転生したら肉体が消えたことについて   作:さちは

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第3話 神聖術

 皆さんこんにちはクィネラです。一歳になりました。

 

 なんと!歩けるようになったのです!!両親はとても喜んでくれました!

 

 …なんというか…屈辱を感じる。考えてみろ!高校生のはずなのに歩いたら、『わあ!すごい!もうクィネラ様が1人で歩けるようになったのですか!?』って村人に喜びな目で見られるのをな!!

 

 外見だけ見ればただの美幼女だ。ただってなんなのかは知らんが。っていうか幼女の定義ってなんなのだ…?

 

 そうそう、考え事とかでずっと同じ場所でじっとして動いていなかったのがまずかったのか、めっちゃ心配されてたっけ…こんなやつが中身なのはほんとに今の親に申し訳ない。

 

 

 

 そもそも、一歳になったからと言って、別に何かできるわけでもないしなー

 

 ……そうだ!どうせ神聖術を学ぶし、今はみんなに隠して、少し練習しようかな?

 

 

 アンダーワールド人は命令や約束などに歯向かうことができないって聞くけど、果たして自分には効くのか…?意識は自分だから効かないと思うんだけどなー

 

 いやウソ、ちょっと効いた。言われたことに対して、一応歯向かうことができたけど、なんとなく気味悪さを感じて、少なくとも自分から進んでしようとは思えない。

 

 あれ?これ普通に罪悪感じゃね?

 

 

 そ、そんなことは置いといて、神聖術だ!いきなり火とかぶっ込んだらそれはもう危ないので、光にした。

 

 確か

 

 「しすてむこーる じぇねれーと・るみなす・えれめんと…!」

 

 …

 

 「しすてむこーる じぇねれーと・るみなす・えれめんと…!」

 

 ……

 

 

 

 なんでだぁあ!!

 どうして…!一歳だからか!?術式間違ったのか?舌足らずなのか…!

 

 

 ここで挫折を受けるとは思わなかったよ…くせう、だうしてかうなつた

 

 いや…せっかく転生したのですし、俺は諦めない!できるまでな!

 

 

 

 

 

 よく考えると、もしかして声量がいけなかったのか?あ…いや、もしかしてイメージしなければ完成できないのか?やってみる価値があるな。

 

 …声量のせいだったら、みんなに気づかれて、めんどくさいことが起きるから、そうなったらしばらく神聖術の練習はできないことになるけど…

 

 

 イメージ…人差し指の指先から1センチ浮かんだ直径2センチぐらいの光る球体…よし、いける!

 

 「しすてむこーる じぇねれーと・るみなす・えれめんと!」

 

 ぽわー・・・

 

 

 できたー!一瞬で消えたけど、できたぞ!!よっしゃー!

 

 っていうか制御意外とむずくない?前世で言うと二桁×一桁の算数レベルかな?いや…そうでもないか。まあ、この調子で頑張るぞ!!

 

 「クィネラー!ご飯できたわよ!」

 

 「はーい!すぐいくー!」

 

 うん、飯大事

 

 

 そういえば、初めて喋る時はうっかりしちゃったんだよね。当時の情景はこちら

 

 

 

 「クィネラ、これとこれ、どっち食べたい?」

 

 「おれ、こっちたべたい」

 

 「こっちね…ん?喋ったわぁ!?ねえ!あなた!クィネラがしゃべったのよ!!」

 

 「頭がいいことは前から気づいたけど、まさかこれほどとは…」

 

 「でもクィネラ、せっかくかわいいのだからこれからは男の子みたいな言葉を使わない!わかった?」

 

 「……はい」

 

 

 これでもう言葉遣いに制限がかかったかも…

 

 一応転生者かどうか分からないけど、命令とかは効かないんだよね…

 

 でも今の体に引っ張れてるかどうか分からないけど、約束を破るに対して忌避感があって、なんというか、罪悪感をそのまま100倍したような感じ?

 

 少なくとも自分から約束を破りに行きたくない。

 

 はぁ…頑張るか

 




原作破壊はある程度物語が進んでからで。そもそも原作通りに進めるわけがないじゃんけ
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