えてきたが、結局のところ大きな運命の前では些細な誤差の範囲だったのではないか。

 

 逃げても無駄ではないのか?

 

 紛争で戦死する未来を迎える前に、抵抗も虚しくゲーム本編の物語へ組み込まれてしまうのではないか?

 

 運命の奴隷。

 

 不可視の大鎌が首筋に添えられているような冷たい感覚。

 

 

 ナディアは嘔吐した。

 

 

 恐怖と絶望と諦観に胃が耐えきれなかったのだ。

 だがそれ以上に耐え難かったのは、転生してからここまで築き上げた「自分」を、他ならぬ自分が諦め否定することだった。

 

 何の因果か得た第二の人生である。

 増糸瑞希がナディア・ユキノインから受け継いだ命という遺産である。

 

 ナディアは、意識すると視界の斜め上に現れる体力ゲージと矢印、そして数字(スコア)に視線を注ぐ。

 数字は「950610」をカウントしている。

 10歳の時に比べて大きく増えていた。

 たが注視するのは数の大小ではない。

 

 

 下二桁の「10」。

 

 

 格闘ゲームだけてなく他の多くのゲームでは、プレイヤーの敗北直後にコンティニューするかどうかが求められる。時間内に追加のコインを投入してコンティニューすれば、負けたところから続きをプレイできるのが一般的なシステムだ。

 そして(コンティニューせずにクリアしたプレイヤーと区別するため)コンティニューをした「(しるし)」として得点に「10点」が加算されることがある。

 

 10点。

 

 転倒して頭を打った幼いナディアは死亡し──

 増糸瑞希がナディアとしての人生を継承してコンティニューしたという(あかし)

 だからそれはつまり。

 

 

 この「10点(きずあと)」に懸けて、ナディアは運命に屈することなど許されないのだ。

 

 

 境界都市への赴任を自ら望んだのは、魂に刻んだ誓いを果たすためであり。

「ゲーム世界に転生した」という運命に全力で抗った先にあるものを、瑞希とナディアの二人で見届けたかったからである。

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

 ディーゼル機関から魔力結晶機関に換装した侯爵家専用装甲列車が、ガタンゴトンという独特の揺れも音もなく、静かに夜をひた走る。

 日本から輸入したディーゼル機関車を、辺境領への視察と移動のために改造した特別な列車だ。

 装甲列車と銘打たれている通り、機関車と客室が堅牢に装甲化され、ばかりか回転砲塔を備えた武装車両を2輌(位置的には機関車の後方と最後尾)も付いている。

 実際の戦闘に耐え得るものかどうかはさておき、放たれる威圧感に優雅さを持たせるデザインは、さすが上級貴族の所有物といったところか。

 

 

 そんな列車に乗り込んだナディアは、専属侍女のシンシアと十数名の使用人達を連れて、境界都市までの旅の人となっていた。

 

 一車輛をまるごと個室に改装した客車は、その気品のある豪奢さで長旅の令嬢に憩いをもたらしてくれる。

 不満があるとすれば、天井に備え付けられた小振りながらも煌びやかなシャンデリア達の存在だろうか。それらから放たれる光量が強くて、夜景を流すはずの窓が鏡壁となり、左右の景色は反転した室内で塗り潰されてしまっている。

 

 思わず溜め息が零れた。

 

 結局ウォンフェイから合格を貰ったナディアは、父親から歓喜の祝福と奨励を受け、いまいち釈然としないまま「辺境監察官代理」の役職を拝命することとなった。

 慌ただしくも3日を懸けて赴任の準備と根回しを済ませ……そして今に至る、というわけだ。

 

 

「何か読み物でもお持ちいたしましょうか?」

 

 

 そんな様子の主人に対し、シンシアが気晴らしを提案してくれる。

 

 

「いいえ、大丈夫ですわ」

 

 

 ありがとうと、彼女の気遣いに感謝を示しつつ断った。

 有能な侍女は微笑で一礼すると、紅茶を用意し始める。

 思考に沈もうとしている令嬢の一助にでもなればという、長く専属を任されてきたからこそできる心配りであった。

 今度は断らず、喜んで薫り高い紅茶を受け入れる。

 

 

「(運命がゲーム本編を踏襲するのなら、同じようなタイミングで全てのキャラクターが境界都市に集まってくるはずですわね……)」

 

 

 中ボスやラスボスといった敵キャラや、時限式に解放されてキャラクターセレクト画面に登場する例外を除くと、初期に選択が可能なキャラクターは8人。

 紅茶を口にしながら、ナディアは彼らのプロフィールを記憶の箱から表層意識へとアウトプットしていく。

 

 

 西園蓮司。

『メルファン』の主人公。

 通称「サイレン」。休学中の男子高校生。

 復讐のために流れ着いた境界都市で紅響式という「赤い風を操る異能」を手に入れて闘う、いわばダークヒーローだ。

 

 

 五十鈴(いすず)鈴鈴(べるりん)

『メルファン』のヒロイン。

 通称「()ロイン」。姫カットの鬼族JK。

 肩のデザインが特徴的な白いセーラーワンピースを身にまとう。

 旧血鬼(エルダー・ブラッド)。呪われた一族の血を浄化する方法を探すべく、単身で境界都市に乗り込む。

 

 

 ミルミッフィー・パーム。

 Wヒロインの一人。

 異世界側の人族で、いわゆる前髪&大食いキャラ。

 通称「ミッフィー」。

 和服に似たダボダボの民族衣装を着込んだ少女だが、袖口から様々な近接武器を召喚して闘う「暗器使い(ティスカトル)」。

 

 

 ダグラス・イヨネスハイム。

 境界都市で探偵業を営む元米軍海兵隊にして元傭兵。

 ハードボイルド路線担当キャラ。

 とある女性の失踪事件を追ってトラブルに巻き込まれる。自分の身体を銃器の保管庫にできる能力から「銃術家(ガンラック)」と呼ばれている。

 

 

 フーマ・フォン・ヘルメスベルガー。

 ネタキャラ枠。ドイツ人。

 上級貴族の末裔で世界的な資産家なのだが、日本の忍者に憧れるあまり「風魔」にちなんで改名し、さらには独学でニンジャ(忍者ではない)になった通称「プロイセン忍者超人」。

 設定を考えたスタッフは頭がおかしいと評判になった。

 

 

 偽竜「ギリュー」。

 デカブツ枠。全体的に灰色な軟体竜。

 グニャグニャと身体を曲げたり伸ばしたりして闘う人造竜。もちろん竜火咆(ブレス)も吐ける。

 尊大な口調だが重度のヘタレ。研究所から脱走し、安住の地を求めて境界都市に潜伏する。

 

 

『黄金結晶』ザ・ザ。

 異世界側の亜人。単眼の女装ショタ。

 いわゆる「分かりやすいビジュアルの魔法使い」だが、魔導を極めるため全身を魔導書群と置換している頭のおかしいマジカル百鬼丸。もしくは魔導書サイボーグ。

 境界都市に密輸された禁忌呪書を「回収」するのが目的。

 

 

 自分自身……つまりナディア・ユキノインを除くと、この7人を主軸として物語は進み、最終的に境界都市を巡る陰謀を打ち破るためにラスボスと対決する流れになる。

 トラブルや死の危険など、誰しも自分から求めるような物ではない。

 であれば、彼ら彼女らとの接触は避けるべきであろう。

 

 それも「できるだけ」とか「極力」などではなく「絶対」に。

 

 しかし、たったそれだけのアクションで運命がナディアを見逃してくれるとは考えづらい。

 

 

「(でしたら、物語の根幹を先に潰せば彼らとのトラブルも軽減できるのでは……?)」

 

 

 黒く後方へと流れ行く外の景色は未来への暗示だろうか。

 それでもナディアは進まなくてはならない。

 

 当面はラスボスを真っ先に潰そう。

 

 総てを台無しにしかねない、物騒で脳筋な結論を基本方針として固めた時、甲高い汽笛が一際長く鳴り響いた。目的地の手前、下関境界前駅に近付いたという合図てある。

 

 

 ──そう。

 いよいよ境界都市に到着である。

 

 

 

 

 




 
初期使用可能キャラが8キャラって少なくない?って思われるでしょうが、昔の格ゲーって大体8キャラがデフォルトだったので、そのオマージュと思っていただければ……
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