Vampire Lord   作:Crimson Wizard

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お久しぶりです。
ハリポタ二次創作にハマって何を血迷ったのか一度投稿したんですが全然面白くなかったので秒で削除しましたw
あれ設定複雑すぎないか。登場人物何人いるんだよ。
今回は他作品の技を丸パクリしてるので苦手な方は注意です。


第8話

 

私、レミリア・スカーレットは今、仮初の身分である若手冒険者ダリアとして陥落した竜王国の都市の一つにいる。

砦の屋上から下を見下ろすとそこには多種多様な動物と人間を掛け合わせたかの様な生物が数を数えるのも億劫な程集まっている。

 

……既に生きた人間の気配はしない。

私がビーストマンだったら、ある程度は保存食として生かしておくけど……それだけの知能も無いようね。

 

ちなみに、私以外にクリスタル・ティアとかいうアダマンタイト級冒険者も同行している。

……まあリーダーのロリコン一人だが。

何故かというと、単純に既に陥落した都市の奪還に貴重な冒険者達を派遣する余裕など無いからである。

 

私の予定では木っ端冒険者が数人程いればそれで良かったのだが、

ドラウがそれでは足手まといになるのではと口にした途端にこのロリコンが立候補した訳である。

 

それとこいつ、ドラウを見る目がヤバかった。

私だったらあの視線を向けられた瞬間には反射で拳が飛び出るくらい気色の悪い視線だった。

常に薄っぺらい笑みを浮かべているし、そもそもパーティメンバーを置いていくというのもこいつの提案なのだ。

 

私からしたら足手まといなのは変わらないので、こいつには証言者としての役割以上の働きを期待してはいない。

精々足を引っ張らないでくれれば十分といった認識だ。

 

「それで……どうするんですか?」こいつはそもそも私の能力を信用していないらしい。

 

先程からこの質問ばかりだ。

 

「まあ、見ていて下さい。」

 

我ながら演技が上手いのではないだろうか。……まだ何もしていないが。

いずれは二つの人格を完璧に操れるくらいになりたい。

 

さて。

 

「ビーストマン共よ!命が惜しいのであれば今すぐ降伏するか撤退するのをお勧めしよう。」

 

私は大声を張り上げてビーストマンの注目を集めた。

隣のロリコンは気狂いを見る目でこちらを見ている。全く、失礼なやつだ。

 

「言語を話す程度の知能はあると聞いていたのだが?」

 

するとビーストマンの長?みたいなのが嘲笑しながら口を開いた。

 

「はっ!馬鹿が!餌と会話する奴が何処にいる。」

 

「残念だ、もしかしたら共存できるかもと思っていたのだが……」

 

今の私は信心深い騎士という事にしてるからね。

それっぽい事を言うのも忘れない。まさか共存出来るなどとは微塵も考えていないが。

 

「ふん、奇襲のチャンスを逃すとは、馬鹿なヤツだ。」

 

「奇襲する必要性など無いからな。」

 

するとビーストマン共は合図もなしにこちらへ向かって走り出した。

私は砦から飛び降りるとビーストマン共の正面に立ち、豪華な装飾のバスタードソードを構える。

 

「束ねるは星の息吹、輝ける命の奔流。受けるが良い!約束された勝利の剣(エクスカリバー)!」

 

私は薙ぐように剣を振るう。すると剣先から紅色の魔力が迸り、射線上の敵を一掃した。

名前も詠唱も丸パクリである。まあやってる事はただの魔力放出なのだが。

 

いつか本物を使ってみたいわね。少なくとも剣の見た目と魔力の色を変えるのは必須ね。あ、あと鎧も。パチェに作って貰いましょう。

 

そんな呑気なことを考えていると生き残った敵は蜘蛛の子を散らすように逃走を始めた。

 

……まだ三分の一は残ってるわね。

 

「逃がすか!」

 

私は泣き喚きながら逃げ回るビーストマン共をぷちぷち潰していく作業に戻る。

勿論それっぽく立ち回っている。そもそも本物の騎士は逃げ惑う敗者の背中に斬り掛かるのかは置いておく。

 

するとアホ面を晒していたロリコンも逃げ惑うビーストマンの背中を斬りつけ始めた。

恐らくだけど、私が負けたら逃げてたでしょうに。なんて卑怯な奴なんだ。

 

まあいいわ。少しは経験値になるといいのだけど。

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 

「まさか本当に都市を奪還してくるとは……。」

 

あれから私は特に何事も無く城へと戻り、ドラウに報告していたのだが……。

信じられない様な表情をされると、信用されてなかったのかと思ってしまう。

 

「英雄の凱旋よ?もう少し嬉しそうにしなさいよ。」

 

今はドラウと宰相しかいないので、口調は素のままである。

格好は念の為ダリアの物にしているが。

 

「ああ、すまんな。それにしても、まさかこんなに早く帰ってくるものだとは思って無かったぞ。」

 

「私は仕事は出来るだけ早く終わらせたいタイプなの。」

 

それから暫く談笑していると、報酬の話になった。

 

「レミリア、報酬の事なのだが……」

 

「わかってるわよ。ある程度の金銭と、あとは私の宣伝をしてくれるだけで大丈夫よ。」

 

「すまん、助かる。」

 

流石に無報酬という訳にはいかないだろう。

私としては金銭に困っている訳ではないので、別に大した額じゃなくても構わない。

 

さーて。レベルの確認をしないと。

私はダリアの姿をしている時はまだスキルや魔法を使えないので、今回は魔力をただぶっ放しただけだが……

 

ある程度の数を倒したはずだ。

私は手元にカードを取り出す。

 

これはパチュリーが作ってくれた魔道具で、自身のステータスを可視化してスキルや職業(クラス)の割り振りなんかが出来るという反則アイテムである。

レベル上限解放の指輪と共に作ってもらったのだ。これがあれば現実でゲームの真似事が出来るのである。

 

これを見る限り、あれだけ殺して12レベルしか上がっていない。

それと、これは後で知った事なのだが……別にダリアの姿でなくとも、レミリア・スカーレットとしての姿でも経験値は蓄積されるらしい。

それなら私は魔法も使える本当の姿で過ごしたい。それにこの身体は身長なんかも違うから違和感が残るのだ。

 

それとビルドの話だが、私は聖騎士ムーブをしたいので優先的にそれ系の職業(クラス)を取ろうと思う。

というか、妥協はしない。

 

これから来るかもしれないモモンガ達と違って私は蘇生アイテムなんて持っていない。

パチュリーは蘇生くらい出来ると思うけど、そのパチュリーに何かあってからでは遅いのだ。

なので私もそういった手段を得るべきだと思ったのである。

 

それに……私の種族は一応吸血鬼となってはいるが、パチュリーのお陰で正確には少し違う為アンデッド特有の縛りがない。

なので回復魔法やアイテムも通じる。だが同時にアンデッド系に対するバフ効果なんかも効かなくなっているが……まああまり困らないだろう。

そもそも私でも対アンデッド用のバフ魔法なんか知らないしね。限定的過ぎて使えなさそう。

 

さて、私はいいとして……咲夜なんかの事を考えると経験値を蓄積する魔道具が必要ね。

パチュリーに頼んで作ってもらうしかないけど……。

 

流石にこの状況では頼めない。少しパチュリーを休ませないと、そろそろ本気でストライキを起こされそうだ。

それにそんな大層な魔道具は作るのにも時間が掛かることだろう。

 

それならそれまでの時間は有効活用すべきだ。

私は一度紅魔館へと戻ると咲夜を連れて竜王国近隣の都市を奪還する旅を始めた。

 




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