転生したら四皇の娘で歌姫の妹になった(仮)   作:皐月の王

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ここからが本番ですね!

ココ最近のワンピースに驚いてばかりです! やはり覇気を極めるべきなのか……!


いざ海へ ウタとカナンの船出

「せ、世界を見て回るため?」

 

「そうだよ。父であるシャンクスの力を借りるんじゃなくて、私は私達で世界を見たいんだ」

 

私はウタに手を伸ばす。私の言葉的には、海賊を私達でやろう!という訳ではなく、本当に世界を見て回りたい、色んなところに行ってみたいというのがある。まぁ、一人で行けと言われればそうなんだけど。

 

「……少し考えさせて。あと、少し休みなさいよね。ご飯が出来たら呼ぶから」

 

「分かった」

 

そう言うとウタは部屋から出ていってしまった。私はベットに寝転がって大きくため息をつく。自分で思うのもなんだけど、世界を見て回るのなら一人でも行けと言われても仕方ないかなぁと思った。だって、ウタとしてはシャンクスが大好きで赤髪海賊団の音楽家だし。争うのを危惧しているのかな?まぁ、船で出ても海賊するつもりは無いからシャンクスと敵対するつもりは無いし、親子で鍛えて貰う以外で戦うのは私も嫌だ。

 

「さてと……待っている間は何しよっかなぁ。そうだ、話したいこと纏めておこ」

 

そうして私は話したい事をまとめ始める。6年間の修行の話や、ウォーターセブンでの造船の話、そして凪の帯を超えてここまで来た話とか色々あるしなぁ。誰かに話すのがこんなにワクワクするとは夢にも思わなかったけど、今はそれが楽しい。

 

「うん……楽しかったこと…辛かったこと…いっぱいある……話したいこと……ある……」

 

考えている間に私は睡魔に負けて眠ってしまった。夢を見ることなく深く眠る。何分、何時間寝たか分からない位の時に。

 

「起きなよ、カナン。ご飯の準備が出来たよ。ほら、起きて」

 

「あれぇ?ウタ?私……寝てた?」

 

私は目を擦りながらにウタの方を見る。ウタはやれやれと言ったふうに肩をすくませて鼻をつねってきた

 

「痛たた!?」

 

「良いから起きなよ!ご飯だから!ほら、きっちりとする!」

 

「わ、分かったから!」

 

私はつねられた鼻を抑えながらウタを少し恨めしげに睨む。起こすなら優しく起こしてくれてもいいのに!

 

「ほら、行くよ!」

 

ウタは手を出してきた。そのウタの笑顔に私は負けて手を取る。そして、ゴードン達が待つであろう食堂へ向い夕食を食べる。そして私の6年間の話をする。レイリーとの修行の日々や猛獣と戦った話、季節が直ぐに変わる島で過ごした話や、レイリーの無茶ぶり課題で億超え海賊と戦った事や此処へ来るのに凪の帯を渡り、海王類を切り伏せながら来たことも話した。

 

まぁ、結果はドン引きされました。ゴードンからも島民からも……。まぁ、私が聞く立場ならドン引きしてる。うん、もう少しなんと言うかオブラートに包んでも良かったかもしれない。でも、何をどうオブラートに包めばいいんだよって言う話だし……。

 

でも、

 

「なんて言うか、カナンらしいよね、その話。レイリーさんにいっぱい迷惑かけたんじゃないの?」

 

ウタは楽しそうに聞いていた。自分でもドン引きするような話を楽しそうにだ。私は少し嬉しかった。そりゃ、つまんない顔されるよりかは断然嬉しい話だしね。

 

「まぁ、確かにいっぱい迷惑かけたけど……その分こっちも色々したよ!レイリーさんの飲みのツケを払ったり……仕事の手伝いとかゴロツキの相手もしたし!」

 

私は不服そうにご飯を口に含む。ウタはさらに笑いながら謝って来る。久しぶりに楽しい食事の場だった。その後、私は庭に出て刀を振るう。武装色の覇気を纏わせ、覇王色を纏えるように意識をするが

 

「うーん、窮地にこそ成長する……かぁ。良くも悪くも自然系は強いし、それを突破してくる海賊と戦うには戦ったけど、それも難なく倒せたし……。技術面はレイリーさんに鍛えてもらったし、何度もボコボコにされたから、色々足がかりはできているはずなんだけど……ま、経験が足りないか」

 

そこは仕方ないと諦めながらも、刀を振るう。出来ないことを慌ててしようとしてもダメだ。こういう時は教わった技術の練度を高め、新たな剣技を模索して、能力での出来ることを増やす。知識で知っている分こっちに分があるんだから。

 

「能力でブーストした技もいいけど、素の速さと技術を生かした技も追求するのもありかな……?それこそ某鬼狩りの呼吸の居合とか、出来なくは無いし……」

 

そんな事を考えて刀を振るったり、レイリーさんやシャンクス……そして、カイドウやマムを相手のイメージトレーニング。この時が一番緊張する。漫画で見た記憶だよりというのもあるし、イメージなんて言える程じゃないけど、一番緊張して、一番肝が冷える。

 

「ぷはぁ!?はぁ、はぁ……!」

 

息をするのを忘れるのもざらにあるほど集中する。だけど、頭に酸素が回らなくなって、意識が遠くなる事もある。クラっと来て、私は大の字でその場に寝転がり、酸素を取り込む為に呼吸をする。苦しく、呼吸が荒くなる。その時

 

「カナン大丈夫!?」

 

ウタが駆け寄ってきた。私は呼吸を整えようと大きく息を吸うが

 

「ゴホッ…ヴ…ゲホッゴホッゴホッ…!」

 

咳き込んでしまう。

 

「大丈夫!?ゴードン呼ばないと!でも、その間に……しっかりしてカナン!」

 

「だ、大丈夫……噎せた……!だけだから!」

 

私はウタを掴んで言う。ウタは大きく息を吐いてへたり込む。

 

「良かった…」

 

「そんなに慌てる事ないのに…」

 

私がふぅと息を吐くと

 

「だって、私が見つけた時に急に倒れだして、苦しそうにしてたじゃない!そんなの見たら誰でも心配するし慌てるよ!それに……」

 

「それに?」

 

ウタは泣きそうな声で言う

 

「大切な妹だし……もしかしたらと思ったら……心配もするよ」

 

目に涙を浮かべたそんなウタを見て、罪悪感に胸が痛む。

 

「ごめん、悪ノリが過ぎた……」

 

「いいよ、何ともないなら」

 

その言葉を最後に私達の間に沈黙が生まれた。うん、気まずい。何を話せばいいか分から無くなる。

 

「カナンはさぁ、この6年間世界を見て回ったの?」

 

ウタが私に質問してくる。私は空を見上げながらに答えた。

 

「ううん。海賊を追いかけるのに少しは跳んだ事はあるけど、見て回ることは無かったかな」

 

「そうなんだ……」

 

ウタも夜空を見上げて話し始める。

 

「私も、この6年間はこのエレジアに居て音楽について勉強してきたの。皆親切だし、音楽の勉強も楽しかった。そりゃ、辛いこともあったけど……あんたも頑張ってると思うと負けられないと思って頑張れた。そして、私は世界に歌を届けたい!」

 

ウタは立ち上がり、私に向かって手を伸ばしてきた。満月を背に笑顔で

 

「だからさ、私を連れて行って海へ!」

 

とても綺麗だった。その光景は私は忘れないと思う。だから、私はその手を取って立ち上がる。

 

「もちろん!行こう!海へ、そして世界へ!」

 

私達は笑い合い、話をしながら城に戻る。

 

「他にも仲間が欲しいよね。たった二人は寂しいし」

 

「ウタはどういう人が欲しいのさ?」

 

「うーん、歌が上手い人かな?一緒に歌いたいし、後は戦いが得意人かな」

 

「前者は分かるけど、後者は何で?」

 

「あんたの本職船医じゃない……。まぁ、仲間集めて、シャンクスに紹介したいね。私達の仲間って!」

 

「とりあえず、ゴードンさんに話さないとね」

 

こうして私達はゴードンさんや他の人達に話をする。諸々の準備の為に出港は一週間後となったが、その間に、楽器演奏や歌唱の練習を多少叩き込まれたのは別の話である。

 

「ゴードン!みんなぁ!行ってきまーす!!!6年間ありがとぉぉぉ!!!」

 

ウタは手を振って皆との分かれをしている。私も手を振る。そしてここから始まるは私とウタの航海だ。

 




仲間の候補二人は決めてます。それ含めての原作改変ですかね
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