n番煎じくらいのネタ

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なんか頭に降ってきたので書きました。反省も後悔もしていません。


スピカのごっつええ感じ

 とある日の昼下がり、チーム・スピカに所属しているウマ娘、サイレンススズカはスピカの部室で休憩を取っていた。いつになく上機嫌である。

 

 

「ふふっ、一日限定十個しか販売しないイチゴ大福。早速いただこうかしら」

 

 

 上機嫌の理由は今日の朝から並んで買ったイチゴ大福をようやく食べることができるからだ。上機嫌のまま彼女は冷蔵庫の扉を開けてイチゴ大福を取り出し、椅子に座って食べようとする。

 しかしその瞬間、机の下にいた何者かに足を引っ張られる。

 

 

「えっ?えっ!?な、何!?誰かいるの!?」

 

 

 サイレンススズカがそう戸惑っていると、机の下にいた人物が姿を現す。

 

 

「オーホッホッホ!私の名前はスイーツ仮面!スズカ先輩の持っているイチゴ大福は私がもらいましたわ!」

 

 

 仮面をつけたスイーツ仮面もといメジロマックイーンがサイレンススズカに対してそう告げる。

 

 

「そ、そんな!ダメよ!これは私が朝から並んで手に入れたものだもの!あげられないわ!後マックイーンあなた確か減量中でしょう!?」

 

 

「そんなの関係ありませんわ!スイーツはパクパクですわー!」

 

 

 スイーツ仮面がそう言ってイチゴ大福に手を伸ばす。

 

 

「そ、そんな……!誰か、誰か助けてー!」

 

 

 サイレンススズカがそう叫んだ。次の瞬間、ロッカーが勢いよく開け放たれる。

 

 

「待ちなさい!」

 

 

「ムッ!誰ですの!」

 

 

 赤いジャージを身に纏ったダイワスカーレットがポーズを決める。

 

 

「赤レンジャイよ!」

 

 

 部室の扉を開けて、黄色のジャージを身に纏ったウオッカが出てきた。同じくポーズを決める。

 

 

「黄レンジャイだぜ!」

 

 

 ダイワスカーレットが入っていたロッカーの隣のロッカーから今度はスペシャルウィークが出てきてポーズを決める。ジャージの色は赤だ。

 

 

「赤レンジャイです!」

 

 

 今度は天井を突き破って赤いジャージを身に纏ったゴールドシップが現れてポーズを決める。

 

 

「赤レンジャイだぞ~!」

 

 

 最後に窓からトウカイテイオーが顔を覗かせる。ジャージの色はウオッカと同じ黄色だ。

 

 

「黄レンジャイだもんに!」

 

 

 そして、5人一列になって並ぶ。それぞれ決めポーズを取りこう叫んだ。

 

 

「5人そろって!」

 

 

「「「ゴレンジャイ!」」」

 

 

「……」

 

 

「……えぇっ?」

 

 

 スイーツ仮面とサイレンススズカは呆気に取られている。しかしそんなことは関係ないとばかりにダイワスカーレットがサイレンススズカに告げる。

 

 

「スズカ先輩!今のうちに逃げてください!」

 

 

「え、えぇっ」

 

 

「早く逃げてください!」

 

 

 その言葉を受けてサイレンススズカは部室から逃げ去った。彼女が心の中で思ったことはただ1つ。

 

 

(ウソでしょ……同じ色で被ってる……)

 

 

 そう思いながら彼女は部室を後にした。

 ダイワスカーレットはスイーツ仮面に向き直り彼女にこう告げる。

 

 

「さぁ!覚悟しなさいマック……スイーツ仮面!」

 

 

「……違いますわ」

 

 

「えっ?」

 

 

「違いますわ。あなたたち、おかしくありませんこと?」

 

 

 スイーツ仮面はダイワスカーレットたちにそう告げる。しかし、彼女たちには思い当たることがないのか首を傾げていた。

 

 

「だって、おかしくありませんこと?あなたたち、なんておっしゃいましたか?」

 

 

 スイーツ仮面のその質問にトウカイテイオーが答える。

 

 

「ゴレンジャイだよ。さてはマックイーン聞いてなかったな~?」

 

 

「いえ、ちゃんと聞いていましたわ。私はスイーツ仮面です。ですが、あなたたちどう見てもゴレンジャイじゃありませんことよ。だって、ウオッカあなた何色でして?」

 

 

「黄レンジャイだぜ!」

 

 

 ウオッカはそう元気よく答える。そして、また全員がポーズを取った。

 

 

「5人そろって!」

 

 

「「「ゴレンジャイ!」」」

 

 

「お待ちなさい!」

 

 

 ポーズを取った5人にスイーツ仮面が待ったをかける。そして彼女たちに質問する。

 

 

「もう一度聞きますわ。ウオッカ、あなた何色でして?」

 

 

「黄レンジャイだぜ!」

 

 

「テイオー。あなたは何色でして?」

 

 

「黄レンジャイだもんに!」

 

 

「おかしくありませんこと!?なんで、なんで黄色が2人もいますの!?」

 

 

 そう指摘したスイーツ仮面にダイワスカーレットが告げる。

 

 

「アタシは赤レンジャイよ!」

 

 

「ま、まあそうですわね。ではスペシャルウィークさん、あなたは?」

 

 

「赤レンジャイです!」

 

 

「ゴールドシップさん、あなたは?」

 

 

「なんだよマックイーンちゃんと聞いとけって~。ゴルシちゃんは赤レンジャイだぞ?」

 

 

「5人そろって!」

 

 

「「「ゴレンジャイ!」」」

 

 

 もう何度目か分からないポーズをとる。その姿にスイーツ仮面は我慢できずに叫んだ。

 

 

「違いますわ!何も!かもが!違いますわぁぁぁぁぁ!後私はスイーツ仮面です!」

 

 

 そうツッコむことを忘れない。続けざまにスイーツ仮面はゴレンジャイに指摘する。

 

 

「結成段階でおかしいとは思いませんでしたの!?どうして赤が3人で黄色が2人なんていう事態になったのですか!?」

 

 

 スイーツ仮面の言葉にゴレンジャイの面々は心底分からないと言った表情を浮かべていた。渋々と言った様子でトウカイテイオーが説明する。

 

 

「細かいな~マックイーンは。ボクたちはさ、色とかそう言うんじゃない。1人1人の個性を見てもらいたいんだよね~」

 

 

「いえ、そんなこと言われましても……。小さい子たちは見た目で判断しましてよ!後スイーツ仮面です!」

 

 

「う~ん、でもそれは努力で何とかなっていくと思うし。それにさ?マックイーンからしたらおんなじ赤に見えるかもしれないけどさ、スペちゃんとかすっごくお母さん思いだし」

 

 

「えへへ……」

 

 

 スペシャルウィークはトウカイテイオーの言葉に照れたように頬を掻く。

 

 

「そうだ!1つスペちゃんのすっごくいい話があるんだけど!」

 

 

「いえ、スペシャルウィークさんがお母様思いなウマ娘なのは知ってますしどうでもいいですわその話。後マックイーンではなくスイーツ仮面です」

 

 

「そんな!?」

 

 

 スペシャルウィークは露骨に傷ついた顔をした。

 

 

「私が言いたいのはそう言うことではありません!自分たちの姿を見て気づきませんの!?どうして赤が3人で黄色が2人なのですか!スペシャルウィークさん!どうしてあなた以外に赤が2人もいますの!?」

 

 

「……」

 

 

 スペシャルウィークはスイーツ仮面の言葉に沈黙する。そして言葉を絞り出した。

 

 

「……トレーナーさんと一緒のこと言うんですね」

 

 

「いや、それはトレーナーさんが正しいですわ!だって常識的に考えておかしいですもの!戦隊モノとして自分と同じ色の人がいる時点で、その時点で戦隊として成立していませんわ!」

 

 

「こまけぇなぁ、マックちゃん!こういうのは中身だ!中身が伝わればいいんだよ!」

 

 

「だから、お子さんたちには中身なんて伝わりませんわよ!?後スイーツ仮面です!」

 

 

「5人そろって!」

 

 

「「「ゴレンジャイ!」」」

 

 

 スイーツ仮面の言葉をぶった切るようにゴレンジャイは決めポーズを取り始める。

 

 

「……頭痛くなってきましたわ。とにかく、私が言いたいのは戦隊として成立していないということで……」

 

 

「マックイーン!アタシは優等生よ!」

 

 

「いえ、スカーレットが優等生なのは承知しておりますが……。それはお子さんたちに伝わるのかはまた別の問題でしてよ?後いい加減ツッコむのも疲れてきたのですがスイーツ仮面です」

 

 

「チッ!分かったよマックイーン!」

 

 

 突如ゴールドシップがスイーツ仮面にキレる。何事かと思い全員がゴールドシップの方を向いた。

 

 

「そんなにマックイーンが気に入らねぇんだったら……、ゴレンジャイなんて辞めてやる!」

 

 

「やめてくださいまし!?私が原因みたいではありませんの!どう考えても悪いのはそちらでしょう!?私が言ったから辞めるみたいな言い方はやめてくださいまし!」

 

 

 スイーツ仮面はもう本名で呼ばれていることをツッコむのを止めた。しかしそこにトウカイテイオーが待ったをかける。

 

 

「しょうがないな~。じゃあボクが緑やるからさ。マックイーンもそれで満足でしょ?」

 

 

「私が原因みたいに言われるのは少々癪ですが……本当ですの?テイオー」

 

 

「あ、テイオーが緑やるならオレも緑……」

 

 

「どうしてですの!?」

 

 

「いや、だって同じダービーを勝った仲だし」

 

 

 ウオッカの言葉にテイオーは頷いている。スイーツ仮面は叫ぶようにウオッカに主張する。

 

 

「テイオーが緑をやるなら、ウオッカは黄色のままでいいんですのよ!そうすれば色もバラバラになるでしょう!?後ダービーを勝った仲ならスペシャルウィークさんだってそうでしょう!?」

 

 

 スイーツ仮面がそう叫んでいると、突然ダイワスカーレットがジャージを脱ぎ始めた。スイーツ仮面がそれに気づく。

 

 

「……どうしてあなたはジャージを脱いでますのスカーレット!はしたないですわ!」

 

 

「いや、この部屋ちょっと暑くて……。それにジャージのサイズもちょっと合わないし……、特に胸の当たりが」

 

 

 その言葉にスイーツ仮面は一瞬殺意を覚えたが今はそれどころではない。ゴレンジャイに告げる。

 

 

「テイオーが緑をやるのであれば、ウオッカは黄色のままでいいんですのよ!そうすればおさまりがいいでしょう!?……スペシャルウィークさん、あなた先程から何を食べていますの!?」

 

 

「ッ!す、すいません!美味しそうでつい……」

 

 

 スペシャルウィークが食べていたのは机に置かれていたクッキーだった。誰のものか定かではないがバレた手前スペシャルウィークはすぐに手を引く。

 スイーツ仮面は呆れた表情でゴレンジャイに告げる。

 

 

「どう考えてもおかしいですわ!私はあなたたちのためを思って言ってますのよ!?なのにどうして私の方がおかしいように扱われますの!?納得いきませんわ!」

 

 

 その言葉にテイオーは椅子に座って悲しそうな表情を浮かべながらスイーツ仮面に語りかけた。

 

 

「……じゃあマックイーン、今日はもう戦って、くれないのかな?」

 

 

 しかし、テイオーの言葉にスイーツ仮面は毅然として態度で返す。

 

 

「当たり前じゃないですの。納得できませんもの。なんで戦隊といえないあなたたちと戦わなければいけませんの?誰に聞いてもおかしいと答えますわよ?もう1回みなさんで話し合った方がいいですわ。同じチームですし、いつも一緒にいるでしょう?」

 

 

 その言葉にトウカイテイオーは何とも言えない表情を浮かべてダイワスカーレットの方を見る。

 

 

「いや、実はさ……。ボク、スカーレットのことよく知らないんだよね」

 

 

「冗談でしょう!?同じチームですわよね!?」

 

 

「いや、アニメとかアプリであんまり絡みないし……スペちゃんはアニメの主人公同士、ゴルシはパカチューブのゲストでお邪魔したことあるし、ウオッカは同じダービーウマ娘の縁があるし……。スカーレットだけ絡みがないって言うかさ……」

 

 

「急にメタいですわね!?というか、ウオッカのつながりが認められるなら同じ有マ記念を勝った仲でしょうあなたたち!」

 

 

「でも正直アタシもテイオーのことよく知らないのよね」

 

 

 2人の言葉にスイーツ仮面は頭を抱える。頭を抱えたままスイーツ仮面は言葉を告げた。

 

 

「あなたたち、戦隊だとかそういう依然の問題じゃないですの!もっと他にやるべきことがありましてよ!打ち合わせとか、練習とか!まだ戦うには早いですわ!」

 

 

「そうかな~?」

 

 

「そうですわ!私も、もうスイーツキャラとして確立して長いですわよ!この間やっと一本立ちしましたもの!この仮面とマントを持って!」

 

 

 メジロマックイーンはそう言いながら仮面とマントを外す。その姿を見て渋々ながらもゴレンジャイは納得したように頷いている。

 トウカイテイオーがメジロマックイーンに話しかける。

 

 

「……分かったよマックイーン。ボクたちが間違ってた」

 

 

「やっとわかってくれましたのね?それでは、またみなさんで話し合ってください。そして、え~っと……」

 

 

 メジロマックイーンはそう言って自分のスケジュールが書かれた手帳を開く。空いている日を探しているようだ。

 

 

「そうですわね……。では、来週ぐらいにまたここで会いましょう。来週もう1回ここにきて、あなたたちが出した答えを私に見せてくださいまし」

 

 

「分かった!マックイーンが納得するような答えを、みんなで見つけてくるよ!」

 

 

 ゴレンジャイの面々はお互いの顔を見合わせて頷きあう。その姿を見てメジロマックイーンは満足げな笑みを浮かべた。

 

 

「本当に頼みますわよ?テイオー、スカーレット、ウオッカ、スペシャルウィークさん、ゴールドシップさん」

 

 

 メジロマックイーンの言葉にゴレンジャイは声を揃えて答えた。

 

 

「任せろ!」

 

 

「任せてください!」

 

 

「任せなさい!」

 

 

「任せて!」

 

 

「ゴルシちゃんにお任せだ~い!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その光景をサイレンススズカは遠くから見ていた。

 

 

「一件落着……なのかしら?というか、来週会いましょうって言ってたけど、部室だし毎日会うんじゃないかしら……?」

 

 

 サイレンススズカは、そうツッコまずにはいられなかった。




こんなの書いてる暇あったら改稿するべきなんだよなぁ……。

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