「はぁ…はぁ…早すぎだろ!カナン!」
「この間……聞いたとおりね……お母さんに鍛えてもらったって……でも、そんなに早く、余裕そうに……登るなんて……思わなかった」
「まぁ、ねぇ、鍛えてるし、私もよく登らされたからね。こんな感じの崖を」
私は今、ウタとルフィと崖登り対決をしていました。ルフィとウタの対決に巻き込まれて対決することになって、二人よりも早く崖を登りきり、上で待っていた。
「二人とも大きく深呼吸してして呼吸整えた方がいいよ?」
「わ、わかった!すぅ……はぁー」
「わかったわ……すぅ……はぁー」
深呼吸するように声をかけて私は景色を楽しんで居た。本当にのどかな場所だなぁ……。
「よし、落ち着いた!次は!」
「まだ勝負するつもりなの!?」
「ルフィと遊ぶという事はこういうことよ。早く慣れて楽しんだ方がいいわよ!」
ウタとルフィは楽しそうに次の勝負を始める。私はそれを眺めながら、ホンゴウさんから借りている本を読む。この世界の医術に関する本は読んでいて損は無いどころか、私には利しかないのでこうして、本を読んでいる。まぁ、二人から離れすぎないようにして読まないと行けないから、度々本を片付けて追いかける。
(これ、ルフィのゴムゴムの実……いや、ヒトヒトの実 幻獣種 モデル ニカを食べる……。見たいけど、自分の能力出力強化とか拡張とか色々したいことがあるんだよね)
そんなことを考えながら、一日中、ウタとルフィに付き合い、フーシャ村を走り回った。同じ子供だけど体力あるなぁと思ってしまうのは、私の中身が大人だからだろうか……。
その日の夜。私は船に戻り、ホンゴウさんから借りている本を雷球で照らして、甲板で読んでいた。みんなは、マキノさんの店で飲んで楽しんでいる頃だろう。私は少しでも勉強してどうにでもなるようにしたいたいと思って勉強中です。
「ふむふむ……」
「勉強熱心だな、カナン」
ふと声をかけられて声のする方を見る。そこにはシャンクスが両手にジョッキを持って立っていた。私は首をかしげながらに質問をする。
「まだ飲んでいるじゃないの?」
「ああ、だが、たまには娘との会話も父親としてするべきだろう?カナンとはこうして話す機会がなかったわけだし。飲みながら話そうじゃないか、母親のこととかどうだ?」
そう言われて私は嬉しくなった。ファンとして嬉しくなったのか、父が私のことを娘と言って話す時間を作ってくれたのが嬉しいのか、どっちかは分からない……。けど、嬉しかった。
私は本を閉じてシャンクスの方に体ごと向けて
「うん、いいよ。聞かせてよ母さんのこと」
話すことにした。私に知らない母を知るシャンクス。私が父のシャンクスにあったの話1ヶ月と半月前。これだけしかまだ経って無い。語り合うこともそんなに無かった。まぁ、ウタと対決したり、私が馴染むのに少し時間がかかったと言うのもある。そして今夜、私は父としてのシャンクスと話をする。
「そうだな、まず母さん初めて会った時の話をするとしようか。俺がまだロジャー海賊団の見習いをしている時の話だな。歳の近い強い女剣士が居たんだ。俺より三つ年上でな、皆から一目置かれてて、いつも前線に出て二刀流で戦っていたんだ。そりゃ、強かったの一言だ。船団を相手にしても、軽やかな動きで次々船を飛び移っては敵を切っていたくらいだからな。その時の顔は笑ってたから頼もしいと思うのと同時に怖かったな」
あのシャンクスが怖かったって言うって何私の母さん!?しかも船団相手に船から船に飛び移って敵を切るって怖すぎでしょ!そりゃやんちゃしてたは聞いたけど、おかしすぎでしょ!
「え……何そのバーサーカー……。いや、なんだろう、若い頃はやんちゃしてたとは言ってたけどさ」
「やんちゃ……なんてもんじゃないな。でも、戦闘以外は優しい人だったな。色々とお世話になったものだ。ロジャー海賊団が解散して赤髪海賊団を作る時も、一番に船に乗ってくれて、航海を支えてくれたら、まぁ、体調はよく崩していたな、二日寝れば全快はしていたんだが」
聞けば聞くほど、どういう体をしていたのか気になってくる。なんというバケモンなんだろう。私が戦々恐々していると
「母親としての彼女はどうだった?」
母親としてどうだったかって聞かれる。私はすぐに言う
「そうだね、父さんのことを話したり、昔は自分も船に乗って冒険をしたとか、武勇伝を語っていたかな。あとは、優しくて、ご飯も美味しかった。まぁ、私が食べるようになったのは、間違いなくそれまで母さんが凄まじい量を作っていたからだね」
「まぁ、得意だったからな作るのは……赤髪海賊団結成してルウが入るまではコックしていたからな」
そんな話聞いたこともないよ。本気で母さんの知らな過ぎない?私
「覇気の修行と剣の修行、キツかったんじゃないのか?」
「言わないで、言い出したの私だけど、病魔に蝕まれている人の覇気と動きで鍛えられたよ。あげくに『手取り足取りで教えられた技は身につかない。一度くらってそこから学び取った技こそが、いざって時に役立つから』と言ってボコボコにされたなぁ」
本当によく生き延びたものだよ私……。転生前なら間違いなく死んでるよ。いや、本当によく生き延びたものだよ!
「ハッハッハ!!!らしい話じゃねぇか!」
シャンクスは大笑いをしながら何度も床を叩く。かなり面白かったようで何より!私は本当によく生きのびたよ!
「まぁ、それがあるから、あの魔王との戦いでも生き残れたんじゃないのか?」
「そうだね。感謝してるよ。でも、もう少し手心があったらとは思ったよ」
私はジョッキのジュースを飲みながら言う。空を見上げれば、星々と綺麗な月が私達を照らしていた。
「いいね、親子でこうして話すの」
「ああ、今度は、ウタを含めた三人だな」
「うん、その時はきっと今よりももっと話が盛り上がって楽しいよ」
きっとそうだ。赤髪海賊団皆でする宴も楽しいけど、家族3人だけの時間もあったら楽しいと思う。私はウタもシャンクスも好きだし、きっと楽しい。けど、この好きはキャラに対しての好きなのか、義姉、父として好きなのか私には分からない。だから、そこだけ少し罪悪感がある。そんな思いをジュースで押し込んで
「今日はありがとう、また明日。おやすみ」
「ああ、ゆっくり休めよカナン」
私はシャンクスに寝る事を伝えて部屋に行く。また、騒がしい明日が待っているのは確実なのだから……。
「おれは遊び半分なんかじゃないっ!!もうあったまきた!!証拠を見せてやるっ!!」
ルフィがナイフを片手にレッドフォース号の船端に立ち宣言していた。あれは、止めるべきだろう
「ちょっとルフィ!何をするつもりよ!?度胸試しならナイフなんて要らないでしょ!?」
「だっはっは止めてやるなウタ。おう!やってみろ何をするか知らねぇがな!」
「また、ルフィが面白ェ事やってるよ!」
赤髪海賊団のクルー達は面白そうに笑って見ていた。私はこの先何が起こるか知っているから、先に医療道具を取りに行く。
その直後
「いっっってぇーーーーーっ!!!」
「バ…バカ野郎…!何やってんだァ!!?」
「ルフィ何なってるのよ!!?」
「いて―――――よ――――っ!!」
外から悲鳴のような大きな声と泣き声が聞こえた。
「はぁ……やっぱり」
私は呆れたように医療道具を持って騒がしい甲板に向かう。今日も騒がしくなる一日に少し笑いながら歩いていく。その後、ルフィはウタとシャンクスに怒られたのは言うまでもない。
次回でもしかしたら東の海編は終わるかな?みんな大好き緋熊さんが出てきます!
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書く活力になりますので
6年後のカナンの強さ
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四皇幹部と同等 最高幹部相手は辛い
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四皇幹部に少し辛い 最高幹部相手は防戦
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四皇幹部に勝てる 最高幹部相手は辛勝