転生したら四皇の娘で歌姫の妹になった(仮)   作:皐月の王

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少女の誓い 次会う時まで

「カナン、お前……本気か!?」

 

シャンクスが驚いた声をあげて私に詰め寄る。その声を聞いて

 

「どうしたんだよお頭!?」

 

「落ち着けよお頭!カナン、何言ったんだ?」

 

「レイリーさんに弟子入りして鍛えてもらうという事を言った」

 

「「「ええええええ!!!」」」

 

それを聞いた赤髪海賊団の皆も驚きの声を上げる。ベックマンさんも少し驚いたという表情だ。

 

「という事は……船降りるという事かよ」

 

「寂しくなるなぁ」

 

「お前ら納得する前に止めようとする気は……」

 

「え!?どういう事よ!!!」

 

シャンクスが私を止めようとしようとする前に歌い終わったウタが私に詰め寄って問いただす。

 

「レイリーさんに弟子入りってどういう事よ!?それで船を降りるってどういう事よ!?いつから考えていたのよ!答えなよ!カナン!!!」

 

「ま、待って!話すから……!本当に止めて!酔うから!酔っちゃうから!」

 

肩に手を置き思いっきり揺らしてくるウタ。脳が揺らされて思わず酔ってくる。と言うか、ウタがここまで必死に問いただしてくるなんて思いもしなかった。

 

「で、何時から考えていたのよ」

 

「父さんがシャボンディ諸島に行くって言った時から」

 

「そんな時から決めていたのか……」

 

シャンクスは顎に手を起きながらに言う。ウタは私の肩に手を置いたまま俯き

 

「それで、レイリーさんに弟子入りして何するつもりよ……。船を降りてまで……船を降りてまでしたいことは何よ……。教えなさいよ……カナン!」

 

「ウタ……」

 

顔を上げたウタは泣いていた。どうして泣いているのか分らない。とは言えない。当たってるかどうかは分からないけど、友達だったルフィと分かれた後で……支えるとか言った私もレイリーさんに弟子入りして船を降りる。義理とはいえ姉妹が離れるのだから、寂しさもあるのかも知れない。それに……。支えると言ったし、

 

『もう、こんな事で泣かせないようにするから』

 

とも言った。でも、その言葉を嘘にしないために、そしてあんな後悔を二度としない為に、私は我を通す為に強くなりたい。

 

「私は強くなりたい。守りたいものを守るため、何かをしたいと思った事……やり通すため。前に言ったことを嘘にしないために……だから……」

 

私はウタの手を取り、笑顔で言う。

 

「私、とびきり強くなるよ。だから、ウタ……義姉ちゃんも立派な歌手になってよね!私が誇って自慢出来るくらいの歌手にさ!もしもの時は、私が雷の速さで駆けつけるよ!」

 

ウタはそれを聞いたウタは泣きながらも私に言う。

 

「……強くなるって言うなら、誰にも負けないくらい強くなりなさいよ!私には医学に精通した、強い妹が居るって言うから!」

 

「勿論!」

 

私がそう言うとウタは私を抱きしめる。私は驚いて固まる。

 

「絶対に約束だから……」

 

その言葉を耳元で言うウタ。私は抱き締め返して、

 

「その時がきたら駆けつけるから」

 

そう、約束をした。

 

そして宴が終わり、私は修行に行くための準備をしている。二本の刀と一応の勉強道具と刀の手入れの道具。そして救急セット。必要な物を鞄につめていると

 

「自由に生きてもいいと言って、すぐに行動に移すあたり、アイツの娘と言うのがよく分かるな」

 

「父さん」

 

シャンクスが声をかけてきた。

 

「正直に言うと驚いた。いきなり弟子入りの話をするなんてな」

 

「そりゃ、そうだよね。相談なんてしてなかったし。父さんも寂しい?」

 

私は冗談ぽく言う。すると

 

「そりゃ、寂しくないと言えば嘘になる。だが、今生の別れという訳でもないだろうしな。けど、辛くなったら何時でも迎えに行くから言うんだぞ!あの人の修行はかなり厳しいはずだからな!」

 

シャンクスが最後の方慌てたように言う。その様はなんか可愛いと思ってしまった。

 

「ぷっ……ふふ。父さんでもそんなこと言うんだ。ああ、でも大丈夫。だって伊達に、母さんの修行を五歳から今まで五体満足で生き残ってきたんだから!いや、冷静に考えたら本当によく生き残れたよ……」

 

「そう遠い目をするな。それを乗り越えているということは、確かな基盤がある。まぁ、その方が厳しくなるかもしれないな」

 

「大体どのくらい?」

 

「頭の中で母親との修行を思い返してみろ」

 

そう言われて思い返してみる。夜のジャングルに投げ込まれたこともあるし、覇気をまとった木の棒とか刀で見聞色の覇気を使って避けろと言われてボコボコにされたこともあるし、岩を投げられて武装色の覇気で殴って砕け、もしくは耐えろとか言われたこともある……。本当によく生きてたね私。

 

「思い返したな?おそらくだが、思い返した修行が天国に思える程の修行になるだろう」

 

それを聞いて私は思わず固まる。あの修行が天国……だと!?これ……本格的に原作が始まる前に死んでしまうんじゃ……。でも、その位じゃないと強くなれないよね!

 

「だ、大丈夫!きっと、大丈夫だから」

 

「声が震えているぞ?カナン」

 

「こ、これは、む、武者震いだから!」

 

「そうか!頑張れよカナン」

 

「うん」

 

精一杯の強がりで何とか準備を終えて、目を瞑る。緊張してた割にすんなり寝れたのは、心が既に決まっていたからだろうか、私には分からないけどそれでも安心して寝れたのには違いなかった。

 

そして次の日、中くらいの船が用意されていて、そこに荷物を移していた。話を聞くと、この船で修行に利用する島に移動するとのことである。

 

「では、レイリーさん。娘をカナンをよろしくお願いします」

 

「うむ、しっかり鍛え上げるさ。見るだけでも分かる程の才能を秘めているだ。これだけの逸材を育てることが出来るなんて……私も久々に心が躍るというものだ」

 

見た感じ上機嫌に笑ってるように見えるけど……なんかレイリーさんからオーラ的な何かが立ち上っているように見えるなぁ。気の所為であって欲しいなぁ。でも、それを望んだのも自分だしなぁ……。それに、覚悟を決めている以上、とことん強くならないと。

 

「元気でね父さん、皆、ウタ!」

 

「ああ、元気でな」

 

「「「またな!カナン!!!」」」

 

「うん、強くなりなさいよカナン!」

 

「では、行くとしようか」

 

こうして私はレイリーさんの修行を受けるために別の島に向かった。これからの修行がどんなものになるのか分からないけど覚悟だけして。

 

 

――――――――――――――――

 

「ねぇ、シャンクス」

 

「何だ?ウタ?」

 

ウタも何か決意を決めたように

 

「私、世界中に歌を届けられるくらいの歌手になる。カナンと約束したから」

 

それを聞いたシャンクスは嬉しそうに少し笑いウタに質問をした。

 

「ああ、そうだな。それで、ウタはどうしたいんだ?」

 

「それはね……」

 

ウタも歩み始めた。歌手になる為の道を。

 




次回から修行パートです。
修行前のカナンの状態は以下の通りです。
能力:自然系・ゴロゴロの実
武装色の覇気:硬化可能、刀剣に纏わすこと可能。流桜は未習得
見聞色の覇気:範囲が広め、未来視はまだ出来ない。
覇王色の覇気:制御はまだ出来ていないため、纏うことも出来ていない。

ここからレイリーと修行をして鍛えます。確実に5年以上は修行期間があり、鍛えます。……まじで、どこまで強くなるんだろう?

6年後のカナンの強さ

  • 四皇幹部と同等 最高幹部相手は辛い
  • 四皇幹部に少し辛い 最高幹部相手は防戦
  • 四皇幹部に勝てる 最高幹部相手は辛勝
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