第1話 目覚め
ここは…?
俺は確か登校中でチャリこいでるはずだが…鍵をとって、チャリに乗って…そして家を出た筈だ。
…そっか、だんだん思い出した。トラックが減速なしに突っ込んできたから…交通事故にあったのかもしれない。
トラックがぶつかってきて、流石にあのような速度なら助かる望みは薄いと思う。
最近のラノベじゃあるまいし、トラック転生とかだったらマジで笑える。
…
笑えないんだが……??
でもまあわかってる。現実逃避っていうやつだ。…全く、ラノベで笑ってるあの頃が懐かしい。
もう死んだんだし、全ては過ぎたことだ…なんて言うこともできる。でもどうだ?家族と友人…どう思うだろうか。そしてよくあるドラマのように学校の机の上に花瓶が置かれるかな?…はぁ
全くここはどこだ?暗いし静かだし。心臓の鼓動が感じられるから一応生きてはいると思うが。
しばらく経つと、視界が急に明るくなっていく…!
ご都合主義かな?
「ねえ、あなた、この子の名前を何にする?」
「そうだな…前から考えた…『クィネラ』にしよう。」
「いい名前ね」
っは!?
思わずもう一回思考停止するとこだった…!
衝撃で何もかもがかけらもなくどっかに吹き飛んでしまった。
赤ちゃんだもんね、そりゃお腹の中だから暗いもんね
待って、いまなんつった…?クィネラって言ってなかった…?
え…クィネラ
…アドミニストレータ!?
いやいや…それを決めるのはいささか早いだろう。
っていうかマジで転生したのか?今更『はいー!ドッキリでしたー!』なんてやめてくれよ?
…いや、やっぱりドッキリであってほしい。
転生は自分がさっき事故からその可能性を考えたけど…それでも病院の一室で横になっていることに信じたかった。
これも普段からラノベ読みすぎたせいかもしれない…
そういえばクィネラって…もし自分が知っているクィネラだったら大変なことになる。
なぜかというと、クィネラはSAOというラノベの中で、アリシゼーション編のラスボスだからだ。最後はキモイオッサンっていうか、チュデルキンと共に生きたまま燃やされる。
でもそれが一番の問題じゃない。そう、死ぬことが一番の問題ではないのだ。今は赤ちゃんとしたら、本作開始まで後350年以上ある。正直ふざけんなって言いたい。普通に発狂もの。
確か政府が真のAIを作るという目的から実験としてリアル世界を上位という意味でこの
話の流れとしては、主人公キリトが筋肉弛緩剤を打たれて、かろうじて命を繋ぎ止めたが、脳にダメージを負って昏睡状態になり、脳を活性化するためにこの世界にダイブする…という話なんだけど
その本編まで後350年もあるんだけど???
文明シミュレーションという関係上、リアルの人たちは大人しく何百年も待てるわけではないので、当然加速機能がついている。
もちろん内部からの干渉は基本無理。干渉ができたとしてもおそらく脱出なんて無理。…そもそもリアルワールドでの肉体ないから脱出できたとしても電脳世界で生きられるかは怪しい。
意識は0と1としてパソコンにプログラムという状態ではないので。
そういえば自分の意識があるからクィネラの人格とかはないのか…?
なんか寂しくなっちゃうな。
…………はぁ…ま、どうせ今なんもできないから、考えるのを諦めるわ。
…おやすみなさい…待って、今思ったんだけど、クィネラって確か女性だよね…?つまりえ、
…
眠かったのか、ショックで負荷をかけてしまったのか、意識が沈んでいく…
「あら、この子元気ないわね…おっぱいあげたほうがいいかしら?」
「生まれてきた赤ちゃんは成長に必要な神聖力を大量に含む母乳がよく飲むと聞く」
「そうよねーはいどうぞー」
…!?あっちょまっ*%-@¥#*%@¥
「あなたーこの子飲んでくれないのよ…どうしてかしら?」
「ふむ…まあ…飲まないなら、別のもので代用できるが、やはり母乳の方が神聖力の吸収効率が良い。別にお腹が空くと、自然に飲むだろう」
「そういうことね。お腹ってすかないとだれだって、食べないもの。私ってうっかりしたわ」
めっちゃお腹空いてるよ!!でもおっ○いは勘弁して!男子高校生にとっては刺激が強すぎる…っていうか今の流れだと、牛乳とかでいいのか?よかったぁ…
「じゃあ、少し待ってからおっぱいあげてみようかしら…?」
ノォォォォォオオオ!?
がんばれ少年、がんばれクィネラ!お前ならできる!さあ…!逝ってこい!
……南無
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