お気に入り登録 感想 いつもありがとうございます!
さらに数日後の夕暮れ頃に、フーシャ村に着く。今回の冒険は明るく語れるものでは無いので皆少し静かに下船して陸に上がる。
「おかえり!どんな冒険をしてきたんだ教えてくれよ!」
港には男の子が出迎えをしてどんな冒険をしてきたか尋ねていた。顔と髪型から見て……あれがルフィだね。小さい時のルフィを見れるなんてなかなかレアだよね!
「そうだな、新しい仲間が出来たくらいだな。それ以外は……まぁ、今回はあんまり話せるような冒険はなかったな」
「ああ、今回の冒険は、色々とあってな」
赤髪海賊団のみんなは歯切れの悪い返答をして先に進んでいく。
「わかったよ!ウタに聞くから!ウター!おーいウター!冒険の自慢話を聞いてやるよ!」
港でルフィが大きな声でウタを呼ぶ。そんな様子を私がウタと船から見下ろしていて
「呼んでるよ?義姉ちゃん」
「ああ、もう!そんなに急かさなくても降りるわよ。でも、今回の冒険の話は……」
数日前の本当の話をしたこともあり、話ずらそうにしている。私はそっと背中を押して言う
「言えることだけをいえばいいじゃん。ほら、私のこととか」
自分のことを指さしながら言う。それを見てウタは大きく息を吐いてから、
「……そうね、頼りになる義妹ができたというくらいはできるわね。ほら、ルフィに紹介するから早く行くわよ」
ウタは私を先導して共に船を降りる。ルフィは私たちを見て嬉しそうな顔をするのと同時に難しい顔をする。
「大きい声を出さなくても、私は降りてくるわよ。それより、前より強くなったのルフィ?」
「ああ!前より強くなったぞ!それもそうだけど、隣のヤツ誰だ?」
ルフィが私を指さしながら質問する。そりゃ気になるでしょうね。私が自分から言おうとすると
「私の妹のカナンよ。今回の冒険で保護したシャンクスの娘よ」
「シャンクスにまだ子供がいたのか!それにウタの妹!?」
何一つ嘘は言っていない。けど、もう少し何とかないのかな。
「初めまして、赤髪海賊団船医見習いのカナンです。これからよろしくね」
「おう!オレはルフィ!モンキー・D・ルフィだ!よろしくな!カナン!」
そう言って手を出してきたから、私も手を握り握手をする。
「うん?お前の手、なんかウタの手より硬いな」
「船医見習いだけど、剣の練習もしてるからね。それでだと思うよ」
「へぇ、そうなのか!お前強ぇのか?」
「さぁ、教えてあげないよー」
私は舌を出して先に進む。それを見たルフィが
「ああ!待てよカナン!ウタ追いかけようぜ!」
と言って答えを聞く前に私を追いかけてくる。私はそれを見て走り出す。
「え?ちょっと!置いていかないでよ!」
その後のウタが追いかけてくる形になって三人で店に入った。他の赤髪海賊団メンバーは酒を飲んだり料理を食べたりして出来上がっていた。
「あら、ウタちゃん久しぶりね!隣の赤い髪の女の子は?」
「私の義妹のカナンよ。今回の冒険で船に乗ったのよ。カナン、この人がマキノさん何時もお世話になっているお店の店主よ」
フーシャ村と言えばこの人と言える人の一人だ。勿論挨拶をする。
「初めまして赤髪海賊団船医見習いのカナンですよろしくお願いします」
「礼儀正しい子ね!初めまして私はマキノこれからよろしくね、カナンちゃん」
「はい、よろしくお願いします!」
私がマキノさんに挨拶をしたところでルフィは言い出した。
「ウタ!肉の早食い勝負しようぜ!」
「望むところよ!カナン!アンタも参加しなさい!」
「えぇ!?私も!?」
「良いなぁ!カナンもやろうぜ!」
ルフィとウタの対決の流れが、私まで巻き込まれてしまう。でも、驚きと同じ位にやってみたい気持ちが湧いてきた。
「良いよ!でも、後悔しないでよ?私かなり得意だよ?こういうのは。始まりの合図は私がしてもいい?」
「にっしし!別にいいぜ俺が勝つから!」
「「私が勝つ!」」
店の外に出て勝負の準備をする。順番は店側から、私、ウタ、ルフィの順番に座って、お肉は三個、ジュースは一人一杯まである。開始に合図で食べだして、食べるのが遅かった犬に突撃されるという対決だ。これ、私勝っても負けても、ダメージゼロだよね。自然系の能力者だし。まぁ、そんな事言ったら面白みが無くなるので、何も言わずに座る。
「よーいドンのドンでスタートだから!準備はいい?ウタ!ルフィ!」
「何時でもいいわよ!」
「何時でも来い!!」
さて、いっぱい食べることには何故か定評が着いてきてる私に勝てるかな?ウタ、ルフィ……この勝負もらった!
「よーいドン!」
私の掛け声で一斉に肉を食べ出す三人。あれ?二人とも結構早いぞ!?ウタ普段そんなに早くないじゃん!ルフィは流石とかしか言いようがない!やばい私も早く食べないと!
「んぐぅ!?」
やばい!喉に詰まらせた!胸を何度も叩いて肉を落ちるようにしてるけど落ちない!
「カナンのやつ喉につまらせてねぇか?」
「カナン!ジュースがあるからそれ飲めよ!」
私は急いでジュースを飲んで一息入れる。危なかった喉に詰まらせて死ぬかと思った
「これあげる」
「ありがとう」
隣ではウタがルフィにジュースをあげていた。ずっる!あんなの反則だと言いたいけど、そんなの言っている間に勝ちを譲っちゃう!させてたまるか!私は最後の1個を食べて
「「ごちそうさま」」
ウタと同タイミングでテーブルから立ち上がり避難する。次の瞬間には犬が突っ込んできてルフィが吹っ飛ばされていた。
「ウタ!ずるいぞ!」
「出た!負け惜しみぃ!海賊に世界にずるいも何もないの!」
「ぐぬぬ!カナンはどう思うんだよ!」
突然私に振ってきた!?どう答えたらいいものか……まぁ
「勝負は勝負だしね?」
「カナンはウタの味方か!」
「当たり前よ!カナンは私の義妹なんだから!」
お肉の早食い対決は私とウタの二人勝ちになった。
その後、私は一足早く船に戻り、甲板で刀を振る。母から受け継いだ『斬魔』と『神楽』早く二刀流で使うことができるように体に馴染ませているが、やっぱり背丈の関係で上手く振るうことが出来ない。
「うーん、なら!『雷刃』!」
雷で短めの剣二本を作り出し振るう。刀とはまた違った動きで、手札を増やしていく感覚でこの鍛錬をしている。ゴロゴロでできることは増えてきているから、今度は出力を上げていこうと考えている最中。目標は十億V!エネル超えをすることが目標だ!
「着いた日の晩なのに頑張っているわね」
「あ、義姉ちゃんお帰り」
気がつくとウタが船に戻ってきていた。ウタは適当に座り私を見ている。私はそんな視線を少しは気にしながら、再び鍛錬に戻る。
「アンタのお母さんってどんな人だったの?」
突然話題を振られる。母さんの事を聞かれるとは思わなかった。まぁ、話して不味い理由は無いし話す。
「なんと言うか、すごい人だったかな……!」
「すごい人?」
「うん、私が強くなりたいと言えば、徹底的に鍛え上げてくれたし、森にも置いてかれた。打ち込みも何千回ってしたし、何度死ぬかもと思ったか。そのおかげで、サバイバル能力と今の戦い方の基礎は着いたかな」
手を止めて、過去に思いを馳せながらに言う。あの時は大変だったけど……いや、大変なんてレベルじゃなかったけどとても楽しかった。
「確かにすごいお母さんね」
ウタは半ば呆れたように言う。まぁ、他の人が聞けばそういう反応するよね。私はウタが知るシャンクスが知りたいと思い
「でしょ?そう言えば、父さんはどうだったの?」
「シャンクスのこと?」
「そう、私よりも長くシャンクスといるんだからいっぱい知ってるんじゃないの?」
「勿論よ!カナンの知らないシャンクスを教えてあげる!」
そのあとは星を見ながらひたすらシャンクスの話を聞いた。子供っぽいこと、かっこいいしところ、大人気ないところ、頼りになるところとか、ウタが見てきたシャンクスの話をいっぱい聞いた。
「そんなこともあったんだ」
「そうよ、その時のシャンクスはね……。ねぇ、カナン」
「どうしたの?ウタ」
「……何でもない。ただ呼んでみただけ」
そう言って笑うウタを見てやっぱり敵わないと思った。
「なによ?」
「ううん、いい笑顔だと思っただけ。よし、汗を流して寝ようかな」
「そうね、また明日もあるわよ。ルフィとの対決」
そう聞いて私は足が止まり驚いた表情でウタを見る。待ってその対決に私が欲しいの?
「待って!その話聞いてないんだけど!?」
「だって、あんたが船に戻ってからルフィが言い出したんだもん」
「えぇ!?」
フーシャ村での生活は退屈しなくて済みそうと思う反面、穏やかに過ごせないんだと思った。
カナンについて、カナンは健啖家です。とめどなく食べることは出来ますが、食べ始めはゆっくりです。シャンクスに自分にも役職が欲しいとぽろっとこぼしたこちもあり、船医見習いと言う役職をもらった。
鍛錬は毎晩しています。そのことはみんな知ってるけど見守るだけにしている。見られているのは見聞色の覇気で気づいてますね。
ウタはカナンのことを義妹と認めた且つ、本当の話時の関わりから距離が近くなった(かなり)
早く先に進みたいですね。2年前まで!
感想 お気に入りお願いします!
6年後のカナンの強さ
-
四皇幹部と同等 最高幹部相手は辛い
-
四皇幹部に少し辛い 最高幹部相手は防戦
-
四皇幹部に勝てる 最高幹部相手は辛勝