魔法先生ネギマ! 〜希望の戦士と絶望の薄紅〜   作:新たな決意

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EP-1 トランクスと学園長

(侵入って、僕が今いる場所は彼女の敷地だったのか…取り敢えず敵意はない事だけでもわかってもらわないと)

 

そう思いトランクスは両手を上に上げ降参のポーズをとる。

 

「ほう、潔いな…では質問に答えてもらう。貴様はどうやってこの学園内に侵入した?余程の者でない限り入る事は不可能な筈だ…まさか関西呪術協会の差し金か?」

 

「いっ、いえ、違います。僕は関西なんとか会の差し金とかでは無くて…信じられないかもしれませんが、その…タイムマシンで過去に行こうと思ったら、何故か僕の知っている過去ではなく、この世界で…」

 

トランクスは必死に弁解を続けるが、聞いている彼女は信じられないと言った様子でこちらを見ている。

 

(信じてもらえてないみたいだ…それもそうだよな…タイムマシンを使って過去へ行こうとしたら知らない世界でだなんて…普通に考えて理解できないほうが当たり前だ)

 

トランクスは彼女の様子からそう悟り、この後の事をどうしようか悩んでいた、だが彼女が発した言葉は自分の予想を裏切る事になる。

 

 

「いいだろう、信じてやる。」

 

「えっ!?信じるんですか!?」

 

トランクスはまさか信じると思っていなかったのか驚きの声をあげてしまう。

 

「何だ、信じてほしくないのか。」

 

「いや、そういうわけじゃなくて…なんで信用できるんですか?自分が言うのもなんですが普通なら僕が言ったことは全く理由になってないと思うんですけど…」

 

目の前の彼女にそう疑問をぶつける。

 

「それは『普通』ならの話だろう。貴様は見た限り魔力を持っていない、それに関西呪術協会の存在もさっきの反応から知らないようだった。それに貴様がさっき放出した気…あれは明らかに常人が出していいものではなかった、しかもなんの力も使わずに空を飛んでいる…」

 

彼女は嫌そうな顔をしながら両手を括れにあてそう話す。

 

「そうですか…」(ふうっ、なんとか信じてもらえたようでよかった。それにしても魔力か…この世界にも魔導師バビディの様な輩が存在するのか?……それよりこの後僕はどうなるんだろう。)

 

「じゃあ、僕はこの後どうなるんですか?」

 

「取り敢えず麻帆良学園の学園長に話をさせたいから、学園へ向かうぞ。お前の処遇は学園長のやつが決めてくれる。」

 

「そうですか…分かりました、行きましょう!」

 

 

…………………………

 

 

 

 

「そういえば貴様の名前を聞いていなかったな、名はなんと言うんだ?」(コイツ…!飛ぶスピードを私に合わしているのか、相当な気の使い手らしいな)

 

「そういえば言ってませんでしたね、僕の名前はトランクスです。」

 

「トランクスか…私の名前はエヴァンジェリン・A・K・マグダウェルだ」

 

「エヴァンジェリンさんですね…色々迷惑をかけてすみません…」

 

「気にするな、それより着いたぞ、ここが麻帆良学園だ。さあ中へ入るぞ」

 

そう言って中へ入り学園長室へと案内してもらう。向かう途中で何人かの殺気を受け気がした。

 

「ジジイ、入るぞ」

 

そう言い扉を開ける。開けた先では学園長と思わしき老人に、数人この学園の先生らしき人物と生徒が立っていた。

 

「エヴァンジェリンさん、この方が…」

 

「そうだ、学園長であってるぞ」

 

部屋の空気は重く、老人とエヴァンジェリン以外は皆、トランクスに対して鋭い視線を送っていた。トランクスは自分が完全に侵入者だと疑われている為その事を晴らすべく、学園長に何故侵入してしまったのか話した。

 

「と言うことなんです…」

 

「成程のう…タイムマシンで過去へ行ったと思ったら別の世界へか…不思議じゃのう…そうじゃ!またタイムマシンを使って君の元の世界へ戻ることができるのではないかの?」

 

学園長がそう閃き嬉しそうに質問してきたがトランクスは残念そうに首を横に振る。

 

「何故じゃ?まさか…タイムマシンのエネルギーが足りん…とかか?」

 

「はい、察しが良くて助かります」(母さんがめんどくさがって過去の自分にエネルギーを作るの任せたとか、恥ずかしくていえない…………!そうだ、そういえばエネルギーの作り方を書いた紙をバッグに入れてたんだった!)

 

紙を入れていたことを思い出し背負っていたバッグの中を漁りだす

 

「む…急にどうしたんじゃ?」

 

学園長が不思議そうにバッグを漁る青年を見る。また、彼の唐突の不審な行動にエヴァンジェリン以外の周りの関係者達はいつ攻撃を仕掛けても良い様に、目の前の青年に悟られない様に戦闘準備に入った。だが……

 

 

 

「バッグの中に入っているエネルギーの作り方が書かれた紙を出すだけです。だからそんなに気を荒げなくても大丈夫ですよ。」

 

『!!!!!!!』

 

トランクスとエヴァンジェリン以外はその言葉に少し体を震わせる。

 

(バレていたのか!?) (馬鹿な…殺気は漏れていない、普通だったら気づかない筈…) (かなりの手練れみたいだな)

 

「…ほう、まさか気づいておったとは…驚いたの」

 

「まあ、色々やってましたから…」

 

トランクスが漁りながらそう喋る、そして見つかったのかバッグから手を出し握っていた紙を学園長に見せる。

 

「これです。どうですか、分かりますか?」

 

学園長はジッと出された紙を見つめるが、頭を少し掻いた後一言

 

「全く分からん」

 

「そうですか…」

 

トランクスは悲しそうに下を向くが

 

「ワシはこういった科学技術には疎くてのう、じゃがこの学園に通っている生徒ならわかるかも知れん」

 

「そ、そうですか、ありがとうございます!」

 

「トランクスは目の前にいる学園長に感謝をした。

 

「そうじゃ、君の処遇について話す前に名前を聞かんとの。すっかり忘れていたわい」

 

「そういえば、名前を言ってませんでしたね。僕の名前はトランクスです」

 

「トランクス君か…ワシの名前は近衛近右衛門じゃ、よろしく頼む」

 

「はい、宜しくお願いします、近右衛門さん」

 

トランクスと近右衛門はすっかり打ち解けたようだった。

 

「さて…君の今後についてじゃが、学園の警備をしてもらいたい。勿論給料も出すぞい、それに衣食住もしっかり出す」

 

「えっ!良いんですか!ありがと『ただし』ござ…何ですか…」

 

学園長がトランクスのお礼の言葉を遮りこう告げる。

 

「明後日ワシの孫娘が京都へ修学旅行なんじゃが…関西呪術協会という組織に狙われておっての、詳しい事は話せんが君の力を見込んで護衛を任せたい」

 

「待ってください!何故いきなり会った見ず知らずの青年にお嬢様の護衛を…それにこの方にお嬢様を守れる程の力があるとは私には思えません!」

 

そうトランクスに告げると同時に生徒と思わしき片手に刀を持っていた少女が口を開き抗議する。

 

この場にいる関係者数名は彼女の考えに納得していた。

 

「う〜む…そうじゃのう…彼が少なくとも悪い者ではないというのはわかるが、実力に関してはどの程度あるか知っておきたいからの…刹那、お主がトランクス君の相手をしてもらうが平気かの、トランクス君も少し力試しをしたいんじゃが、大丈夫かの」

 

「僕は大丈夫ですよ」(この子、刹那って言うのか…良い名前だな)

 

「私も平気です」(お嬢様には近づかせんぞ!)

 

 

力試しを行う為、皆外へ移動する。外は冷え時刻はもうすぐ12時を過ぎようとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次もすぐ投稿できるよう頑張ります。
取り敢えず原作は23巻まで読み進めました。
設定など細かいことはまだ理解できてないのでその辺も踏まえて見てもらえると幸いです。
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