その首置いてけザフト共 作:みども
時系列を5月まで戻し、合同部隊に視点を戻します。
パナマ陥落後、南米の政権が転覆し独立を果たした頃になります。
ジブラルタルの失陥から発生した、プラントにおける政変。
地球連合に内通していたとして、シーゲル・クラインを筆頭とするプラント最高評議会の穏健派は一掃され、過激派として知られる国防委員長パトリック・ザラを筆頭とする派閥がプラントの実権を手にした。
その後発動された、パナマ基地攻略作戦“オペレーション・スピットブレイク”。
大西洋連邦と南アメリカ合衆国を主力とする地球連合のパナマ守備軍は正式に量産化が行われていたストライクダガーを主力とする大規模な連合製MS部隊を初めて投入し一度はザフトを退けることに成功したが、新兵器グングニールを投入してきた2度目の攻勢にて決定的な敗北を喫することとなり、大戦の火蓋が切られてから地球連合のマスドライバー施設を有する基地が初めて陥落することとなった。
そしてこれに呼応するように、数日後に南米にて大西洋連邦の傀儡政権に対する革命勢力が各地で一斉に蜂起。
ザフトの支援を受ける革命軍は、現地の人々の支持を得ながらパナマ陥落の混乱などにより大西洋連邦からの援軍が得られなかった傀儡政権を駆逐していく。
早期にペルーのMS工場を占領しストライクダガーを鹵獲し戦力を大幅に増強。
結果、積極的中立宣言に対する報復措置を名目に大西洋連邦が大戦初期に軍事介入して強引に設立し搾取をしてきた傀儡政権は打倒され、南アメリカ合衆国が独立を果たすこととなった。
パナマ基地の陥落と大西洋連邦の保有するマスドライバー施設“ポルタ・パナマ”の破壊とともに、南アメリカ合衆国独立の情報は地球連合各国に広がった。
アメリカにて目まぐるしく情勢が変化する一方、アフリカ戦線でもジブラルタル制圧以降大きな動きがあった。
オペレーション・スピットブレイクの発動する直前の4月半ばに、スエズ戦線のザフトはビクトリア攻略を断念しアフリカを完全に放棄して中東へ撤退。
ザフトの撤退により空白地帯となったスエズはモーガン・シュバリエ率いる地球連合軍により制圧され、ザフトのアフリカ戦線は完全に消滅、ビクトリア基地の攻防戦は地球連合側が勝利することとなった。
これによりジブラルタル、スエズ、アフリカの制圧により地中海はほぼ完全に地球連合の制圧下となり、海軍に甚大な被害を被った上にパナマを失陥するなど大きな被害を受ける戦いが相次ぎさらには傀儡政権を打倒され南アメリカ合衆国が独立を果たすなどにより疲弊していた大西洋連邦に反し、ユーラシア連邦は足下の戦線を優勢に進め地球連合内においてその影響力を増やしていくこととなる。
スエズ攻略に参加し、紅海を制圧してアフリカ大陸からザフト勢力を完全に駆逐することに成功した第8・第9艦隊からなる合同部隊は、スエズ攻略後に補給と新たな指令を受けるためにザンジバル島に寄港する事となり、そこでパナマ陥落と南米独立の情報を得ることとなった。
この事態に際し、フッカーやアルトリアたち合同部隊の指揮官たちは今後の方針などを話し合うべくアークエンジェルのCICに集まっている。
月本部と繋げられている通信から、ハルバートンとカリオンより今後の方針に関する新たな命令がもたらされるとのこと。
イージスとバスターを擁するクルーゼ隊も、パナマ制圧後に踵を返すようにカーペンタリアよりプラント本国へ撤退したという。
成り行きから轡を並べてきた属する国家と人種の枠組みを超えて出来たこの合同部隊だが、大西洋連邦の弱体化に伴う政情の変化により両連邦の関係悪化の影響も鑑みて近いうちに解散することになるかもしれないという噂が艦隊に広がっていた。
そんな中、フェイズシフト装甲の更なる発展のためにマードックらと共にストライク、ブリッツ、デュエルの戦闘データからMSの被弾率の高い箇所の計測と選定を行う片手間で、ユウは端末のニュースサイトからパナマ陥落と南米独立の記事を見ていた。
「ポルタ・パナマが崩壊、さらには南米で革命か……」
「ザフトの部隊が南米の革命軍にいたのが目撃されたとかって情報も入っているらしい。連中、裏で繋がっていたと見て間違えなさそうだぞ」
「積極的中立勧告を大洋州連合と共に受諾していた勢力だ。亡国の際には、プラント勢力の亡命先にもなっていたと言う噂もあるし、プラントとの間にパイプがあったとしてもおかしくはない」
「まあ、大西洋連邦が建てた傀儡政権はニュートロン・ジャマーの影響で大量発生するエネルギー不足の負担を南米に背負わせてあの大陸だけでも1億を超える餓死者を出したとか言う話も聞くし、地球連合憎しの感情が爆発したとしてもおかしくはないわな」
「アフリカは連合の勝利、アメリカはプラントが優勢か……」
隣に立つミハエルから、南米の革命にザフトが噛んでいることを示す有力な証拠となるだろう話が出てくる。
大西洋連邦による傀儡政権が立つ前の南米の政情に関して常識として知っているユウも、あの国ならばプラントと繋がっていてもおかしくはないと頷く。
「しかし──」
パナマ陥落も大事だが、それよりもとユウは端末のページを移し、南米独立戦争を伝える記事のある一面を表示した。
そこにあったのは、パナマ陥落時に発生した地球連合側の捕虜のうち、南米出身の兵士たちがストライクダガーを操縦して革命軍に参加した、ということを記した一面だった。
地球連合を裏切った者たち。
コーディネイター差別から誹謗中傷としてぶつけられるユウたちに向けられる“裏切り者呼ばわり”ではなく、正真正銘の裏切り行為に走った兵士たち。
裏切り者として非難する言葉が並べられているその一面の内容、というよりもユウが気になったのはパナマで発生した捕虜の処遇に関することだった。
パナマ基地陥落後、グングニールによって無力化されたパマナ守備隊はその多くが降伏した。
しかし、降伏したところでコルシカ条約の形骸化した戦場ばかり広がるようになった戦争である。
ナチュラルというだけで全員死ねと銃口を向けてくるザフト共のやることは無抵抗の捕虜の組織的な虐殺──そう思っていたのだが。
パナマを制圧したザフトは、その捕虜たちにほとんど危害を加えることなく、南米出身の兵士たちに至っては無条件で解放し、大西洋連邦本国出身の兵士たちもコルシカ条約を守り危害を加えずにいるという。
ザフトに対する印象がナチュラル根絶を訴え無抵抗の捕虜や民間人でも平気で殺害する過激派に偏っているユウにとって、この情報は驚くものだった。
「パナマ陥落の際、大量に発生した捕虜はほとんど虐殺されることなく、南米出身の兵士たちに関しては無条件で解放され、残った捕虜にも危害を加えていないという。あのパトリック・ザラの体制下にいるザフトの所業とは思えない情報だ」
「ハト派より紳士的なタカ派とは、また珍しいことがあるもんだよな……」
ユウたちにとって、ザフトは捕虜や民間人を虐殺することを厭わぬどころか推奨するような奴等という印象が強い。
シベリア・蒙古戦線など、これまで彼らが経験してきた戦場で対峙するザフトの多くがハインリヒ・ゲルガーのような過激派の中でも一際差別思想の強い者たちであり、その蛮行と称するべき所業の数々を見せつけられてきたため、紳士的なザフトという存在をほとんど知らなかったからである。
そこには南米独立勢力の戦力とするためであり、親プラント国の拡大のためという理由があったが、パナマで発生した連合の捕虜に対するザラ政権のザフトが見せた処遇は多くの人たちのプラントに対する印象に少なくない影響を与えるものだった。
ハト派より紳士なタカ派。
ジブラルタルにてサイクロプスを起動し基地もろとも大量殺戮を敢行したクライン政権時代のザフトが行った蛮行なんぞと比較すれば、ミハエルの言葉はザラ政権のザフトの姿を表現するのに適切と言えるものがある。
「南米独立後も政治的な介入は最低限に抑えて合衆国の独立を重んじているみたいだし、案外パトリック・ザラの方が対話の余地があるかもしれないな。少なくとも、エイプリル・フール・クライシスを引き起こすことを承知の上でニュートロン・ジャマーを落としたシーゲルのクソ野郎に比べれば」
「……贖罪のつもりか。多くの餓死者が出てから、今になって革命の支援など。そんなことならば積極的中立宣言を受け入れた時、地中海荒らしなどせず南米に介入するべきだっただろうに偽善者どもが」
「いやいやそんな動機で戦争するわけねえって。どうせ結局のところは利害の一致で組んだだけだろ」
大戦初期に、積極的中立宣言を受け入れた大揚州連合と南アメリカ合衆国は、当時はプラント理事国で構成されていた地球連合から一方的な侵攻を受けた。
だがプラント側の勧告を受け入れた結果連合からの侵略に晒されることとなったこの2カ国に、当時のザフトは武力介入を行わず何をしていたかといえば地球側の混乱に乗じてユーラシアやアフリカを荒らし回る蛮行に走っていた。
結果、南アメリカ合衆国は征服され、エイプリル・フール・クライシスで大打撃を受けることとなった。
世間に向けてはまるで虐げられていた現地民の意思を尊重して革命を後押しし、独立を勝ち取った合衆国を救った盟友みたいな喧伝をしているザフトだが、ユーラシアを故郷とするユウ達から見ればザフト憎しの感情によるフィルターもあるがこの所業は偽善にしか見えなかった。
……一応、ザラ政権となったプラントの姿勢に変化があった、と言う可能性も否定しきれないが。
ザフト憎しの感情が特段強いユウは偽善に過ぎないと吐き捨て、ミハエルの方も南米の革命を利用しているだけだろうと、プラント側の喧伝している“現地の独立運動を支援し大西洋連邦の圧政から救った”という謳い文句を額面通りに受け止める気はなかった。
そして、合同部隊内に広がっている不安の声を2人もまた感じている。
それは彼らが戦い抜いてきたアフリカ戦線と、オペレーション・スピットブレイクにより発生したアメリカの情勢から広がる、地球連合内における軋轢である。
「方や俺たちユーラシアは地中海を取り戻し、ビクトリアも健在。方や大西洋連邦は艦隊がジブラルタルで消し飛び、傀儡政権の南米が転覆し、挙句にパナマが陥落してストライクダガーの工場までプラント派の勢力に分捕られたときた。それも成り行きとはいえ、アフリカでの勝利は第8艦隊に所属するアークエンジェルやブリッツといった大西洋連邦の力を借りた上での戦果だ。俺が大西洋連邦の政治屋だとしたら、今の情勢は面白くないと思うぜ」
「元より潜在敵国同士だが、今後の関係悪化は避けられないか」
南米の独立のパナマの失陥。
アフリカの制圧とビクトリアの健在。
オペレーション・スピットブレイクにより発生した影響は、大西洋連邦とユーラシア連邦との間にも大きな溝を作りかねない事態を呼んでいる。
地球連合の盟主国たる大西洋連邦はその影響力を低下させており、一方でユーラシア連邦の影響力は増すこととなるだろう。
ザラ政権の確立とクライン派の一掃により政情が安定したプラントに対し、今の地球連合はただでさえ薄い同盟関係に大きな亀裂を生み出しかねない波紋が広がっている。
それこそ、戦時下にありながら地球連合という組織が最悪崩壊しかねないようなほどの大きな波紋である。
そのことを危惧するミハエルに、ユウもまた同意をしめすように頷いた。
しかし、危惧したところで所詮兵士に過ぎないユウたちにどうこうできる問題ではない。
連合内戦などという最悪な事態にならないように、既にウェイブ提督らが動いているはず。政治の領分はその道の専門家に任せるしかない、嫌われ者のコーディネイターの軍人である自分たちが首を突っ込める問題ではないと、この問題に関しては自分たちの上官を信じるほかないと、ユウは端末の表示するページをニュースサイトからMSのデータに関する画面に切り替えた。
切り替わったページを覗きこみ、ミハエルは頭に疑問符を浮かべながら今更なことを尋ねる。
「……ところでお前は何をしてんの?」
「フェイズシフト装甲の部位展開によるバッテリーの効率化に向けたデータの編纂といえば理解できるか?」
「……半分も理解できない」
「では趣味の延長という認識でいい」
よりバッテリーの消耗を抑え、継戦能力を上げるためのフェイズシフト装甲の改良。
MSの部位ごとの被弾率から算出した計測データを元に、機体全面に展開するのではなく保護するべき優先順位の高い箇所にフェイズシフト装甲を展開することでバッテリーの消耗を抑える新たなフェイズシフト装甲。
それを作るためのデータの抽出と整理、そしてAIの親機となるサーバーへの移植作業をしているところである。
などと説明したところで半分も理解できないだろうからと、ユウは至って簡潔な説明で済ませた。
「いや趣味て……お前、技術職に転向する気か?」
趣味、として片付けるにはいささか無理があるだろうと、呆れたため息をこぼすミハエル。
ユウはザフトを滅ぼせていない段階で戦闘員を降りるつもりはないので、その質問に対する答えは否である。
「その予定はない。少なくとも、ザフト共を滅ぼすまでは」
「その道でも充分やっていけると思うけどな。整備班は信頼できるけど、お前に機体を任せれば俺もミランダも連隊長も、みんな今以上に安心できると思うけど」
「いや、流石に命を預ける兵器の整備は本職に任せるべきだと思うが」
技術屋に転向するつもりはないという意向を伝えたところ、ミハエルから想定を上回る評価を受けていたことを聞き、流石にそれは過分だと謙遜ではなく事実という認識で本職には劣ると言葉を返す。
すると2人のやりとりを横で聞いていたマードックがいやいやとユウの自己評価を否定しながら入ってきた。
「謙遜すんなって。お前さんの作った操縦サポートAIは、ストライクダガーに正式配備されたんだ。つまり、アラスカや月本部の軍上層部が認めるほどの腕がある証だぜ。今回のフェイズシフト装甲の部分展開技術も、多くの注目を集めているって話だしな!」
「やっぱりな。お前、やっぱり技術職の方が向いているだろ!」
「軍曹殿、それは初耳なんですが……」
ユウが発案しアークエンジェルの技術班と協力して完成させた、ナチュラルにもMSを操縦可能とする操縦支援AIシステムを組み込んだOS。
それがストライクダガーの正式量産機にも採用され配備されており、さらには現在制作を進めているフェイズシフト装甲の展開部位を制限しバッテリーの消耗を抑える新たなフェイズシフト装甲が連合上層部に注目されているという情報は、ユウにとっては初耳だった。
マードックの話を聞き、さすが俺の相棒と我がことのように喜ぶとミハエルと、アークエンジェルの技術班に入り浸っていたせいでその他の情報に疎くなっていたためこの発明がそんな大事になっていた事を知らず驚くユウ。
驚くユウに、マードックは伝えても大抵聞き流していただろうがと文句を言いながらも、その小柄な背中を強く叩く。
「少尉殿は自分がどんだけすごい事を成し遂げたのか自覚するべきだ。そして今作っているのがどれだけすごいのかも自覚するべきだな! あんたに謙遜されると俺たち本職は穀潰しとか言われかねねえ、どういう顔すりゃいいのかか悩んじまうからよ」
「いえ、日々の整備業務こそ最前線で戦う者達を支える技術職の本領。その分野において自分は足元にも及ばないですし、そのような身で技術屋を名乗るなど烏滸がましいでしょう」
「妬み買いまくって背中刺されてしまえよこの野郎!」
「アラサーは黙っていろ」
「外見を偽装していても、お前も中身は大差ねえ歳だろうが!」
「おっさんの前で年齢で争うのはやめてくれねえか……」
マードックの賞賛に謙遜し、その際にミハエルから飛んできたヤジに対応したところ、2人は年齢での言い争いになり無関係な最年長のマードックが流れ弾でダメージを受けるという状況となった。
この状況に陥った元凶は、最初に年齢でいじってきたユウにあるだろう。
「つまりお前が悪い。ほらマードック軍曹に謝れ、外見詐欺師」
「よく分からないが、きっとお前が悪いだろうからマードックに謝れ!」
「そうだそうだ!」
「……勘弁してくれ」
ミハエルだけでなく、偶然近くを通りかかり騒ぎを聞きつけたカガリとアフメドも入ってきたことでやかましさが増し、ユウは頭を抱えたくなった。
「あ、いたいた。ボウズ──じゃなかった、ナガト少尉!」
暇さえあれば突っかかってくるカガリとアフメドの登場に辟易としていたところ、ユウを呼ぶ声が聞こえ、第7艦隊に所属するエースパイロットが現れた。
「お、嬢ちゃんもいるじゃねえか。お前らあれだな、並んでみると親戚の集まりで揃うガキどもって感じに見えるな」
目的の人物であるユウを見つけて近づいてきたムウは、大抵ユウと一緒にいることが多いマードックやミハエルの他に、最近はよく見かけるカガリとアフメドの姿もあったことに気づき、ユウを含めた3人を見てそんな感想を口にした。
確かに並べてみると、そう見えてもおかしくはない3人である。
しかし、子供扱いされる事を嫌がるカガリとアフメドは即座に反応し、噛み付く相手をユウからムウに変更した。
「子供扱いするな!」
「うるせえよおっさん!」
「おっさん言うなクソガキ!」
「イッテェ!?」
自分で言う分にはともかく、他人からおっさんと言われるのは嫌がる面倒なお年頃のムウから、即座にアフメドの頭に拳骨が突き刺さる。
かなり痛かったのか、アフメドは頭を押さえてその場にしゃがみ込んだ。
拳骨でうるさい外野を黙らせたムウは、探していた相手であるユウとミハエルに向き直る。
「お前ら、ちょいと来てくれ。尉官全員に招集命令が出された、次の目的地が決まったぞ」
合同部隊の次の目的地が定まったため、それを通達するべく少尉以上の士官に招集命令が出されたという。
ユウたちにそれを伝えるためにアークエンジェルの格納庫に来たムウだが、彼もまだ招集命令を受けたのみでありその内容までは知らないとのことで、一緒にアークエンジェルのCICに来て欲しいとのことだった。
「「了解」」
「よし、行くぞ。軍曹、ガキ共のお守りよろしくな!」
「ええ!? 俺だけに押し付けるのは酷いですよ少佐!」
カガリとアフメドはマードックに任せ、ムウとともにCICに向かう2人。
ひとまず噂になっていた合同部隊の解散はまだ先のようだが、CICにて彼らは予想外の目的地を通達されることとなる。
スエズを奪還した後、本来の目的であるクルーゼ隊の撃滅を目指し宇宙に再び飛び立つと言う予測をしていた合同部隊にもたらされた新たな指令。
それは、この連合・プラント大戦において今や唯一中立を保ち続けているソロモン諸島に国土を持つ国家であり、G兵器を生み出したモルゲンレーテ社がある技術大国であるオーブ連合首長国に向かえというものだった。