転生したら肉体が消えたことについて   作:さちは

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第5話 命を奪う覚悟

 やあ!みんな!俺だ!……ボケは無理です…ゆるして…

 

 とりあえず天職もらって、神聖術の研究を始めるのだが…何せ前世持ちなもんで…しかも頭脳チートで記憶の劣化を悩まなくてもいいし…何やるんだろうね?

 

 

 

 ……いや…わかってる。原作は動物狩ってレベル上げてた。でも果たして普通の日本高校生なんて…生き物を…命を…奪えるのか…?

 

 もちろん動的ユニットとして、ただのシステムの一部分として見なすことができるだろう。

 

 でも果たしてそれでいいのか?問題の先延ばしじゃなくて…?これからはフラクトライトの実験もするのに…?

 

 

 

 …ああ、怖いな…

 

 そもそも自分は何でも原作を再現しなくてもいいんじゃ…?

 

 

 

 

 でも見たい…そう!俺は見たいんだ!!主人公キリトを!そしてアスナ…!シノン…!

 

 せっかくこの世界に転生したから…!何かを絶対にやり遂げたい!!努力をしない腐った前世と違って!

 

 そして当然のことだが…前世の親にも親孝行っていうやつをしてみたい…!

 

 でももう戻る可能性は薄いだろう…だが!そもそもこの世界に『自分』という異物を混ざってる以上、必ず原作と何か違ってるだろう。

 

 ユージオを助けたい…そのために力が必要だろう。そもそも転生者は自分だけとは限らない…どのみちやるしかない…!

 

 

 

 

 

 先伸ばしてもあれなので…親に隠れて今夜だ!

 

 

 

 

 

 …やっぱやめようかな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 …体調よし眠さよし…行くか

 

 

 

 

 

 

丸い月が空に高く登っており、まるで旅立つ勇者を祝福する様に、静かに青白い光を大地に照らしている。

 

 

森の中で薄い紫の髪を持っている幼い女の子が1人で歩いていて、顔に浮かぶ決意を満ちた表情からは迷子ではないと示していた。

 

 

その時、前の草むらがゴソゴソと音を立てて揺れていた。可愛らしい女の子は警戒する様にすぐさまその薄紫の瞳を音を立てているものに向ける。

 

リスのような小動物だった。どうやら食べ物を土に埋める習性らしく、音を立てていたのはそのためだ。

 

互いに一瞬フリーズしたように固まったあと、先に動いたのはリスもどきだ。しかし女の子はすぐに

 

 「システムコール!ジェネレート・サーマル・エレメント!

フォーム・エレメント、アロー・シェイプ!

フライ・ストレート!ディスチャージ!!」

 

と素早く神聖術を完成させ、炎の槍を射出した。森の中で熱素を使うのは正気じゃない。森を燃やすつもりだろうか?

 

いや違う、何せ人生で初めて自分の手で命を奪うのだ…!蚊とかの虫はカウントされてないのはご愛嬌

 

普段神聖術をたくさん練習していたため、問題なく命中し、一撃で仮の命を刈り取った。

 

女の子は呆然と消えかかっている小動物のところを見つめていた。熱素を使っているため少し経つとかけらもなく消えてしまった。

 

それでも一瞬小動物の怯えの感情…生々しいリアルさは確かに感じ取れたのだ…!

 

命を奪う覚悟は決まった…だがそれでも実際にこの手でやるのは少し違うだろう。

 

女の子の表情は、具合が悪そうで、悲しくて、いろんな感情が渦巻いていた。

 

もともと試しにきたのだろう…最後のカケラが消えて、しばらく経つと、それに背向け、帰っていった。

 

森の木々によって月の光が遮られて、暗さで女の子の表情は、よく見えなかった。

 

 

 

 

 

 




三人称で書いてみた。むずい
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