【悲報】クソ馬鹿、藍染隊長になる   作:悲しいなぁ@silvie

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ルーキー日刊??ってのに載ったんだって!!
めでてぇなぁ〜!
まぁ、今回俺出てねぇけどな!!


藍染惣右介という死神

あぁ?惣右介のヤツがどんなやったか?

んなもん聞いてどないすんねん。

………まぁ、確かに俺が一番惣右介に近いトコに居ったんは違いないやろけどな。

一言で言うと…エエヤツやった。

確かにアホやったけど人の嫌がる事はせんかったし、何より…人の痛みがわかるヤツやった。

惣右介が裏切った今でも、アイツの裏切りを信じんヤツラが多いんもそのせいや。

かくいう俺も信じとらんしな…あ?虚化までされたのにって?

………それがわからん言うとんねん。

崩玉ってヤツが原因なんやろ?喜助のヤツから聞いとるな。

要は、天才浦原喜助が何年もかけて造ったその崩玉をなんで惣右介が持っとんねんっちゅー話や。

能ある鷹は爪を隠す?ボケ!アイツのアホは筋金入りや!これだけは絶対に演技やないって言い切れるわ!!

絶対に惣右介を唆した黒幕が居る。

せやから…ソイツどつき倒して、惣右介の首根っこ掴んで引き摺ってでも帰るんや。

お前にも手伝って貰うで…()()

 


 

藍染君がどんな死神だったか?

うーん…僕にソレを聞くのかい?僕より詳しい人、いっぱい居るよ?

……一歩引いた意見が欲しい?…なら、少しだけ。

と言っても、僕はあんまり彼と交流があった訳じゃないけどね。

一言で言うと…子供みたいな純粋な死神だったよ。

物怖じしないって言うか…いや、アレは天性のものだろうね。

彼ぐらいだよ、山爺の家に入り浸ってお菓子食べてたの。

本当に無茶苦茶な事ばっかりしててね、山爺の盆栽をクリスマスツリーにしちゃったり雀部さんと一緒に山爺の日本茶を紅茶に入れ替えたり…あれは笑ったなぁ。

うん…僕から見ても、彼は本当に気持ちの良い男だったよ。

彼が来てから、山爺が良く笑うようになってさ…浮竹と一緒に良く言ったもんだよ。

彼はきっと…尸魂界の未来を担う死神になるってさ。

実際は逆になっちゃったけどね。

………山爺がさ、ずっと怖い顔してんだよね。

山爺だけじゃない、殆どの死神がずっと怖い顔してる。

皆…居るかもわからない黒幕の事ばかり話すのさ。

僕?………さて、どうだろうね?

…でも、また山爺が笑ってくれると嬉しいけどね。

その手伝いならいくらでも声かけてよ、旅禍君。

 


 

どうしました?黒崎サン。

藍染サンがどんな人だったか?

いやー…よりにもよってアタシにそれ聞いちゃいます?

………鏡花水月の力は強大っス、それこそアタシらが見聞きしてきた全てが幻であった可能性すらある。

今からアタシの言う事全て…そのことを頭に入れて聞いて下さい。

藍染サンは、護廷の死神全員から好かれるような人でした。

底抜けに明るくて、あの人が笑ってない日なんか見た事もないくらいに何時も笑顔で…まるで日向のような温かい人。

それがアタシの感想です。

アタシは仮面の軍勢の皆さんと一緒に尸魂界を追われた身ですが…それでも、正直に言うと未だに信じられないんスよ…

藍染サンがアタシ達を…護廷十三隊を裏切ったなんて。

ですが、これがもし藍染サンの狙い通りでアタシ達に見せてきた全てが偽りだったとしたら……

アタシ達に、勝ち目なんて無いかもしれません。

………すみませんね、弱気な事言っちゃって。

でも、頭の片隅ぐらいには入れといて下さい。

もし皆さんの言うような黒幕が居なかったとしたら──

藍染惣右介が自身の意志で護廷十三隊の敵になっているのなら、

尸魂界始まって以来の天才と呼ばれた死神と、闘う覚悟をしてください。

………………あの裏切りの宣言があった時に、藍染サンは鬼道で狛村隊長と黒崎サンを退けました。

アタシの知る限り──いえ、あの場の全員が驚いていた以上、間違いなく藍染惣右介という死神は鬼道を使えませんでした。

つまり………本当にアタシ達は、あの人の事を何も知らなかったんでしょう。

すみません黒崎サン…こんな内輪揉めに貴方を巻き込んでしまって。

へ…?ふふ、そうっスね…確かに、全部嘘とは限りませんね。

出来るなら……またあの人と一緒に茶屋巡りでもしたいっスね。

 


 

…………旅禍の少年か。

此度は見苦しいものを見せた、皆の代わりに詫びよう。

……惣右介の事を?

…………………惣右介は、儂の希望じゃった。

儂も、長次郎も─実の子のように可愛がったものよ。

人の想いを汲み、共に笑い、共に泣き、共に怒る事の出来る子じゃった。

いつか…いつの日かこの総隊長の座を渡そうと想うていた。

しかし、今はもう護廷の敵。

旅禍の少年よ──お主が闘う必要は無い。

これは我等死神の問題、惣右介は………

藍染惣右介は儂が斬る。

一死以て大悪を誅す、それこそが護廷十三隊の意気じゃ。

皆…覚悟の上じゃ。

 


 

藍染様の事を?

ふん、大方浦原喜助にでも聞いてこいと言われたか?

……闘うかも知れない相手の事を知りたい?

ふざけるな!!貴様!次に藍染様に刃を向けると宣ってみろ!その首斬り落とすぞ!

藍染様は正体不明の敵に操られておられるに違い無いのだ!

下らん事を言っている暇があるなら少しは鍛錬でもしたらどうだ!?

なに…?夜一様が?

……………それを早く言え馬鹿者!!

藍染様は、素晴らしい死神だ。

中央霊術院を卒業後すぐに護廷に入隊された藍染様はたった8年で五番隊の三席にまで登り詰められた。

更に、この時点で既に隊長格並の霊圧を持たれていたのだ。

しかし!勤勉で驕りを知らぬ藍染様はそれに胡座をかかず私如きに頭を下げて教えを請われた。

その天性の才により僅か5年で隠密機動の技術を修められた藍染様は五番隊の副隊長に就任され、瞬神と呼ばれる夜一様すらも凌ぐ瞬歩と白打の腕前から拳神と崇められた程だ。

そして──何者かの手によって濡れ衣を着せられた浦原喜助らと共に夜一様が追放され途方に暮れていた私に寄り添って下さった、誰よりも優しき方だ。

藍染様は愚かにも夜一様を憎もうとしていた私を叱咤し、共に夜一様の汚名を(すす)ごうと百年間憎き敵を探し続けて下さった!

……恐らく、今回藍染様を(かどわ)かした市丸に東仙─奴らもその敵の一味であろう。

誰よりも優しく、思慮深い藍染様は私が一人で暴走せぬようにと敵の尻尾を掴んだ折に一人で向かわれたに違い無い……

旅禍!貴様如きに期待などしない…が、少しでも力をつけておけ。

敵は藍染様ですら不覚をとる程の相手だ…

待っていて下さい藍染様……必ず、必ずやこの砕蜂が助けに参ります!

今度こそ…今度こそ!!私はあの時とは違うのだ!!強さも!立場も有る、今の私は──もう、泣き喚くだけでは無い!

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