転生したら四皇の娘で歌姫の妹になった(仮)   作:皐月の王

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修行開始! 二人の少女の約束

「着いたぞ。修行にうってつけの島にな。見ろ、この大自然を!この島は、ルスカイナと似たような島でな、週に一回季節が変わる特性を持っているんだ。それに君も感じるだろう?ここに住む猛獣の気配が。今の君では敵わない猛獣が沢山いるだろう」

 

レイリーさんに弟子入りして船出をして約五日の航海で辿り着いた無人島。ルフィが二年間鍛えた島によく似た環境の島に辿り着き、今から修行が始まろうとしています。

 

猛獣は私がいた村の近くの森の奥にもいたけど、そこの猛獣とは感じる気配がまるで怪物と言っても差し支えないとさえ感じた。

 

「はい、見聞色で分かります……」

 

ここで何年修行するか分からないけど、感じる気配で緊張する。

 

「そんなに気負う必要は無いさ。時間は沢山ある。慌てず段階を踏んで行けばいいさ。それに私の知っている全てを叩き込むんだ。いずれはこの島の猛獣に全て勝って貰うさ」

 

「ガ、ガンバリマス!」

 

思わず片言になったが、やる気は変わらない。ベースキャンプ地点的なのを決めて話は始まった。

 

「まずは君が何を何処まで出来るか教えてくれないか?シャンクスから武装色の覇気と見聞色の覇気が使えるのは聞いているが。本人からも話を聞いた方がいいからね」

 

「そうですね。母から鍛えられたのは基本的な戦い方と武装色の覇気、見聞色の覇気です。武装色の覇気は硬化が出来て、武器に纏わすことも出来ます。見聞色の覇気は……範囲内の人や動物の居場所が分かる程度ですね。覇王色の覇気は……あると思います。1度だけ、叫んだ時に海賊が意識を失っていたんで……制御は出来ません。あと、自然系のゴロゴロの実を食べてます。雷人間です」

 

レイリーさんは私の話を聞いてなるほどと頷きながら考え込む。そんなに時間が経たない内に

 

「なるほど。では、質問だ。この島で今の君では敵わない猛獣はどの位いるかね?」

 

レイリーさんが質問してきた。今現状の私の見聞色の覇気がどの程度なのか知るためだろう。私が感じ取れる範囲で勝てないと思った猛獣の数は……

 

「私の感じ取れる範囲では……約700頭ですかね」

 

「ほう、私は800と思ったが……いや、君が感じ取れる範囲でならそうかもしれんな。それでも、範囲はその歳で中々に広いじゃないか」

 

関心したように私を見るレイリーさん。いやー、それほどでも!と照れたいんだけど、勝てない猛獣が最低700〜800居るって夜寝れるか不安なんですけど……と言うか週に一回季節が変わるって17歳のルフィが覇気習得の為に二年間修行した環境と同じ島に、9歳の女の子が修行するって……本当に生き残れるか不安で仕方ないですね!

 

「ふむ、覇気は大体基礎は出来ているみたいだね。では覇王色の覇気のコントロールを教え込むのと、各種覇気の練度を上げるのと、能力の発展……そして、武装色・見聞色の更に出来ることを教えるとしよう」

 

それってつまり、武装色の覇気による内部破壊を意味しているのかな……。見聞色の覇気なら未来視とかかな……。この先戦うことになるかは分からないけど、海軍や七武海、新世界の海賊、果ては四皇と戦うことになった時には必ず必要になってくる力になのは明白だ。喧嘩売るつもりは無いけど、行く手を阻むなら、どの道と言うやつだし……。そんな風に考えていると

 

「あとは戦闘技術の向上には……私と実戦形式で戦うのと島の猛獣とひたすらに戦って貰うよ。こう言った経験が強くなる為に必要だからね」

 

ああ、要望通りに強くしてくれそうですね……。さて、生き残れるか私の根性と運とレイリーさんの手心と獣にかかったぞー。

 

「それじゃあ、荷物の準備も出来たようだし……早速始めるとしようか。まず、君に教えるのは武装色の覇気の応用だ。武装色の覇気の定義は知っているね?」

 

「見えない鎧を纏う感覚に近い覇気ですね……レイリーさん!」

 

「おや、手頃な相手が来てくれたようだ」

 

話していると巨大な熊が木々をなぎ倒しながら姿を現した。私が知っている熊の5倍は大きいんですけど!?

 

「ちょうどいい、実演しながら教えるとしよう。武装色の覇気のそれなりに高度な技術だが、これを習得しておけば、相手に触れること無く攻撃することが出来たり、敵や物体の内部から破壊することができる」

 

「え!?本当にこの熊相手に実演するんですか!?」

 

「勿論そうだが?まぁ、見てなさい!」

 

熊は咆哮をあげながらレイリーさんに向かって爪を振り下ろそうとするが、レイリーさんが手を構えて、そのままぶつかりそうになったが、触れること無く熊だけが吹き飛ばされた。

 

「これが、相手に触れずに倒すやり方……武装色の覇気で出来ることの一つだ。これを修得するだけでも、君の武装色の覇気の練度は格段に上がるだろう」

 

この技術……ルフィがワノ国で習得したやつだ!

 

「見聞色の覇気も同様だ。中には、見聞色を鍛え上げて、少し先の未来を見ることも可能となる。では、ここからは、実戦形式で進めるとしよう。修行は私と打ち合うのを1週間、猛獣と戦うのを1週間のサイクルで進める。私は厳しいぞ?カナン」

 

私は大きく息を吸い込んでからめいいっぱい吐き出して言う。

 

「望むところです!これからよろしくお願いします!!!」

 

こうして私の修行が始まった。

 

―――――――――――――――――――

 

エレジアに一隻の海賊船が止まっていた。町の様子はあの事件からほんの少しだけ復興されていたが、未だにその爪跡は事件の大きさを物語っていた。そんな中、一人の男性と一人の女の子が再会して話していた。

 

「また、君に会えるとは……正直に言うと思わなかった」

 

「私も……ここに、もう一度来るとは思わなかった。でも、妹が頑張るって言うんだから……私も向き合わないといけないと思ったし、何より負けられないから」

 

女の子はその男性を真っ直ぐに見ていた。

 

「それで、音楽を習いに来たのかい?ウタ」

 

ウタと呼ばれた女の子は手に力を入れて言う。

 

「勝手だと思われるかもしれないし、今更とも思われるかもしれない。でも……!約束がある!アイツは強くなるって私と約束をした。そして、私は歌手になるって約束したの!だから!お願いします!ゴードンさん!エレジアの皆さん!!!私に……音楽を教えて下さい!!!」

 

ウタは頭を下げて頼み込む。それを見ているのは、エレジアの国王ゴードンだけではなく、生き残ったエレジアの国民。ウタのはるか後ろには、レッドフォース号で赤髪海賊団がその様子を見ていた。

 

「ウタ……」

 

「俺達はここで留守番だ」

 

「けどなベック……」

 

「あれが、ウタの覚悟だ。家族の俺たちが尊重しなくてどうする。親なんだろ?お頭」

 

ベックマンはシャンクスの肩を叩きながら見守るように言う。シャンクスも腹を決めたのか船からウタの様子を見守る……。そして、ゴードンの答えは。

 

「よかった……音楽が恐怖の対象、音楽が嫌いになってなくて……」

 

「え?」

 

ゴードンの口からよかったと出たのだ。

 

「前ほどものが揃ってる訳じゃないが、それでもここで学びたいと言ってくれるなら大歓迎だ!そうだろう皆!」

 

「勿論だ!」

 

「よく来てくれたねウタちゃん!」

 

「私達も色々教えるよ!」

 

生き残った国民も歓迎ムードになっていた。ウタは顔を上げて何が何だか分からないと言う表情を浮かべていた。それを察した国民のが

 

「国王からトットムジカの件は聞いてある!ウタが望んでしたことじゃないことも、魔王に利用された事も聞いてある!」

 

「それでも私は多くの!」

 

ウタが言おうとしたのを遮り

 

「確かにこの国は傷ついて、多くのものを無くしたさ。でも、音楽の才がある子がその事件で音楽から離れる方が俺達は耐えられないし、死んだ奴らもそんなの悲しいだけだ!」

 

「そうよ!ウタちゃんはトットムジカに利用されただけ!それでも言うなら、私たちの為だと思って音楽に向き合って!」

 

ウタは涙を流している。それは嬉しくてである。最後にゴードンが

 

「改めて、君を世界一歌い手とするためにエレジアの皆が持つものを君に伝えさせてもらう!お互いに頑張ろう!」

 

ウタは頷き、涙を拭い

 

「よろしく……お願いします!」

 

エレジアでウタの音楽の修行が始まる。

 




個人的にカナンは四皇相手に10回戦って4回勝てるくらいにしたいなぁと考えていたりしてます。皆さんはどうですかね?もう少し強い方がいいか、弱い方がいいかどっちがいいですかね……。

6年後のカナンの強さ

  • 四皇幹部と同等 最高幹部相手は辛い
  • 四皇幹部に少し辛い 最高幹部相手は防戦
  • 四皇幹部に勝てる 最高幹部相手は辛勝
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