転生したら肉体が消えたことについて   作:さちは

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※前話の
 「コード831を解いた」を
 「自分の中の何かと太く繋がった」へ修正しました


第12話 対面

 

 

 ここは…?

 

白い空間にぽつんと一人

 

 どこだ…?

 

 

ー世界が歪むー

 

周りの空間がさまざまな色やものが浮かんでは消える。

 

 

 なんだこれは…ちょっと気持ち悪い…

 

 

ーそして周りの景色は落ち着いていく

 

 

 ここ…夢か…

 

 今更前世のことを思い出すのか?まったく…

 

 

8歳ぐらいの男の子がその小さな手で懸命に先生の指導でバイオリンを引いていた。

 

 はは…懐かしいな…その後すぐにやめたっけ

 

 

場面が切り替わる

 

帰り道

 

男の子がまるで金縛りにあったように、その場から一歩も動けない。

 

しかし、前に並ぶ二人の人影ー男の子の両親だろうか?ーが男の子から遠ざけていく。

 

男の子が必死に声を出そうと、叫んでいたが、なぜか声が一切出すことはなかった。

 

日が落ちて、辺りがだんだん暗くなっていく…

 

 

 この夢も懐かしいな…

 

 実際こんなことは起こっていない。

 

 

また画面が変わった

 

 全く今度はなんだ…?

 

 

砂漠のど真ん中、1人で立っていた少年が…

 

突然と空に飛ばされていった。

 

だが少年は糸を使い、自由に空を飛んでいた。

 

しかし暫く経つと白い糸は鈍い金属光沢を帯びた針金へ少しづつ変わっていた。

 

それと共に、コントロールしているはずの糸はそれと共に操作できなくなっていく。

 

そして少年は針金に完全に飲み込まれてしまった。

 

 

 わかるーこういう夢に関しては意味わかんないよねー

 

 

 

 

 「こんにちは」

 

 ん?誰だ?

 

 「あなたはわたし」

 

 じゃあ

 

 「わたしはあなた」

 

 「え?なんでわかったのよ…!」

 

 よく考えたら分かるっしょ

 

 やだなーテンプレ臭がプンプンするー

 

 「じゃ、じゃあわたしはどう言った存在かわかってる?」

 

 「クィネラでしょ?」

 

 全く…今じゃあ絶対そうなるでしょう…

 

 向かい合うクィネラとクィネラ

 

 しかも一度人工ライトキューブの中身を全部魂にぶちこんだからねー

 

 もう心当たりしかないわ

 

 そしてこの後の話は予想すると大体融合か分離のどっちか

 

 「融合と分離どっちがいい?」

 

 「あなたは一体何言ってるのよ!」

 

 あちゃー違ったかー

 

 そしてこの受け答えからはどうやら自意識はアドミニストレータじゃなくて、クィネラの方らしい。

 

 確定出来ないけど。

 

 大体予想としては親が死にそうになったことで、魂らしいものとこのライトキューブが繋がったでしょう。

 

 あでも

 

 「体は譲らないからね!」

 

 とりあえず言っておく

 

 これから俺の計画のためにはもっといろんなことをやる必要があるからね。彼女の人格のままにやるとヤバそうな事態になる気がする。

 

 「は、はぁ?」

 

 「それじゃ、またどこかで会いましょう」

 

 「っていうかわたしのセリフ奪わないでよ…!!」

 

 世界の色が薄くなっていく

 

 「どうやら時間切れのようですね」

 

 「だから!こっちのセリフ!!」

 

 

 体か…譲る譲らない以前の問題で、そもそもクィネラの精神原型を俺の魂にぶちこんちまったからな…

 

 そうなったらもう結構前から融合したことになるな。

 

 融合っていうか、俺の仮面としてのものがクィネラになるのだけど…

 

 そうじゃないと俺の記憶はなぜ彼女にもあるのかは説明つかないし

 

 

 まあ、要するにキャラ作りだ。クィネラを演じるようなもの。

 

 それで夢だからこういう自分と会話する事ができるようになるかもしれない…知らんけど

 

 現実で自分が自分と会話するのは…まあ、可哀想な人だと思われるでしょう。

 

 

 

 ただ、実験するのも、起きてからで…

 

 後、他の領主たちとも話し合いしなきゃ…

 

 まって、あのクレーターもどうにか…埋める?

 

 はーやる事が多すぎる…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 んー!!よく寝た…!!

 

 

 ここは…自分の寝室?

 

 誰だろう…自分をこんなカセドラル最上階まで連れてこられたのは…

 

 そうそう!忘れないように夢のことをノートに速く書き写さなきゃな。

 

 

 

 

 よし!終わった!

 

 全く…なんで主人公たちは夢でのことをすぐに忘れるのだろう…これからの重要なヒントかもしれないのに…

 

 

 それで俺を運んだのは、クラミティか?

 

 この最上階は俺と彼女しか来れないからね。

 

 「クィネラ様、お目覚めになりましたか。」

 

 「クラミティおはよう」

 

 「おはようございます」

 

 「ん?なんでクラミティの服が少し切れている?」

 

 「えっと…クィネラ様を追うようについていったら、コソコソと何者かがカセドラル入り口でうろうろしてましたから…」

 

 「大丈夫だった?」

 

 「はい!いきなり飛びかかってきたのはびっくりしましたけど、教えられた知識でうまく撃退することができました!」

 

 「よく頑張ったね!」

 

 「それでその人は…?」

 

 「…えっと、申し訳ません、飛びかかってきて、切磋のことですから、そのまま心臓に一突き…」

 

 「クラミティが無事なら、それでいいよ」

 

 「ただ、これからはなるべく命を取らずに無力化する様に。もちろん自分の安全を確保してからね。」

 

 「はい!わかりました!」

 

 

 

 

 そういえば自分は初めて人を殺しちゃったね…はは…はぁ

 

 全て守るために必要な犠牲だ…あの状況下でそうする他がなかった。

 

 

 …

 

 

 

 

 

 「クィネラ様、クィネラ様とお話がしたいと、他領の使者が参りました。」

 

 「それよりも、顔色が良くないのですが…」

 

 「大丈夫、しばらくお待ちをって伝えてきて。」

 

 「わかりました」

 

 

 300年…いよいよ始まった気がする。

 

 あー長いな…

 

 




 シリアスはここまで。夢は一切本編と関係ありません。ただの雰囲気作りです。



 誤字脱字がひどい…どうしよ…アドバイスとかほしい

アドミニストレータの愛称について

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