転生したら四皇の娘で歌姫の妹になった(仮)   作:皐月の王

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暑い日が段々増えてきましたね……暑いの嫌だなぁ。


行き先間違え、到着シモツキ村

どうも、カナンです。カリーナを仲間にして一週間が経ちました。ウタは最初は泥棒を仲間にしたことで少し警戒していたようですが……

 

「すごいよカリーナ!歌の上達が早いよ!」

 

「歌うのは好きだからね。それより、ウタが上手だし、教え方も分かりやすいから」

 

すっかり仲良くなり歌の練習をして楽しんで過ごしてます。良かった良かった。とりあえず目下の目標の歌が上手い人の確保は出来たわけで、後は戦闘要員だけど……。東の海だとゾロかサンジなんだよね。個人的にはサンジが料理人ということもあり嬉しんだけど、そうなるとね、今、船には女性……しかも美人が二人が居るわけで……使いものに成らない可能性が高いわけですよ。

 

「さぁ……て、どうしよっかなぁ……」

 

東の海を出るにはまだ早い。せめてゲリラでもライブをローグタウンでして、ウタとカリーナの爪痕を残さない行けない。と言うか、私がそのライブを見たいし成功させたい。でも、

 

「もう少し東の海見て回りたいなぁ……」

 

甲板のハンモックに揺られながら私はぼやく。

 

「ねぇ、船長!」

 

「うん?」

 

「次、あそこに行かない?」

 

カリーナが指さす方向を起き上がって見る。その先には港が見えて綺麗な街並みがあった。

 

「あそこって……」

 

「うん、ゴア王国よ」

 

ゴア王国かぁ、まぁ、悪くは無いかなぁ。補給やカリーナの道具を揃えるのにも丁度良いし。でも、このまま入港してなんか狙われそうなのは……

 

「安心していいよ。この船からなにか盗もうとしても、同業者なら隠れそうな所とか目星つくし、取り返すことなら何とかなるよ」

 

「1度取られること前提……」

 

「ゴア王国ならルフィに会えるんじゃ!フーシャ村に行こうよ!カナン!」

 

ウタが私とカリーナに腕をかけて言ってくる。うーん、再会はルフィが航海に出て手配書が出てからと思ったけど。

 

「よし、カリーナの衣服とか家具、食料のこともあるし。ゴア王国に寄って数日滞在してから、兼ねてよりの計画、ゲリラライブをして音楽活動していこう!」

 

「「そうとなれば、楽器係のカナンは練習してね!!」」

 

「は、はいぃ……」

 

言うもんじゃない!言い出しっぺの法則は本当に容赦が無い。

 

そして、私達三人はゴア王国に入港する。入港手続きをして堂々と入港ですよ。まぁ、身バレしたら海軍待った無しの私とウタだけどね。残念ながら海軍には私たちは知られてない。まぁ、私は賞金稼ぎとしては知られているけど。シャンクスの娘と知られない限りは大丈夫大丈夫。

 

「それじゃあ、先にカリーナの衣服と家具を買って、ルフィに会いに行こうか」

 

「賛成!」

 

「気になっているんだけどさ。ルフィって誰なの?」

 

その言葉にウタは笑顔で

 

「私達の幼馴染みたいなものよ!海賊王になるって言っているね」

 

そう答えた。その後、カリーナの服を買ったり、家具を買ったり食料を買ったりとお金を使っていく。まぁ、全然余裕があるんですけどね。

 

「ありがとう!これで着るものに困らない」

 

「カナンと共有だったもんね一部は」

 

「仕方ないでしょ?ウタのは少し大きいしカナンのサイズいい感じだもん」

 

「ま、まぁそうだよね」

 

カリーナの言葉に思わずウタを見る。ウタの成長には本当に驚いたよ。カリーナはもう大きくなるのが確約されてるし私より歳下なのになんでそんなに差が無いんだろう。

 

「仕方ない仕方ない。カリーナはこれから成長するよ。カナンは……胸が小さいのは今に始まった訳じゃないから。強さと引き換えじゃない?」

 

「もうヤメテ!私のライフはゼロよ!!!」

 

膝を着いて思わず泣きたくなる。強さの代償が胸って……。髪が無くなるとかじゃないからいいけどさぁ。

 

「ごめんごめん。それじゃあ、さっさと荷物運んでルフィとこに行こ!」

 

「荷物運ぶの手伝ってよね船長!」

 

私は家具を台車に乗せて押していく。そして船に積み込むのを港の人に手伝って貰い、一段落する。

 

「よし、とりあえず物取りも警戒して、少し港から離れてフーシャ村の近くに行こう」

 

私の一声で船を動かす。出航後少し予想外な海流に巻き込まれたが、何とか、海流から脱出し、陸地が見えたのでいいところを探し船を隠すのに良さげなところを見つけて、降りる。

 

「はぁ…怖かった」

 

「カナン!錨下ろしておいて!よし、ここから行こう!」

 

「村の位置分かるの?」

 

「何となくで歩けば着くよ!何回も来たことあるし。よぉし!張り切ってフーシャ村向かって歩こう!」

 

ウタは自信満々に言うけど不安しか無い。だってフーシャ村の港に止めてるわけじゃないし、最後に来たの6年前だよ?

 

「まぁ、野宿になりそうなら、最悪二人を抱えて私が飛べばいいし」

 

「その時の運び方は?」

 

「俵持ち」

 

それを聞いたウタが嫌そうな目で私を見る。まぁ、女の子を抱っこするのに俵持ちはアレだけど。

 

「カナン、女の子を乱暴に持とうとするのやめなよ」

 

「二人同時に抱っこして運ぶにはこれがいいんだけど。しかも私も女の子なんだけど」

 

「そうかもだけど……」

 

一応の抗議もバッサリ切り捨てる。カリーナは抗議なしだった。理由は、最終は楽できるしとの事だった。しかも野宿でも構わないと。逞しすぎる。ウタも野宿は平気だけど。私も平気……まぁ、医者としては清潔を保ちたい訳で。とりあえず医療系の小さいカバンを持ち船を降りて歩き始める。

 

「とりあえず、あっちに行こう!」

 

そう言うとウタが先陣を切って歩き始める。とりあえず、初めての三人揃っての旅だ楽しんで行こう。ウタが任せてと言うのだから大丈夫な筈だ。

 

「あれ?こっちで合ってると思うんだけどなぁ」

 

前言撤回、こういう時のウタに任せちゃ行けない。たまに発動するうっかりウタがここに来て出るとは。それに知らない地理だから仕方ないというのもあるけど。

 

「ウタぁ〜まだつかないの?」

 

「も、もう少しのはずだから……ね?」

 

「そう言って何時間経ったのよ!?」

 

カリーナがウタに対して言う。言い出して……3時間位かな。心無しかカリーナの様子が疲れているように見える。まぁ、仕方ないね。

 

「まぁまぁ、とりあえず日が暮れるまで歩こう。日が暮れたら何とかするからさ」

 

「な、なんなら、変わってくれても……」

 

ウタが弱気な事を言い出す。まぁ、歳下にあそこまで詰められたらきついかな?けど、私は笑顔で両肩に手を置き

 

「ダメだよ、ウタ。最後まで頑張らないと」

 

「え、で、でも」

 

「私たちを連れて行ってくれるんでしょ?フーシャ村まで」

 

「ま、待って……」

 

「ダメ」

 

「慈悲は?」

 

「日暮れまで無し」

 

そうするとウタは覚悟を決めたように

 

「分かったよ!連れて行ってあげる!どうせ後戻りなんてないんだから、連れて行ってあげるよ!カナンをカリーナを連れて行ってあげるよ!」

 

何処か聞き覚えがある風なキレ芸で言い切るウタ。それにカリーナは少し引き、私は

 

「そうだね、連れて行ってよ」

 

そう言うとウタは頷いて再び先陣を切る。

 

「大丈夫なの?」

 

「うーん、まぁ。大丈夫じゃない?」

 

「なんか目が座ってた気がするけど」

 

「気の所為だよ」

 

カリーナは私の後ろを歩きながらに聞いてくる。まぁ、心配になるよね。だって、歩き始めて3時間経過とウタが覚悟決まったからかな

 

「船長って、意外にSだよね?」

 

「うん?そんなことないよ?」

 

軽く目を逸らしながらウタに着いていく。いつ襲撃や猛獣が出てきても大丈夫な様に見聞色の覇気で気配を感じながら、少し休憩をしたり、お弁当を食べたりしながら軽いピクニック感覚で村を目指して歩いていた。

 

いや、どんだけ遠いんだろう?素直に船でフーシャ村に行けば良かったと思うね。ウタは音楽で鍛えられたのかまだ余裕そう、カリーナが少し辛そうかな?私?全然余裕です。

 

「カリーナ、休む?」

 

「え?だ、大丈夫よ…この位。私仮にも海賊相手に盗賊してたのよ?この程度で……疲れたりなんか…ふぅ」

 

「慣れない事をしたら疲れるもんだよ?ねぇ、ウタ?」

 

「うーん、私の感によるともう少しだけど?」

 

どうやら止まれなくなっているみたいだ。まぁ、煽ったの私だし……。

 

「とりあえず、もう少しらしいけど……休まなくても大丈夫?」

 

「大丈夫、大丈夫。この位でへばってられないよ。この位でへばってたら海賊相手に盗賊なんてやってられないよ!」

 

カリーナは自分の頬を叩いて気合い入れた。言ってることは分かるけど、無理はしないようにねっとだけ伝えて着いていく。しばらくすると、

 

「うそ」

 

「本当に……着いた。確かに村には着いた」

 

「でしょ?村が見えたでしょ?でも……」

 

村に辿り着いた。村には着いたのだが、ウタと私が遠い目をする。

 

「「これ、フーシャ村じゃない」」

 

大きなため息と同時に座り込む。なんと言うかもう気分的に歩きたくない。そんな事を考えていると

 

「お嬢ちゃんたちどうしたんだい?」

 

第一村人が話しかけてきてくれた。

 

「いやぁ、行きたい村と違う村に着いちゃって。しかも、もう皆、歩きすぎて限界で……。ここはなんて言う村ですか?」

 

「ここかい?ここは、シモツキ村だよ。そりゃ大変だったろう!村においでそして泊まって行きんさい」

 

優しい村人に連れられて村に踏み入れる。私たちはフーシャ村ではなくシモツキ村にたどり着いてしまった。

 




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