Vampire Lord   作:Crimson Wizard

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遅くなりましたー。すみません忙しくて……
甥っ子の世話しながらなので、誤字があったら報告よろです。
ちなみに内容は全然進みません。流石に短過ぎるのでまた近い内にあげます。


第25話

 

今日は例の骨、アインズ・ウール・ゴウンが我が紅魔館へとやって来る日だ。

 

「お嬢様、お客様がいらっしゃいました。」

 

なんか仰々しい咲夜を見るのも久しぶりね。……いや、いつもこんな態度だったわね。

 

「じゃあ私はこの館の主らしく先に座っとくから、任せたわよ。」

 

「かしこまりました。」

 

いつにも増して遊びが無いわね。それだけ本気って事ね。別にそこまで気にするような事でもないと思うんだけど……

まあ従者としてのプライドでしょうね、あの子は私の従者って事に誇りを持ってるから来客がある度にこんな感じになる。

 

そういえば……咲夜の能力に新たな発見があったのよ。

私は意識していれば時間を止められても問題ない訳だけど、プレイヤーも時間対策とやらをしてるらしいから

咲夜の能力は効かないものだと思ってたんだけど、どうやら全く効かない訳ではなさそうなの。

 

咲夜が時間を止めた場合は時間対策とやらが働いて全く能力の効果が無いみたいなんだけど、

対象の体感時間を遅くしたり、自分の体感時間を弄った場合は話が変わってくるらしい。

 

恐らくユグドラシルのシステムでは時間操作=時間停止という事になってるから時間停止を使用した時のみ時間対策とやらが発動するみたい。

そもそもユグドラシルのシステムに穴があった訳ね。

要は時間停止と時間対策とやらは紐付けされてるけど、咲夜の時間操作はそれに当てはまらないって事。

 

まあでも咲夜の基本的な戦術が通じないのは変わらないわね。

私も試しに体感時間を弄ってもらったけど、体感五分くらいで慣れたわ。……止まった時間の中の体感時間ってもう訳分かんないわね。

 

だからまあ、初見殺しの技が一つ増えたくらいの感覚でいいのかもね。

 

おっと、こんな事を考えてる場合じゃないわ。どうすればアインズ・ウール・ゴウンを私の支配下に置けるか考えなくちゃ。

奴を上手く利用するなら、嘗てのギルドメンバーの立ち位置に潜り込めれば何とかなるわね。

 

まあとりあえず、今の私の仕事は偉そうにふんぞり返っている事ね。

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 

ここはアインズ・ウール・ゴウンもとい、モモンガのギルド拠点であるナザリック地下大墳墓の入口付近。

 

俺は支配者としての立ち振る舞いを身に付けるべく、つい最近ナザリックに侵入してきたあの偉そうな吸血鬼の……

何だっけ。えーっと、レミリアだ。レミリア・スカーレットという偉そうな女の子が吸血鬼は生まれながらの支配者とか言ってたから

支配者っぽい立ち回りについて軽く相談に乗ってもらおうと思ったんだけど……

 

なんでこんなに仰々しいの?パーティか何かあるのか?俺何にも聞いてないんだけど。

それに護衛って何だよ。相談に行くのに護衛を付けてたら失礼じゃないか?

 

いや、俺だって何も考えてない訳じゃない。勿論リスクはあるし、守護者達からすれば警戒するのは分かるけど

むしろ彼女を味方に付ける事が出来ればかなり心強い。

この世界に来てから色々と調査をしたが、人間以外の種族は話の通じないのが多かった。

 

それに彼女は人間じゃないから俺達とあまり倫理観がかけ離れていない。

数少ない話が通じる人外という訳だ。

まあ人間だったとしても、この間見た冒険者パーティみたいにプレイヤーかもしれない奴と無闇に敵対する事は避けたいので

どちらにせよ友好関係を築きたい。

 

それに加えてシャルティアを圧倒する実力。見る限り間違いなく全力を出してはいなかった。

あれを見る限り、仮に俺が一対一で戦ったとして勝率は二割に満たないだろう。

 

まあ何にせよ、打算込みである程度仲良くなれればと思ってたのに。

そもそも護衛の意味が無いのなら付けなくて良くないか?やっぱり支配者ってよく分からん。

 

「私はいつでも出発出来ます。」

 

それに……

 

「アルベドよ、その……よく似合ってはいるが、その格好は?護衛じゃなかったのか?」

 

なんでイブニングドレスなんか着てるんだよ。ダンスパーティーのパートナーか?

俺はダンスなんか出来ないぞ。

 

「アインズ様、護衛などというのは表向きの話です。格付けです。こういった時、招待する側はパートナーを見て相手の格を計るものなのです。」

 

そうなの?聞いた事ないけど。てか本当にパートナーなのかよ。

いやでも、アルベドが俺に嘘つく訳ないしな……そもそもなんで招待された事になってるんだ?俺が相談したいって言っただけなんだけど。

 

「ふむ、そういうものなのか。」

 

「はい。準備は宜しいですか?」

 

「ああ、屋敷まではこの蝙蝠が連れてってくれるらしい。……では頼む。」

 

どういう理屈で屋敷まで飛ぶんだろうか。いや、自分の使う魔法の理屈も知らないんだけどさ。

 

俺が蝙蝠に話し掛けると、いつの間にか周囲の景色が変わっていた。

 

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