転生したら肉体が消えたことについて   作:さちは

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第10話 拾い物

 さて参りました〜こちらダークテリトリーですー

 

 いやーこれは可哀想すぎる。

 

 実に言うと、今かなり精神が参ってる。ゴブリンやオークとか、戦ってるもん。血まみれだもん。殺されてる者の悲鳴が酷いもん…

 

 地獄か?って言いたくなる。

 

 一方で暗黒界人は同族で殺し合いしてない分、他のところと比べてみてもマシ程度しか感じない。

 

 だって明らかにに顔色が悪いし。

 

 そもそもダークテリトリーでは作物がうまく育たない設定になってるから、外部で干渉しない限り改善できないだろう。

 

 っていうか、外部からでも細かい設定ができるとは思えないなー実際にこの世界のことを詳しく調査したいならば、運営用のキャラでダイブしなきゃいけないし。

 

 改めてこのダークテリトリーの悲惨さを思い知らせられるが、安易に助けることもできない。

 

 原作から逸れてしまえば、覚醒するキャラが覚醒しなかったり。そもそも主要キャラが生まれてこなかったりする危険がある。

 

 それは何よりも避けたいことで、あのキャラたちを実物で見てみたいという考えが一番強い。

 

 

 だからそんな目をしないでくれ…心が痛いよ…

 

 

 

 ……帰るか

 

 

 

 

 

 

 「……助けて…」

 

 

 ……

 

 「……うぐっ…かはっ。」

 

 

 …………

 

 

 はぁ…

 

 今周り誰もいないし…

 

 ……助けても原作に影響しないよね?

 

 考えが決めればあとは速い。

 

 直ぐに貯蔵結晶を取り出して、治癒術をかけた。

 

 でも、なんでここで死にそうになってんだ?ここは周りには誰もいない荒野なのになんで女の子がここに蹲っているのだ…?

 

 「どうしたの?」

 

 だから聞いてみることにした

 

 

 「……体が…治ってる…?」

 

 「もうどこも痛くない?」

 

 「…痛く…ない」

 

 「よかったね…」

 

 「それでなんでこんなところにいるのか教えてもいい…?」

 

 「は、い…」

 

 「わたしはみんなと違くて…肌が白いから、作物がうまく育てなかったのも、全部私のせいなの!」

 

 「もう誰にも迷惑をかけないように、一人で抜け出して…!」

 

 「だから…!」

 

 「…がんばったね」ヨシヨシ

 

 「…うぅ…ぁぁあぁ…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 全く俺は一体何やってんだ…

 

 

 その後、女の子はクラミティという名前だということを知った。

 

 全く災いとか笑えない。

 

 カセドラルに連れて戻ったんだけど、元いた場所に戻りたいかって聞いたら泣きそうな顔で見られたから、はぁ…

 

 

 親に「女の子連れてきた」っいえば『???』って顔をするでしょ…

 

 そして最も重要なことは、私こと最高司祭が暗黒界人を助けた、っていうことをバレるわけにはいかないのだ…!

 

 

 別に俺はタダで助けたわけではない。

 

 チュデルキンって知ってるか?

 

 アレは絶対ない…想像しただけで鳥肌が立つブルブル…

 

 原作を完全に破壊してもアレと…うぇええ…待って吐きそう

 

 だから代わりになる人材を探していきたいけど、いいタイミングだ。

 

 容貌良し!性格良し!しかもかわいい女の子…!さらに頭もいいときた。予想以j…ごほん、予定通りだ。

 

 だが神聖術とかの知識が足りないから、教える必要がある。

 

 よって最高司祭自らの授業…期待してくれよ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 才能が怖いんだが…??

 

 

 

 

 まあ…流石にこのチートボディーほどじゃない。ふふん

 

 だが、もし俺が一切努力を諦めてしまったら、越えられる可能性が全然ある。

 

 だがそんな未来が訪れるわけがないのだ!俺が諦めない限り!…まあ今は眠いからちょっと休むわ。zzz…

 

 

 

 

 

 

 ……さまクィネラさま目を覚ましてください!

 

 ぅーん…あと5分…

 

 ん?このカセドラルの最上階なんて自分以外に誰かいたっけ?

 

 はっ!?クラミティを忘れてた…!

 

 「おはよう」

 

 「おはようございます…それであの…」

 

 ぐぎゅぅぅう

 

 「す、すいません…!」

 

 うわーお腹空かせてるよ…ほんと誰のせいだよ…!俺だクソが…

 

 すっかり人が食べ物を食べないといけないことを忘れてしまったよ…!

 

 実験中お腹が空いて、わざわざ食事するにも時間がかけないように、貯蔵結晶で代用した。

 

 そもそもこの世界では、神聖力の摂取が必要で、食欲を表す飽食度は神聖術でどうにもなる。

 

 よってそもそもこのカセドラルには一切食べ物が置いていないのだ。

 

 

 あーあー可哀想に

 

 よし、とびっきり神聖力を含んだ食物を振舞っていこう!

 

 丸々第一世代の貯蔵結晶分の神聖力を使った茶碗蒸しを生成する…!

 

 ちなみに町の街道やあらゆる建造物の屋根に太陽光パネルを敷設してある…!…自分が夜にこっそりやってやった。

 

 ま、まあ…それも必要なことだし、なんとほぼ二週間で第一世代の結晶一個分の神聖力を回収できたのだ…!

 

 「え…?何もない場所から…!」

 

 「茶碗蒸しというやつです。お腹を空かせているでしょう。食べていいですよ。」

 

 「す、すいません…!でも本当にいいんですか…?」

 

 「もちろん」

 

 「では…」

 

 「はむっ…!」

 

 ガリッ

 

 「硬っ…!」

 

 

 …ブロパティ

 

 優先度:35

 

 この世界は優先度が高ければ硬度が増すのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 …すまん

 

 




 投稿時間ミスったぁぁぁあああ!!!

 …今から取り消してもアレなので…
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