擬人化能力を有効活用してゴア・マガラからシャガルマガラになる話 作:一般通過龍
狩猟クエスト
炎の中で舞う傘鳥
条件:アケノシルム一頭の狩猟
目的地:山の麓
依頼主:頭の毛が焦げている行商人
内容:いくら激しい雨に晒されても壊れないと言われる傘の噂を聞いてはるばる遠いところに行って、その品物を無事に手に入れたんだが・・・その帰り道にアケノシルムに出会ってしまって仕入れた傘が全部燃えてしまったんだ。
どうやら自分が吐いた火炎液で周りに着けた火をイルミネーションにして踊っているところを見られたのが恥ずかしかったから襲ってきたんだろう・・・
しかしそれとこの仕入れた新しい商品になる予定だった傘を燃やされた件は別だ!アケノシルムの野郎をボロボロになった傘のようにしてくれ!
◆
「これは凄い舞踏だな・・・」
山の麓にある一部の森のエリアは炎で燃えていた。そして炎で作られた円の中をアケノシルムが踊っているのをマワルは見ていた。
何のために踊っているのかはマワルには分からない。だが一部の鳥の種類には求愛をするため踊る鳥がいるという話やを聞いたからあのアケノシルムはプロボーズの練習の為に踊っているのかもしれない。
だがこのアケノシルムを放っておくと森林火災が発生してこの付近の生態系が壊れるかもしれないから狩らなければならない。
そう思わざるを得ないほどアケノシルムはあちこちに火をたくさん放っていた。
「だが火遊びはここまでにしてもらおうか!」
そう言うのより早く隠れていた場所からマワルは閃光玉をアケノシルムの前に投合した。
「グェ~~ッッ!!?」
いきなり閃光玉で目を
その隙をマワルは逃さない。アケノシルムが出鱈目に吐き出すバウンドする火球を冷静に回避にしながら抜いた太刀をアケノシルムの喉元にぶつけた。
喉元を狙った理由は一撃でデカいダメージをアケノシルムに与えるのもあるが火炎液を吐き出す器官を潰してこれ以上周りに火が燃え広がるのを防ぐためでもある。リオレウス等の一部のモンスター達は自分がブレスを吐く器官を潰されても驚異的な再生能力ですぐさま回復することが出来るがさすがにアケノシルムはそういう芸当はできまいと狙ったのだ。
「これでしばらくは火炎液を吐き出せまいッ!!?」
だがアケノシルムは太刀が喉元に当たって自分の目を潰した外敵がいるのを感じとると太刀によるダメージで後ろに倒れる衝撃を利用し、そのまま勢いをつけてサマーソルトをマワルに仕掛けた。
「危ない!旦那さん!」
だがそうはさせまいとマワルのオトモのアイルーが得物をアケノシルムの脚にあててサマーソルトの軌道を反らす。反射的に回避をしたのとオトモアイルーが攻撃でサマソの軌道を変えたおかげでマワルは反撃を無傷ですませることができた。
「旦那さん、今度はリオレイアではなくアケノシルムのサマーソルトでピンチになるところだったニャ。ボクがいなければ今度こそ死ぬところだったかもしれなかったニャ」
「ごめん。助かったよニャン吉」
このオトモアイルーの名前はニャン吉。マワルがリオレイア戦の反省や村長のアドバイスを活かして雇ったアイルーだ。ちなみに名前の由来は語尾にニャを使うからニャン吉という実に安直な理由でマワルに付けられた。
「しかし妙にこのアケノシルム強く感じるな・・・」
アケノシルムは閃光玉で目が眩しくてあまり見えないにも関わらずサマーソルトが外れた体勢をすぐさま整えてマワル達がいる思わしき場所に転ぶのでどうぞ攻撃してくださいとあからさまに頭を低くして傘を中途半端に大きく広げたカウンター狙いの突進を仕掛けたのを見てマワルはそう思った。
だが一直線に突進してくるのはこちらにとって好都合だ。
「ニャン吉!小タル爆弾や投げナイフ、小石等を投げて目的の場所に誘導するぞ!」
「分かったニャ!」
マワルは踵を返して逃げた。しかもあえて足音を大きく立ててだ。
小タル爆弾や投げナイフを傘で容易く受け止めながらアケノシルムはマワル達の足音が聞こえてくる方向を理解して突進の速度を早めてマワル達を追いかけた。
そしてマワルとアケノシルムの追いかけっこで閃光玉で潰れたアケノシルムの視力が完全に回復するのとマワル達が誘導した場所に仕掛けたシビレ罠が展開したタイミングは同時であった。
「今だ!!」
そう叫ぶとマワルはシビレ罠に引っかかり激しく痙攣して硬直しているアケノシルムの近くに置いてある大タル爆弾を投げナイフで起爆させた。
その瞬間、鼓膜が破れて正視できないほどの大爆発が起きて大タル爆弾から出た紅蓮の炎がアケノシルムを包んだ。
「グェェェェェェ!!」
炎に包まれたアケノシルムの苦しそうな叫び声が終わったあと、爆発が終わった爆心地にあったのは瀕死のアケノシルムであった。生きているがまだ展開しているシビレ罠抜きでも動けない重症だった。
瀕死のアケノシルムにトドメを刺すべくマワルは力一杯大剣の如く太刀をアケノシルムの喉元に振り下ろした。
「うおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!」
ただでさえ最初の太刀の一撃で喉元を傷つけられていて大タル爆弾で瀕死になったアケノシルムの頸は意外とあっさり斬れて殺すことが出来た。
「よっしゃあ!狩猟達成!!」
◆
今、私は受付嬢になるべく勉強をしている。理由はこの地方にいるモンスターの動向(特に同族のゴア・マガラ)を知るためだ。
しかし受付嬢の資格を取るのが難しい!前世から勉強して覚えることが苦手な私にとっては頭がクラクラする。
はぁ・・・ハンターになった方が良かったのかしら・・・
「ただいま!アケノシルムの狩猟に成功したよ。」
おや、マワルさんが帰ってきましたね。
「おかえりない、初めてのオトモとの狩りはどうでしたか?」
「ニャン吉は凄く頼りになったよ。ソロでもオトモがいると違うね」
やはり現実のモンハン世界でもゲーム同様にオトモがいる、いないの違いでかかったようですね。
「ねえ、受付嬢になるのをやめてハンターになってもいいかしら?」
「ハンターになるのはいいと思うし、ハンターと受付嬢どっちになるのも君の自由だと思う。でも受付嬢になった君からクエストを受けたらよりやる気が増して強くなる気がするから頑張ってほしいと俺はそう思っているよ」
仕方ない・・・マワルを同族のゴア・マガラを安定して狩って処分できるくらいのハンターにするため、もう少し受付嬢の勉強を頑張りますか!
モンスターハンターライズ:サンブレイクのアップデートモンスターのタマミツネ希少種、傀異克服オオナズチに返り討ちにあってきました・・・
唯一、無乙で狩れたのはエスピナス亜種でした。
誤字脱字、アドバイス等がありましたら報告よろしくお願いします